先に生まれただけの僕｜感想

感想 -Impressions-

最終話 感想

加賀谷から、校長を続けるなら転籍するようにと迫られた鳴海先生は会社に戻らず転籍するという選択をしました。

婚約解消しようと言い出した聡子にも自分の気持ちを伝え指輪を渡し、一件落着。もっと早く聡子の気持ちに気付いてケアしてあげてたら良かったのに…とは思うものの、まあ、自分のことで精いっぱいで余裕がなかったんでしょうね。

ちひろ先生は、鳴海先生への気持ちを打ち明けることもないまま、聡子と鳴海先生を応援することに…。ちょっと切なかったけど、鳴海先生はちひろ先生のこと全くなんとも思ってなかったからしょうがないね。例え気持ちを伝えていたとしても鳴海先生の気持ちは変わらなかっただろうし…。

最初は校長になったことに鳴海先生は戸惑っていましたが、今ではもう立派な校長先生。あんな校長先生がいる学校なら大丈夫でしょう。生徒だけじゃなく、先生たちにとってもあの人が校長になってくれたことはプラスでしかないですよね。

学校生活で悩むのは生徒だけじゃなく、先生たちだってそう。その悩みを打ち明けられる環境があるってすごく素敵なことだと思います。鳴海先生なら、一緒に解決策を考えてくれそうだし…。

副校長の柏木先生が良かったな～。聡子が婚約解消を言い出したこと、もしかしたら鳴海先生が校長をやめるかもしれないと聞かされた時、本当に辛そうだったし、それでも鳴海先生のことを考えてアドバイスしてあげてたのが泣けた…。

それも鳴海先生が学校や先生、生徒たちのことを一生懸命考えてきたからこそですよね。

悪い気っていうのも人を巻き込んでしまうけど、やる気や良い気も人を巻き込むんだよなあって思いました。真摯に向き合う人に周りも影響されてどんどん関係が良くなっていくっていうことはよくあるし。

その逆もそう。だからこそ、気をつけなきゃいけないんですよね。

生徒たちも先生たちの頑張りを見て手伝おうっていう気持ちになってくれたわけだし。

私も、周りを良い意味で変えられるような人間になりたいなあ。

第9話 感想

鳴海先生は校長としては良い先生かもしれない。今までやったこともない業界での仕事にあんなに一生懸命向き合えて、学校経営のことだけじゃなく、生徒たちのこともちゃんと考えられる良い先生。仕事はできる人なんだと思う。

でも人として、男性としての余裕は全く感じられないんだよね。彼女が何を考えているのか、彼女がどんなことで悩んでいるのか、そういうことにはあまり興味がないし、何かっていうと「彼女は大丈夫です」って答える。

忙しくて会えないのは仕方ない。ただ電話して「何か困ったことはない？」とか「仕事はどう？」とか、相手のことを気にかけてるよって伝わるような言葉をかけるだけでも全然違うのに。

そもそもちひろ先生と食事へ行く時間があるのなら彼女を誘えばいいのに。鳴海先生のことだから、食事をしながら学校のことを話し合えるっていう考えなんだろうけど…。

別れを切り出されなきゃ彼女の変化に気付けないのかな？何となく今日はいつもと違うな、何かあったのかなとか考えないのかな？鈍感なのかな。

婚約者とうまくいってない時に後藤田さんみたいに気にかけてくれる人がいたら気持ち揺らぐかもしれないね。

次回予告ではその後藤田さんが京明館の校長になるのか？！みたいなやり取りがありましたけど…。

加賀谷は専務でしょ？なんであんなに自分の思い通りの人事ができるの？公私混同しすぎでしょ。職権乱用でしょ。

自分が鳴海を京明館の校長にしたくせに、自分の娘が行きたがってるから今度は外す？！自分勝手過ぎて呆れるわ～。

次回最終回のようです。

鳴海先生、どうするんだろう。聡子ちゃんは本当に鳴海先生と別れるのかなあ？

第8話 感想

今回は、将棋に夢中で成績が落ち、学校をやめてもいいと言い出す生徒が現れて…。ちひろ先生も鳴海先生も、生徒の気持ち、生徒の将来を一生懸命考えて、21歳まではプロ棋士を目指し、無理だったら諦めて大学へ通うという約束をさせました。そして学校はやめないこと。辞めない方がいいと思う。

このドラマ観てるといつも思うけど、あんなに真剣に考えてくれる先生、いいなあ。

ただ、親の立場だったら心配だろうなあと思いました。いくらアマチュア5段とはいっても、プロとなると上にあがっていける人なんて僅かですからね。夢があるって幸せなことだし、いいことなんだけど、親だったらいろいろ心配しちゃうのもしょうがないし…。でも応援してくれることになって良かった。お父さんが夢のある息子を羨ましく思うっていう気持ちもわからなくはないですね。

私も夢がある若者見てると「キラキラしてていいなあ」って思うもん。たまに「高校生に戻れたとしたら自分は何の職業を目標に頑張るかなあ」って考えたりもします。もう戻ることなんてないんだけど…。

冒頭の方で親が学校に乗り込んできた場合のマニュアルを見ていた時、鳴海先生役の櫻井さん、ちょっとニヤけてませんでした？！風間杜夫さんの「じゃあさ、じゃあさ！」ってふくれっ面する演技見て…。風間杜夫さんの演技、面白い時ありますよね。聡子ちゃんと話してる時とか特に…。

今回は高嶋政伸さんも面白かったな。何で綾野先生に相談するのかわからないけど…。

そして聡子ちゃんは会社の人から告白されました。鳴海先生は知らないんだよね。

今の鳴海先生は学校のことで頭がいっぱいで、聡子ちゃんの話なんて全然聞かないですからね…。いつだって自分の話ばっかり。仕事が大変だっていうのはわかってるけど、あれは辛いなあ。意外と余裕がない人だったのねえ。

そんなことじゃ聡子ちゃんはほかの人にとられちゃうよ。

また加賀谷が鳴海を追い出そうと画策してますよ。どんだけ私情を挟むんだよ～。

第7話 感想

自分が高校生だったら、卒業してすぐ結婚でもいいじゃんって思うかもしれないけれど、大人になってしまった今、学生時代よりわかることも増えてきた今なら、ちひろ先生の言うことが正しいと思う。

「頼るんじゃなく、彼に何かあった時あなたが支えられるように」これは説得力があった。

卒業後すぐに結婚したとしても彼女が先々後悔するかどうかなんてわからない。後悔なんてしないかもしれない。

卒業後すぐ結婚せず大学へ進学したとして、もしかしたらそちらの選択をしたことを後悔することもあるのかもしれない。こればかりはわからないんですよね。

でも先生たちが心配する気持ちもわかる。彼女に、先生たちの思いは通じたんだろうか。

私が高校生の頃、卒業したら結婚しますと言っても、あんなに一生懸命考えてくれる先生はいなかっただろうなあ。

正直、杉山先生が言ったように、卒業後に生徒たちがどんな道を選ぼうと教師には関係ないもんね。それが本音だと思う。

まあ、三田さんの場合はとても優秀な生徒だから話は別なのかもしれないけど…。

今回は、鳴海先生が直接加賀谷からネチネチ責められることはなかったけれど、聡子との仲を壊そうと画策してました。鳴海先生は知りませんけどね。

今の鳴海先生にとって聡子ちゃんってどういう存在なんだろう？次回、後藤田が本気で口説きにかかるようだけど、もしも聡子ちゃんが後藤田を選んだとしたら、鳴海先生は傷つくのかな？

仕事が大変なのはわかるけど、もう少し聡子ちゃんの気持ちも考えてあげないと、気遣ってあげないと…。

聡子ちゃんを気遣ってあげてるようには見えない。ちひろ先生をご飯に誘うくらいなら、聡子ちゃんに電話してあげるとか一緒にご飯を食べるとかした方がいいと思うけどなあ。忙しくて時間がないのならなおさら。

一番最悪なのは、聡子ちゃんが寂しい想いをしているのに気づいてもいないってことだねえ。

奪われちゃいますよ～。

第6話 感想

生徒たちの意識も変わってきて、学校説明会でも鳴海先生の真摯な態度が生徒やお母さんたちの心を動かせたようです。

郷原先生ってホンット、バカよねえ。鳴海先生だから辞めなくて済むのに裏切って足を引っ張ろうとするなんて…。最低だ。

反省して今までのこと謝罪するんだろうか？あの先生、ずるそうだから黙ってそうだな。

ちひろ先生、鳴海先生のこと完全に好きになっちゃいましたね。島津先生との仲を誤解されたくない一心で何も聞かされてないのに「ただもんじゃ食べに行っただけですから！！」って必死に言い訳しちゃうし…。ちょっと可愛い☆

聡子の勘は当たったな。鳴海先生本人は全く気付いてもないですが…。気付いたらどうするんだろう。聡子より、今の自分の立場や状況をわかってくれるちひろ先生に気持ちが傾いたりするんだろうか。もしそうなら聡子がかわいそうかも。

加賀谷は今週も相変わらずゲスかった。秘書が検事の娘とわかってびびってましたけど…。あれ、ほんとかな？

あの秘書も大変だね。尊敬出来ない上司と仕事するって本当に大変そう。

その加賀谷の娘まで京明館高校に行きたいと言い出しました。さてどうする？！めちゃくちゃ反対するんだろうなあ。娘は父親なんて関係ないって言ってましたがどうなる？

鳴海に対してのイライラがますます加速しそうです。

次は、聡子と別れさせようと画策するようです。聡子と別れさせてダメージを与えようとしてんの？本当に浅はかだ。

でももうさすがに郷原先生も協力しないんじゃないかなあ？学校説明会で少し意識も変わったようだし…。

ただ、鳴海先生に対する聡子の不満はたまっていくかも。デートもろくに出来ないし、聡子の近況を聞く前に自分の話ばかりしちゃいそうだし。

加賀谷が何もしなくても、鳴海先生がフラれるっていうパターンはあるかもしれません。

第5話 感想

自分たちの学校をアピールするために一生懸命になっている生徒たちを見て感動しました。習字のパフォーマンスも涙が出た。ちひろ先生もやっぱり素敵だな☆

あれだけ新しい教育方針に反対していた杉山先生と河原崎先生もあっさり寝返った！生徒たちも喜んでたみたいだし、そういう生徒を見てたら先生たちのやる気も上がってくるんじゃないかなあ。

郷原先生だけが孤立した状態に…。どうせ加賀谷からあれこれ指示されて鳴海の邪魔するんでしょ？やめてくれよ～。邪魔するなよ～。

オープンキャンパスを見に来た聡子が、ちひろ先生と鳴海先生の関係を気にしていました。女性は感じるんだよね。そういうの…。

しかも何が悔しいって、聡子は教育現場にいるわけじゃないから学校のことなんて何もわからないけど、近くにいるちひろ先生は鳴海の気持ちや状況をわかってあげられてるっていう点だよね。私には話さないこともちひろ先生には話してるのかな～とか気になりそう。

聡子と鳴海、どうなるんだろう。なんか鳴海がちひろに惹かれていきそうな気もするんだよなあ。自分のことをわかってくれる人がいるって、嬉しいもんだからね。

ちひろ先生も鳴海に惹かれていくみたいだしな～。聡子、ツライ！

それよりなにより加賀谷が腹が立つわ～。あの人の演技を観てると「笑わそうとしてんのか？！」って思うことがある。あの演技もズルイわ～。

第4話 感想

このドラマも各話の最後で問題がいい感じに解決して終わるので比較的楽に見ることができます。

今回は疎外感を感じた3年生たちの心のケアをするために、鳴海が自分の経験を交えて真剣に話をしました。

それは今から就職、進学する子供たちには少々厳しい内容だったかもしれないけれど、心構えはできるのでいいんじゃないかと思いました。

だって理不尽な人なんて本当にやまほどいるもの。自分の仕事を部下にふって自分は何もしないくせに手柄だけは自分のものにしたり、逆に自分のミスを部下のせいにしたり…。

何かの問題に直面した時、どうしたらいいのかを教えておくことも大事なことだと思う。鳴海が言った『就職した先がブラック企業で、生きていくことをやめたいと思うくらい大変な時には逃げることも大事』っていうのは本当にそうだと思う。

長年仕事を続けていくのも大変だけど、仕事をやめるっていうのも簡単じゃないんですよね。次の仕事が決まっていれば別だろうけど、決まる前だったら「ここをやめても就職はないかもしれない」「もしかしたらどこへ行っても同じなのかもしれない」などと考えるとどんだけ心が疲れていってもなかなかやめるという決断が出来なかったりするし…。

でも命を失ってしまっては意味がない。

ただ、小さい頃から「逃げずに戦え」って言われて育ってきた場合、仕事をやめる=逃げるっていうイメージで、『人として逃げるのは悪いことなんだ』と考えて必死にそこにしがみつこうとする人もいるんですよね。だからこそ、鳴海のように、逃げるべきだと思った時は逃げていいんだって教えておいてあげることも大事なんじゃないかと。

真柴先生や市村先生、矢部先生は良い先生ですよね。生徒にだけ変われというんじゃなく、まずは自分たちが変わらなきゃいけないってわかってる。そして大変でも面倒でもそのための努力をできる先生たち。

その努力をしようともしない3人の先生たちに教えられる生徒たちはかわいそう。

それでもドラマだから、あの人たちも今後変わっていくんだよね？

次回は加賀谷が何かしら邪魔しようとするみたいです。鳴海に反抗している教師たちに何やら吹き込むんでしょう。本当に性格悪い。あいつキライだ。

第3話 感想

最初の方は鳴海にイライラしながら見てたけど、島津先生の授業がすごく良くてなんか最後はすっきりした。

高校生の頃はみんな「こんな勉強、社会人になって何の役にたつの？」って疑問に思うもんなんだよ。私も思ってた。「計算してくれるものがあるのに意味あるの？」って。

英語でさえ「別に外国行かないし、話せなくてもいいもん」って思ってた。

実際、社会人になって「これは勉強しておいてよかったな～。役に立った！」なんて思ったことないし…。

高校生になったらもう少し社会に出て役に立つようなことを勉強するっていうのじゃダメなのかな？

英語にしたって、あんなに長い間勉強してもほとんどの人が喋れるようにはならないんだから、勉強のやり方が間違ってるってことでしょ。中学高校、いや、今は小学生の頃から英語を勉強するんだから、もう少しやり方変えて、ほとんどの人が少しは話せるようになる勉強法に変えたらいいのに。

アクティブラーニング、すごく楽しそうで良いですね。私も学生時代、ああいう授業やってほしかったな～。

ただ年配の先生たちはあれを受け入れてはくれないだろうなあ。あれだけじゃなく、新しいことを受け入れてくれなさそう。

第2話 感想

及川先生、辞めましたね。それでいいと思います。あんな先生いない方がいい。自分のクラスの生徒のことなのに、どうでもいいって感じですごく感じ悪かったし。

校長の言うように、授業だけをやりたいんだったら学校の教師ではなく、塾の先生がピッタリですよね。校長が及川先生にズバッと言ってくれたことでスカッとしました！！

ほかの先生たちも似たようなものですけどね…。まだ何も起こってないんだから…と取り合おうとしないんだから。何かあってからじゃ遅いのに。ストーカー被害に遭っている女性を追い返す警察みたい。

自分に子供がいたら、あんな人たちが教師をしている学校になんて通わせたくないな。

真柴先生だけです。まともなのは…。あの人は校長にあれこれ言うけれど、生徒のことを本当に考えてるし、自分のクラスの生徒じゃなくても困ってる子がいたらちゃんと向き合おうとしてくれる。ああいう教師ばっかりだったらいいのに。

及川先生がいなくなったことで校長が授業をやらなければならなくなってしまいました。教育実習以外で授業なんてしたことないでしょうから、最初は戸惑うことばかりだろうけど、あの人ならできるような気がするな。

そしてきっと、教師っていう職業に魅力を感じていくんだろうと思う。

第1話 感想

教師たちもズレてるけど、校長も学校や教育のことを何もわかってないですね。どっちもどっちだ。

校長が言うように公務員でもないのに何で危機感ないんだろう？教師だからリストラなんてされないだろうって思ってるのか？私学なのに？それにあの態度だと、やる気がないように見えても仕方ないですね。

「時間を守る」ことを教える立場の教師が「忙しいから」ということを理由に会議に遅刻してくるのが当たり前なんて理解できない。

一般企業に勤める人に教師のことがわからないように、教師にも一般企業で働く人たちのことはわからないんだと思います。想像するのと実際働くのでは全然違うわけだし。

だからこそ、一般企業に勤務していた人が教師になるというのもいい方法ではあると思います。どちらも経験することで偏りもなくなるし思い込みもなくなるし。

奨学金のことについて実情を語った校長は間違っているとは思いません。真柴先生は「まだ高校生なんだから」とか「高校生はまだ子供だから」なんて言うけれど、奨学金を返していかなければならないのはその生徒なんだから、わからないならわかるまできちんと説明すべきだと思う。その時はピンとこなくても、毎月3万ずつ返していかないといけないんだってことは理解すべきですよね。絶対払っていかなきゃならないお金なんだから。

今は奨学金を借りても返していけない人がたくさんいると聞きます。毎月３万とか5万とかを何十年も払い続けていかなきゃいけないんだから大変です。一流企業に入ってある程度の給料がもらえる人はまだマシですが、月々の生活がやっとっていうくらいの給料しかもらえない場合はもっと大変。だからこそ教師には説明責任があると思う。

生徒同士のケンカくらいでオロオロしてる校長も情けない。あんな姿をほかの教師に見せるなんて男としても校長としても恥ずかしくはないのか？！

これから先、学校経営ってますます難しくなるんだろうなあ。今はネットで勉強できる時代だもん。

中学生くらいまでは、集団行動を教えるという意味でもクラス単位になっているのはまだわかるけど、高校でクラス単位にしていること自体、あまり意味がないような気がする。大学のように自分で単位を計算して必要な授業を取るというシステムにした方が効率的だし、不登校の生徒も減るような気がするんだけど…。

もしかして、校長は最後、教師になるって言って会社やめるパターンなのかな？それとも再建したあと会社に戻るんだろうか？

教員免許は持っているとはいえ、教師の経験もない人が校長になるって大変は大変だけど、サラリーマンだったからこそできることもあると思うから、このあと校長がどうなっていくのかちょっとだけ楽しみです。

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