2018年冬ドラマあらすじ(フジ・TBS・日テレ・テレ朝)

2018年冬ドラマ あらすじ【Story】

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あらすじ掲載 ドラマ一覧

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海月姫

【最終話】

尼~ずたちは天水館を出た。月海(芳根京子)はとりあえず漫画喫茶で寝泊まりをすることに。

そこに蔵之介(瀬戸康史)がやってきた。蔵之介は月海が飼っていたクラゲのクララを預かっており、飼育方法を聞きに来たのだ。

話していると、近くの個室からジジ様(木南晴夏)ばんばさん(松井玲奈)まやや(内田理央)千絵子(富山えり子)が次々に出てきた。

尼~ず卒業などと言いながら結局一緒にいるみんなに蔵之介は呆れる。

蔵之介は月海と一緒に、天水館に残したままになっているクララの飼育道具を取りに行く。道中、修(工藤阿須加)のプロポーズをどうするのかと蔵之介が尋ねると、月海はまだ頭の整理がついていないと答えた。

その頃修は、プロポーズしたことを花森よしお(要潤)に報告していた。話を聞いた花森は、そのプロポーズの言葉に2点と点数をつける。

再開発計画が見直されることを知った稲荷翔子(泉里香)は、慶一郎(北大路欣也)に事実を確認しに行った。すると慶一郎は、反対派を無視することが出来なくなったので行政として見直すことにしたと答える。

月海たちが天水館へ行くとそこにはカイ・フィッシュ(賀来賢人)がいた。デザイナーは続けないと月海が伝えると、残念がりながら、蔵之介が月海に才能を捨てさせたと言い、もっとよく考えるようにと月海に伝えて帰っていった。

蔵之介は漫画喫茶に戻って、ジェリーフィッシュの解散を改めてみんなに告げた。すると尼~ずが…。

【第9話】

月海(芳根京子)を連れ戻すため、蔵之介(瀬戸康史)修(工藤阿須加)、尼~ずたちはテレビを通してメッセージを送った。月海は彼らを見て涙を流す。カイ・フィッシュ(賀来賢人)は、戻りたければ戻っていいと月海に告げるが、月海が戻れば天水館は取り戻せなくなると伝えた。それを聞いた月海はカイに従うしかない。

月海は白シャツに着替えさせられ、カイに雇われたデザイナーたちが集うCUBEへ向かった。月海のドレスのデザインを見たオシャレ女子たちは、カイに必要なのは利益になるデザインだと月海に告げ、今の月海のデザインはゴミにすぎないとまで言い出す。憤る月海をファヨン(伊藤ゆみ)が連れ出した。

月海を連れたファヨンが向かったのは、在庫として売れ残った服が大量に置かれた倉庫だった。それらは全て燃やされてしまうという。もしその在庫をさばくために安く売ってしまえば、それを購入した客は次回から定価では買わなくなるという論理らしい。説明されても月海には理解できない。

蔵之介と修は、月海を探す方法を花森よしお(要潤)杉本(浜野謙太)に相談する。すると杉本が、カイの会社が行う来シーズンのショーモデルのオーディションに潜入し、月海の居場所を探ることを提案する。

蔵之介は早速オーディション会場へ向かう。

尼~ずたちは、ジジ様(木南晴夏)の提案で、自立するために仕事を探し始めていた。

【第8話】

プロポーションスペースに出店した月海(芳根京子)たち。売れないと嘆いていると、アジアでセレクトショップを展開しているカイ・フィッシュ(賀来賢人)がやってきて、全てのドレスとデザインを買い取りたいと言い出した。

カイは月海をシンガポールに連れて行って新ブランドを展開したいと言う。カイは早速部下に命じて手付金を用意させる。

蔵之介(瀬戸康史)は、ドレスのことも月海のことも理解していないという理由からその話を断った。二人が帰ろうとするとカイが月海に連絡先を渡す。

プロポーションスペースに戻ると、尼~ずたちはいなかった。そこには稲荷翔子(泉里香)佐々木公平(安井順平)がいて、天水館の売買契約が成立したと月海と蔵之介に伝える。

修(工藤阿須加)から、困った時は電話するように言われていた月海が電話をするが、修は出ない。そこで月海は直接自宅を訪ねることにした。修は留守だったが、慶一郎(北大路欣也)容子(床嶋佳子)から家に迎え入れられる。

天水館が売却されてしまったことを慶一郎に話すが、自分にはどうにも出来ないと言われてしまう。

追い込まれた月海はカイにもらった名刺を見つめる。

【第7話】

修(工藤阿須加)から告白された月海(芳根京子)は混乱する。もちろん尼~ずには相談できないため、蔵之介(瀬戸康史)に聞いてもらおうと電話する。月海から話を聞いた蔵之介が、修にどういうつもりで言ったのかと尋ねると、交際ではなくプロポーズしようと思っていると答えた。突然そんなことを伝えられたら月海がますます混乱すると考えた蔵之介は、暴走気味の修を制止する。

生産管理を担当すると申し出たジジ様(木南晴夏)のおかげでドレスも順調に出荷されていた。

そんな中、天水館に1通の手紙が届く。月海宛てのものだが、差出人が書かれていないこともあって月海は封を開けることができない。代わりに封を切ったまやや(内田理央)は中身を確認した途端かたまった。蔵之介がその手紙を取り上げ確認すると、それは月海へのプロポーズだった。自分の忠告を聞かない修に蔵之介は歯ぎしりする。

天水館に現れた千絵子(富山えり子)の母・千世子(富山えり子・二役)が尼~ずたちに早く出て行けと言い出した。千絵子や蔵之介が、洋服を作って販売していると話しても耳を貸さず、売却のための契約に出かけて行く。

だが千絵子が天水館の権利証を隠していた。時間稼ぎをした月海たちは、ファッション界のバイヤーやスタイリストたちが集まるプロモーションスペースに出店することを決意する。

【第6話】

大成功したファッションショーのあと、蔵之介(瀬戸康史)から突然キスされた月海(芳根京子)はぼーっとしていた。

蔵之介はショーの最中に天水地区再開発反対を発表したことで、父・慶一郎(北大路欣也)に叱られる。スポーツ紙を始めとするマスコミが二人の対立を取り上げていたからだ。

修(工藤阿須加)は、慶一郎の後援者からの電話対応に追われていた。そこに別の内容で電話が入る。それは蔵之介の母・リナ(若村麻由美)からだった。蔵之介がショーで着ていたドレスの注文だったが、蔵之介には内緒にしてほしいと言われる。

マスコミが騒がしいことを理由に自宅謹慎を言い渡された蔵之介。だがじっとしていることが出来ず、マスコミの前にジェリーフィッシュの服で登場しブランドを宣伝する。

そのまま天水館を訪れた蔵之介は、ジェリーフィッシュのホームページを作ってドレスのオーダーをとろうと言い出す。

蔵之介を自分の部屋に呼び、キスの意味を尋ねる月海に、蔵之介は“挨拶みたいなものだ”と軽く答える。

生地を買いに行った月海と偶然会った修が、リナからの注文だとは言わずにドレスを頼む。修に送られて天水館に戻ってきた月海の姿を蔵之介が見ていた。

【第5話】

稲荷翔子(泉里香)が天水館のオーナーである千絵子(富山えり子)の母に直接、土地建物の売買契約を持ち込んだと知った尼~ずたちは焦り始める。

蔵之介(瀬戸康史)も運転手の花森よしお(要潤)から、慶一郎(北大路欣也)が主催するパーティーで天水地区開発賛成派として表明すると聞かされ、危機感を覚える。

天水館へ顔を出した蔵之介は、月海(芳根京子)から、クラゲのドレスをたくさん作って販売したいと言われる。それに賛成した蔵之介が、慶一郎主宰のパーティーでファッションショーをしようと言い出す。

躊躇するばんばさん(松井玲奈)たちに、ジジ様(木南晴夏)が、儲けが出たら自分の趣味の物を買えるかもしれないと囁きやる気にさせる。

早速会議を始めるが、販売用のドレスを作るには尼~ずたちだけでは難しい。千絵子が友人にプロがいると言い、月海たちを連れてその人に会いに行くことに。

千絵子の友人・ノムさん(安達祐実)の部屋にはたくさんの人形が飾られていた。ノムさんは人形専門で服作りをしている人だった。人形専門といっても、その技術は本物。クラゲのドレスを見たノムさんはそれを気に入り、すぐに人形用の型紙を作り始めた。

もし人間用のドレスに協力してくれたら人形にもそのデザインを使ってもいいという条件を出されたノムさんは快諾。

いよいよ本格的にドレス作りが始まり、蔵之介はショーの会場を探し始めた。

【第4話】

月海(芳根京子)に自分の気持ちを伝えるために修(工藤阿須加)が天水館にやってくるが、月海が部屋を出る前に、ばんばさん(松井玲奈)まやや(内田理央)に追い返されてしまう。

その頃、ジジ様(木南晴夏)千絵子(富山えり子)蔵之介(瀬戸康史)と会っていた。蔵之介が"オシャレ女子"ではなく男性だと気づいたため、天水館や月海に近づかないように伝えるためだ。

だが帰ってきた二人の様子がおかしい。千絵子は、蔵之介がベルサイユのばらに出てくるオスカルだと泣き崩れる。

天水館への出入り禁止を言い渡された蔵之介は、自分は女として生まれたが男として育てられたと嘘をつき、二人はそれを信じていたのだ。

二人が北京ダックをごちそうしてもらったと知ったまややは蔵之介に電話をする。蔵之介が「バタフライ」というクラブにいると聞かされたまややは、蝶マニアが集まっているのだと勘違いし、自分たちもごちそうしてもらおうと、月海たちを連れて出かけた。

蔵之介は桐山琴音(最上もが)にクラゲのドレス写真を見せていた。月海たちが到着したのは、まややが想像していたような場所ではなく、おしゃれなクラブだった。浮きまくった月海たちを琴音たちがバカにする。蔵之介が月海たちを連れ出すが、傷ついてしまったまややとばんばさんは二度と蔵之介には関わらないと宣言する。

数日後、蔵之介のもとに、クラゲのドレスを作ってほしいと琴音から連絡が入る。琴音が担当しているミュージックビデオの監督が、蔵之介からもらったクラゲドレスの写真を見てアーティストに着せたいと言い出したのだという。

早速蔵之介はそのことを月海たちに話すが…。

【第3話】

突然、クラゲのドレスを作ろうと言い出した蔵之介(瀬戸康史)に戸惑う月海(芳根京子)。早速蔵之介が月海の部屋にあった図鑑を見てデザインを描き出すが、それを見た月海は全然違うと言って自分が描いたデッサンを見せる。蔵之介は、こんなドレスがあったら欲しいという。

風呂が空いたと知らせるためにばんばさん(松井玲奈)が月海の部屋にやってきた。男の格好をしていた蔵之介は姿を消す。

自宅へ戻ると修(工藤阿須加)が部屋に入ってきた。月海に会いたい修が、付き合わせるという約束はまだ有効なのかと尋ねると、蔵之介は自分が月海に声をかけると引き受ける。

天水館へ行った蔵之介は、月海に修とデートするように伝えるが月海は行きたくないと答える。修が稲荷翔子(泉里香)と付き合っていると思っているからだ。

本人に確かめてみればいいと蔵之介は言うが月海にはできない。男性とデートしたら天水館にいられなくなるという月海に、蔵之介は無理やりメイクをして出かけさせる。

ギクシャクしながらもデートする二人。デートしている最中にメガネをかけた月海を見た修は、天水館で気色悪いと言ってしまった女性だと気づいた。

蔵之介は尼~ずたちにクラゲのドレスを作ると宣言する。気乗りしない様子のみんなにドレスを作って天水館を救おうと説得する。

【第2話】

ある日の朝、倉下月海(芳根京子)が血相を変えて広間に駆け込み、目白先生が締め切りを間違えていたことをジジ様(木南晴夏)たちに報告する。

目白先生はBL漫画家で、月海たちも時々アシスタントとして手伝っていた。

翌日に迫った締切。月海たちは早速原稿の仕上げにかかる。そんな中、男同士が抱き合うカットを見た月海の手が止まる。

水族館で鯉淵修(工藤阿須加)に抱きしめられたことを思い出したからだ。月海の異変に気付いた千絵子(富山えり子)たちが心配しているところに蔵之介(瀬戸康史)がやってきた。修に抱きしめられたことを蔵之介に確認した月海はますます混乱してしまう。

蔵之介が手を洗うため蛇口をひねった時、排水管が破裂した。月海の部屋で身体を拭き、洋服を借りることに。そこで蔵之介は、修から月海の母親の話を聞いたと告げ、気持ちがわかると漏らした。そのことについて月海が聞き返そうとすると蔵之介が着替え始めたため、月海は何も聞かずに部屋から出た。

排水管の修理が20万かかることがわかったが、月海たちにはそんなお金はない。そこで蔵之介がフリーマーケットをしようと提案する。一応それぞれに出品するが、誰も大事なオタクグッズを売るつもりはないらしい。

唯一、月海が作ったクラゲのぬいぐるみは売れていく。それに目を付けた蔵之介がネット販売を思いついた。

【第1話】

倉下月海(芳根京子)が自分の部屋で目を覚ますと、隣に上半身裸の男が寝ていた。実は、10時間前、夜9時頃に月海は近所の熱帯魚店へ行った。そこには月海が「クララ」と勝手に名前をつけているタコクラゲがいるのだ。

水槽を見ていた月海は、タコクラゲと一緒に飼ってはいけないミズクラゲが同じ水槽に入れられていることに気付いた。店員に注意しようと思うが、その店員は月海が苦手な、おしゃれな男性店員だった。躊躇するが、クララのために思い切って声をかけ注意をした。だが店員に気持ち悪がられて追い出され、店の前で倒れてしまう。

そこに通りかかったスタイル抜群の美女が店員に注意し、月海のことを助けてくれた。月海が彼女に事情を説明すると、クララを買ってお持ち帰りすることに…。そして月海の住んでいる「天水館」の部屋を見たいと言い出し、その上、流れで泊まることになってしまった。

美女だったはずのその人物は、目を覚ますと上半身裸の男・鯉淵蔵之介(瀬戸康史)になっていた。女装は蔵之介の趣味なのだ。月海が驚いて大声を出したため、住人たちが集まってきた。月海は慌てて、天水館は男子禁制の尼寺のようなところなのだと蔵之介に説明する。

女装姿に戻った蔵之介が月海と部屋を出ると、そこには個性的な住人たちがいた。

FINAL CUT

【最終話】

慶介(亀梨和也)は、若葉(橋本環奈)への殺人未遂容疑で逮捕された。雪子(栗山千明)が大きなショックを受けているところにかかってきた1本の電話。それは、慶介が雪子を騙すために使っていた偽名"吉澤優"からだった。

祥太の行方を追っていた井出(杉本哲太)たちは、慶介が逮捕されたと聞き色めき立つ。だが百々瀬(藤木直人)はもっと大きなスクープを画策していた。

大地(髙木雄也)が無実を信じている中、慶介は黙秘を貫いていた。だが上司の高田(佐々木蔵之介)に犯人は自分だと自白し、高田を驚かせる。

殺人犯になった慶介は誰も予想しなかった方法で真犯人と対峙することになる。そこには百々瀬たちの姿もあった。

慶介、真犯人、そしてマスメディアが集まる中、慶介の大勝負が始まる。

【第8話】

慶介(亀梨和也)は、小河原祥太の名前を捜査資料から消したのが芳賀(鶴見辰吾)だということを突き止めた。

それと同時に高田(佐々木蔵之介)が過去の真相を知るために動いていたことも判明する。

慶介は高田から事件当日のことを詳しく聞き、祥太が現場にいた証拠に気付いた。

雪子(栗山千明)は12年前のことを慶介に突きつけられ動揺していた。慶介も雪子への思いが抑えきれなくなり、2人は一夜を共にする。

その頃、若葉(橋本環奈)は、祥太らしき人物とメールのやり取りをしていた。

祥太の手掛かりが得られず焦る慶介に、百々瀬(藤木直人)から祥太のことで話があると連絡が入る。

「ザ・プレミアワイド」の会議室へ行くと、百々瀬のほかに、井出(杉本哲太)真崎(水野美紀)たちもいた。

12年前に取材したVTRを見せられた慶介が食い入るように映像に見入っていると、百々瀬が祥太探しのために「うちを利用してほしい」と言い出す。

高田の事件記録から祥太が犯人である証拠を見つけ出した慶介は、小河原家を崩すため、雪子を脅すことを決意。

慶介と雪子が愛し合っていることに気付いた若葉が、嫉妬からとんでもない行動に出る。

【第7話】

慶介(亀梨和也)が警察官であることを百々瀬(藤木直人)たちに知られてしまった。

ニュースで彼の姿を見た雪子(栗山千明)は彼を呼び出し、何者なのかを尋ねる。慶介は本名を名乗り、事件の真犯人である、小河原祥太の居場所を突き止めるために妹である雪子と若葉(橋本環奈)に近づいたと正直に打ち明ける。

だが雪子は「事件当日、兄は家にいた」と言って慶介の主張に耳を貸さない。

慶介が警察官だと知った百々瀬たちは、慶介の経歴や身元を調べ、慶介の前に姿を見せた。

祥太の居場所を早く突き止めなければと考えた慶介は、祥太の父で弁護士の小河原達夫(升毅)に接触する。相談者を装い事務所を訪れ、12年前の事件の依頼だと切り出す。達夫は動揺し、意外な人物にコンタクトを取る。

高田(佐々木蔵之介)は百々瀬から、12年前のことで接触され迷惑していると聞かされる。百々瀬は、事件の真相を探るつもりだと言い、高田を驚かせる。

雪子から慶介の正体について聞かされた若葉は、慶介の前に現れ、兄の居場所を教えるから恋人にしてほしいと持ち掛ける。

その頃、達夫を監視していた大地(髙木雄也)が…。

【第6話】

百々瀬(藤木直人)慶介(亀梨和也)に突きつけられたファイナルカットを番組であえて流し、フェイクニュースだと報じた。

真犯人だと思っている小河原祥太の妹・雪子(栗山千明)から「兄が帰ってきた」という連絡を受けた慶介は、家族で食事をしているという店を訪れるが、そこに姿はなかった。慶介が正体を偽り、自分たち姉妹に近づいたということを妹の若葉(橋本環奈)にわからせるために雪子が仕組んだものだった。

慌ててやってきた慶介を目にした雪子は、慶介の目的は兄なのだと確信する。

慶介もまた、自分の目的が姉妹にばれたことを悟った。

百々瀬は、井出(杉本哲太)真崎(水野美紀)小池(林遣都)皆川(やついいちろう)を集める。そこには局内から回収した隠しカメラが置かれており、全員が同じ男に脅迫されていたということを告げる。

そして百々瀬は、慶介を調べるよう指示した。

慶介が勤務する新宿中央署管内で美人料理研究家・柴みちる(今野杏南)が殺害された。事件当日に彼女とケンカをしていたという恋人の矢口(中村倫也)が疑われる。

矢口が、ザ・プレミアワイドの放送がきっかけで自分が犯人だと疑われるようになったと、慶介に相談する。

無実を主張する矢口にかつての自分を重ねた慶介は力になると約束する。

だがその翌日、矢口が慶介の前から姿を消してしまう。上司の高田(佐々木蔵之介)に自分も捜査に加えてほしいと申し出るが、12年前の事件のことを切り出され、思わぬ事態に…。

【第5話】

慶介(亀梨和也)は、カメラマンの皆川(やついいちろう)から、司会の百々瀬(藤木直人)が母・恭子(裕木奈江)を犯人扱いしたと聞かされる。

雪子(栗山千明)若葉(橋本環奈)の二人に別人になりすまし近づいていた慶介は、雪子と一緒にいる時に若葉と鉢合わせてしまう。

百々瀬はなぜ、警察が発表する前に恭子を犯人だと決めつけて報道したのか。慶介はその理由を探るため、百々瀬の行動や経歴を調べ始める。

「ザ・プレミアワイド」が、好評企画の第2弾を直前で中止したことがわかる。これにも百々瀬が関係していると考えた慶介は、百々瀬のバックにいる人物を突き止めようとプロデューサーの井出(杉本哲太)に探りを入れる。

その翌日、井出と百々瀬が出席した会食に同席していたのはなんと、慶介の上司・高田(佐々木蔵之介)だった。

慶介は百々瀬に人気司会者の弱点を突きつけた。そして、百々瀬が恭子を犯人だと決めつけた裏に、ある人物が関係していたことが明らかになる。

若葉と鉢合わせして以来会っていなかった雪子から慶介に、兄が帰ってきたという連絡が入る。

【第4話】

慶介(亀梨和也)は、母を追い込むきっかけになった「ザ・プレミアワイド」というワイドショーの関係者が、不審な男の存在を知り、小池(林遣都)が犯人候補者リストまで作っていたにも関わらず、追及も言及もしていなかったことを知った。どうして番組は、慶介の母親を犯人扱いし始めたのか、そこが謎だった。

慶介が運営するメディア被害の通報サイトに相談が寄せられた。「ザ・プレミアワイド」のカメラマン・皆川義和(やついいちろう)に関するものだ。

慶介は、12年前にしつこくレンズを向け続け母を追い詰めた皆川を次のターゲットに決める。

「ザ・プレミアワイド」が母親を犯人扱いし始めた背景に警察が絡んでいると考えた慶介は、12年前事件の捜査をしていた上司の高田(佐々木蔵之介)にその疑問をぶつける。

若菜(橋本環奈)は、慶介扮するマモルに夢中。マモルと食事する際にサプライズで雪子(栗山千明)を同席させようと考える。二人が待っているとも知らずに慶介は姉妹が待つ店へ向かう。

【第3話】

母・恭子(裕木奈江)を殺人犯扱いし、自殺へ追いやった関係者に復讐していく慶介(亀梨和也)。ファイナルカットを突きつけて自分の言うことを聞くよう仕向けていく。

「ザ・プレミアワイド」はなぜ警察より先に恭子を犯人扱いし始めたのか?プロデューサーの井出(杉本哲太)もディレクターの真崎(水野美紀)も「番組の方針」としか答えない。

12年前に番組のADをしていて今はディレクターになっている小池(林遣都)はネットで神扱いされていた。小池が職場とは全く違った顔を持つことを知った慶介は、小池をターゲットに決め、大地(高木雅也)と一緒に動向を追い始める。

ある中学で生徒に暴言を吐いた女性教師・沢渡(関めぐみ)を小池が取材し、それが話題を呼ぶことに。その結果、沢渡は世間から厳しい目を向けられることになる。第2弾放送前に思わぬことが起き…。

慶介は、雪子(栗山千明)から「兄が死んだ」と聞かされ衝撃を受ける。

【第2話】

警察官となっている中村慶介(亀梨和也)は、12年前の女児殺害事件で、母親・恭子(裕木奈江)を犯人扱いし、自殺にまで追い込んだメディア関係者への復讐のために動き出した。

最初のターゲットは、番組プロデューサーの井出正弥(杉本哲太)だ。事件当時、捜査線上に浮かんだ男の家族、小河原雪子(栗山千明)若葉(橋本環奈)にも素性を隠して近づいていた。

慶介が運営しているメディア被害に関する通報サイトに「ザ・プレミアワイド」のディレクター・真崎久美子(水野美紀)に関する相談が寄せられる。スクープをとるためなら手段を選ばない真崎の取材のせいで、殺人事件の容疑者が逮捕直前に逃亡したのだという。

真崎は12年前も、言葉巧みに恭子に近づきインタビューをしておきながら恭子を裏切ったという過去がある。慶介は次のターゲットを真崎に決める。

そんな中、逃亡中の容疑者から真崎に電話が入った。ある条件を提示する容疑者に真崎は…。

【第1話】

12年前、中村慶介(亀梨和也)の母親・恭子が経営していた保育園の園児が何者かに殺害されるという事件が起こった。警察による捜査が進められていく中、百々瀬塁(藤木直人)が司会をするワイドショー番組「ザ・プレミアワイド」が、まるで恭子が犯人であるかのような取り上げた方をした。そのことがきっかけとなり、恭子は世間からの誹謗中傷に追い詰められ、とうとう自ら命を絶ってしまった。

12年後、美術館で働く小河原雪子(栗山千明)は、ある男性と出会う。その男性は妹・若葉(橋本環奈)が想いを寄せている相手だったが、そんなこととは知らない雪子はその男性に好意を持ち始める。その男性とは、自分の正体を隠してその姉妹に近づいた慶介だった。

慶介は幼馴染の野田大地(髙木雄也)と一緒に、メディア被害を受けた人たちの相談を受けるサイトを運営していた。そこに一人の女性からの相談が寄せられる。江藤喜美子(矢田亜希子)というその女性は、娘の心臓移植のために「ザ・プレミアワイド」の取材を受けたのだが、事実とは異なる編集をされて放送されてしまったという。プロデューサーである井出正弥(杉本哲太)の傲慢な対応にも悩まされていた。

慶介も過去に、井出、真崎久美子(水野美紀)小池悠人(林遣都)皆川義和(やついいちろう)に執拗な取材をされていた。同じ過ちを繰り返す井出を陥れようとついに動き始める。

その頃、新宿中央署の副署長・高田清一郎(佐々木蔵之介)は12年前の事件の捜査資料に目を通していた。

慶介が井出に仕掛ける、人生を終わらせる映像…ファイナルカットとはどういうものなのか?

きみが心に棲みついた

【最終話】

今日子(吉岡里帆)吉崎(桐谷健太)から、星名(向井理)に依存していると指摘されフラれてしまった。今日子は落ち込むそぶりを見せず必死に仕事に向き合っていた。

ラブワールに星名の母・郁美(岡江久美子)が倒れたという連絡が入った。姉の話によると星名と連絡が取れず、帝光商事にも星名の行き先などを知る人はいないという。

今日子は不安になり、郁美が入院している病院を訪れ、星名の生い立ちについて聞かされる。

今日子と別れた吉崎は星名のマンションに来ていた。吉崎は星名が今日子に依存していることを指摘し、解放してやって欲しいと頭を下げる。

【第9話】

今日子(吉岡里帆)は、星名(向井理)との関係を終わらせることができたと、晴れやかな気分でいた。

だがその頃、吉崎(桐谷健太)は、何者かが送ってきた動画を見ていた。それには今日子が星名のマンションに入っていく姿が映っていた。

翌日吉崎は今日子の家を訪ね、星名との関係を問いただす。過去のことは、話したくなった時に話してくれればいいと言っていたが、嫉妬に狂いそうだったと本音をもらす。

今日子は自分の母親との関係、星名との過去を正直に打ち明ける。

吉崎から母親との関係を乗り越えるように背中を押された今日子は数年ぶりに実家に帰ってみることにした。

ラブワールでは、従業員全員に星名のパワハラ、セクハラを告発するメールが届いていた。

【第8話】

ラプワールでは新ブランドの新作発表展示会が行われる。タレントの山藤アイカ(石田ニコル)とのコラボ企画が立ち上がることになったが、今日子(吉岡里帆)は新ブランドを外され、コラボ企画の担当を命じられる。

星名(向井理)の差し金だと気づいた今日子は、今後一切関わらないで欲しいと伝えた。すると星名が、明日一日付き合ってくれたらそれで終わりにすると言い出した。関係を断ち切るため、今日子は吉崎(桐谷健太)に嘘をついてデートに出かける。

星名から冷たい態度を取られ続けている飯田(石橋杏奈)は、星名を振り向かせたくて星名の母・郁美(岡江久美子)のアパートを訪れる。飯田は母親を取り込むつもりでいたが、星名の壮絶な過去を聞かされ…。

何があっても動じないと心に決めてデートに臨んだ今日子。星名のあまりの優しさに戸惑う。星名が「本気で逃げたいのなら俺を殺せ」と今日子に迫る。

【第7話】

吉崎(桐谷健太)と付き合いだして、仕事も順調で幸せいっぱいのはずの今日子(吉岡里帆)だが、星名(向井理)から映美(中村アン)が吉崎の元カノであることを聞かされ、二人で会っているところまで見てしまった今日子は二人のことが気になって仕方がない。だが聞きたいことが聞けず悶々としていた。

ラプワールは、堀田(瀬戸朝香)八木(鈴木紗理奈)、2人のデザイナーで新ブランドが立ち上げられた。

だがメンバーに飯田(石橋杏奈)の名前はない。星名から、そもそも付き合っていなかったと言われたが諦めきれずマンションを訪れるが、冷たい態度を取られるだけだった。

ある日、今日子は吉崎が大学時代のストリップ動画を見てしまったことを知る。今日子にとって一番知られたくない過去を一番知られたくない人に知られてしまった。会社でも元気のない今日子に対し、星名は手を緩めない。

【第6話】

バーベキューへ行ったことがきっかけで、今日子(吉岡里帆)吉崎(桐谷健太)と付き合うことになった。

ついつい浮かれてしまう今日子だが、星名(向井理)にだけは知られてはいけないと自分に言い聞かせていた。

最終プレゼンを前に、池脇部長(杉本彩)堀田(瀬戸朝香)をデザイナーに指名する。池脇と八木(鈴木紗理奈)の間には因縁があったのだ。権力を利用し攻撃してくる池脇に八木のやる気は下がる一方。そんな八木を見た堀田は負け犬呼ばわりし始める。

今日子は星名に最終プレゼンを予定通りに行うよう頼む。承諾した星名が口にしたこととは…。

【第5話】

今日子(吉岡里帆)への攻撃を吉崎(桐谷健太)に邪魔され、星名(向井理)は不愉快な気持ちになる。

吉崎の化けの皮をはがすという星名の言葉に今日子は恐怖を覚える。

吉崎に迷惑がかかるのではないかと心配する今日子に吉崎から1通のメールが届く。それには星名と一緒に写っている写真が添付されていた。

一緒にバーベキューへ行く予定だと聞かされた今日子は、吉崎を守るために自分も堀田(瀬戸朝香)たちを誘って参加することにした。

今日子の様子がおかしいことに気付いた堀田と八木(鈴木紗理奈)は、今日子のトラウマとなった大学時代の先輩が星名だということを突き止めていた。

いよいよバーベキューの日がやってきた。そこに今日子にとってはいい思い出がない大学時代の知り合いが次々と現れる。

【第4話】

今日子(吉岡里帆)星名(向井理)に命じられ下着姿でランウェイを歩いた。その翌日、星名に優しい言葉をかけられた今日子は舞い上がり、新企画が通ったらデートをするという約束を取り付ける。

必死に生地を探す今日子。だが、八木(鈴木紗理奈)が納得するものは見つからない。そんな中、星名が今日子を担当から外そうとしているということを耳にし、星名に詰め寄るが、威圧的な言葉を投げかけられる。

今日子に元恋人・映美(中村アン)とキスをしているところを見られた吉崎(桐谷健太)は、仕事に集中できない。それに気づいたスズキ(ムロツヨシ)の質問に答えるうちに、自分の中で今日子が気になる存在になっていることを自覚する。

今日子は仕事がうまくいかず吉崎におかしなメールをしてしまったことを後悔していた。心配した吉崎からの電話で、励まされ今日子は新たな気持ちでプロジェクトに向き合うように。

そしていよいよ完成した試作品を発表する日がやってきた。

【第3話】

今日子(吉岡里帆)は、吉崎(桐谷健太)との約束をすっぽかした上に、ボロボロの状態で逃げ出した。メールで問いただされた今日子はうまく答えられなかった。過去に散々酷い目に遭いながらも、それでも星名(向井理)と繋がっていたいと思う自分の気持ちに気付いていたからだ。

八木(鈴木紗理奈)とは衝突ばかりで企画はなかなか進まなかった。企画が通るのは、今日子のいるチームと、堀田(瀬戸朝香)のチーム、どちらか片方だけだと星名に告げられる。

そんな中、新作下着の発表会が開催されることに。吉崎も担当作家のスズキ(ムロツヨシ)と一緒に取材にやってくる。

今日子が忙しくしていると、星名から紙袋を渡される。その中に入っているものを見て戸惑う今日子に「俺のために生きるって言ったよな?」と星名が声をかける。

【第2話】

慕っている先輩・堀田(瀬戸朝香)ではなく、星名(向井理)のプロジェクトに参加することになった今日子(吉岡里帆)。デザイナーの八木(鈴木紗理奈)は今日子に対し威圧的な態度をとる。星名も何か仕掛けてくるのではないかと今日子は怯えていた。

そんな中、吉崎(桐谷健太)が取材のため会社を訪れると堀田から聞いた今日子は、喜びのあまりハイヒールとミニスカートで出社する。そのテンションのまま、星名に仕事以外で関わるつもりはないとはっきり伝えることができた。

だが吉崎とはすれ違い続けて会うことができない。その頃吉崎は星名を紹介されていた。吉崎と一緒に取材にやってきたスズキ(ムロツヨシ)は星名の爽やかさの裏に何かがあるということに気付く。

星名の歓迎会に参加した今日子は、飯田(石橋杏奈)と星名が親しげにしているところを見てショックを受ける。自分には関係ないことだと言い聞かせるが、二人が手をつないでいる場面を見て…。

【第1話】

下着メーカーに勤める今日子(吉岡里帆)は、職場の先輩・堀田(瀬戸朝香)に連れられて、生まれて初めて合コンに参加することになった。

今日子は自己評価がとても低く自分に自信がないため、すぐ挙動不審になってしまう。学生時代はキョドコとあだ名をつけられていたほどだ。

初めて参加した合コンで「ありのままの自分を好きになってくれる人なら誰でもいいから付き合いたい」と口にして周囲から引かれてしまう。

その合コンに参加していた漫画編集者の吉崎(桐谷健太)はそんな今日子に厳しい言葉を投げかける。今日子はこの彼なら自分を変えてくれるかもしれないと考え、先に帰ろうとしていた吉崎を追いかけ、いきなり「付き合ってください」と迫った。

翌日、恭子は堀田から合コンでの態度を注意される。だが堀田は今日子の仕事ぶりは高く評価していて新プロジェクトのチームに引き抜こうと考えていた。

その夜、今日子は街で偶然吉崎と出会う。吉崎と話していた今日子は、前向きに自分を変えていこうと考えるようになる。そんな矢先、ある人物に呼び止められる。それは大学時代に今日子が付き合っていた星名(向井理)だった。一見爽やかそうに見える星名だが、付き合っていた頃、今日子に冷たい言葉を投げかけ、彼女の心を支配していた。

一番会いたくて一番会いたくなかった星名との再会で今日子の心は揺れていく。

相棒16

【最終話】

女性がエスカレーターから転落する事故が起きた。その女性は写真誌「週刊フォスト」の記者・風間楓子(芦名星)だ。

その現場には、峯秋(石坂浩二)美彌子(仲間由紀恵)衣笠副総監(杉本哲太)青木(浅利陽介)内村刑事部長(片桐竜次)中園参事官(小野了)の6人が居合わせていた。週刊フォストが「警察の報復か?!」と報じたためにネットには6人の素性がさらされることに。

右京(水谷豊)亘(反町隆史)は捜査に乗り出す。

6人のうちの誰かが本当に押したのか?それとも楓子が嘘をついているのか?

国家公安委員の三上冨貴江(とよた真帆)から圧力もかかり始める。

そんな矢先、容疑者となっているうちの一人が檜山(遠藤雄弥)という男と衝突し、階段から転落する事故が起きた。檜山は暴力団の構成員で楓子の両親が組織のトップであることが判明する。

楓子の母・匡子(加賀まりこ)は、娘を傷物にされたと憤っており、犯人を特定して筋を通さないと若い衆が何をするかわからないと脅しのような文句を口にする。

【第19話】

ホステスの女性が自宅マンションで撲殺された。現場検証の結果、犯人と思われる人物が犯行後、12時間もその部屋にいたことが判明する。

右京(水谷豊)亘(反町隆史)は、現場近くである少年を目撃する。その少年は、暴力団のような男たちに脅迫されていたが、右京たちが事情を聞いてもはっきりしない。

ホステス殺害は痴情のもつれによる犯行として捜査が進められていたが、右京たちは少年が何か関係しているのではないかと考え、周辺を調べ始める。

そしてその少年の素性やアリバイに嘘があったことが判明する。

【第18話】

関東一円のATMから約2億5千万円もの現金が不正に引き出された。防犯カメラには、出し子と呼ばれる人物たちが大勢映っていた。

右京(水谷豊)亘(反町隆史)も駆り出される中、ある町工場の社長の撲殺死体が発見される。

半年前までその工場で働いていた中国人が出し子の一人であることが判明し、右京たちはその工場の捜査を始める。

敷地の一角に若い中国人女性・シャオリー(森迫永依)が隠れていた。通訳捜査官・西村(矢野浩二)を通じて事情を聞こうとするが何も話そうとしない。

殺害された社長に多額の借金があることもわかった。専務の塹江(越村公一)によると従業員の賃金未払いもあったという。

シャオリーが頻繁にメールでやり取りしていたことも判明する。

【第17話】

IT会社に勤務する営業マンが自宅で殺害された。部屋からは個人で所有しているパソコンがなくなっていた。

窃盗犯による強盗殺人と見られていたが、右京(水谷豊)亘(反町隆史)は、何かのデータを狙った犯行ではないかと考える。

経済事件を担当する捜査二課の刑事・梶(矢島健一)もこの事件を追っていた。贈収賄事件と営業マンが関係しているのではないかと考えてのことだ。

だが捜査一課に協力を申し出ることで情報が洩れるのを恐れ、特命係に協力を仰ぐ。

今回の殺人事件と贈収賄事件が繋がっていると感じた右京たちは手分けして捜査を進める。

亘は被害者の勤務先で、文部省が推進するデジタル教科書の案件に被害者が携わっていたことを知る。

右京は、被害者の隣人・瀧川(山中聡)の声が、事件を通報した人物の声と一緒であることを突き止める。しかも瀧川には窃盗の前科があった。

【第16話】

消費者金融の乱闘騒ぎで一人が死亡し、乱闘の発端となった烏丸(池田成志)が刺され、意識不明の重体となった。

烏丸は最近「花の里」に通っていて幸子(鈴木杏樹)とも親しくしている人物だった。

3週間前。烏丸はふとしたきっかけで幸子と知り合い、花の里に通うようになった。彼のことが気になった亘(反町隆史)が調べると、元暴力団員で傷害の前科があることが判明。だが20年以上も前に足を洗い、プロボクサーとして活躍し、引退後は肉体労働をしていた。

幸子と烏丸が互いに意識しあっていることに気付いた亘は、二人の仲を取り持つことにした。そのデート中、チンピラとトラブルになり、烏丸が相手にケガを負わせる事件が起きたのだった。

【第15話】

パチンコ店の景品交換所で400万を奪った男が、逃走中に事故死した。ホームレスの東大寺雅夫(勝矢)がその金を盗み、老人が病死した事故物件を借りることに。

金を隠そうと天井裏を開けると手記が出てきた。それを書いたのは、大手家具メーカーの会長・矢部泰造(勝部演之)。「この手記が発見される時、私はすでに殺されている」という文章から始まっていた。

そして「犯人を見つけたものには謝礼を支払う」とも書かれていた。東大寺は謝礼金目当てに犯人捜しを開始する。

400万の行方を追っていた右京(水谷豊)亘(反町隆史)は、最近羽振りがいいホームレスがいると聞き、東大寺のアパートを訪れる。

東大寺が何かを隠していると感じた二人は、周辺で聞き込みを始めた。そして、そのアパートの元の借主・泰造の一族が相続を巡り揉めていたことを知る。

矢部邸を訪れると、門の前に東大寺がいて…。

【第14話】

片山雛子(木村佳乃)瀬戸内米蔵(津川雅彦)の寺で出家した。

右京(水谷豊)は、公安調査庁職員の白骨遺体の第一発見者・常盤(矢野聖人)を調べていた。そして、3年前にアメリカに滞在していたという情報を掴む。

3年前は、美彌子(仲間由紀恵)との関係を疑われた元ロシア人スパイ・ヤロポロクがアメリカに亡命した時期だ。

亘(反町隆史)は、常盤が中継して美彌子に遺体の身元を知らせたのではないかと疑うが、右京は違うことを考えていた。

常盤はあるアメリカ人から発掘を頼まれ遺体を発見したと証言する。

【第13話】

元法務大臣・瀬戸内米蔵(津川雅彦)が仮出所の日を迎えた。瀬戸内は横領罪で10年服役していたのだ。

兄弟弟子で尼僧の蓮妙(高橋惠子)が身元引受人となった。そしてどこで情報を仕入れたのか、週刊誌の記者・風間楓子(芦名星)が取材に来ていた。

実家の寺へ戻った瀬戸内に会いに来た元衆議院議員の片山雛子(木村佳乃)が意外な頼み事をする。

檀家総代の息子で幼いころから知っている常盤臣吾(矢野聖人)と再会し、二人で寺の手入れをしていると、墓地の一角で白骨遺体を発見する。

瀬戸内からの連絡で右京(水谷豊)亘(反町隆史)が捜査を開始するが、遺体の身元は分からない。

そんな中、広報課長の美彌子(仲間由紀恵)から意外な情報を知らされる。

【第12話】

青木(浅利陽介)との会食を終えた警視庁副総監の衣笠(大杉漣)が、2人組の男たちに切り付けられた。

衣笠は7年前にカルト集団一斉検挙を指揮したこともあり、それも視野に入れての対策チームが作られることに。

青木から事情を聴いた右京(水谷豊)亘(反町隆史)は衣笠の自宅を訪れる。自宅周辺の警備も強化されており、許可のないものは入ることができない。だが、衣笠の娘・里奈(桜田ひより)と顔見知りだったことから話を聞くことができた。

衣笠の自宅には4年前にも脅迫するような内容の手紙が届いていたという。その手紙のせいで母の祥子(筒井真理子)は体調を崩し、今も療養先から戻っていないという。

家事は家政婦の晃子(長野里美)がやっているというが、右京は彼女の存在が気になり調べ始める。

【第11話】

2年前、好きな女性を殺害され、犯人を私刑しかけた陣川公平(原田龍二)がロンドンの研修を終え帰国した。成長したかと思われたが中身は変わっておらず、ロンドンで知り合ったという女性について右京(水谷豊)亘(反町隆史)に相談する。

相手は咲(真野恵里菜)という明るい女性。咲は不思議なメールを残して自殺した親友・麻里(川村ゆきえ)の死に疑問を抱いていた。

遺体は立ち入り禁止となっている渓谷で発見された。そこは少女時代を児童相談所で過ごした彼女たちが、人生を終わらせるかどうか覚悟を試すような場所だったという。

麻里はスナックを始めて人生をリセットすると言っていたらしいが、彼女の周辺にはシュガーと呼ばれる白いスーツの男の影が…。

彼女は自殺なのか、それとも殺害されたのか?

【第10話】

クリスマスイベントの会場で発砲事件が発生したが、加害者だけじゃなく被害者までも姿を消してしまった。残された銃弾から制服警察官に支給されている銃が使用されたことが判明。

その直後、ある交番の制服警察官が自殺し、銃が持ち去られてしまう。

報課長の美彌子(仲間由紀恵)は、混乱しないようにと発表を控えようとする。そんな中「QTES689」というハンドルネームの人物が緊急災害速報メールの発信元をハッキングし、その銃が盗難された証拠となる映像を拡散してしまった。

自殺した警察官は元所轄刑事で、3か月前に事故で処理された内閣人事局長の死を一人で追っていたことを右京(水谷豊)が突き止める。

右京は峯秋(石坂浩二)に呼び出され、その局長と親しかった官房副長官・折口(篠井英介)に会うことに。捜査状況を気にしている様子からも、今回の発砲事件と何か繋がりがありそうだ。

亘(反町隆史)が、発砲事件後姿を消していた被害者を探していると向こうの方から接触してきた。その男は安田(梶原善)と名乗り、ある話を亘に持ち掛ける。

特命係はある情報により、半年前に失踪していた上条喬樹(健太郎)を含む3人の男子高校生が今回の事件と関係している可能性に気付くが、捜査本部は全く違う考えの元捜査していた。内閣情報調査室の審議官・有馬(鶴見辰吾)が副総監・衣笠(大杉漣)を通じて強硬な手段に出た。

【第9話】

スナック店主の男性が殺害された。捜査一課は強盗殺人として捜査を開始する。

亘(反町隆史)の顔見知りでもあるキッチンカーの店主・芽依(朝倉あき)が犯人と思われる二人組の男を目撃していた。だが、証言に不自然な点も見られ、伊丹(川原和久)は彼女のことも疑う。

二人組の男たちは被害者から奪えなかったあるものについて芽依が何か知っているのではないかと接触を試みる。だが芽依は、その男たちが接触してきても、何も見てなかったかのように自然に振舞う。

亘と捜査をしていた右京(水谷豊)は彼女が何か問題を抱えていると気付く。

捜査を進めるうちに、殺害された男性が不動産詐欺グループと繋がりがあったことが判明。右京と亘は、犯人たちが捜しているものが殺人のきっかけになったと思い、独自の捜査を進めていく。

芽依に危険が迫っていることに気付いた亘は彼女を守るために…。

【第8話】

中央アジア系テロ組織のメンバーが日本に潜入したという情報が警視庁公安部に入ってきたため、緊急手配が敷かれた。

そんな中、右京(水谷豊)亘(反町隆史)は、ジゴクバチという外来生物を発見する。駆除の作業中、民家で中年女性の遺体を発見。その遺体は腐乱していて、ジコクバチに刺された跡があった。

右京はその女性が写った1枚の集合写真に目をつける。それは中央アジアに出かけた時に撮ったものらしく、撮影者は藤本(岩井秀人)というカメラマンだった。藤本によると、女性と一緒に写っているのは大手商社の社員たちだという。

その中の一人もジゴクバチに刺されて死亡していた。右京は連続殺人を疑うが、公安部の外事課と法務事務次官の日下部(榎木孝明)からなぜか圧力を受ける。

外事課の中央アジア担当官は、右京と同じような経歴や正義感を持つ人物だった。

【第7話】

派遣社員の男性の遺体が発見された。近くに落ちていた携帯電話には、犯人と思われる人物が映った動画が残されていて、ダークウェブと呼ばれるネットの裏社会にアクセスされた痕跡があった。

その携帯から、ほかの殺人に関与したと思われる動画も見つかったため、持ち主が犯人ではないかということで捜査が進められていた。

右京(水谷豊)亘(反町隆史)も捜査を開始。元スコットランドヤードの刑事で、右京の相棒だったという南井(伊武雅刀)もその事件に興味を持っていた。

的確にプロファイリングしてみせ、亘を驚かせる。

動画に映っていた男性の身元が判明し、自宅からは大麻も発見された。その男はダークウェブで大麻や拳銃を売っていたようだが、どこから仕入れたのかはわからない。

右京と亘は、ちょっとした手掛かりからその男のアジトを見つけ、そこで驚くべき光景を目の当たりにする。

【第6話】

元捜査二課の刑事・早見(山田純大)が警視庁を訴え、世間の注目を集めている。

半年前、早見の妻・幹子(宮本裕子)が歩道橋から転落死した。警察は自殺と断定し捜査を打ち切ったが、早見は殺人の可能性があると主張していた。その後、知人に嘘の目撃証言をさせた疑いで懲戒免職になった。早見は処分不当として損害賠償を請求しているのだ。

早見の代理人を務めるのは、過去に快楽殺人犯の弁護を担当した連城(松尾諭)

衣笠副総監(大杉漣)は、妥当な処分だったと印象付けるために嘘の目撃証言をした男を探すよう指示する。

右京(水谷豊)亘(反町隆史)は幹子が本当に自殺をしたのかどうか、警察代表として裁判に出廷した大河内(神保悟志)と共同で捜査を開始。

普通ではありえないが、争っている相手である早見とも接触する。

早見は、幹子が誰からか脅迫されていたと話し、その当時幹子が仕事で関わっていた大規模な経営戦略プロジェクトに関して何らかの事実を知ってしまったために事件に巻き込まれたのではないかという。

右京と亘は早速その企業を調べ、経理データ改ざんの痕跡を見つける。

【第5話】

右京(水谷豊)亘(反町隆史)の元に、現在警察学校で教官を務めている元鑑識の米沢守(六角精児)から、校内で転落事故が起きたと連絡が入り現場へ向かった。

転落したのは樋口(佐戸井けん太)というベテラン教官。意識不明の重体だった。亘も樋口から指導を受けたことがある。

右京たちは樋口の入院先で、娘で所轄の刑事でもある真紀(南沢奈央)と会った。真紀は今、電機メーカーの機密データを盗んだあとに死亡した男の事件を追っているという。

その事件の手掛かりが見つかったと言い、意識が戻らない樋口を残し、捜査に戻っていった。

娘である真紀のその態度に亘は違和感を覚える。

右京は、教官の転落事件とデータの漏洩、その二つの事件には何か関連があるのではないかと考えていた。

捜査を進めていくうちに、樋口が23年前に関わった事件との共通点が見つかる。

【第4話】

亘(反町隆史)の顔見知りのコンビニ店員・森山健次郎(西井幸人)が殺害された。現場近くでは、2年前に健次郎の証言で逮捕された窃盗犯・宍戸(菅原卓磨)が目撃されていて、逆恨みの犯行ではないかと考えられていた。

捜査に乗り出した右京(水谷豊)は、健次郎の遺体の手に「中」と書かれているのが気になる。

右京と亘は、金融コンサルタントをしている健次郎の兄・(内田朝陽)から話を聞くことに。

そこで働く事務員・中井小百合(久保陽香)に健次郎が一方的に思いを寄せていたことが判明する。

勉強が苦手だった健次郎は、最近大学で数学の講義を受けていたという。

数学の指導をしていた教授の中垣(山中敦史)と講師の服部(池田良)は、健次郎のことを逸材だと評価していた。

【第3話】

大手商社の専務・瀬川(川野太郎)の家の前に灯油がまかれた。これ以上エスカレートする前に犯人を捕まえてほしいと峯秋(石坂浩二)から頼まれた亘(反町隆史)は、右京(水谷豊)と一緒に瀬川家へ。

その途中、車いすが大破している事故現場に遭遇する。車いすに乗っていたのは瀬川の妻・楓(菊池桃子)だった。瀬川が目を離した間に坂道を滑り下りてしまったという。

楓は軽いけがで済んだが、車いすに何か細工がされていたのではないかと右京は考え調べ始める。

その後、楓が銀婚式の招待状配りを急にやめたこと、顧問弁護士の事務所を訪れていたことなどがわかる。

もし楓が離婚を考えているのだとしたら、瀬川が妻を殺そうとしているのだろうか?瀬川は娘婿として今の地位を手に入れていた。

【第2話】

3人の妻を殺害したと思われる平井(中村俊介)は、強要されて自白をしたと無実を主張している。

検察官の田臥(田辺誠一)は、特命係の右京(水谷豊)亘(反町隆史)を捜査から閉め出す。その狙いは、捜査権を持たない特命係が捜査をした場合、違法行為として立件するためだった。

田臥は捜査一課の伊丹(川原和久)芹沢(山中崇史)にも近づき、特命係を追い詰めていく。

平井の犯行だという決定的な証拠がつかめない右京と亘は、弁護士の慶子(中村ゆり)と連絡を取る。一緒に平井宅を見て回っているところに伊丹たちがやってくる。

【第1話】

自分の妻を次々に殺害した罪で逮捕されていた大富豪の平井(中村俊介)が、弁護士・慶子(中村ゆり)を通じ、警視庁を告訴した。

無実を訴えており、右京(水谷豊)亘(反町隆史)に脅迫されて自供したと主張していた。

特命係に敵意を抱いている法務事務次官の日下部(榎木孝明)は検察官・の田臥(田辺誠一)に、東京地検で告訴状を受理するよう命じる。

脅迫罪ではなく、違法捜査で立件するという。

田臥は、特命係を訪れ、美彌子(仲間由紀恵)幸子(鈴木杏樹)からも事情を聴く。

そのことを知った副総監の衣笠(大杉漣)は、以前から敵視していた峯秋(石坂浩二)を特命係と一緒に葬ろうと画策する。

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【最終話】

理市(瑛太)は、自分の行動が原因で火事を出してしまったことを思い出し、罪悪感を感じている陽人(守永伊吹)を見て戸惑う。

ハリカ(広瀬すず)彦星(清水尋也)のことを思い悲しい嘘をついて別れを告げた。帰宅したハリカは亜乃音(田中裕子)が警察に連行されるところに遭遇。一人になってしまった家で普段通りの日常を送ろうとするが…。

るい子(小林聡美)舵(阿部サダヲ)を看取る覚悟を決め、二人一緒に温泉宿にいた。そこで亜乃音とハリカが逮捕されたというニュースを目にするが、舵に添い遂げたいという思いが強かった。

鑑別所での生活が始まったハリカに彦星からある決断をしたという手紙が届く。数か月後、ハリカのところに思わぬ面会者が現れる。

指名手配中の理市が偽札を使い続ける中、亜乃音は弁護を担当する万平(火野正平)にも本当の動機を語ろうとしない。少年院を出たハリカは、このままでは亜乃音が主犯にされてしまうと知り、理市を探し出すことにした。

理市の偽札作りの動機にはある事実が隠されていた。

【第9話】

偽札作りの現場を見て亜乃音(田中裕子)に自首を勧める万平(火野正平)の首を理市(瑛太)が絞めだしたため、ハリカ(広瀬すず)たちは必死に止めた。

万平は、理市への不信感はあるものの、作った偽札は外に漏れていないと話して反省する亜乃音たちの様子を見て表沙汰にしないことにした。

ハリカが試した一万円札は両替機に通ったが、偽札は通らなかったと嘘をついて理市に偽札作りを諦めさせようとする。

理市がATMに残したままにした偽札のせいで事件は明るみになる。ニュースに流れる防犯カメラの映像を見た結季(鈴木杏)は、そこに映っている男が自分の夫だと確信していた。

ハリカは、彦星(清水尋也)から会いたいと言われる。亜乃音にプレゼントしてもらったワンピースを着てデートを楽しみにするハリカを囲んで、4人の間にはつかの間の幸せが流れていた。

自分の病状を隠し続けている舵(阿部サダヲ)は、ずっと一緒にいられる予感がすると打ち明けるるい子(小林聡美)の気持ちに応えられないことをもどかしく感じていた。

ハリカが彦星とのデートに出かけたあと、証拠隠滅のため理市が印刷所にやってきた。舵は、今後も理市がどこかで偽札作りを続けるつもりだと知り、ついていきたいと頼む。

彦星とのデートへ向かっているハリカは、茉歩(藤井武美)から治療費の申し出を彦星が断ったことを聞かされる。

【第8話】

万平(火野正平)は、ハリカ(広瀬すず)たちと同居するようになってからの亜乃音(田中裕子)の変化に気付き、行動を観察していた。

偽の千円札を自動販売機に通すことに成功したハリカたちは、1万円札作りに取り掛かる。

4人は犯罪に手を染めながらも、本当の家族のような暮らしに安らぎを感じていた。

ハリカは、彦星(清水尋也)とのチャットゲームのアカウントを使った茉歩(藤井武美)に呼び出される。彦星に思いを寄せる茉歩は、彦星の治療費を父親に立て替えさせようとしていたのだ。

亜乃音を訪ねてきた玲(江口のりこ)は、最近自分に会いに来なくなった理市(瑛太)がいることに驚く。亜乃音が玲と陽人(守永伊吹)を守るために偽札作りを手伝わされているとも知らず、理市とのことを応援してくれない亜乃音につらく当たる。

偽の1万円が完成した。亜乃音たちと出会ったことで今までに味わったことのない幸せを感じることが出来て得をしたというハリカの話を聞いたるい子(小林聡美)舵(阿部サダヲ)もそれぞれに思いを巡らせていた。

亜乃音が落とした偽札のホログラムの正体に万平が気付いたことを知らない4人は…。

【第7話】

陽人(守永伊吹)が悪気なくとった行動が原因で死者が出るほどの火事になったと理市(瑛太)から聞かされた亜乃音(田中裕子)は、そのことを知らない玲(江口のりこ)や陽人を守るために、偽札作りに協力することに。

それを知ったるい子(小林聡美)舵(阿部サダヲ)も協力すると言い出すが、ハリカ(広瀬すず)を犯罪に巻き込みたくない亜乃音は、ハリカにだけは偽札作りを隠す。

ハリカは彦星(清水尋也)の治療のために大金を欲しがっていると知った亜乃音の心は揺れる。気が進まない亜乃音とるい子とは違って、舵だけは偽札作りにやりがいを感じていた。

そんな中、バイト漬けだったハリカが久しぶりに帰ってくるという連絡を受け、亜乃音は喜ぶ。だが、おすそわけを持ってきてくれた万平(火野正平)に、間違えて偽札を渡してしまった。

亜乃音がいない間にハリカが、理市と舵の偽札つくりを手伝っていることを知った亜乃音は、血相を変えて止めるが…。

玲との関係をうまく築けなかった亜乃音は、ハリカのことを娘のように大切に思うあまり、ついつい母親のようにふるまってしまう。ハリカの幸せを願わずにはいられない。

そんな亜乃音にハリカが返した言葉は…。

彦星を訪ねてきた同級生・茉歩(藤井武美)には何か目的があるようだった。

【第6話】

亜乃音(田中裕子)たちは理市(瑛太)から偽札作りの協力を迫られる。

ハリカ(広瀬すず)たちは迷惑をかけた亜乃音のためにも理市の要求を突っぱねるが、それぞれには別の思いがあった。

ハリカが理市の勤める弁当屋を一人で訪ねようとしていた時、学校をさぼっていた玲(江口のりこ)の息子・陽人(守永伊吹)に会い、仲良くなる。

亜乃音もハリカも陽人の感性の高さに驚くが、周りの同級生と同じように振舞うことが出来ず学校では浮いてしまっているようだった。ハリカは陽人に幼い頃の自分を重ね、胸が苦しくなる。

舵(阿部サダヲ)が偽札作りに手を付けようとしていることに気付いたるい子(小林聡美)が止めようとすると、舵は珍しく声を荒げて反論した。

るい子は舵が探していた偽札用のサンプルをハリカに捨てに行かせるのだが…。

亜乃音は、玲が再婚しようと思っている相手が妻子のある理市だと知った。理市を呼び出し、玲を傷つけないで欲しいと頼むと、理市は突然火事の話を始める。

過去にお金で人生を狂わされた理市の導きで、4人は偽札作りの道へ引き込まれようとしていた。

【第5話】

亜乃音(田中裕子)の娘・玲(江口のりこ)が春に再婚するという相手は理市(瑛太)だった。その一方で理市は、妻の結季(鈴木杏)と娘と共に暮らしている。さらに別の自宅では偽札作りの研究を続けている。

亜乃音の家に舵(阿部サダヲ)るい子(小林聡美)がやってきた。持ち逃げした1千万は誰かに盗まれてしまったため謝罪に来たのだ。

そして亜乃音の家では4人の同居生活が始まる。

ハリカ(広瀬すず)はそのことをチャットゲームで彦星(清水尋也)に報告するが、途中でログインが途絶えてしまう。

印刷所で舵がめまいを起こし倒れそうになる。手を貸したのは理市だった。

いつものように彦星のいる病室を眺めていたハリカは、その部屋が片付けられていることに気付き、慌てて病院へ向かった。その時彦星は集中治療室に入っていた。

ハリカの帰りが遅く、様子もおかしいことに気付いた亜乃音が電話をする。ハリカは明るく振舞い、またそっちへ行くからと答える。すると亜乃音は、自分たちの住む家がハリカにとっての帰る場所だからと話した。

その言葉を聞いたハリカは、震える声で病院にいることを打ち明けた。

そして理市の目的も明るみになろうとしていた。

【第4話】

るい子(小林聡美)亜乃音(田中裕子)ハリカ(広瀬すず)を助けるために用意した1千万を横取りし、自宅のアパートへ戻った。

るい子はそこで謎の女子高生と生活している。

西海(川瀬陽太)が持っていた偽札を偶然手に入れた理市(瑛太)は、もう一度林田印刷所を訪ねる。印刷機が最近使われていると確かめた理市は何かを企んでいるようだった。

ハリカは亜乃音のところにいた。自分のために大金を使わせてしまったことを申し訳なく思いながらも、お金がなくて先進医療を受けられない彦星(清水尋也)を助けたいと思っていた。

カレーショップでハリカに会い、るい子が現金を持ち逃げしたと知った舵(阿部サダヲ)はハリカと一緒に、るい子の息子の電話番号を手掛かりにるい子の家へ向かう。

着いた先はタワーマンションだった。るい子の姑・百合恵(高林由紀子)から、るい子がおかしなことを言うようになって半年前に出ていったことを知らされる。

そして二人は、るい子の息子・樹(武藤潤)と百合恵の異常な依存関係を目の当たりにする。

少しずつるい子の悲しい現実が明らかになっていく。

その頃、亜乃音は娘の玲(江口のりこ)に会っていた。夜、時間がないかと聞かれた亜乃音は…。

【第3話】

るい子(小林聡美)舵(阿部サダヲ)は裏金を探すため、亜乃音(田中裕子)の印刷工場へ侵入した。ハリカ(広瀬すず)に見つかった二人は、ハリカを亜乃音の娘だと勘違いし誘拐する。

カレーショップへ戻り、全て忘れてくれたらすぐに解放すると話す。だが店には、会社の上司に拳銃を発砲し逃走中の西海(川瀬陽太)が潜伏していた。

舵は、裏金を隠し持っている女の娘だとハリカのことを説明。すると西海はハリカを人質に取り、亜乃音に身代金を要求しようと言い出す。西海の指示で、るい子が亜乃音の元へ向かった。

荒らされた自宅を見た亜乃音は、ハリカの仕業だと思い寂しさを感じていた。そんな亜乃音のところへ、かつて林田印刷所で働いていた中世古理市(瑛太)がやってくる。理市にはある目的があった。

舵は隙を見てハリカを逃がそうとするが、舵の人柄に触れたハリカは舵を一人置いて逃げることができない。

亜乃音を訪ねたるい子は、ハリカが娘ではないことを知る。だが亜乃音は意外な行動を取り…。

【第2話】

更生施設で一緒だったカノンこと紙野彦星(清水尋也)の病気を治すためにはお金が必要だと知ったハリカ(広瀬すず)は、亜乃音(田中裕子)を訪ねる。そこで亜乃音が持っていた大金の真相を聞かされる。

札束が出てきた床下の穴からは、15年前に失踪した亜乃音の娘・玲(江口のりこ)が亜乃音の夫・京介(木場勝己)と写っている写真が出てきた。

探していた娘が夫と隠れて会っていたことに亜乃音はショックを受ける。

るい子(小林聡美)は、舵(阿部サダヲ)が幼馴染の西海(川瀬陽太)にカレー店を乗っ取られようとしていると知り、何か企んでいる様子だ。

写真を見た亜乃音はハリカと玲の足跡を辿る。だがそこでさらに切ない現実を知ることになる。

【第1話】

林田亜乃音(田中裕子)は自宅の1階にある廃業した印刷工場の床下から大量の1万円札を見つける。

辻沢ハリカ(広瀬すず)は清掃のアルバイトをしながら、同年代の美空(北村優衣)有紗(碓井玲菜)とネットカフェで寝泊まりしている。

唯一の楽しみは、スマホのチャットゲームで、闘病中というカノンさん(清水尋也)と会話をすることだ。

ある日、有紗が友人とドライブをしている最中、札束の入ったバッグが捨てられているのを見たという。そのことがきっかけでハリカたちは「柘」という町を目指すことになった。

そこはハリカが祖母(倍賞美津子)と暮らしていた幸せな記憶がある町だった。

カレー屋店主・持本舵(阿部サダヲ)は、医者から余命宣告を受け、店を畳もうとしていた。客の青羽るい子(小林聡美)と意気投合し、二人で死に場所を見つける旅に出る。

二人がたどり着いたのは柘だった。

捨てられた大金が本来出会うはずもない人達の運命を変えようとしていた。

BG 身辺警護人

【最終話】

村田(上川隆也)が発砲事件に巻き込まれ死亡した。村田が所持していたICレコーダーに残されているはずだった現場の状況がわかる証拠も警察の手によって消され、真相を明らかにする手段がなくなってしまった。

「民間のボディガードが無謀な行動をしたために、銃で撃たれた」と週刊誌に書き立てられ、世間もそれを信じていた。

章(木村拓哉)たちはなんとか村田の汚名をそそごうと、愛子(石田ゆり子)に事実を話してほしいと訴える。

すると愛子が「私が真実を話します」と名乗り出てくれた。

証拠もなくなってしまった今、残された道はその場にいた人間に証言してもらうことだけだ。

章たちは、真相を語ると言ってくれた愛子の警護をすることに。

SPの落合(江口洋介)は、上司の氷川(宇梶剛士)に、自分が事件の処理をすると宣言し、驚きの行動に出る。

【第8話】

厚生労働大臣・愛子(石田ゆり子)と、民事党幹事長・五十嵐(堀内正美)が会食していたレストランで発砲事件が起き、村田(上川隆也)が撃たれてしまった。

五十嵐が犯人を挑発したことが原因なのだが、世論は、民間のボディガードが出しゃばって無謀な行動に出たせいだと否定的だった。

現場にいた愛子も五十嵐も、警視庁のSPも本当のことを話そうとはしない。

章(木村拓哉)たちは、村田の汚名をそそぎ、民間ボディガードの名誉も回復したいと考えていた。だが、誰も真実を語ってくれないためどうしようもない。

通常通り仕事をしている章に、高梨(斎藤工)は泣き寝入りするのかと反発し、沢口(間宮祥太朗)にいたっては、ボディガードを辞めたいと言い出してしまう。

そんな中、愛子が落合(江口洋介)と一緒に日ノ出警備保障にやってきた。

【第7話】

章(木村拓哉)は6年前に別れた元妻・小田切仁美(山口智子)から自分を守ってほしいと相談される。誰かに狙われているという。

元妻を警護することにためらいを感じる章は、一旦は村田(上川隆也)まゆ(菜々緒)に警護を任せたが、高梨(斎藤工)にたきつけられ自分で引き受けることにした。

ボディガードとして接する章だが、時折、元夫婦の雰囲気が出てしまう。警護するうちに、彼女を狙っていた人物が判明する。

警護の延長で二人がレストランで食事をしているところに厚生労働大臣の愛子(石田ゆり子)が会食にやってくる。そして客の中にはある人物が紛れ込んでいた。

【第6話】

日ノ出警備保障に、元内閣総理大臣・鮫島匡一(橋爪功)から依頼が入った。総理大臣経験者には警視庁のSPがつくことになっているが、政府の決定でSPの警護が終了。自宅に無言電話がかかってくることもあって、民間の警備会社に警護を依頼したのだ。

村田(上川隆也)章(木村拓哉)が鮫島の警護にあたることになった。鮫島の自宅の門柱に小石が4つ乗せられていたのを章が発見する。鮫島は、総理時代に恨みを抱いた者の報復ではないかと言うが、章は鮫島を監視する視線を感じていた。

鮫島が、民事党幹事長・五十嵐映一(堀内正美)の古希の祝いに出席する際、章たちも同行した。そこで、五十嵐の元秘書・植野(萩原聖人)が襲撃する現場に遭遇。落合(江口洋介)が取り押さえ所轄に引き渡した。章はその過剰なやり方に疑問を感じる。

鮫島の孫・彩矢(豊嶋花)を警護していたまゆ(菜々緒)から、下校時刻を1時間過ぎても帰宅しないと連絡が入る。誘拐されたのではないかと付近を探すと、公園で謎の男と一緒にいるのを発見。沢口(間宮祥太朗)がその男のあとを追うが、途中で見失ってしまった。

章は、元妻の仁美から「誰かに狙われているから私を警護してほしい」と依頼されていた。

【第5話】

日ノ出警備保障の身辺警護課に新しい依頼がきた。スポーツ系の慈善団体からの依頼だったため、高梨(斎藤工)章(木村拓哉)を警護責任者に推薦する。

だがその慈善団体の代表が、過去に章が警護していた元サッカー選手の河野純也(満島真之介)だと判明。章は沢口(間宮祥太朗)を責任者に推薦する。

打ち合わせ当日、純也が責任者に章を指名してきた。村田(上川隆也)は断ってもいいというが、章はこの任務が終わったらすべてをみんなに話すと約束し、依頼を引き受けた。

厚生労働大臣の愛子(石田ゆり子)が病院を抜け出し、民間の警備会社がそれに手を貸していたということを落合(江口洋介)の上司に知られてしまい、落合は酷く非難されていた。

章たちを排除しようとする動きを知った愛子は…。

出発当日、純也が犯罪がらみで逃亡しようとしているのではないかという疑惑が持ち上がる。

6年前、章と純也に何があったのか。なぜ章はボディーガードを辞めていたのか。それらが明らかになる。

【第4話】

村田(上川隆也)章(木村拓哉)は、日ノ出警備保障社長・今関(永島敏行)から極秘の依頼が入ったとして呼び出された。それは愛子(石田ゆり子)からの警護依頼だった。

対立する派閥の長と極秘に会いたいため、警視庁SPには知られないよう外出したいのだという。人間ドックを受けるために入院した病院から3時間だけ抜け出す。その間の警護を章たちが引き受けることになった。

当日、章たちは病院へ。会社で待機していた高梨(斎藤工)は、愛子が話す外出理由が嘘なのではないかと感じ、まゆ(菜々緒)にそのことを現場に伝えるよう命じた。

愛子の様子を見た章も、本当の目的は別にあるのではないかと考えていた。

病院では愛子がいなくなったことで大騒ぎになっていた。落合(江口洋介)は、愛子のマネージャーを問いただし、愛子が結婚披露宴の招待状を持っていたこと、章たちと会っていたことを知る。

【第3話】

深夜に警護課のメンバーたちが集められた。今回の仕事は、人気タレント・かのん(三吉彩花)に支給するための現金1億円の警護だ。

突然「引退したい」と言い出したかのんを連れ戻すためのお金だとかのんが所属する事務所社長・坂東光英(西村まさ彦)から説明される。

現金輸送の経験もある高梨雅也(斎藤工)が責任者を任される。かのんに会うために車で出発したが、行き先もはっきりしないため高梨は不信感を募らせる。

坂東がようやく行き先を明かした。かのんは引退したいと言い出したのではなく、誘拐されたのだという。行き先は誘拐犯が指定した場所だった。犯人との通話に成功した島崎章(木村拓哉)は違和感を覚える。

警視庁SPの落合義明(江口洋介)は、厚生労働大臣・立原愛子(石田ゆり子)から、章に警護を依頼するつもりだと聞かされ驚く。落合は章に会うため日ノ出警備保障を訪れる。

【第2話】

人権派の裁判官・行永辰夫(田中哲司)の自宅に置かれていた自転車に放火されるという事件が起きた。行永は、担当している「老人ホーム殺人事件」の一審で死刑判決を言い渡していた。その裁判の判決を控えていたこともあり、警察は行永に対する脅迫行為と見て捜査を開始する。

行永には警視庁のSPがつくことになったが、妻の亜佐美(大塚寧々)にはSPはつかない。そこで章(木村拓哉)たちが警護を担当することになった。

落合は相変わらずボディーガードに難色を示す。

夫がSPに警護されて外出すると、亜佐美の態度が急変。章やまゆ(菜々緒)をお手伝いさんのように使い、食器洗いや玄関の掃除まで命じる。

亜佐美が外出したいと言えば買い物へ連れていき、亜佐美のわがままに振り回される。そんな中、章は亜佐美を監視する視線に気付く。

亜佐美には夫に内緒にしていた秘密の生活があった。ターゲットは行永なのか?それとも妻なのか?

【第1話】

警備員として働く島崎章(木村拓哉)が担当している工事現場に一台の黒塗りの車が通りかかった。助手席には黒っぽいスーツを着た落合義明(江口洋介)が、そして後部座席にはサングラスをかけた立原愛子(石田ゆり子)が座っている。

記者たちに追われていた彼らに章が抜け道を指示すると車は急発進しコーンを飛ばしながら走り去った。

記者の中には、週刊「時論」の記者・犬飼悟(勝地涼)の姿があった。

翌日、章は日ノ出警備保障の社長・今関重信(永島敏行)に呼ばれ、本社へ向かう。そこで身辺警護課が新設されることを聞かされ、そこへの着任を打診される。

元々章はボディガードとして働いていたが、あることをきっかけに身を引いていた。一度は断るものの、今関の強い希望により結局は引き受けることにした。

身辺警護課には章のほかに、高梨雅也(斎藤工)菅沼まゆ(菜々緒)沢口正太郎(間宮祥太朗)村田五郎(上川隆也)が各部署から集められていた。章は過去にボディガードをしていたことは明かさず、新人として着任した。

厳しい訓練を終え、初の任務に就くことに。依頼人は、隅田川で開催されるマラソン大会のスポンサー会社社長の大久保佐助(伊武雅刀)で、大会に出席する際の警護が任務内容だ。

厚生労働省の愛子は元ファン代表と名乗る人物から脅迫状を受け取っていた。それには「退陣しなければ死の号砲が鳴る」と書かれていた。

愛子はマラソン大会のスターターとして参加する予定になっている。脅迫状を読んだ落合は出席を取りやめるように進言すが愛子は脅迫には屈しないと、参加を決める。

大久保は、立原大臣の脅迫事件に巻き込まれたくないと、警備を強化するよう迫った。だが、章と高梨の間に警備に関する考え方の食い違いが生じる。

そんな中、マラソン大会の日を迎えるのだが…。

隣の家族は青く見える

【最終話】

大器(松山 ケンイチ)の前から消えた奈々(深田 恭子)。それぞれの家族の結末は!?

【第9話】

奈々(深田恭子)大器(松山ケンイチ)は妊娠したことを周囲の人々に報告した。聡子(高畑淳子)はもちろん、奈々の母・春枝(原日出子)も上京し、二人を祝福する。

朔(北村匠海)は、渉(眞島秀和)が無理をしていることを心配し、何度門前払いされても諦めずに渉の母・ふみ(田島令子)の自宅に通っていた。

その頃、渉の元に留美(橋本マナミ)がやってくる。

奈々と大器は子供と同じようにすくすく育つことを祈りながら、共有スペースにオリーブの苗を植えることにした。

するとその時深雪(真飛聖)が家から飛び出してきた。次女の萌香(古川凛)が行方不明になったと聞き、大器は真一郎(野間口徹)たちと探しに行く。

【第8話】

奈々(深田恭子)大器(松山ケンイチ)は実家の焼き鳥屋「いがらし」を訪れた。その時、琴音(伊藤沙莉)が、娘の真奈を保育園に入れて仕事に復帰するつもりだと話す。すると聡子(高畑淳子)がまだ早すぎると反対し、二人は大喧嘩になってしまう。

奈々と大器は以前のような仲良し夫婦に戻っていた。

朔(北村匠海)は、真一郎(野間口徹)がボランティア講師をしている塾で中学生に交じって勉強していた。

母のふみ(田島令子)にゲイであることをカミングアウトした渉(眞島秀和)は、ふみから電話がかかっても無視し続けていた。

そんな渉を見た朔は心配する。

亮太(和田庵)の誕生日がもうすぐだと知ったちひろ(高橋メアリージュン)はケーキを作ってあげようと決意するが、料理が苦手なため、奈々にケーキ作りを手伝ってもらうことに。

そんな中、クリニックを訪れた奈々は…。

【第7話】

区役所を訪れた奈々(深田恭子)は、真一郎(野間口徹)がボランティア塾講師の仕事を始めたことを知る。

実家に金の無心に行った深雪(真飛聖)だが、母の百合恵(多岐川裕美)に真一郎が無職になったことを話せない。

実家からの帰り道、深雪は、大器(松山ケンイチ)が女性のマンションに入っていくところを目撃する。

渉(眞島秀和)にふさわしい男になりたいと思う朔(北村匠海)は、高卒認定試験を受けるために勉強を始める。

ある日、渉の母・ふみ(田島令子)がやってきた。仕事で外出していた渉の代わりにふみを部屋に迎え入れるが、朔と渉が署名入りで書いた約束事を見られてしまう。

亮太(和田庵)の転籍をめぐって亮司(平山浩行)と口論になったちひろ(高橋メアリージュン)は「家族のことに口を出すな」と言われてショックを受ける。

深雪は、大器が浮気をしているのではないかと、心配したふりをして奈々に話すが…。

【第6話】

奈々(深田恭子)たちの自宅に、聡子(高畑淳子)健作(春海四方)と一緒にお宮参りへ行っていた琴音(伊藤沙莉)夫婦がやってきた。琴音の娘・真奈を抱き、奈々は思わず涙ぐむ。

大器(松山ケンイチ)から不妊治療のことを聞いている聡子は、そんな奈々の姿を見て心を痛める。

ちひろ(高橋メアリージュン)亮司(平山浩行)の息子・亮太(和田庵)とうまくコミュニケーションが取れないでいた。亮司はまるで親ばかで、毎週のようにおもちゃを買い与えていた。

深雪(真飛聖)は、長女・優香(安藤美優)の成績が落ちていることを知り、学習塾の個別指導を増やすことにするが…。

朔(北村匠海)渉(眞島秀和)の役に立ちたいと思っているが、うまくできず空回りしていた。渉はそんな朔に、気持ちは嬉しいけれど得意じゃないことはする必要はないと伝える。

母・ふみ(田島令子)が骨折をしても連絡してこなかったことを知った渉は久しぶりに実家に帰ることにした。朔は事務所の後輩のフリをするからと言って強引についていく。

リセットするたびに落ち込みながらも、それを隠して明るく振舞っている奈々を見た大器は何もしてあげられないことに悩んでいた。

【第5話】

妊活中の奈々(深田恭子)大器(松山ケンイチ)は、いろいろ悩みながらも、人工授精にチャレンジすることを決めた。

奈々は勤務先にシフト変更を申し出るが、上司の倉持(寿大聡)から、ほかのスタッフから苦情が出るといけないからと急な変更はほどほどにするようにと注意される。

渉(眞島秀和)は三沢建築事務所から独立することを決意。留美(橋本マナミ)は文書のことは誰も気にしていないと引き留めようとするが、渉はあの出来事が自分の背中を押してくれたと思うことにすると告げた。

真一郎(野間口徹)はいつものように図書館で時間をつぶしていた。すると敷地内でダンスの練習をしている学生の中に長女の優香(安藤美優)がいることに気付く。

ちひろ(高橋メアリージュン)は、奈々と朔(北村匠海)に引っ越しの挨拶をする。亮司(平山浩行)の息子・亮太(和田庵)が上京する前に出ていくのだという。

本当にこのまま離れてしまってもいいのかと心配する奈々に、ちひろは、亮司が何も言ってこないから…と答える。

ある日、優香が塾に来ていないという連絡をもらった深雪(真飛聖)は、優香を探しに行くために次女の萌香(古川凛)を奈々に預ける。

【第4話】

奈々(深田恭子)は担当医の片岡(伊藤かずえ)から人工授精を勧められる。

自宅に帰ると、大器(松山ケンイチ)の母・聡子(高畑淳子)が来ていた。数々の子宝グッズを披露し、奈々を困らせる。

朔(北村匠海)は、いつまで留美(橋本マナミ)のことを騙すつもりなのかと渉(眞島秀和)に詰め寄る。朔は、女性の自分への好意をカモフラージュのために利用するのは最低だと主張する。

彼の言うことに納得しながらも、ゲイであることを隠して生きてきた渉は自分をなかなか変えられないでいるのだ。

ちひろ(高橋メアリージュン)は引っ越しのために荷造りを始めていた。その姿を見た亮司(平山浩行)はショックを受けるが引き留めることも出来ない。

帰宅した大器はたくさんの子宝グッズを見て驚く。人工授精を勧められたと話す奈々に、理屈ではわかっていても抵抗感があることを正直に話す。

深雪(真飛聖)が次女の誕生会の招待状を持ってきた。ちひろや渉とも仲直りしたいから招待状を渡してほしいと奈々に頼む。

そんな中、奈々の母・春枝(原日出子)が伊豆から上京してきた。そして母に不妊治療をしていることを打ち明ける。

【第3話】

朔(北村匠海)渉(眞島秀和)がキスしているのを目撃した奈々(深田恭子)。朔は渉との関係を正直に打ち明け、ゲイであることを公表していない渉のためにも内緒にしてほしいと頼む。

そんなこととは知らない大器(松山ケンイチ)は、奈々と親しそうにしている朔のことが気になっていた。

亮司(平山浩行)は、元妻が亡くなったこと、息子・亮太(和田庵)に会いに行っていたことをちひろ(高橋メアリージュン)に話し、亮太を引き取り一緒に暮らしたいと告げる。

タイミング法に挑戦している奈々は、レディースクリニックのの医師・片岡(伊藤かずえ)を訪ね、クロミッドという誘発剤を勧められる。

大器は企画が評価され、本社の土地開発部が進めているアウトレットモール開発のプロジェクトに参加することになった。大器は早速企画書をまとめ張り切っている。

奈々は不妊治療を開始してから情緒不安定ぎみだったが、妊娠の兆候を感じていた。

奈々が薬局で妊娠検査薬を購入しようとしている姿を見た義母・聡子(高畑淳子)は二人が子作りをしていると知って大喜びする。

【第2話】

不妊治療の専門医・片岡(伊藤かずえ)に診てもらった奈々(深田恭子)大器(松山ケンイチ)は、タイミング法を試してみることにした。

仕事から帰宅した奈々は共有スペースで花を見ていた朔(北村匠海)と会う。部屋にいた渉(眞島秀和)が二人が会話をしていることに気付き、慌てて朔に電話をして呼び戻そうとする。余計な詮索をされたくない渉は、戻ってきた朔にほかの住人と関わらないよう釘を刺すが、朔は不貞腐れて別の部屋に行ってしまった。

亮司(平山浩行)は、ちひろ(高橋メアリージュン)に内緒で元妻の実家を訪れる。亮司の息子は母親の死にショックを受け話をしようとしない。

マフィンを作った深雪(真飛聖)は、それを手土産に渉や奈々の家を訪れる。その際、月イチで行われている定例会を2回にすべきだと提案し、みんなでバーベキューをしたいと言い出した。

【第1話】

スキューバダイビングのインストラクターをしている五十嵐奈々(深田恭子)とおもちゃメーカーに勤務する大器(松山ケンイチ)夫妻は小さなアパートで暮らしながら、マイホーム資金を貯め、ついにコーポラティブハウスを購入することになった。

そこには、結婚を控えたバツイチのスタイリスト・川村亮司(平山浩行)とネイリストの杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)

商社マンで二人の娘を持つ小宮山真一郎(野間口徹)深雪(真飛聖)夫妻。このコーポラティブハウスを設計した建築士の広瀬渉(眞島秀和)が暮らしている。

奈々と大器は子供が大好きで1年前から子作りに励んでいる。そんな中、大器の妹・琴音(伊藤沙莉)が実家の焼き鳥店で働く糸川啓太(前原滉)の子を妊娠する。健作(春海四方)と店を切り盛りしている大器たちの母・聡子(高畑淳子)は大喜び。次は奈々の番だと期待も高まる。

奈々たちが帰宅した時、小宮山一家が共有スペースで餅つきをしていた。奈々たちも手伝うことに。

そこで奈々は渉を訪ねてきた青木朔(北村匠海)と出会う。朔は渉の恋人で同棲するつもりでいた。

早く子供が欲しいと願う奈々は大器を説得し、不妊治療専門のクリニックを訪れる。避妊していないのに1年以上授からないのは不妊症と言えると片岡医師(伊藤かずえ)から告げられショックを受ける。

アンナチュラル

【最終話】

中堂(井浦新)の恋人・夕希子(橋本真実)、そしてほかにも複数の女性を殺害したと思われる高瀬(尾上寛之)が警察に出頭した。

遺体損壊は認めたが、殺害にしては否定していた。

ミコト(石原さとみ)たちにも殺害を立証する証拠はなく、高瀬を殺人罪で裁くために検証を続けていた。

そんな中、六郎(窪田正孝)がUDIの情報を週刊誌にうっていたことがメンバーに知られてしまう。

そしてついに赤い金魚殺人事件の全貌が明らかになる。

【第9話】

空き家に置かれていたスーツケースから女性の遺体が見つかった。その遺体を確認していたミコト(石原さとみ)は口の中に赤い金魚のようなものを見つけて驚く。中堂(井浦新)の恋人・夕希子(橋本真実)の口の中にあったものと同じような印だったからだ。

そのような印があったご遺体は過去に3体ある。同じ犯人によって殺害された可能性があると毛利刑事(大倉孝二)に訴えるが、証拠がないと相手にしてもらえない。

ミコトたちは犯人につながる証拠を見つけるためにご遺体を解剖する。そしてそのご遺体の胃の内容物から強烈な腐敗臭がすることに気付く。

神倉(松重豊)は過去、週刊ジャーナルに掲載されたUDIに関連する記事を見てある疑いを持つ。警視庁を訪れた神倉はそこでも驚く記事を目にする。

【第8話】

雑居ビルで火災が発生し、UDIには10体の焼死体が運ばれてきた。

黒く焦げていて全員身元不明の状態だった。

ミコト(石原さとみ)たちは坂本(飯尾和樹)にも手伝ってもらい解剖を進める。

神倉(松重豊)は、ゴミ屋敷の住人(ミッキー・カーチス)のところへ来ていた。神倉の将棋の師匠で、1年半前にUDIで解剖された妻の遺骨の引き取りを拒否している。今も妻の死を受け入れられずにいるのだ。

解剖の結果、9番目の遺体が焼死前に後頭部を殴られていた可能性があることをミコトが突き止める。縛られていたような皮下出血もみられたことから、火災ではなく殺人を隠すための放火だったのではないかとミコトたちは考える。

火災現場では一人だけ助かった男がいた。その男は六郎(窪田正孝)の父・俊哉(伊武雅刀)が勤務する病院に入院している。

UDIを訪ねてきた俊哉は男の病状を伝え、六郎を解雇してほしいと言い出す。

【第7話】

ミコト(石原さとみ)の携帯に「これを見たら電話をください」というリンクが貼られた謎のメールが届いた。

予備校で働く弟・秋彦(小笠原海)から紹介された法医学に興味を持つ高校1年生の男子生徒からのものだ。

ミコトがそのアドレスをクリックすると「殺人者S」と名乗る学生が、自分が殺害したというYの殺人実況生中継をライブ配信していた。

ミコトに死因を当てさせようとする挑戦状だった。もしミコトが間違えたら人質になっているXも殺害するという。

中堂(井浦新)はそんな挑発に乗るなと止めるが、ミコトはSの挑戦を受けることにした。だが、映像にはヒントになるようなものはない。

【第6話】

東海林(市川実日子)は、高級ジムが主催する合コンに参加した。朝、目を覚ますとそこは見覚えのないホテルの一室だった。

隣では、昨夜パーティーに参加していた権田原(岩永洋昭)が死んでいた。

東海林は慌ててミコト(石原さとみ)に連絡し、ホテルに呼び出した。ミコトが状況を聞こうとするが、東海林は店を出たあとの記憶が全くないという。

権田原の遺体を見たミコトがあることに気付く。

UDIでは、中堂(井浦新)六郎(窪田正孝)が男性の解剖をしていた。道端で突然死したその男性と権田原の意外なつながりが判明する。

警察は連続殺人事件として捜査を開始。もちろん、容疑者として最初に疑いの目が向けられたのはしたのは東海林だ。

中堂は「警察の任意同行に応じると殺人犯にされる」といい、東海林に逃げるよう忠告する。

ミコトたちは東海林の疑いを晴らすため、死因究明を開始する。

【第5話】

坂本(飯尾和樹)が辞めてしまったためUDIは人手不足だった。そのため、中堂(井浦新)は、ミコト(石原さとみ)のいる三澄班のサポートをすることに。

ある日、溺死した妻の解剖依頼のために鈴木巧(泉澤祐希)という人物がUDIを訪ねてきた。

海に飛び込むところを見たという人がいたため自殺と判断されたが、鈴木は妻が自殺をするはずがないとUDIにやってきたのだ。

ミコトたちが解剖に取り掛かった時、葬儀社の木林(竜星涼)が慌ててUDIへやってきた。鈴木が持ち込んだのは葬儀場から盗んだ遺体だというのだ。

ミコトは遺体損害剤を犯していたことになる。

遺体を盗んで解剖を依頼した目的は何なのか?

【第4話】

ミコト(石原さとみ)の母で弁護士の夏代(薬師丸ひろ子)がUDIにやってきた。バイク事故で亡くなった佐野(坪倉由幸)の死因を究明してほしいのだという。

佐野には妻と2人の子供がいるのだが、バイクの任意保険が切れていて生命保険にも入っていなかった。妻・可奈子(戸田菜穂)を助けるため夏代がUDIに連れてきたのだ。

勤務していた工場の長時間労働による過労、バイクの修理ミス、かかりつけ医の病気の見落としなどが考えられる。死因によって責任の所在も変わるし、家族にとっては重要な問題だ。

工場長、バイク店の店長、病院の弁護士がUDIにやってきて責任の押し付け合いを始める。

解剖をしたミコトたちは思ってもいなかった死因を発見してしまう。

そんな中、UDIに「お前のしたことは消えない。裁きを受けろ」と書かれた脅迫状が届く。それを見た中堂(井浦新)は自分に宛てたものだという。

葬儀屋の木林(竜星涼)に何かを調べさせていた中堂の秘密も明らかになる。

【第3話】

ミコト(石原さとみ)はある裁判の代理証人として出廷した。それは主婦ブロガーが殺害された事件の裁判だった。

被告は被害者の夫・要一(温水洋一)で妻からの精神的DVを受けていたことによる罪だと認めている。だが、証拠として出された包丁が凶器ではないことに気付いたミコトはその矛盾をつく。すると要一も一転して無実を主張し始める。

裁判は混乱し、検事の烏田(吹越満)もミコトに激怒。所長の神倉(松重豊)は検察を敵に回すと補助金に影響があるのではないかと心配するが、ミコトは真実を明らかにするために再び法廷に立つ。

【第2話】

UDIのメンバーは、警察からの依頼で集団練炭自殺の現場へ向かった。刑事の毛利(大倉孝二)は事件の可能性はないと主張するが、ミコト(石原さとみ)は解剖を決意。

その結果、4人の遺体のうち3人は一酸化炭素中毒の自殺と断定されるが、一人の少女の死因が凍死であると判明する。その少女の胃の中からは、ダイイングメッセージが発見された。

事件であると確信したミコトたちは、解読不明のそのメッセージの意味を解読しようとする。

そんな中、ミコトは六郎(窪田正孝)を温泉へ誘う。そこで驚くべき事実を突き止める。

【第1話】

三澄ミコト(石原さとみ)は、不自然死究明研究所(unnatural death Investigation laboratory)=通称UDIラボで法医解剖医として働いている。

そこは、東京都23区外、西武蔵野市を中心に、日本全国で発見された異状死体や犯罪死体を引き受けている。

年間に約400体もの遺体が警察や自治体から運び込まれる。解剖し死因を究明するのがミコトたちの仕事だ。

そのUDIラボには、三澄班と中堂班の2チームがある。三澄班は、ミコトと臨床検査技師の東海林夕子(市川実日子)、記録員の久部六郎(窪田正孝)

中堂班は法医解剖医の中堂系(井浦新)、臨床検査技師の坂本誠(飯尾和樹)

その個性的なメンバーを所長の神倉保夫(松重豊)が束ねている。

ある日、中年夫婦がUDIにやってきた。一人暮らししていた息子・高野島渡が突然死し、「虚血性心疾患」(心不全)と言われたが、その死因に納得がいかないという。息子はまだ若く、山登りを趣味にしているほど体も丈夫で元気だった。心不全というのはあまりにも不自然なため、もう一度きちんと死因を調べてほしいと警察に頼んだが断られてしまったのだという。

ミコトたちが解剖してみると、心臓には何の異状もなく急性腎不全の症状が見つかった。

薬物死を疑ったミコトたちは詳細な検査をするが、死因となった毒物までは特定できない。

そんな中、高野島が一緒に働いていた若い女性同僚が高野島が亡くなった翌日に原因不明の突然死を遂げていたことが判明する。

原因を突き止めるため、ミコトたちは高野島のアパートを訪れる。そこに婚約者で遺体の第一発見者でもある馬場路子が現れる。

馬場は劇薬毒物製品の開発をしている。もし馬場がまだ名前がついていない毒を開発していたとしたら…。毒物鑑定システムは名前のない毒は検出できないため、完全犯罪が成立することになる。

高野島が亡くなった時間のアリバイを尋ねると、自宅に一人でいたためアリバイはないと馬場は答えた。

もみ消して冬

【最終話】

秀作(山田涼介)吉田邦夫(加藤諒)の入れ替わり生活は続いていた。北沢家にはまるで邦夫が幸運の使者であるかのように、いいニュースが舞い込んでいた。

秀作は、ちょっとしたことで「ありがとう」と感謝を伝えてくれる吉田家に居心地の良さを感じ、パティシエになりたいという夢を見据えていた。

このままでいようと二人の意見は一致し、泰蔵(中村梅雀)も戸籍を入れ替える準備を始める。

尾関(小瀧望)は納得できず、秀作を説得しようとするが、知晶(波留)へのポイント稼ぎだろうと相手にされない。

そして、北沢家にもみ消しが必要な事件が起きた。

楠木(千葉雄大)からそのことを聞かされた秀作は、自分はもう北沢家の人間ではないからと聞き流すのだが…。

秀作はキタザワズ・プライドにかけて立ち上がる。

【第9話】

秀作(山田涼介)里子(恒松祐里)をつけていたストーカーを捕まえるが、その男・吉田邦夫(加藤諒)の目的は里子ではなく秀作だった。理由を尋ねる秀作に、自分たちが赤ちゃんの頃取り違えられたと説明する邦夫。

信じない秀作に、邦夫はDNA鑑定の証拠を見せた。邦夫の話によると、3歳の時に発覚し、両家で話し合った結果、そのままになったという。

自宅に帰った秀作はそのことを知晶(波瑠)博文(小澤征悦)に打ち明ける。初めて聞いたはずなのに、二人の反応はすごく薄く、弟に強くあたってしまう理由がわかってすっきりしたようだ。

泰蔵(中村梅雀)も同じ思いだったと知った秀作はショックを受ける。

邦夫の人間性を知るうちに北沢家のDNAを実感する秀作。そして両家の間で、1週間だけ入れ替わって生活することが決まった。

【第8話】

秀作(山田涼介)里子(恒松祐里)と付き合うことになり、北沢家へ招待して父・泰蔵(中村梅雀)に紹介することになった。

当日、泰蔵しかいない予定だったが、知晶(波留)が早々に帰ってきた。博文(小澤征悦)も遅くなる予定だったが、尾関(小瀧望)手毛綱(児嶋一哉)を連れて帰ってきてしまう。

リビングでは、知晶にキスをした尾関の公開裁判が開かれていた。そんな中、里子が履いてきた靴がなくなっていることに秀作が気付く。

誰かが隠したのではないかと考えた秀作は、有罪判決を受け執事部屋に拘束されていた尾関に相談。その場にいた者たちを問い詰めるが犯人は見つからない。

そのうち、秀作に幼い頃の記憶がよみがえる。

【第7話】

ライバルの善財(竹森千人)が倒れているのを発見した博文(小澤征悦)。博文には動機もあり、思わず触ってしまった凶器に指紋が残っていたことから犯人ではないかと疑われてしまう。

その後、善財の婚約者が窃盗団の一味で犯人だったとわかり疑いは晴れるが、疑われたことで博文の病院内での人望のなさが明らかになった。そのせいで出世も遠ざかる。

秀作(山田涼介)は男らしくないという理由で里子にフラれてしまう。さらに不幸な秀作なら博文を勇気づけられるということで知晶(波留)から励まし役を命じられる。

浜野谷院長(柴俊夫)の家にも出入りしているクリーニング屋の手毛綱(児嶋一哉)が、院長は人事にポイント制を採用しているという情報を持ってきた。

秀作たちは、窃盗団の捜査をしている尾関(小瀧望)まで巻き込んで、博文の挽回を狙う。

【第6話】

泰蔵(中村梅雀)が病院に運ばれた。誰かに睡眠薬を飲まされたらしい。睡眠薬はチョコレートの中に入れられていた。

その夜、泰蔵が大学時代の社交ダンス部同窓会へ行っていたことから、犯人はその中にいるのではないかと推測される。

秀作(山田涼介)知晶(波留)博文(小澤征悦)は、泰蔵にチョコレートを贈った女性5人を自宅に招いた。秀作はその中の一人、こずえ(山村紅葉)が怪しいのではないかと考える。

だが、泰蔵と付き合っていたというほかの4人とは違って、こずえはダンスのパートナーという関係があるだけで犯行動機になりそうなものは何もない。

別のチョコレートからは死につながるほどの薬物が検出され、殺人未遂事件として捜査されることに。

【第5話】

里子(恒松祐里)博文(小澤征悦)と急接近していることに秀作(山田涼介)は焦っていた。

博文は里子と結婚する気満々だ。以前から彼女のことを好きだったと秀作が打ち明けると「争うだけ無駄」だとあしらわれてしまう。

今までも秀作のお気に入りを横取りしてきた博文に、今度こそ勝ってみせると意気込む。

知晶(波留)楠木(千葉雄大)に見せつけるためにキスをした尾関(小瀧望)は、知晶のことを好きになってしまったようで、秀作に例え話をし始める。

秀作は博文の最大の弱点に気付き、博文のライバル・善財(竹森千人)の元を訪れる。

【第4話】

知晶(波留)が自分より楠木(千葉雄大)を大事にしているのではないかと秀作(山田涼介)は気にしていた。

父・泰蔵(中村梅雀)が知晶に見合い話を持ってくるが、今気になっている人がいるという理由で知晶がそれを断った。秀作は楠木のことではないかと不安になる。

ある日秀作は、楠木の背中に鯉の刺青があることを知る。秀作が問い詰めると楠木は知晶にキスされたと驚く告白をした。

ショックはありながらも知晶の恋を応援しようとするが、お見合い相手・角居(駿河太郎)が北沢学園の将来に関係する重要人物であるため、泰蔵と博文(小澤征悦)からはなんとしてでも結婚させろと迫られる。

【第3話】

20年以上北沢家につくしてきた執事の小岩井(浅野和之)が自殺しようとしているところを保護された。

メイド喫茶にはまっているということを博文(小澤征悦)に目撃されたのが原因だった。泰蔵(中村梅雀)たちは、北沢家の名誉を傷つけるのは契約違反だという理由で小岩井を辞めさせようとする。

退職願を差し出した小岩井を秀作だけは引き留めるが、アナタの子守をするのはウンザリだと言われてしまう。

秀作は、楠木(千葉雄大)が来てからいろいろ事件が起きていると気づき、楠木を不審に思う。

小岩井の娘がメイド喫茶で働いていることを知晶(波瑠)が突き止めた。娘の話を聞いた秀作は小岩井の意外な一面を知るが、小岩井はすでに新しい職場に勤め始めていた。

【第2話】

北沢家の危機を回避することが出来た秀作(山田涼介)がホッとしているところに、博文(小澤征悦)が帰ってきた。体中、血や泥にまみれている。

浜野谷院長(柴俊夫)の愛犬ジョンを逃がしてしまい、探し続けていたという。院長が可愛がっているジョンが自分になつけば昇進できると思い、こっそり手名付けようとしていたらしい。

浜野谷院長には、ジョンがいなくなる直前に博文と一緒にいたことがバレており、72時間以内に見つけないとクビにすると宣告される。

そっくりな犬を見つければいいという知晶(波留)のアイディアに博文は乗っかるのだが、秀作は賛成できずにいた。

その結果、博文と知晶の二人で作戦を開始。楠木(千葉雄大)が大活躍し、知晶に頼られていくのを見ていた秀作は、自分の地位が脅かされるような危機感を覚える。

【第1話】

北沢家の末っ子・北沢秀作(山田涼介)は東大卒で警視庁に勤務するエリート警察官。兄の博文(小澤征悦)は東大卒で多くの著名人の手術も担当する天才心臓外科医。姉の知晶(波留)は東大卒で美と知を兼ね備えた敏腕弁護士。

父の泰蔵(中村梅雀)は私立中学「北沢学園」の学園長をしている。

そんな北沢家に母親が亡くなって以来の危機が訪れる。

泰蔵が、好きになった女性に裸の写真を撮られ金を要求されたのだ。厳格な父の思わぬ告白に秀作はショックを受ける。もしこれが世間に出てしまえば北沢家は終わってしまうと考えた博文と知晶は職業倫理に反してでも何とかしようと奔走する。秀作も二人に言われ協力することに…。

北沢家で執事見習いを始めたばかりの楠木(千葉雄大)は、ベテラン執事の小岩井(浅野和之)から、この一大事を口外するなとくぎを刺される。

秀作は家族を守りたいが法律は犯せないと思い悩んでいた。そこで女性を説得しようとSITのホープ・尾関(小瀧望)に相談するのだが…。

99.9 -刑事専門弁護士- SEASON2

【最終話】

斑目法律事務所に死刑囚・久世貴弘(小林隆)の再審請求の依頼が舞い込む。

依頼人は、久世の息子・亮平(中島裕翔)だ。久世は8年前、妻を殺害後、放火したとして建造物放火及び殺人罪で死刑判決を受けている。

だが亮平は、両親は仲が良く、父が母を殺すはずがないと主張する。深山(松本潤)舞子(木村文乃)は、自分たちの経験から久世の無実を立証しようと調査を開始する。

だが実際は、一度最高裁で結審した判決を覆すのはほぼ不可能に近い。しかも、再審請求を審理する裁判長に川上(笑福亭鶴瓶)が就任した。

今までに深山たちから苦い思いをさせられている川上は、深山たちに言いがかりとも思えるようなことを押し付けてくる。

佐田(香川照之)はマスコミを介して世論を味方につけようとするが、都合の悪いことを週刊誌に書かれてしまい依頼人の信頼を裏切ってしまうことに。

【第8話】

元文部科学大臣・藤堂正彦(佐野史郎)議員の選挙事務所で毒物による殺害事件が起きた。

藤堂議員と妻の京子(森口瑤子)、後援会長の金子源助、第一秘書の上杉の4人が事務所に送られてきた羊羹を食べ、上杉が死亡し、京子が意識不明の重体になっていた。

その事件のあと、羊羹を送ってきたニシカワメッキ社長・西川五郎(おかやまはじめ)が逮捕され起訴されている。

鑑定の結果、羊羹に入れられていた毒物は、依頼人の会社が保有しているものと同じものだと判明。しかも西川は、新規事業のために藤堂に陳情に行って断られたという動機まで見つかってしまう。

ある矛盾に気付いた深山(松本潤)は、斑目所長(岸部一徳)に、個人で鑑定をやっている元科捜研・沢渡清志郎(白井晃)を紹介してもらい、重要な証拠を見つける。

舞子(木村文乃)は、この裁判の裁判長が川上(笑福亭鶴瓶)であることを気にしていた。

そして川上は深山たちが予想しなかった判決を下す。

【第7話】

佐田(香川照之)が顧問弁護をしているオガタテクノロジーの社長・緒方(ヒャダイン)が失踪した。

検察庁に呼び出された佐田は、緒方が1週間前に会社の資金、3000万を引き出したまま姿を消し、業務上横領の罪がかけられていると聞かされる。

しかも、失踪した当日、佐田の個人口座に300万もの振り込みがあったことも判明し、佐田は業務上横領ほう助で逮捕されてしまう。

弁護をすることになった深山(松本潤)舞子(木村文乃)はオガタテクノロジーを訪れ、専務の大河原孝正(佐戸井けん太)と経理担当の中村麻美(田中美奈子)から話を聞くことに。

従業員の笹野桜(比嘉愛未)に立ち会ってもらって緒方の自宅も見せてもらう。そこで深山があることに気付いた。

その頃、川上(笑福亭鶴瓶)は佐田の担当裁判官に近づいていた。

【第6話】

舞子(木村文乃)に弁護依頼が舞い込む。依頼人は大酉寿司店主・新井英之(竜雷太)で、不動産屋・平田(三又又三)の殺害容疑で警察から事情聴取を受けているという。

事件当日、新井が事件現場に出入りしていたことで容疑をかけられたのだが、新井は否認している。

舞子は深山(松本潤)と一緒に現場へ向かう。タバコ屋の店主・(ダンカン)の話によると新井以外にもう一人現場に出入りしていた人物がいるという。

事務所に戻ると平田殺害の容疑者が逮捕されたというニュースが流れていた。逮捕されたのは尾崎雄太(佐藤勝利)。舞子の弟だった。

雄太は2年前に窃盗事件で有罪判決を受けている。接見した舞子が弁護を引き受けると申し出るが雄太が拒否する。二人の間には、あることがきっかけで大きな溝が出来ていたのだ。

そこで深山が担当することになった。雄太は2年前の事件も今回の事件も自分は無実だと訴える。

斑目所長(岸部一徳)は、もし雄太が犯人の場合、顧客からの信用に関わるため、舞子には辞めてもらうことになると佐田(香川照之)に言い放った。

2年前の事件と今回の殺人事件。それらには何かしらつながりがあるのか?

【第5話】

大けがをした志賀(藤本隆宏)奈津子(渡辺真起子)と一緒に相談しにきた。動けない志賀の代わりに、請け負った刑事裁判の弁護に協力してほしいというのだ。

それは、女子高生・工藤久美子(清原果耶)に対する強制わいせつ事件だ。久美子の証言で、17歳の山崎大輝(市川理矩)とその友人・大江徳弘(福山翔大)が起訴されている。山崎は一度自白もしている。

深山(松本潤)舞子(木村文乃)は早速山崎の接見へ向かう。そこで警察に脅されて自白したと知る。

事件当日、山崎は焼き肉屋にいたという。だが、焼き肉屋の店員(アキラ100%)が客の顔を一人一人覚えているわけではないのでアリバイがあるとは言えない状況。

深山は、山崎から聞き出したある情報をもとに、チームのメンバーたちと再び焼き肉屋を訪れた。

裁判官の遠藤(甲本雅裕)は弁護側の主張に耳を貸そうとしない。

裁判所と検察が結託して進められていた。双方の思惑が一致しているためだ。

深山たちが見つけたアリバイさえも受け入れてもらえない。

【第4話】

岩村梢(有森也実)が斑目法律事務所にやってきた。工場の社長を務める夫の岩村直樹が、取引先のタナハシ機械製作所の専務・棚橋幸次郎を殺害した後に自殺したのだという。

被疑者死亡のまま書類送検されて不起訴処分になり、被害者の兄でタナハシ機械製作所の社長・政一郎(迫田孝也)から3億円の損害賠償請求をされていた。

梢は、その日に届いたメールから、絶対に直樹は殺人なんて犯していないと信じていて、無実を立証してほしいという。

被疑者死亡の場合、裁判が開かれることはないからこれ以上弁護することはできないと佐田(香川照之)は断るが、深山(松本潤)はすでに事件現場へ向かっていた。

佐田は舞子(木村文乃)に深山を連れ戻してくるよう命じるが、舞子はすっかり深山のペースに巻き込まれてしまう。

いろいろ調べていくうちに、警察と検察の記録に矛盾を発見する。

佐田は、直樹がエンジンに関する特許を持っていて、それには莫大な価値があるということに気付く。政一郎は、賠償請求をすることで梢に相続放棄させ、その特許を手に入れようとしていたのだ。

佐田は梢の依頼を正式に引き受け、政一郎の弁護士・森本貴(近藤芳正)に会いに行く。

森本は民事ではやり手の弁護士だ。佐田と面識はないものの、お互い相手の名前を知っていた。

状況証拠を集めた深山たちが検察に再調査を依頼するが、はねのけられてしまう。そこで佐田があることを思いつく。

【第3話】

人気ロック歌手・ジョーカー茅ヶ崎(宇崎竜童)が逮捕された。ジャーナリスト・安田(伊藤高史)の殺害および目撃者である石川(安達祐実)の殺人未遂の容疑がかけられている。

茅ヶ崎の顧問弁護士である佐田(香川照之)は何か隠している様子。深山(松本潤)が接見に行こうとするのを止め、舞子(木村文乃)に担当させる。

捜査の結果、茅ヶ崎が賭博していることを掴んだ安田からゆすられていたことや、佐田の指示でその事実を警察に言わなかったことも判明する。

その結果、事実を知った警察から故意に隠していたと疑われることに…。

佐田は依頼人の利益を守ろうとしたのだが、そのせいで依頼人がピンチに立たされることになり、深山たちは佐田を責める。

殺人事件の目撃証言、殺人未遂に関しては凶器から茅ヶ崎の指紋が検出されている。

舞子の先輩だった山内(松尾諭)という裁判官がこの事件を担当するが、弁護士になった舞子に対する態度は一変する。

舞子の元上司で東京地裁・所長代行の川上(笑福亭鶴瓶)は、お互いの立場でやりあえばいいというが…。

【第2話】

美由紀(野々すみ花)からの連絡を受け、深山(松本潤)は故郷の金沢を訪れた。美由紀は、26年前、深山の父・大介(首藤康之)が逮捕された殺人事件の被害者・美里の妹だった。渡されたのは、現場に落ちていて美里の遺留品として警察から母親に返されたという水晶のキーホルダーだった。美里のものではないというが、大介のものでもない。

ということは、現場にほかの誰かがいたということになる。

深山はその遺留品をもとに、26年前の真実を追い始める。それは大介の事件の担当検事・大友検事正(奥田瑛二)との対決を意味していた。

金沢地方検察庁には、過去に深山が担当した事件の検察官だった丸川貴久(青木崇高)が赴任してきていた。深山は丸山に協力してほしいと頼むのだが…。

舞子(木村文乃)は斑目法律事務所の所長・斑目春彦(岸部一徳)に打診され、事件の調査に加わることになり、休暇中だった佐田(香川照之)も、斑目の企みで金沢へ向かうことに。

深山は26年前の事件の真実を知ることができるのか。

【第1話】

深山大翔(松本潤)は、99.9%有罪とされた案件でも、残る0.1%を自分自身が納得いくまで追求する刑事専門の弁護士だ。

型破りなやり方に振り回され、刑事事件専門ルームの室長はなかなか定着せず、所長の斑目春彦(岸部一徳)を悩ませていた。

そこで民事の仕事に戻っていた敏腕弁護士・佐田篤弘(香川照之)が呼び戻されることになった。

所長からの打診に佐田は抵抗するが、後任を探すまでの兼務で、後任が見つかったらマネージングパートナーを譲るという条件を提示され、渋々引き受ける。

そんな中、ある殺人事件の弁護依頼が入る。依頼してきたのは、加害者・鈴木二郎の娘の加代。

殺害されたのは鈴木が借金していた沢村ファイナンスの社長で、鈴木は容疑者として逮捕・起訴されていた。

加代に付き添ってやってきたのは元裁判官の尾崎舞子(木村文乃)。舞子はエリート裁判官として活躍していたが、ある事件をきっかけに裁判官を退官していた。しばらく司法の世界から距離を置いていたのだが親友の加代の頼みで付き添うことになった。

舞子の深山たちへの要求は、加代の父親の無実の証明ではなく、情状酌量だった。裁判官だった経験から、舞子は調書を見る限り父親の犯行は間違いないと考えていたのだ。

0.1%の事実を追求する深山と舞子は対立することに。

深山は真相究明できるのか?

トドメの接吻

【最終話】

尊氏(新田真剣佑)が留置所から脱走したことを知った宰子(門脇麦)は、旺太郎(山﨑賢人)を守るため結婚式へ向かい、そこで代わりに刺されてしまった。

旺太郎は宰子に何度もキスをしてタイムリープしようとするが宰子はすでに息がなく、時間を戻すことはできなかった。

旺太郎は激しいショックを受けるが、宰子の願いを叶えるために美尊(新木優子)を愛して幸せになろうと決意する。

副社長の椅子を狙う郡次(小市慢太郎)の助けもあり、旺太郎の入籍と入社の準備が進んでいた。

旺太郎を殺す機会を狙っていた和馬(志尊淳)が旺太郎の前に現れた。愛を否定し続けてきた旺太郎が愛に苦しむ姿を見て満足する和馬の言葉で、旺太郎は自分の宰子への気持ちに気付き、深い悲しみに襲われる。

宰子の部屋で目覚めた旺太郎の前に春海(菅田将暉)が現れる。過去に遡る力で人が幸せになれるのかどうかを観察していたと話し、自分の正体を明かした。

タイムリープしたあとも、今ここにある世界はパラレルワールドとして続いていくと聞いた旺太郎は、自分の犯した罪は一生消せないと知って衝撃を受ける。

旺太郎は、入籍と入社を目の前にして今まで自分が狂わせてきた人たちの人生に思いをはせる。

美尊を自分の部屋に呼びだし、初めて素の自分を見せる旺太郎。

結婚式で宰子に何度もキスをする旺太郎の姿を見た美尊は、自分が宰子とキスしてタイムリープしたことが夢ではなく、宰子にはそういう能力があるのだと勘づいていた。

旺太郎から事実を聞かされた美尊は意外な行動を取る。

【第9話】

宰子(門脇麦)の言葉に心を動かされた旺太郎(山﨑賢人)は、父・旺(光石研)に会いに行き、一つの区切りをつけることができた。

旺太郎が部屋に戻ると宰子の姿がなかった。予知能力があるかのような旺太郎の行動の原因が宰子にあると考えた尊氏(新田真剣佑)に拉致られたのだ。

宰子を探す旺太郎が尊氏を問い詰めるが何も答えない。一刻も早く宰子を探したいが、美尊(新木優子)から旅行に誘われ断るわけにもいかない状況だった。

監禁されている宰子は、美尊を思うがあまり壊れていく尊氏を見て自分と似ているものを感じていた。

宰子のことで旺太郎が嘘をついていると気づいた美尊が詰め寄ると、旺太郎は、12年前の事故で知り合ったことや、恋愛感情がないことなどを話す。美尊は安心するが、尊氏から呼び出された旺太郎は、美尊を一人残して近くの工場へと向かった。

一人残された美尊の前には長谷部(佐野勇斗)が現れ…。

旺太郎が工場へ駆けつけると、宰子が尊氏にアイスピックを突きつけられていた。旺太郎はなぜか、美尊が愛しているのは自分だと話し、尊氏を挑発し始める。

尊氏は逆上し、工場のチェーンで旺太郎の首を絞め始める。そこには尊氏が知らない罠が仕掛けられていた。

自分の出世にしか興味がない郡次(小市慢太郎)が旺太郎に寝返った。美尊との結婚を後押しされ、旺太郎は並樹グループを手に入れようとしていた。

宰子は、今度は旺太郎が美尊を愛する番だと話しながら自分の役目は終わったと感じていた。

自分の前から宰子が消えようとしていることに気付いた旺太郎は、二人で幸せになるという約束がまだ果たされてないと話し、宰子を引き留めようとする。

そこで宰子に手を差し伸べたのは春海(菅田将暉)だった。

そんな中、旺太郎の結婚のニュースを知った和馬(志尊淳)が動き出そうとしていた。

【第8話】

知らないところで宰子(門脇麦)が自分のために必死に動いていたことを知った旺太郎(山﨑賢人)は、その気持ちに心を打たれて思わず宰子を抱きしめた。

そこを美尊(新木優子)に見られてしまった。旺太郎は咄嗟に、面倒を見ている遠い親戚だと宰子のことを紹介する。

タイムリープを夢だと思っていた美尊は自分にキスした宰子が実在していたことに驚きながらも、旺太郎に、結婚を前提に付き合ってほしいと告白する。

旺太郎に協力している宰子の正体について春海(菅田将暉)からほのめかされながらもはぐらかされてしまった尊氏(新田真剣佑)は、美尊と旺太郎の交際を応援するふりをしながら、二人を並樹家に招いた。

布袋(宮沢氷魚)に襲われた長谷部(佐野勇斗)の意識はまだ戻らない。病室の周りに旺太郎の父・旺(光石研)が現れる。

旺太郎は美尊に婚約指輪を渡し、尊氏の前で結婚話をすすめていく。だが尊氏はなぜか余裕があるように見える。宰子についても探りを入れてくる尊氏を旺太郎は不気味に感じていた。

翌日、長谷部が病室で殺されたという連絡が入った。しかも犯人として逮捕されたのは旺だった。

そのことで旺太郎との結婚話に反対する声が高まる中、美尊は尊氏の優しい言葉に揺れる。

自分の邪魔ばかりする父親に激しい怒りを感じる旺太郎は、タイムリープをして旺を助けようという宰子の提案を素直に受け入れることができないでいた。服役後、自分たちに説明もなく長年姿を消していた旺への恨みに苦しむ。

尊氏が宰子のアパートにやってきた。力ずくで秘密を暴こうとしているところに旺太郎が現れ、尊氏の目の前でタイムリープをする。

長谷部が殺される前の病室へ走った二人が見たものは…。

旺太郎に邪魔され、美尊の気持ちも取り戻せない尊氏はいら立ち、ある作戦を立てる。

【第7話】

旺太郎(山﨑賢人)は、長谷部(佐野勇斗)の死に尊氏(新田真剣佑)が関係していると気づき、止めようとする宰子(門脇麦)に無理やりキスをしタイムリープした。だが、その後、長谷部を襲っていた覆面の男に刺されて死んでしまう。宰子が何度キスをしても時間は戻らない。

生き残った長谷部は、覆面の男に奪われたビデオテープのことを警察に隠そうとする尊氏が黒幕なのではないかと不信感を募らせる。

美尊(新木優子)は旺太郎の突然の死にふさぎこんでいた。そんな状況でも、急いで結婚の話を進めようとする尊氏や母・京子(高橋ひとみ)に対し腹を立てていた。

長谷部が尊氏に事件の真相について問いただしている場面を見てしまった美尊は尊氏の凶暴な一面を目の当たりにしてショックを受ける。

宰子は、12年前の事故で自分が生き残った意味について考えていた。そして旺太郎のためにある危険な計画を実行することに。

宰子の秘策で旺太郎は命を救われた。自分を襲った男が布袋(宮沢氷魚)だと気付いた旺太郎は、尊氏を追い詰めるために布袋を利用しようとするが、ある誤算があった。

旺太郎の部屋の周りをうろついている人物が…。それは10年間失踪していた旺太郎の父・旺(光石研)だった。

宰子の手助けもあり、旺太郎と美尊の仲は深まっていく。そんな中、謎のストリートミュージシャン・春海(菅田将暉)が尊氏に近づき、宰子の正体をほのめかす。

影で自分を必死に助けようとしていた宰子の気持ちを知った旺太郎は…。

【第6話】

旺太郎(山﨑賢人)は母親の命を救うためタイムリープするが、12年前の沈没事故の証拠であるビデオテープを真犯人の尊氏(新田真剣佑)に燃やされてしまう。

テープはなくしてしまったが、美尊(新木優子)の気持ちを手に入れることができた。尊氏と美尊の婚約疲労パーティで派手なキスをし、みんなを驚かせる。

旺太郎は興信所の根津(岡田義徳)を使い、並樹グループの前社長・尊(山田明郷)が尊氏の罪をもみ消すために関係者に手をまわしていたことを突き止める。

冤罪で服役させられた父・旺(光石研)の出所後の居場所も明らかになる。

美尊は尊氏への不信感、そして旺太郎への思いが募り、自分の運命を悲観していた。そんな美尊を長谷部(佐野勇斗)は複雑な思いで見つめていた。

旺太郎は旺を探すため香港にいた。父親が自分の冤罪を晴らすため、ビデオテープのコピーを探していたこと、クルーズ船の運営会社を営む長谷部の父が尊氏の罪を揉み消すために協力していたことを知る。

旺太郎は長谷部を脅し、ビデオテープのコピーを探させることに。

1週間後、旺太郎が帰国すると、長谷部が海で亡くなっていた。自殺をしてしまったのではないかと旺太郎は責任を感じる。美尊から、長谷部が亡くなる前にビデオテープを持っていたと聞かされ、宰子(門脇麦)のキスでタイムリープを試みる。だが、何度戻っても長谷部の自殺を止めることができない。

旺太郎は長谷部の死に疑問を抱く。

過去とは縁を切りたいと言いながら、母親を助けようとしたり父の冤罪を晴らそうとする旺太郎を見た宰子は、少しずつ感情が変化していく。

春海(菅田将暉)と遭遇した宰子は、同じ時間を繰り返すと、元の出来事が抵抗して自分に降りかかってくると言われる。嫌な予感がした宰子は、旺太郎のキスを拒み、タイムリープをやめさせようとする。

【第5話】

宰子(門脇麦)にキスされた旺太郎(山﨑賢人)は、予想外のタイムリープをしてしまい、自分に惹かれていたはずの美尊(新木優子)の態度が冷たくなってしまっていることに戸惑う。

目を覚ますはずだった美尊の父・尊(山田明郷)が亡くなり、尊氏(新田真剣佑)が美尊にプロポーズをして会社を継ぐというシナリオに変わってしまっている。

旺太郎は、尊氏がわざと父親を助けなかったのではないかと疑い、祖母との死別を繰り返したくない宰子にキスを迫り、再びタイムリープする。だが、尊が死に、尊氏が美尊にプロポーズするというシナリオを変えることはできなかった。

尊氏は、旺太郎が12年前の沈没事故を引き起こした船長の息子であると美尊の前で暴露する。旺太郎はそこで初めて、あの日クルーズ船に乗っていたお金持ちが並樹家とその取り巻きだったと知った。

美尊は、同情を買うために生い立ちを偽っていた旺太郎に失望し、父が亡くなったことで豹変した兄に戸惑いながらも、自分の気持ちを割り切ろうとする。

旺太郎は長谷部(佐野勇斗)が尊氏のプロポーズの本当の理由を何か知っているのではないかと気づく。

旺太郎のことを心配する母・光代(奥貫薫)が食事を作るために家にやってきた。旺太郎は弟・光太を沈没事故に巻き込んでしまった罪悪感から、今でも光太が生きていると信じている母を疎ましく感じていて、冷たい態度で追い返してしまう。

美尊と尊氏の婚約の準備は着々と進んでいく。旺太郎は長谷部の美尊への思いを利用し、郡次(小市慢太郎)が何かのビデオテープをネタに尊氏を脅迫していることを聞き出した。

婚約披露パーティー中にそのテープを盗み出そうとするが、もう少しというところで母の光代が転倒し意識不明の重体に陥っているという連絡が入る。

【第4話】

尊氏(新田真剣佑)は血のつながりがなくても並樹家の本当の家族だと思っているが、父・尊(山田明郷)が会社は美尊(新木優子)に継がせることを決めていることに関しては複雑な思いを抱いている。

そんな中、社長秘書で叔父の郡次(小市慢太郎)が、養子を解消し美尊と結婚して跡を継ぐようプレッシャーをかけてくる。

副社長の座を狙う郡次は、12年前の沈没事故の秘密が隠されたビデオテープをちらつかせる。

並樹家の金と権力を狙っている旺太郎(山﨑賢人)は、宰子(門脇麦)のキスを利用しようと考えていた。自分がしたい時にキスをすれば願い事を一つ叶えると言い、キスの契約を結ぼうとするが、旺太郎のクズっぷりが嫌いな宰子に逃げられる。

尊氏が美尊にプロポーズをし婚約話が進んでいく中、宰子にキスしてもらうために旺太郎が自分の命をかけた提案をする。

【第3話】

旺太郎(山﨑賢人)をキス女・宰子(門脇麦)から守るため、和馬(志尊淳)は常に旺太郎の傍にいた。だが和馬は旺太郎を愛しており、その愛が報われないため旺太郎と心中を図ろうとする。なんとか一命はとりとめるが旺太郎は負傷する。

病院で今まで起こったことについて考えていた旺太郎は、宰子のキスを利用しようと思いつく。

初乗り会のあと美尊(新木優子)が旺太郎を訪ねていたと知った尊氏(新田真剣佑)は、「旺太郎が12年前の沈没事故の真相を探っているのかもしれない」という社長秘書・郡次(小市慢太郎)からの忠告を気にしていた。

旺太郎の冷たい態度に逆上した和馬は、美尊を道連れにして死ぬと言い出す。旺太郎が大学に駆け付けるが、美尊は和馬に襲われて顔に大けがを負っていた。

旺太郎は美尊の母・京子(高橋ひとみ)から責められ、並樹家に近づけなくなってしまった。

旺太郎は宰子とキスをして7日前にタイムリープしようと考え、宰子の居場所を突き止め、自分の方からキスをする。

旺太郎はタイムリープすることができたが、キャンパスで尊氏と長谷部(佐野勇斗)に囲まれ、なかなか思い通りに事は運ばない。

だが、そのタイムリープで、尊氏が並樹家の養子で、郡次が尊氏の叔父だということを知る。

美尊を振り向かせて成り上がるために、宰子のキスを利用しようと躍起になる。

【第2話】

キスで殺す女(門脇麦)から「あなた、狙われてるか」と謎の言葉を投げかけられた旺太郎(山﨑賢人)は混乱する。旺太郎を心配した和馬(志尊淳)がボディガードを買って出てくれ、しばらくは出歩かない方がいいと助言するのだが、どうしても美尊(新木優子)を落としたい旺太郎は、美尊の友人・菜緒(堀田茜)からの指名を受け出勤することに。

美尊に会う方法を探る中、店のバックヤードで旺太郎の栄養ドリンクを飲んだ同僚ホスト・柿崎が倒れて大騒ぎになる。旺太郎のクローゼットから毒物が見つかったことで容疑者にされてしまう。

和馬の助けで何とか警察署から逃げ出した旺太郎は、イヴの夜にロッカーにあった赤いルージュの「デンジャラス」というメッセージが毒入りドリンクのことだったのではないかと考え、店へ急いだ。毒物騒ぎで閉店に追いやられた店にキス女からの呼び出しの電話がかかってくる。

待ち合わせ場所へ向かった旺太郎は背後から包丁で刺されてしまった。意識が遠のく中、キス女が現れ「あなた、狙われてるか」と再び囁いて死のキスをした。

旺太郎が目を覚ますとまた1週間前に戻っていた。ドリンクを飲もうとしている柿崎を止め、容疑者にならずに済む。

再びやってきた興信所の根津(岡田義徳)から、父・旺(光石研)の居所を教えてほしいと頼まれる。だが出所後、旺は行方不明になっており、過去を忘れたい旺太郎は根津を追い返した。

並樹乗馬クラブの初乗り会が行われた。美尊に遠慮して本音を言えない連中とは違い、間違いを諌め叱ってくれる尊氏(新田真剣佑)を美尊が慕っている様子を旺太郎は目にする。旺太郎が二人だけで話すチャンスを伺っている時、立てかけられた鉄骨が頭上に倒れてきた。血を流し身動きが取れない旺太郎の前に再びキス女が現れた。

旺太郎がタイムリープしていることを知っている春海(菅田将暉)が意外なことを口にした。

また、並樹グループの社長秘書・郡次(小市慢太郎)は旺太郎の過去を嗅ぎまわっていた。

【第1話】

堂島旺太郎(山﨑賢人)は歌舞伎町のホストクラブ「ナルキッソス」の№1ホスト。偽りの愛で夢中にさせ、金がなくなったら捨てるというクズ男だった。

豪華な生活を送っているように見せかけて、実はある理由から大金が必要なため、実際には質素な生活を送っていた。

クリスマスイヴ。同僚ホスト・和馬(志尊淳)から、個人資産100億円のホテル王・並樹グループのご令嬢・美尊(新木優子)が来店していると聞かされた旺太郎は、彼女をターゲットにしようと考える。だが、男子トイレに現れた真っ赤な口紅をした女(門脇麦)から突然キスされ、命を落としてしまう。

旺太郎が意識を取り戻すと1週間前の景色が広がっていた。戸惑いながらも前回とは違う方法で美尊を落とそうとするのだが、“キスで殺す女”にまたしても唇を奪われ殺害されてしまう。

その後、その女から唇を狙われるたびに旺太郎は時間をループしてしまうことになる。

3回目のイヴの夜、キス女から何とか逃れ朝を迎えることができた。旺太郎の部屋にやってきた興信所の根津(岡田義徳)に、旺太郎の母・光代(奥貫薫)から弟・光太の捜索を頼まれたと聞かされる。

旺太郎にはトラウマになっているある事故の記憶があった。

12年前、旺太郎は父・旺(光石研)が船長を務めるクルーズ船「プロメテウス」に忍び込んだ。そこで二人は沈没事故に見舞われてしまったのだ。

大晦日。並樹家の乗馬クラブのパーティが行われた。和馬と一緒に参加した旺太郎は、美尊が政略結婚のための見合いを強要されていることを知る。

旺太郎が馬房で馬に襲われそうになったところを並樹家の長男・尊氏(新田真剣佑)に助けられる。

美尊に思いを寄せる長谷部(佐野勇斗)布袋(宮沢氷魚)からホストと見下されながらも、金と権力を手にするために美尊に近づこうとする。

そんな旺太郎の前にキスで殺す女が何度も現れる。

旺太郎はキス女から逃げる手助けをしてくれたストリートミュージシャン・春海(菅田将暉)にだけ自分の体験を打ち明ける。旺太郎の話を聞いた春海はそれはタイムリープだと話す。

キス女の正体とは何なのか。

2018年 冬ドラマ(1月スタート)リスト

タイトル系列放送局
9時海月姫フジ系
9時ファイナルカットフジ系
10時きみが心に棲みついたTBS系
9時相棒16テレ朝系
10時anone日テレ系
9時BG 身辺警護人テレ朝系
10時隣の家族は青く見えるフジ系
10時アンナチュラルTBS系
10時もみ消して冬日テレ系
9時99.9 -刑事専門弁護士- SEASON2TBS系
10時半トドメの接吻日テレ系
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