2018年春ドラマあらすじ(フジ・TBS・日テレ・テレ朝)

2018年春ドラマ あらすじ【Story】

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あらすじ掲載 ドラマ一覧

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コンフィデンスマンJP

【最終話】

ボクちゃん(東出昌大)は、ダー子(長澤まさみ)リチャード(小日向文世)に、今までにもう十分稼げたんだから、詐欺師稼業から足を洗うべきだと忠告し、二人の元から去っていった。

1年後。

引っ越しの仕事に就いたボクちゃんは、鉢巻秀男(佐藤隆太)という男と知り合って親しくなる。鉢巻は体が弱かったため、親の残した財産を切り崩しながら生活し、今まで働いたことがなかったという。でも結婚詐欺に遭って全て失ったらしい。

6カ月前、鉢巻は結婚相談所に登録した。早苗という女性を紹介され意気投合して結婚の約束をしたのだが、突然早苗に、両親の借金を理由に結婚できなくなったと告げられた。鉢巻は全財産の3000万を彼女に貸したがその後連絡が取れなくなり、結婚相談所も消えていた。

鉢巻が描いた似顔絵を見たボクちゃんは、それがダー子とリチャードだと気付く。

ボクちゃんはダー子の部屋に鉢巻を連れて行き、真相を確かめようとするが、突然鉢巻の態度が変わり…。

【第9話】

ダー子(長澤まさみ)たちの次のターゲットはIT企業の社長・桂公彦(小池徹平)。人気アプリ「モスモス」を開発し億万長者となった株式会社モスモスの代表だ。

桂はスポーツ好きで様々なプロスポーツクラブを買収してきているが、現場に口を出しすぎて、チームを崩壊させ放り出すなどをやりたい放題。

ダー子たちに依頼してきたちょび髭(瀧川英次)も桂に潰された一人だ。

野球界やサッカー界から締め出されている桂が次に目をつけるのは卓球だろうと考えたダー子は、元中国ナショナルチームの選手が加入したという設定で桂に買収話を売り込む。だが桂はその話に乗ってこない。

五十嵐(小手伸也)によると、桂が狙っているのはプロバスケットボールチームだという。

ダー子は、元日本代表候補で今はホームレスのような生活をしている半原敦(和田聰宏)や、街中で見つけた外国人たちを巻き込んで、架空のバスケチーム『熱海チーターズ』を結成する。

【第8話】

リチャード(小日向文世)は、次のターゲットに元モデルで女医の美濃部ミカ(りょう)の名前を挙げた。

リチャードは、福田ほのか(堀川杏美)が経営するメンズエステに通っていたが、ほのかはその店をたたんでミカの会社に転職。その後、ミカからのパワハラを受け、心身ともに疲れて退職にまで追い込まれたという。弁護士を名乗っていたリチャードにミカの暴言を録音したレコーダーを渡し、謝罪と慰謝料を求めているのだ。

ミカは美容整形クリニック以外にもたくさんの事業を立ち上げ成功を収めている。モデル時代に結婚して二人の子供をもうけるがその後離婚。育児はほとんどシッター任せらしい。毎年コンテストを主催しているが、一番目立つのは優勝者ではなくミカ自身という目立ちたがり屋の一面もある。

リチャードはダー子(長澤まさみ)の無神経な発言に怒り、ボクちゃん(東出昌大)と二人でミカを騙そうとするが、ボクちゃんの考えた作戦にミカは興味を示さない。

ダー子はフランスの老舗高級ブランドのお家騒動を利用してミカに近づき…。

【第7話】

ダー子(長澤まさみ)ボクちゃん(東出昌大)は、リチャード(小日向文世)の知り合いの女性・矢島理花(佐津川愛美)に会うことに。

理花は、1年前にとあるバーでリチャードの財布をすろうとして失敗した。天涯孤独で、夜の仕事を転々とするうちにすりまでするようになったという。

それ以降、リチャードは時々彼女に会い、まともな生き方をするよう説得を続けていたが彼女は耳を貸さず、結局刑務所に入るはめになった。

彼女が出所するまでリチャードが家財道具を預かることになり、それらをダー子の部屋に運んだ。

ダー子は彼女の持ち物から、1通の手紙を見つける。それは与論要造(竜雷太)という男性からの手紙で、10億の資産を子供の誰かに譲ると書かれていた。

五十嵐(小手伸也)が調査した結果、要造は鎌倉で闘病中の資産家だが、実のところは株式操作で荒稼ぎする経済ヤクザだった。

理花は要造が愛人に産ませた子供だったため、小さい頃から母親や兄弟からいじめられてきた。それに耐えられず、10歳の時に家を出て実母のもとへ戻っていたが、愛人を仕事としている母親とも合わず、17歳の時に家出をしていた。

ダー子は理花と面会し、要造の家を出てから一度も連絡を取っていなかったと知り、理花になりすまし要造の元を訪ねることにした。

理花の兄・祐弥(岡田義徳)、姉・弥栄(桜井ユキ)は突然現れたダー子に疑いの目を向ける。

ボクちゃんはダー子が要造に話した作り話のせいで、理花を振った造り酒屋の息子を演じることになる。

【第6話】

ボクちゃん(東出昌大)は一人、自転車旅で十色村を訪れ、そこで食べたラーメンの味に魅了される。川辺守夫(野添義弘)美代(長野里美)夫妻が切り盛りしているラーメン店だ。

二人は、この村に特産品を使った商品を販売する「ふるさとふれあいモール」が出来ることを喜んでいた。

2年後、ボクちゃんが再びその村を訪ると、ふれあいモールが産業廃棄場の建設計画に変わっていた。それを手掛けるのは、アメリカ帰りのコンサルタント・斑井満(内村光良)

最初に町おこしのプロジェクトを持ち掛けて安値で土地を買い付け、わざとそのプロジェクトをとん挫させて知り合いの産廃処理会社に土地を転売したのだ。

ボクちゃんは、ダー子(長澤まさみ)リチャード(小日向文世)に産廃処理場の建設工事を止めてほしいと頼み込む。

その話を聞いたダー子は産廃処理場の方が役に立つと言い、乗り気じゃない。ただ、その土地から土器や土偶など、遺跡があった証拠が出て来ればいいと助言した。

ボクちゃんは建設現場のアルバイトに扮して潜入することに。リチャードのコレクションから縄文土器を借り、現場で土器を見つけたと報告。だが斑井はその土器を地面にたたきつけて割ってしまう。

ダー子はボクちゃんを手伝うことにした。斑井の情報を集めていた五十嵐(小手伸也)は、斑井の父親が遺跡発掘に明け暮れるアマチュアの考古学研究者だったことを知る。

【第5話】

次のターゲットは、野々宮総合病院理事長の野々宮ナンシー(かたせ梨乃)。虫垂炎になったリチャード(小日向文世)の手術を担当した外科医・田淵安晴(正名僕蔵)がナンシーにクビにされたのがきっかけだった。

ナンシーは元モデルで開業医と結婚。夫が亡くなってから病院の経営をするようになり、成功を収めていった。

ナンシーには外科医の息子・新琉(永井大)がいる。彼は難しいオペを次々に成功させ、マスコミからも注目されている。

だが実際は、新琉の手柄ではなく、オペチームのほかの医者の手柄で、特に難しい手術をしていたのは田淵だった。

安すぎる給料に耐えられず、ほかの病院へ移ろうとした田淵にナンシーが激怒し、医療過誤をでっちあげて医学界から追放したのだ。

ナンシーが田淵の後釜を探しているであろうとふんだダー子(長澤まさみ)は、ボストンの名医の指導を受けたという肩書でボクちゃん(東出昌大)を送り込む。

ナンシーがゴルフの練習中に腰を痛めたと知ったボクちゃんは精密検査を勧める。

【第4話】

ダー子(長澤まさみ)は、食品メーカー・俵屋フーズの工場長・宮下正也(近藤公園)が、自社製品の産地偽装を告発しようとしていることを知る。俵屋フーズの代表作である「うなぎのカレー煮」に使われている外国産のうなぎを国産と偽って使用しているのだ。

だが、社長の俵屋勤(佐野史郎)に脅され、告発することを断念。俵屋は2代目のいわゆるお坊ちゃんで、社員を恫喝したりセクハラしたり、やりたい放題の男だった。

ダー子は俵屋を次のターゲットに選んだ。彼が熱狂的な映画ファンであると知ったダー子は、俵屋が購読している「月刊キネマ新報」をニセモノと差し替え、銀座のカフェバー・スワンソンにおびき出した。

ボクちゃん(東出昌大)が新人映画監督に、リチャード(小日向文世)が映画プロデューサーに扮し俵屋に近づくと、オールスターキャストで製作される新作映画への出資を持ち掛ける。

俵屋は、その話自体には興奮していたが何故か出資話には興味を示さない。

【第3話】

ボクちゃん(東出昌大)は、カフェでバイトをしていた画家志望の美大生・須藤ユキ(馬場ふみか)と知り合う。ユキが美術評論家の城ケ崎善三(石黒賢)にもてあそばれ、自殺未遂にまで追い込まれたことを知ったボクちゃんは、城ケ崎から金を奪うことを決意する。

ダー子(長澤まさみ)には内緒でリチャード(小日向文世)に協力を依頼するが、大物相手となるため、ダー子を加えた方がいいとリチャードが判断し、勝手に彼女に話をしてしまう。

城ケ崎はもともと貧しい家庭で育った。父は画家で、気位だけは高いが才能には恵まれなかった。そのせいで母と城ケ崎は苦労をしてきたらしい。

そんな彼が美術評論家になったのは父親のような画家に引導を渡すためだった。独学であらゆる芸術作品を学び、バブル崩壊後行方不明になっていた名画を発掘して名を馳せた。今では美術品を鑑定する番組までもっている。

だが、彼には女癖が悪く、持ち込まれた本物の作品を偽物だと嘘の鑑定をし安く買い上げ、それを裏社会で売却して大もうけをしている裏の顔があった。

ダー子は中国人バイヤーになりすまし、城ケ崎のオークションハウスに潜入。そこで大量の作品を買い上げることで信頼を得ていった。

ダー子は城ケ崎を騙すためのタネとして窮地の贋作画家でいろんな時代の有名画家のタッチを知り尽くしている伴友則(でんでん)に、ピカソの未発表作品の制作を依頼するが…。

【第2話】

ダー子(長澤まさみ)ボクちゃん(東出昌大)リチャード(小日向文世)は、ロシアのマフィアを騙そうとして失敗し、追われる身となった。

何とか逃げ切るが、身の危険を感じたボクちゃんはいつものように、ダー子たちと縁を切ると宣言する。そして本当に職を探し始め、温泉町にある老舗旅館「すずや」に住み込みで働くことにする。

だがすずやは、桜田しず子社長(吉瀬美智子)が経営する大手ホテルチェーン・桜田リゾートが隣町に出来た2年前から経営不振が続いており、すずやの女将・操(本仮屋ユイカ)は桜田リゾートに旅館を売却しようと考えていた。

桜田しず子は、短大を卒業後、桜田ホテルの跡取りと結婚。若女将となり潰れかけていたホテルを再生させた彼女は、ホテルチェーンを展開し、それからは経営不振に陥っている旅館やホテルを買収し見事に再生させてきた。救世主とも呼ばれているが、実は収賄、談合、地上げなど、様々な手を使ってのしあがってきた。

すずやも5年前、桜田リゾートから買収の話があったがそれを断ると、口コミサイトに悪い書き込みをされるようになったという。すずやの経営が傾いた理由もそれだった。

しず子たちは、すずやの資産価値を0円と査定し、従業員の再雇用も反故にしようと企てていた。しず子のやり方に怒ったボクちゃんは、すずやを救うためにダー子たちに協力を依頼する。

しず子は、カジノを中心とした国の統合型リゾート開発を狙って政界に食い込もうとしていた。それを知ったダー子は猛勉強し、桜田リゾートのインターンになってしず子に近づく。

【第1話】

ダー子(長澤まさみ)は、年齢不詳、正体不明、高級ホテルのスイートルームに暮らす信用詐欺師。お金、ファッション、おいしいものが大好きでちょっと天然。

そんな彼女と一緒にお金持ちを騙していくのが、ボクちゃん(東出昌大)リチャード(小日向文世)。ボクちゃんは元来マジメな性格で騙されやすいお人よし。リチャードはベテランの信用詐欺師で生まれながらの品の良さで相手を騙していく。

ダー子がターゲットとして選んだのは、公益財団「あかぼし」の会長・赤星栄介(江口洋介)。赤星には、文化芸術やスポーツ振興、慈善事業に勤しむ表の顔だけじゃなく、経済ヤクザという裏の顔もあった。日本のゴッドファーザーと呼ばれる赤星は、何より仲間を大事にしている。

国税庁からマークされている赤星が莫大な現金資産を海外に持ち出そうとしていると考えたダー子は、リチャードを貨物船舶の船長に変装させ赤星と接触をはかる。

だが正体がバレ、リチャードは重傷を負ってしまう。詐欺師をやめ、ダー子の元を離れていたボクちゃんは、リチャードが病院に収容されたと聞き、敵を討つため、ダー子と一緒に作戦を立てる。

シグナル

【最終話】

健人(坂口健太郎)美咲(吉瀬美智子)は、大山(北村一輝)がなぜ死ななければならなかったのか、その真相を確かめるべく武蔵野市集団暴行事件の被害者・井口奈々(映美くらら)に会いに行った。健人が亮太(神尾楓珠)の弟だと知った奈々は19年前の真実を語ってくれた。

亮太が自殺したと聞かされた奈々は、少年院から手紙をもらったと話し、その内容から自殺じゃないと訴えた。

亮太は殺害されたのではないかと考えた健人は、岩田(甲本雅裕)が亡くなる前に訪ねていた病院へ向かい、他殺の証拠を手に入れる。

と同時に、事件の黒幕の正体に気付いた。

亮太を助けたい健人は、大山に危険が迫ることもわかった上で、過去を変えようと美咲の前で無線機を取り出し大山と通話を始める。

大山の無線機を健人が持っていることに驚く美咲の前で、過去の大山に「3月20日に兄は自宅で何者かに殺されます!助けてください!」と訴えた。

2000年の大山は、少年院から出たばかりの亮太から真犯人の証拠が見つかったという連絡をもらっていた。

亮太が殺されると聞いた大山はその証拠が殺害される原因なのだと気付き、急いで亮太の元へ向かう。

過去が変えられると知った美咲は何とか大山を何とか助けたいと考え、無線機を使って18年ぶりに話をすることに。

健人がどうしても大山に伝えられなかったことを伝えるのだが…。

【第9話】

健人(坂口健太郎)美咲(吉瀬美智子)は、岡本の別荘の裏庭で白骨化した大山(北村一輝)の遺体を発見した。

一縷の望みもたたれてしまい、美咲は深い悲しみに包まれる。健人が遺品から1枚の名刺を見つけた。それは亮太(神尾楓珠)が逮捕されたあとに健人が通った焼き鳥店のものだった。

1999年に起きた集団暴行事件の主犯として亮太が逮捕されたことで、健人は母親と離れ、親戚の家へ行くことになった。

別にいる真犯人を中本(渡部篤郎)がかばうために亮太が身代わりにされたのだと大山は気付くが、それを証明することも出来ず、無力さを痛感していた。

大山は健人が食べるものに困らないように、その寂しさに負けないように、毎日健人の様子を見に行った。

2018年の健人は、名刺にあった焼き鳥店を久しぶりに訪ねる。そこでおかみ(濱田マリ)から当時の話を聞き、大山の優しさに改めて感動する。

健人は命を落とすことになる大山の未来を変えるため、亮太の事件から手を引くように頼む。話を聞いた大山は、自分に危険なことが起きるのだろうと察するが、健人に幸せになってもらうため過去を変えたいと願う大山はそれを拒否し、無線を通じて「必ず真実を暴いてみせる」と健人に告げる。

健人と美咲は独自の捜査で、大山と岩田の死には警察関係者が関与していると気付く。その発端となった武蔵野市集団暴行事件を洗いなおすことにする。

二人は被害者の井口奈々(映美くらら)を見つけ出し話を聞きに行き、意外な事実を聞かされる。

【第8話】

大山(北村一輝)は、連続窃盗事件の押収品から衆議院議員・野沢義男(西岡德馬)の収賄の証拠を見つけた。だが、野沢と繋がりのある中本(渡部篤郎)がそれを盗み、もみ消してしまう。

連続窃盗事件の犯人が不起訴になったことを知った健人(坂口健太郎)も理不尽な世の中に落胆していた。

しかし、諦めない大山の言葉に励まされ、二人はそれまで以上に強い信頼関係で結ばれることに。

岩田(甲本雅裕)は健人と大山の会話を聞き、激しく動揺する。後日、中本から呼び出された岩田は、健人が加藤亮太(神尾楓珠)の弟であると叱責を受け、健人を監視するよう命じられる。

健人は1999年にいる大山に、武蔵野市で起きる集団暴行事件の真相を教えてほしいと頼む。それは健人の兄・亮太が主犯として逮捕された事件だ。

岩田は健人に、その事件を調べるのは危険だと忠告するが、命と引き換えになっても真相を知りたいと健人は強い気持ちを語った。

そんな健人に「すべてを教えてやる」と伝え岩田が呼び出す。待ち合わせ場所へ向かった健人は、腹部から血を流して倒れている岩田を発見する。

1999年の東条高校では、複数の男に乱暴された女子生徒・井口奈々(山田愛奈)が、屋上から飛び降りる事件が起きた。

大山は自ら捜査員に名乗りを上げる。

暴行事件の現場と思われる廃屋へ向かった大山は、近所に住む被害者の同級生・斉藤裕也(瀬戸利樹)と出会う。裕也は事件には無関係と言うが、大山はその様子が気になっていた。

そして後日、裕也に話を聞くことに…。

岩田の襲撃現場にいた健人は容疑者として捜査対象になっていた。何も話そうとしない健人に美咲(吉瀬美智子)が「あなたの力になりたい」と声をかけると、健人が大山のことや岩田のことを語りだした。

【第7話】

工藤雅之(平田満)は、1998年に連続窃盗事件の犯人として逮捕され、出所直後に大学の研究員・矢部香織(野崎萌香)を誘拐。

工藤は香織の父・英介(小須田康人)に恨みを抱いていた。

大山(北村一輝)によると、20年前、工藤が連行された直後に、娘の和美(吉川愛)がバスの事故に遭ったという。そのバスには矢部親子も乗っていて、和美より先に自分の娘を助けるよう頼んだ。その結果、和美は爆発に巻き込まれ亡くなってしまったのだ。

警察署でその様子を目にした工藤は絶望し、矢部を自分と同じ目にあわせようと、復讐を決意したのだ。

健人(坂口健太郎)から工藤の計画を聞かされた美咲(吉瀬美智子)は、20年前の事故現場へ向かう。香織が監禁されていると思われる冷凍車を発見するものの、それは矢部を殺害するために工藤が仕掛けたワナだった。

冷凍車は炎に包まれ、焼け跡からは美咲の遺体が発見される。

美咲の死にショックを受けた健人は、犯人を逮捕し未来を変えようと思いつく。

その頃、1998年にいる大山は、工藤が犯人だと証言した被害者宅の息子・白石智弘(白石隼也)の自作自演を疑っていた。

健人もまた同じ疑いを持ち、二人は協力して真犯人を逮捕するために動き出す。

大山は智弘が隠した盗品を探していた。3件の被害者宅の息子がみんな同じヨットクラブに所属していたという健人の言葉を思い出し、智弘が所有しているクルーザーを捜索する。

そこで思いがけないものを発見した大山はすぐに逮捕状を請求しようとするのだが、智弘の父親が権力者であるため、岩田(甲本雅裕)は耳を貸そうとしない。

健人は、智弘と工藤の接点を探していてある事実を見つけ出す。

【第6話】

1998年、高級住宅地で発生した連続窃盗事件を捜査していた大山(北村一輝)は、無線機で健人(坂口健太郎)に情報を求めた。過去を変えることは危険だと感じながらも、プロファイラーとしての意見を述べる。

そのことがきっかけで、翌日、事件ファイルから捜査に関する記録が消えた。未解決だった事件は、犯人が逮捕されて解決したのだ。

逮捕されたのは、元窃盗犯の工藤雅之(平田満)。被害者の目撃証言と、健人のアドバイス通り、被害者宅の郵便受けを調べ、工藤の指紋が検出されたのだ。

資料によると工藤は現場に証拠を残さないタイプ。逮捕後、工藤は否認し続けていた。健人は自分のアドバイスで罪もない人が誤認逮捕されたのではないかと思い悩む。

工藤は、出所後すぐに誘拐事件を起こした。誘拐されたのは、大学の研究員をしている矢部香織(野崎萌香)。両親と暮らす家で拉致され、行方がわからなくなっている。警察は金銭目当ての誘拐だと考えるが、現場に多くの証拠が残されていることに健人は違和感を抱く。

怨恨ではないかと考えた健人はその理由を確かめるため無線機を手にする。大山は「工藤は犯人じゃなかった」と健人に伝え、事情を話し始めた。

矢部家に香織から電話がかかってくる。監禁場所の特定はできたが、美咲(吉瀬美智子)はどうして香織が電話できたのか、その点がわからない。

そこに健人から連絡が入る。工藤が連行された直後、工藤の娘が事故で焼死したという。その際、香織と父・英介(小須田康人)との間にある接点が生まれたというが…。

【第5話】

無線で過去にいる大山(北村一輝)と協力し、捜査をした健人(坂口健太郎)は、現在の大山を探そうと、かつての同僚・岩田(甲本雅裕)に話を聞く。そこで大山が18年前に失踪し、収賄で懲戒免職になっていることを知る。

信じられない健人は、当時大山に金を渡したという男に会いに行く。そこで二人の間に金銭のやり取りがあった証拠を目にしショックを受ける。

大山の消息が途絶えたのは、無線機を通じて健人と2回目に話した日だった。健人はその時、銃声がしたことを思いだす。

警視庁ではそんな健人の行動を監視している人物がいた。

1998年の大山はある事件を追っていた。それは高級住宅街で起きた連続窃盗事件だ。犯人は同じ地区で1ヵ月の間に3回も金品を盗んで逃走している。どれも厳重なセキュリティを突破して被害者の自宅に入っていた。

警察は窃盗の前歴があるものによる犯行も視野に入れて捜査を開始。前歴者の中には、かつて大山が逮捕した工藤雅之(平田満)の名前もあった。だが工藤は、娘の和美(吉川愛)のために、今は真面目に働いている。娘もまた、父のことを信じてほしいと大山に懇願する。

大山が捜査に行き詰った時、再び2018年とつながった。この事件も未解決だと知った大山は犯人の情報を教えてほしいと健人に頼む。だが健人は、過去を変えるのは危険だと言って情報を伝えようとしない。

それでも諦めきれない大山は次の犯行日を教えてほしいと頼む。

【第4話】

無線機が過去とつながっていることに気付いた三枝健人(坂口健太郎)は、大山剛志(北村一輝)に未来の情報を伝え、殺人を未然に防ぐことを考える。

被害者たちが同じ路線のバスを使っていたことが判明した。犯人が同じバスに乗っていたのではないかとにらんだ健人は、被害者たちが乗っていたバスの運転手・田中修一(モロ師岡)を探すことに。だが唯一田中のことを知っていた元同僚の八代英子(真瀬樹里)が何者かに殺害されてしまう。

犯行の手口が過去の事件と酷似していたため、健人は犯人が犯行を再開したと考え、これ以上被害者を出さないために無線機に呼びかける。

健人の話を聞いた1997年の大山は、次の被害者が知人の北野みどり(佐久間由衣)だと知り動揺する。「事態を変えられるのはあなただけだ」という健人の言葉を思い出し、大山は必死でみどりを探し回る。

長期未解決事件捜査班は、英子が過去の連続殺人事件について何か知っていて、口封じに殺されたのではないかと推測する。

防犯カメラの映像や指紋から、田中が犯人であることを突き止め、桜井美咲(吉瀬美智子)が確保に向かう。

健人はバス会社を訪れていた。過去の事件の犯人像と一致しないことに疑問を持ちながらも、田中の運転記録を調べる。犯行時刻に勤務中だったことがわかるが、ほかにも重要な事実が見つかる。

事件の全容をつかんだ健人。それは美咲の身に危険が迫っていることを意味していた。

【第3話】

三枝健人(坂口健太郎)は、アメリカでの研修を終え、2018年、プロファイラーとして警視庁に戻ってきた。

桜井美咲(吉瀬美智子)率いる長期未解決事件捜査班に配属され、連続殺人事件の再捜査に加わる。

無線が再びつながり、8年ぶりに大山(北村一輝)と話をすることになった健人。だが大山は初めて健人と話すような口ぶりだ。健人は1997年とつながっているのではないかと考える。

健人の予想は当たっていた。大山がいるのは1997年、女性連続殺人事件の捜査中だった。最初、大山は健人の言うことを信じなかったが、無線で仕入れた情報にあった場所で襲われている女性を助け、犯人を逮捕することが出来たことから健人の存在を気にし始める。

1997年に大山が犯行を防いだことで2018年にも変化が…。5人目の被害者に関する資料にあった“遺体発見”という文字が“未遂”に変わり、残り2人の被害者の日時、犯行現場も変わってしまった。

それに気づいているのは健人だけだ。過去が変わったのかどうか確かめるため、無線で大山に、これから起きる出来事を教える。だがそれは、大山が警察の信用に関わる重大なミスを犯したことを意味していた。

刑事としての自信を無くしていた大山を救ったのは、ラーメン店で働くみどり(佐久間由衣)だった。更生させてくれたことを感謝しているみどりは、大山を励ます。

【第2話】

三枝健人(坂口健太郎)は15年前、女児誘拐殺人事件で犯人と思われる女を目撃した。警察に伝えるが相手にされず、もうすぐ時効を迎えようとしていた。

警察官になった健人は、ある日、廃棄処分されるはずの無線機から声が聞こえていることに気付く。

相手は刑事の大山剛志(北村一輝)。15年前の誘拐事件で犯人として指名手配されていた男の遺体を発見したという。健人は疑いながらも現場へ向かい、白骨遺体を発見する。

刑事部長の中本(渡部篤郎)はマスコミの前で、自殺と発表し幕引きを図ろうとするが、健人はマスコミに向けて犯人は女だと断言した。

桜井美咲(吉瀬美智子)と一緒に捜査を開始し、吉本圭子(長谷川京子)という看護師にたどり着く。健人は真犯人だと確信し取り調べを始めるが、圭子は美咲の質問に答えるだけで事実を語ろうとはしない。

時効成立が目の前に迫り、健人たちは焦り始め…。

日本で時効の撤廃が決まり、警視庁内にも長期未解決事件捜査班が作られた。美咲が班長に任命され、刑事の山田勉(木村祐一)と鑑識官の小島信也(池田鉄洋)がそこに配属される。

健人は、女児誘拐殺人事件のあと、無線機で大山と交信していた。その時、大山は「また無線はつながる。その相手は3年前の私です」と告げる。

8年後…。健人はアメリカでプロファイリングを学び、長期未解決事件捜査班に配属された。

そして未解決のまま捜査終了となった連続女性殺人事件と向き合うことになる。

【第1話】

三枝健人(坂口健太郎)が小学1年生だった15年前、下校途中に一人の女子児童が誘拐される事件が起きた。健人は女の子が連れ去られる様子を目撃していた。

ある男を指名手配しその行方を追う警察に、犯人は女だと訴えるが相手にもしてもらえなかった。

数日後、その女子児童は遺体で発見された。刑事の大山剛志(北村一輝)岩田一夫(甲本雅裕)たちは必死に捜査を続けていたが、手掛かりさえ見つけることが出来ず、未解決事件として15年もの月日が経った。

時効が近づく中、健人は独学でプロファイリングを学び、警察官になった。

とは言っても、幼い頃の経験から警察は信用していない。そのことがきっかけで、先輩刑事の桜井美咲(吉瀬美智子)山田勉(木村祐一)からは目をつけられていた。

ある日、廃棄処分されることになっていた無線機から誰かが自分を呼んでいることに気付いた健人。大山と名乗るその男は刑事で、健人のことをなぜか「警部補」と呼ぶ。健人の情報を元に訪れた病院で、女児誘拐事件で指名手配されていた男の首つり遺体を発見したという。

健人は大山とは面識もない。大山は、指名手配されていた男は利用されて殺されたと健人に説明する。大山の話を疑いながらも無線機で聞かされた病院へ向かった健人は、大山に聞いた場所で白骨遺体を発見する。

花のち晴れ

【最終話】

音(杉咲花)を諦めきれない晴(平野紫耀)は、父・巌(滝藤賢一)の提案で、負けたら音には近づかない、留学をするという条件を飲み、天馬(中川大志)と武道対決することになった。

音は晴のことが気になりながらも、天馬の応援席で試合を見守ることに。

試合初日。晴は柔道で天馬に負けた。その時右手首を負傷してしまう。

天馬は、音を襲撃した英徳狩りの首謀者が近衛(嘉島陸)だったと知りショックを受ける。

3人の恋の行方は?

【第10話】

晴(平野紫耀)天馬(中川大志)は、音(杉咲花)を巡って、武道対決をすることになった。

どう考えても不利な晴に、F4の西門(松田翔太)が弓道の極意を指南してくれることに。

晴と稽古をしている最中、音と天馬がやってきた。彼らの会話で、西門は道明寺たちのことを思い出していた。

【第9話】

音(杉咲花)が何者かに襲われ、偶然通りかかった桃乃園学院の近衛(嘉島陸)たちに助けられた。

病院に駆け付けた天馬(中川大志)は、音を心配し、晴(平野紫耀)にも報告するべきだと話す。だが、音はメグリン(飯豊まりえ)との初デートのプランを一生懸命考えている晴に襲われたことを伝えられずにいた。

そんな中、音は事件の黒幕を知ってしまう。そのことをすぐ天馬に伝えるが、見間違いではないかと信じてくれない。自分のことを信じてくれない天馬にショックを受ける音。

晴は音の前で、好きな女の言うことを信じなくてどうすると天馬につかみかかる。

【第8話】

晴(平野紫耀)メグリン(飯豊まりえ)を“彼女(仮)”とし、音(杉咲花)と晴は友達として向き合うことを決めた。

お互いに素敵なカップルになろうと誓う。

ある日、音と天馬(中川大志)の映画デートに晴とメグリンも合流することになった。音と晴の仲の良さを目にしたメグリンは不安になるが、晴のためにも英徳学園を盛り上げようと、自分の誕生日パーティを企画する。

だがその日、天馬の家と音の家で食事会が行われることになる。その食事会は、桃乃園への転入を延期した音が天馬の婚約者としてふさわしいかどうかを見極める場でもあった。

音はメグリンの誕生会を断り食事に向かおうとするのだが…。

【第7話】

天馬(中川大志)から桃乃園学院へ転校してきてほしいと言われた音(杉咲花)。音を守りたいという天馬の気持ちを嬉しく思う反面、晴(平野紫耀)からの告白を忘れることも出来ず、音の気持ちは揺れていた。

そんな中、海斗(濱田龍臣)が突然、庶民狩りを再開。庶民狩りをする晴を見た音は自分のせいではないかと思い、晴の後を追う。

そんな音を待っていたのは一茶(鈴木仁)杉丸(中田圭祐)だった。二人は庶民狩りを始めた理由を語りだす。

【第6話】

音(杉咲花)が婚約者である天馬(中川大志)に告白しているところを目撃した晴(平野紫耀)はショックを受ける。

その翌日、晴を追ってメグリン(飯豊まりえ)が英徳学園に転校してきた。彼女であるメグリンを晴が転入させたと学内は大騒ぎに。

メグリンが転校してきたことで英徳学園への転入希望者が増えたと知った海斗(濱田龍臣)は、英徳のためにメグリンと付き合えと晴に強要する。

ある日、音と天馬、晴とメグリンの4人でWデートをすることになった。晴は音が天馬に向ける笑顔に嫉妬し、天馬は見たことのない音の言動に驚いていた。

音と晴が観覧車で二人きりになった。晴はそれまで抑えていた感情が爆発し、もてあそぶなと怒鳴ってしまう。晴の気持ちに気付いた音は、ある決心をして晴の部屋を訪ねる。

【第5話】

晴(平野紫耀)に失恋した愛莉(今田美桜)は、晴と音(杉咲花)の仲を応援することにした。嫌がる音を無理やり一茶(鈴木 仁)の華道パーティへ連れていくが…。

そこには人気モデル・メグリン(飯豊まりえ)も来ていて、晴に話しかけ微笑んでいた。晴のことなんて好きじゃないと言いながらも音は嫉妬する。

晴は、温泉で偶然メグリンの裸を見てしまい、それが音にバレるのではないかとハラハラしていた。

翌日、メグリンが英徳学園にやってきて、その秘密は公になる。追いかけてきた晴を無視してその場を去る音。

その頃、音の母・由紀恵(菊池桃子)に、天馬の継母・利恵(高岡早紀)から仲良さそうに映った晴と音の写真が送られてきていた。帰宅した音は、心配する由紀恵にも八つ当たりしてしまう。

写真のことを知ってやってきた天馬(中川大志)にまでイライラをぶつけてしまい…。

【第4話】

音(杉咲花)晴(平野紫耀)は思わぬことから、バイト先の紺野(木南晴夏)とその彼氏・ミータン(浜野謙太)とWデートをすることになった。

4人がもんじゃ焼きを食べているとそこに愛莉(今田美桜)が現れる。

愛莉は英徳学園から追い出そうとしたことを音に謝り、友達になりたいと言い出す。音は、何か裏があるのではないかと勘ぐるが、愛莉のペースに巻き込まれてしまう。

そして、愛莉が小さい頃から晴に恋心を抱いていると知った音は、次第に心を許していく。

ある日、音がレストランの冷蔵室に閉じ込められてしまう。そこには天馬(中川大志)もいた。

【第3話】

英徳学園の生徒全員のスマホに「江戸川音(杉咲花)は隠れ庶民!」というメッセージと画像が届いた。

神楽木晴(平野紫耀)から「お前のことは庶民狩りしない」と言われてほっとしていたが、生徒全員にそのことを知られてしまった。音は晴がやったことだと思い込んで大きなショックを受ける。

晴は今までC5として庶民狩りをしてきた自分と、音を助けたいという思いで揺れていた。

翌日、退学を決意し登校した音は生徒たちに囲まれてしまう。騒ぎを知ったC5が駆け付けると、突き飛ばされ土下座させられている音がいた。晴は音の傍に駆け寄ろうとするがなかなかたどり着けない。

生徒が音に向けてバッドを振り下ろそうとした時、馳天馬(中川大志)が現れる。

【第2話】

お嬢様から庶民となってしまった江戸川音(杉咲花)は、C5の庶民狩りに怯えながら学生生活を送っていた。バイト先のコンビニで晴(平野紫耀)に遭遇した音は、晴がヘタレ男子だということを知る。

晴は音に出会ってから、胸がざわつくような落ち着かない日々を送っていた。晴の様子がおかしいことに気付いたC5は面白がってからかうが、愛莉(今田美桜)だけはその原因が気になって仕方ない。

晴は音をデートに誘う。何か裏があるのではないかと疑う音と、鈍感な晴の会話は徐々にすれ違っていく。そして二人は、F4のリーダー・道明寺司の自宅に着いた。そこで道明寺家のメイド頭・タマ(佐々木すみ江)に会った晴は大喜びし、道明寺への憧れの気持ちと、英徳学園への思いを語る。そんな晴に、音は隠れ庶民のまま英徳学園に通い続けている本当の理由を伝える。

するとその話を聞いた晴は混乱し、その場に崩れ落ちてしまう。

音の婚約者が馳天馬(中川大志)だと知った晴は、C5の仲間たちと桃乃園学院に潜入することに。どんな高校なのかを偵察するというのは表向きの理由で、晴の本当の目的は馳天馬がどんな男なのか探ることだった。

【第1話】

資産家の子供たちが通う名門の英徳学園は、F4が卒業してから10年が経ち、以前のような輝きは失われつつあった。

2018年春。

英徳学園の高等部2年になった江戸川音(杉咲花)。父親が経営していた大手化粧品会社が倒産したことで、それまでの生活とは一変し、母の由紀恵(菊池桃子)と二人で切り詰めた生活を送りながら英徳学園に通っていた。

神楽木晴(平野紫耀)は英徳学園でカリスマとして知られている。神楽木ホールディングスの御曹司で、父の巌(滝藤賢一)は、道明寺財閥と肩を並べる日本三大財閥の一つを束ねる会長をしている。

晴は中学時代に助けられたことがきっかけでF4の道明寺に憧れている。F4がいた頃の輝きを取り戻すべく、幼馴染の平海斗(濱田龍臣)たちとC5を結成。

倒産したことで隠れ庶民になってしまった音は“庶民狩り”におびえながら英徳学園に通い続けていた。音は馳天馬(中川大志)と婚約しており、天馬の継母・利恵(高岡早紀)から18歳になるまで英徳学園に通うことを結婚の条件にされているからだ。

そんな中、音と晴は出会うが、それは最悪なものだった。

特捜9

【最終話】

高森徹也法務大臣(中原丈雄)が殺害されたという報せが入り、直樹(井ノ原快彦)は現場へ向かった。

だが、殺されていたのは高森ではなく、妻の静江(藤井かほり)だった。そこへ組織犯罪対策部第三課(組対)もやってきた。

1年前、合同捜査で9係を解散に追い込んだのが組対の安達芳男課長(山下徹大)だ。安達は現場で凶器と思われるナイフを発見し、組織犯罪撲滅を推進する高森大臣を恨んだ暴力団関係者の犯行だと推測する。

静江が高森とおそろいのジャケットと帽子を身に着けていたことから、高森自身も、自分の身代わりで殺されたのだと世間に訴えていた。

だが、監察医・真澄(原沙知絵)の解剖、鑑識・佐久間(宮近海斗)の鑑定により、犯人の偽装が発覚する。犯人は静江を殺害したあとにジャケットと帽子を着せていたのだ。高森の身代わりで殺されたように見せかけ、最初から静江を狙っての犯行ということになる。

直樹と宗方(寺尾聰)神田川警視総監(里見浩太朗)から呼び出された。神田川は直樹に、宗方が5年前に警察を辞めるまでについていた任務について話し出した。

宗方は、今回の事件の真相を明らかにするためには、自分が警察を辞めるきっかけとなった事件、そして1年前に9係が解散させられることになった事件を調べなおす必要があると直樹に告げる。

【第9話】

板橋区内の公園で75歳の女性の遺体が見つかった。後頭部を殴打されて殺害されたと思われ、口の中には警察バッジが詰められていた。

この管内では、過去にも2件、同じような殺人事件が起きている。同一犯の犯行とみて捜査が進められる。

直樹(井ノ原快彦)たちも応援に入ることになるが、見村岳(笠兼三)たち所轄の人間は非協力的。署長の佐野真一郎(伊藤洋三郎)の話によると、前回の事件が起きた時、本部からやってきた管理官の指示に従ったせいで初動捜査が遅れるということがあったという。

ノンキャリアだが警視まで昇進した佐野から改めて依頼された直樹たちは手分けして捜査を開始する。

3件目の事件の被害者は身寄りがなくひっそり暮らしていた。直樹と新藤(山田裕貴)はその部屋の中で気になるものを発見する。

【第8話】

会社社長・水上洋次郎(団時朗)の妻・康子(舟木幸)の遺体が自宅のプールで発見された。

遺体の額にはV字の傷が残っていて、家の中も荒らされていたことから、強盗殺人の可能性が高いとみられていた。

監察医・真澄(原沙知絵)が検視した結果、水死と判明する。強盗殺人とするなら、犯人が被害者を殴って溺死させたということか。

その後、洋次郎の会社「ノー二社」が後継者問題で揉めていたことがわかる。元々小さな町工場だったノー二社は、80年代の終わりに立体パズルが大ヒットしたことで一大企業に成長した。洋次郎と康子は再婚同士で康子は連れ子・翔(森岡龍)を後継者にしたいと強く望んでいた。そのことが原因で昔からの社員と対立していたという。

遺体の第一発見者でハウスクリーニング会社の社員・音無奈々(岡村いずみ)が康子からパワハラを受けており、康子の額に残された傷が奈々の勤務する会社の塵取りだということも判明する。

奈々に疑惑の目が向けられる中、ハウスクリーニング会社社長・和田幸太(出合正幸)が驚くべき証言をする。

直樹(井ノ原快彦)は康子の部屋の引き出しに挟まっていた無限大マークの紙きれが気になっていた。

【第7話】

神社の階段下で不動産会社社長・西田正義(青山勝)の遺体が発見された。従業員の中島達也(村上剛基)も重なるように倒れていて意識不明だ。

二人の周囲にはたくさんの1万円札が散らばっていて、中島は小さな招き猫を握りしめていた。

意識を取り戻した中島が、借金のことで口論になりもみ合って階段を転げ落ちたと話した。だが、監察医・真澄(原沙知絵)が検視した結果、西田は転落死ではなく、鈍器で後頭部を殴られて殺害されたことが判明。西田を殴ったあとに階段から落とし現金をばらまいた人間がいるということだ。

21年前、中島が5歳の時に火事で被災していたことがわかった。困っていた中島の母と中島の力になったのが西田だった。住まいを提供し、成長した中島を雇っていたのだ。中島にとって西田はまさに恩人なのだが、志保(羽田美智子)村瀬(津田寛治)の捜査の結果、西田の不動産会社が急成長した理由が明らかになる。

21年前の火災の時、自らの命を犠牲にしてまで中島を助けた人物がいたことも判明する。それは西田が通っていたスナックのママ・太田恵子(大島さと子)の夫だった。

宗方(寺尾聰)は、中島が握っていた招き猫についての秘密を知る。

【第6話】

女性の刺殺体が見つかった。被害者は映画プロデューサーの近藤瑠未(遊井亮子)。右頬に殴られた痕があり、口には赤い花をくわえていた。

現場へやってきた直樹(井ノ原快彦)たちは、猟奇的とも思えるような遺体を見て息をのむ。

3年前に瑠未が手掛けた映画は大ヒット。敏腕として知られていた。最近はその続編を制作していたらしい。

捜査を進めていくと、前作の撮影中に監督の国井康夫(バッファロー吾郎A)をクビにしていたことが判明。直樹と新藤(山田裕貴)が国井を事情聴取するが、本人はアリバイを主張する。

鑑識・佐久間(宮近海斗)が調べたところ、口にくわえさせられていた赤い花が、グズマニアという中南米産の観葉植物であることがわかった。

青柳(吹越満)矢沢(田口浩正)が、降板させられたという女優・金子あゆみ(里久鳴祐果)を訪ねた際、あゆみのタブレットの待ち受け画面がグズマニアだと気づき、彼女の周辺を調べ始める。

その後、3年前に大ヒットした映画の主演俳優が交代していた事実も判明。宇田川順一(瀬川亮)が出演する予定だったが、撮影中の事故で両足が不自由になり、弟の宇田川徹(三浦孝太)に代わったのだという。

順一は俳優を辞め、靴デザイナーに転身。今は靴職人の佐竹恭子(李千鶴)と小さな靴店をやっている。

順一は引退後、瑠未とは会っていないと言うが、店の前にある防犯カメラを調べたところ、そこには瑠未の姿が映っていた。

その映像を見た宗方(寺尾聰)は順一の行動に不審な点を感じる。

監察医・真澄(原沙知絵)の鑑定の結果、瑠未の頬を殴った人物が指輪をはめていたことがわかった。

【第5話】

女性の殴殺死体が自殺の工房で発見された。殺害されたのは、人形師・三橋涼子(大谷直子)

第一発見者は小学生の柴田啓太(大嶺創羽)だった。近くで野球をしていた啓太はボールを探すために工房に入って遺体を発見してしまったのだ。

その直後、学童クラブの指導員・酒井菜々子(篠原ゆき子)がやってきた。彼女の話によると、殺害された涼子は子供嫌いで有名だったという。普段から子供に対しても厳しくて保護者からもクレームがきていたという。

現場へやってきた直樹(井ノ原快彦)は、遺体の手のひらに残された圧迫痕を気にしていた。真澄(原沙知絵)によると、死ぬ直前に何かを強く握った痕ではないかという。だが現場にあった人形を作るための道具はどれもそれとは一致しなかった。

捜査をするうちに、1週間前、涼子がある人物と再会していたことが判明する。それは小学校教師の西川大吾(タモト清嵐)で、子供の頃、涼子に頼まれて五月人形のモデルをしたことがあるという。

14年前、涼子と同じ人形師で夫だった貴志(並樹史朗)が公園の階段から転落死している。何者かに突き落とされた可能性があることがわかり、その目撃者が菜々子だったことも判明する。

貴志の事故死が14年前。大吾が人形のモデルになったのも14年前。そのことが気になった直樹は、大吾をモデルにして作られた五月人形を鑑識の佐久間朗(宮近海斗)に調べてもらうことにした。

【第4話】

フリーライター・三好加奈子(松岡由美)の自宅床下から白骨遺体が見つかり、直樹(井ノ原快彦)たちは現場へ向かう。

加奈子の自宅の改装中、リフォームを請け負っていた業者が遺体を発見。鑑識・猪狩(伊東四朗)によると、遺体は男性で死後5年以上が経過しているという。

1年前に母をなくし、父はグループホームに入居していて加奈子は一人暮らしをしている。加奈子の父・泰三(小松政夫)の名前を聞いた猪狩は驚いた。泰三と猪狩はかつて同じ所轄署にいたからだ。

直樹と猪狩はグループホームの泰三を訪ねるが、認知症を患っているため、猪狩のことを思い出せない。そして今はなき妻に話しかけていた。

リフォーム中に白骨遺体がみつかったことを伝えると、突然リフォームはダメだと取り乱し始めた。

白骨遺体の死因が撲殺と判明。志保(羽田美智子)たちは、遺留品から身元を探り始める。

7年前、加奈子の家にシロアリ駆除業者が入っていたことがわかる。その業者を尋ねると意外な事実が…。

そんな中、猪狩は泰三に突然呼び出される。しっかりした様子に見える泰三は、猪狩と宗方班長(寺尾聰)の前で自分がやったと自供し始める。

【第3話】

森田亜紀子(冨樫真)の遺体が仕事部屋で発見された。亜紀子は自然と共生する設計が人気の女性建築家だ。

第一発見者はアシスタントの北原里香(長尾純子)。彼女によると、亜紀子はある町の設計コンペに参加していて、その設計模型が何者かにより壊されていたという。そのコンペには、有名建築家・大屋源治(下條アトム)も参加していた。

青柳(吹越満)矢沢(田口浩正)は事情を聞くために大屋の自宅へ向かい、志保(羽田美智子)村瀬(津田寛治)は、そのコンペを持ち掛けた不動産会社の担当・中岡孝(中野剛)江波太門(伊嵜充則)のところへ向かった。

真澄(原沙知絵)は、被害者の遺体の傷口の形状から工作用のカッターナイフで刺された可能性があると直樹(井ノ原快彦)に告げる。

大屋の靴が現場に残された足跡と一致したため、住居侵入の容疑で大屋の家宅捜索を行うことに。

その様子を心配そうに見つめる大屋の妻・千鶴(洞口依子)の行動に不信感を抱いた新藤(山田裕貴)は、単独で尾行を始め、意外な事実を掴む。

亜紀子が参加することになっていたコンペが出来レースだったことが判明し、関係者を洗いなおすことになった。そこで新たな事実にたどり着く。

【第2話】

ウエディングドレス姿の女性の遺体が見つかった。直樹(井ノ原快彦)たちが現場へ向かうと、そこに新藤(山田裕貴)がやってきて、特捜班のメンバーになったと挨拶をする。

新藤は睡眠薬の瓶が見つかっていることから自殺ではないかと推理する。

行方不明届が出されていたために遺体の女性がホテルのコンシェルジュ・斎藤真希(中島亜梨沙)だと判明する。遺体が発見された日、真希は同じホテルのフロント係をしている武村茂明(黄川田将也)と結婚式を挙げる予定になっていた。武村の話によると前日、真希は式の準備のために一人でホテルに宿泊していたという。

防犯カメラには何も映っていなかった。真希はどうやって現場まで行ったのか。そんな中、真希が武村と観光文化庁局長の娘の仲を疑っていたことがわかる。それが自殺の動機になったのだろうか。

真澄(原沙知絵)の鑑定で、真希が凍死していた可能性が高いことがわかった。志保(羽田美智子)村瀬(津田寛治)は、島沢観光文化庁長官とホテルの関係に疑問を持ち調べ始める。

関係者から話を聞いていた直樹たちは、空白の時間があったことに気付く。

【第1話】

中央警察署刑事課主任の浅輪直樹(井ノ原快彦)は、拳銃を所持して宝石店を襲撃した2人組の犯人を追っていた。

犯人を追いかけている途中、若い男と接触し倒れてしまった直樹にその男は、新宿中央署の新藤亮(山田裕貴)と自己紹介をし、直樹と一緒に犯人を追跡。

犯人はショッピングモールに逃げ込んだ。直樹は犯人との距離をゆっくり縮めていく。そんな直樹の様子をある男が注意深く見つめている。その男の機転で犯人を確保することができた直樹に、「守るべきは弱い者。基本だよね」という言葉を残してその男は去っていった。

翌日、直樹が妻の倫子(中越典子)と話をしている時、人事から連絡が入り呼び出された。警視総監室に向かった直樹は、神田川警視総監(里見浩太朗)から「特別捜査班」を立ち上げると聞かされる。特別捜査班とは、初動捜査から送検まで一手に担うチームだ。

その班長として紹介された宗方朔太郎(寺尾聰)はショッピングモールで直樹に声をかけてきた男だった。強盗犯逮捕時の直樹の動きを見てメンバーに加えたいと指名したらしい。

案内された「特捜班」の部屋には宗方と直樹の二人だけ。しかも宗方は子育て優先だと言って先に返ってしまった。

宗方から特捜班のメンバーを集めるように命じられた直樹は、早速志保(羽田美智子)に声をかける。だが「うまくいかないんじゃないかな」と断られてしまう。

村瀬(津田寛治)は電話にも出ない。話をちゃんと聞いてくれたのは矢沢(田口浩正)だけだった。矢沢の話によると、青柳(吹越満)は警察を辞めたという。

直樹は矢沢を連れ、青柳に直談判に行くが、戻っても同じことの繰り返しだと言われてしまう。直樹を見てかわいそうに思ったのか、矢沢だけは特捜班に参加すると約束してくれた。

そんな中、東中野署の村瀬から特捜班への出動要請が入った。縄文土器の発掘現場で美穂(実咲凜音)という大学講師の遺体が発見されたのだ。

近くには青酸性の毒物が入ったビンが落ちていたという。警視庁捜査一課は自殺と断定し、その後の処理を村瀬たちに押し付けたのだ。だが村瀬はその判断に納得していなかった。

現場にやってきた直樹も自殺という判断に疑問を抱く。真澄(原沙知絵)の解剖に立ち会っているところに志保もやってきた。

あくまでも特捜班の“応援”だと二人は言うが、矢沢を含めた4人は絶妙のチームワークで捜査を進めていく。

正義のセ

【最終話】

衆議院議員・中条良成(宅麻伸)の長男・秀成(落合モトキ)が犯した殺人事件を担当することになった凛々子(吉高由里子)

秀成は、被害者の入江(佐藤祐基)に絡まれ、自分の身を守るために反撃して殺してしまったと主張している。

それを裏付ける目撃者もおり、入江が過去に傷害事件を起こしていたことも発覚したため、秀成の主張通り、正当防衛かと思われていた。

だが、凛々子が相原(安田顕)と捜査をする中で、入江に関して意外な事実が判明する。

入江は料亭で働いており、そこの店主によると真面目な青年だったという。恋人の笑子(岡本玲)も、穏やかで人に暴力をふるうような人ではなかったと訴える。

凛々子はそれらの証言を聞いてこの事件には何かが隠されていると感じていた。

秀成の父・中条議員が秀成の釈放を求めるために港南支部にやってきた。支部長・梅宮(寺脇康文)は毅然とした態度でそれを拒絶するが、中条は検察上層部への圧力をにおわせ、マスコミを動かして検察批判の流れに持っていこうとする。

【第9話】

凜々子(吉高由里子)が過去に担当した痴漢事件の真犯人が逮捕され、冤罪だったということが発覚する。

被疑者・村井直陽(東幹久)も取り調べで罪を認めていたため凛々子は起訴したのだ。だが、新たに起きた痴漢事件のDNAと、凛々子が担当した事件の被害者の衣服についていたDNAが一致し、村井は無罪と判断された。

検事になる際、冤罪だけは絶対出さないと決めていた凛々子は動揺を隠せない。

港南支部のメンバーはみんな凛々子を気遣い、家族も凛々子を支えようとする。

だが、マスコミからも追われるようになった凛々子は責任を感じ、検事を続けていいのかと悩み始める。

【第8話】

凜々子(吉高由里子)は、ひき逃げ事件を担当することになった。被疑者・斎藤茂典(正名僕蔵)は反省している様子を見せるものの、人をはねた記憶がないと主張する。

ケガをさせたことに気付いていたかどうかが、起訴判断を大きく左右するため、凛々子は相原(安田顕)と慎重に捜査する。

事故の際、斎藤がマネージャーを務める人気俳優の光岡駿太(桐山漣)が同乗していたため、二人は光岡に話を聞きに行くことに。

有名人に会えるということで浮かれている凛々子を相原は呆れながら見ていた。

光岡から「斉藤さんの罪を少しでも軽くしてください」と頼まれた凛々子は思わずときめく。

次に凛々子たちは被害者・横山茜(浦まゆ)に話を聞きに行き、事故の時、車が一度止まっていたことが判明。事故に気付いていなかったと主張した斉藤の供述と矛盾する。

本当に気づいていなかったのか?

【第7話】

ある保育園で園児が大けがを負う事件が発生した。保育士が目を離したすきに遊具から落下したとみられていたが、父親・小峰雄一(近藤公園)は保育園からの説明に納得できず被害届を提出した。

凛々子(吉高由里子)がその事件を担当することに。相原(安田顕)は保育園の監督不行き届きの可能性があると主張し、いつになく熱くなっていた。

ケガを負った園児・宏尚(佐藤令旺)のケガは回復してきたが、事故については何も話そうとしない。小峰が、普段から小さなケガが多かったと証言したため、虐待の可能性も出てくる。

もしも虐待があったのなら許せないと相原はこの案件にますますのめりこんでいく。

凛々子は相原と保育園へ行き、園長の瀬川弥生(朝加真由美)から事情を聞くことに。不慮の事故だったと主張し、保育園の過失を否定。凛々子は園長の言い分も理解できるとして頭を悩ませる。

凛々子の忘れ物を届けるため竹原家を訪れた相原を浩市(生瀬勝久)たちは歓迎する。竹原家の明るい雰囲気を感じた相原は、離れて暮らす娘について語りだす。

その時、元妻から連絡が入って娘と会えることになり相原は浮かれていた。

凛々子が宏尚からの聞き取り調査を開始し、意外な事実が明らかになる。

【第6話】

同期・ユキの結婚披露パーティに出席した凛々子(吉高由里子)は、その会場で、全国各地に赴任している仲間たちと顔を合わせ、久しぶりの再会に大喜び。その中には、弁護士になった美咲(倉科カナ)もいた。

美咲とは似た者同士で、大学時代から助け合いながら勉強してきた。進路を選択する際、それぞれの正義を貫くために、検事と弁護士という違う道を選んだ。

披露宴の帰り、凛々子は美咲を自宅に誘った。竹村家のみんなも美咲を歓迎した。

お互いの近況を報告しあい、コイバナになった時、凛々子の頭になぜか大塚(三浦翔平)とのキスシーンが浮かんだ。

翌日出勤した凛々子は、飲み会で酔っぱらって寝てしまった時に、大塚にキスをしたことを相原(安田顕)から聞かされる。その話を聞いた凛々子は、大塚の顔を見ると意識してしまって…。

そんな中、オレオレ詐欺の被疑者が送致されてきた。被疑者は大学生の浅田謙人(岡山天音)。凛々子の取り調べに対して、軽いバイト感覚でやっただけで詐欺だとは思わなかったと主張し、反省している様子に見えた。

浅田の担当弁護士として港南支部に美咲がやってきた。美咲は浅田の釈放を要求するが、凛々子はまだ浅田を釈放できるだけの材料はないと、検事としてその要求を拒否する。

美咲は浅田の言い分を信じていて徹底的に守る覚悟だ。

二人は立場の違いから激しくぶつかり合うことになってしまう。

【第5話】

温子(広瀬アリス)が恋人・後藤公一(渡部秀)を実家に連れてきた。結婚後二人で豆腐屋を継ぐつもりだという。だが突然のことで父・浩市(生瀬勝久)は猛反対。

凜々子(吉高由里子)も話の流れから、4年付き合った彼氏と別れたことを話さなければならなくなってしまった。

神奈川医大で女性職員が転落死した。単純な転落ではなく事件性があることから凛々子は相原(安田顕)と一緒に現場へ向かう。

被害者は、臨床病理学教授・高嶋敦史(原田龍二)の助手・三宅香織(佐藤めぐみ)で、二人が不倫関係にあったことが発覚。

香織の爪の間から高嶋のDNAが検出されたことから、高嶋は殺人容疑で逮捕された。だが高嶋は容疑を否認する。

死亡推定時刻には取引先の茂木(木下隆行)とスーパー銭湯にいたと証言し、茂木も同様の証言をしている。

その後、新たな事実が発覚する。支部長の梅宮(寺脇康文)は、凛々子に大塚(三浦翔平)との共同捜査を命じる。

凛々子は自分のペースで強引に捜査を進める大塚に振り回され…。

【第4話】

横浜地検港南支部では、凜々子(吉高由里子)の歓迎会が行われることになった。凛々子は事務官たちから、大塚(三浦翔平)徳永(塚地武雅)の取調べのテクニックを聞き出す。自分もそんな取り調べが出来るようになるかなという凛々子に、相原(安田顕)はまだまだと返す。その言葉を受け「一日でも早く相原さんが安心できるような検事になります」と決意を語る。

凛々子は、交通事故案件を担当することになった。被害者の佐藤忠徳は妻のフネ(茅島成美)との散歩中、横断歩道を渡っている時に信号無視をした勝村弘(白洲迅)が運転するバイクにはねられ死亡。

フネは厳しい罰を与えてほしいと訴えていた。取り調べを始めると、勝村は全面的に認めてはいたが、事故のことはあまり覚えていないとも話した。

凛々子は勝村のことを知るために、料理人見習いとして働いているレストランへ向かい話を聞くことに。そこで勝村の意外な一面を知ることになる。

大切な人をなくした被害者家族の思いと、命を奪ってしまった被疑者の思い。それぞれの思いを受け止めながら、凛々子は正しい判断をすることが出来るか。

【第3話】

凜々子(吉高由里子)は、婚活パーティーで、同期の検事で親友でもある順子と朋美に久しぶりに再会する。恋人がいる凛々子は戸惑っていたが、二人に「新しい出会いを見つけておいて損はない」と言われたのだ。そこに恋人の優希(大野拓朗)から連絡が入り、凛々子は彼の元へ駆けつけた。

凛々子は、結婚詐欺事件を担当することになった。被害者は沢井七美(磯山さやか)。婚活パーティーでIT企業の社長・藤堂に出会い、結婚の約束をして式場まで予約していた。その後、藤堂から事業のトラブルで金が必要になったと聞かされ、1000万渡したという。だがそれ以降、連絡が取れなくなってしまったらしい。

藤堂から聞かされていた住所も嘘で、経営しているといっていた会社も存在せず、式場もキャンセルされていた。話を聞いた凛々子は怒りを隠せない。

藤堂と名乗っていた男の本名は鈴木正夫(三浦貴大)。鈴木は容疑を否認。1000万も受け取っていないという。証拠がないため警察も逮捕出来ず、在宅のまま横浜地検に送致されてきた。

七美に嘘をついたことは認めるが、そのほかのことを聞かれてもうまくかわしていく。しかも七美のことを本当に愛していたと涙まで流しながら訴える。

凛々子は、相原(安田顕)と一緒に、鈴木が七美から金をだまし取ったという証拠を探すが、決定打は見つからない。

そんな中、凛々子は優希からプロポーズされる。

【第2話】

凜々子(吉高由里子)は恋人の優希(大野拓朗)と3カ月ぶりのデートを楽しんでいた。そんな凛々子に、徳永(塚地武雅)から「日直の仕事を変わってほしい」と連絡が入る。急遽仕事に行かなければならなくなり、デートはお預けに。

梅宮支部長(寺脇康文)から初めて殺人事件を任された凛々子は張り切るが、相原(安田顕)は凛々子が空回りするのではないかと心配し、落ち着いて対処するよう助言する。

被疑者は、夫の義之(大澄賢也)を殴って死亡させた主婦の町田かれん(財前直見)だ。かれんは、殺意はなく、夫の暴力から逃れるためだったと主張する。かれんの話を聞いた凛々子は同情するが、相原は疑いを持っていた。

かれんには19歳になる娘・まりあ(矢作穂香)がいるが、娘がどこに住んでいるのかわからないと話す。かれんの娘に対する態度に違和感を覚えたのだ。

その後、かれんが夫以外の男性と頻繁に会っていたことが判明する。司法解剖により新たな事実も出てきて殺意があったのではないかという疑いが強まる。

凛々子は矛盾点をかれんに突きつけ自白するよう追い込んでいくが…。

【第1話】

検事になって2年目の竹村凜々子(吉高由里子)は、春から横浜地方検察庁港南支部勤務となった。正義感が強く明るくて家族思いの凛々子は、豆腐屋を営む父・浩市(生瀬勝久)と、母の芳子(宮崎美子)、妹の温子(広瀬アリス)と4人で暮らしている。

検事1年目の時は大阪に赴任していたため、恋人の優希(大野拓朗)とは遠距離恋愛をしていたが、横浜に戻ってきてからは仕事も恋愛もどちらもきっちりやると決意を固めていた。

港南支部には、支部長の梅宮(寺脇康文)、先輩検事の大塚(三浦翔平)徳永(塚地武雅)など個性的なメンバーがいる。凛々子はベテラン事務官の相原(安田顕)とバディを組むことになった。

喜怒哀楽がすぐに出てしまう凛々子は、取り調べをする際も被疑者に対して激しい怒りを覚えたり、同情したりと忙しい。

そのたび相原に「被疑者に感情移入しないように」と注意される。

凛々子がある傷害事件を担当することになった。被害者は建設会社に勤務する向井(浅利陽介)で、上司の恩田(石黒賢)から路地裏で暴行を受け、階段から転げ落ちて全治2か月の重傷を負って被害届を出していた。

話を聞いた凛々子はひどいパワハラだと怒っていたが、取り調べにやってきた恩田は穏やかで暴力をふるうようには見えない。

恩田は暴行などふるっていないと全面否定し、向井が嘘をついて自分を貶めようとしていると主張。

一緒にいたという同僚・田中(六角慎司)の証言も恩田と同じだった。

被害者と被疑者の言い分が対立する中、凛々子は相原と一緒に真相究明のために捜査を始める。

未解決の女

【最終話】

百々瀬佐智(谷村美月)を誘拐した秋田昇(岡田浩暉)は、佐智の父・百々瀬博昭(石黒賢)に身代金を要求しそれを奪って逃走した。矢代朋(波瑠)は秋田を追いかけ、銃で撃たれた。

朋を撃った拳銃と、藤枝信也(長谷川朝晴)を撃った拳銃が同じものだと判明し、どちらも秋田の犯行だったことが裏付けられた。

使用された拳銃が科捜研で15年前に登録されている晴海東署のものと同じだということもわかった。

部下たちにかん口令を敷く「特命捜査対策室」の室長・古賀清成(沢村一樹)の前に、元刑事局長の野々村慎太郎(岩城滉一)が現れた。

秋田が潜伏先のホテルで胸を刺されて死亡した。秋田の自宅からは、藤枝の遺体発見現場に落ちていた2千円札と続き番号の札が見つかった。どちらも15年前の3億円強奪事件で盗まれたものだ。

秋田と藤枝が3億円強奪事件の犯人とするならば、2人を殺したのは残る1人の犯人ということも考えられる。

佐智からも話を聞き、捜査は進められていく。

3億円強奪事件の捜査資料を見ていた理沙(鈴木京香)はある筆跡に違和感を覚える。

【第7話】

2003年の秋、警備会社の現金輸送車が襲われた。現金3億円が奪われたが、犯人を特定することが出来ず未解決のままになっている。

15年後、都内で男の死体が見つかった。通報を受けた警察官が駆け付けるが、そこにあったのは意味不明のカードと2千円札だけ。そこから1キロほどの路上で死体は見つかった。

見つかった死体は中古品の転売ビジネスをやっている藤枝信也(長谷川朝晴)。強行犯が捜査を進めるうちに、現場にあった2千円札は15年前に3億円強奪事件で盗まれたものだと判明する。

朋(波留)たちも捜査に参加することになった。現場に残されていたカードの解読は鳴海理沙(鈴木京香)がすることに。

すぐに「RISK(危険)、HELP(助けて)」というメッセージを解読。

別の場所で同じ種類のカードが9枚見つかった。理沙でもなかなか解読できず捜査は難航。そして第3のカードが発見され、ある会社の名前が導き出された。

その会社の社員・百々瀬佐智(谷村美月)が一昨日前から無断欠勤していることがわかる。

【第6話】

ダンサーの遠藤千鶴(板野友美)が鉄パイプで頭部を殴られ殺害された。犯人が財布を奪って逃走したため、強盗目的と怨恨、どちらからも捜査をしたが手掛かりは見つからず未解決になっている。

その6年後、高校の同窓会に出席した朋(波瑠)磯野賢治(柳下大)が「千鶴を殺した犯人がわかったかもしれない」と告げた。千鶴は朋の同級生だったのだ。

詳しい話を聞くため、磯野が店長をしているカフェバーへ行った朋。そこで同窓会グループのSNSを見せられた。そのメンバーの中に犯人がいると磯野は推理する。

そして磯野が何かを言いかけた時、同級生の西島圭人(桐山漣)袴田高一郎(榊原徹士)がやってきたため、話を最後まで聞くことは出来なかった。

その3日後、カフェバーで磯野が刺殺された。その日、同級生の吉井友莉子(入山法子)と口論しているところを従業員が目撃していた。

動揺する朋を心配した草加慎司(遠藤憲一)の提案で6係は捜査を開始することに。

文字フェチの理沙(鈴木京香)は、なんてことない日常を綴った千鶴の投稿文に暗号を見つける。

【第5話】

厚生労働省の官僚・須賀勇蔵(児玉頼信)が、腹部大動脈りゅう破裂で死亡。体内から見つかった「モスキートペアン」と呼ばれる小型の鉗子が原因とみられる。

須賀は5年前に「松河総合病院」で大腸がん手術を受けていて、その際に放置されたもののようだ。

5年前の医療ミス疑惑。手術の1週間後に同じ病院の放射線技師・中尾勲(町井祥真)が刺殺される事件が起きていたことも判明する。中尾は死亡直前、「も」という血文字を残していたが結局は未解決となった。

この未解決事件に注目した朋(波留)理沙(鈴木京香)は、中尾が須賀の体内にモスキートペアンが残されていることに気付いたため殺害されたのではないか、ダイイングメッセージの「も」はモスキートペアンをさしているのではないかと考える。だが、現院長で当時手術を執刀した松河正一(植草克秀)やほかの手術関係者にはアリバイがある。

朋は、ほかの病院に移っている手術関係者のリストを目にして驚く。そこには、数カ月前、捜査中に重傷を負った朋を救ってくれた松河森次(宮迫博之)の名前があったのだ。

朋は森次に捜査協力を依頼し、松河総合病院が開示拒否する須賀のカルテを手に入れようとする。

その頃、財津喜延(高田純次)が新事実をもたらす文書を入手する。

【第4話】

ショップ店員の長瀬真智(吉井怜)が山中にある橋から転落し、全身打撲で意識不明の重体に陥った。

これをきっかけに未解決事件が動き出す。

真智が乗っていた車から、失踪者のものと一致する毛髪が見つかった。失踪者は、藤田里美(真飛聖)。15年前に代議士の夫・藤田晃一(堀部圭亮)と息子と祭りに来ていた時に突然姿を消している。

車からはもう一つ謎の文書も見つかっている。その紙には9桁の数字が書かれていた。

矢代朋(波瑠)はその文書を解読し、捜査に協力しようと考える。その文書の紙が移動図書館のチラシだということが判明。9桁の数字が蔵書の資料コードではないかと考え、そこに書かれた番号から資料を集めることに。

すると、それら全て、失踪事件に関する書籍や里美が失踪した事件に関するものだった。

今回の事件現場と15年前の事件現場にある接点があることが判明する。里美が子供たちに残した手書きのレシピの文字を見た鳴海理沙(鈴木京香)は「字が泣いている」と言い出し、息子たちへのメッセージにも違和感を覚える。

【第3話】

一人の大学生が昼間の駅前駐輪場で刺殺されるという事件が起こった。被害者は舞阪佳織(福原遥)。佳織は、塚本秀平(吉田栄作)という大学教授のもとで百人一首を研究していた。

事件当時、現場から立ち去る男の姿が目撃されていたが、逮捕することは出来なかった。佳織の手には百人一首の一札が握られていたが、それが何を意味するのかもわからず、通り魔による犯行と見られ未解決事件となっていた。

5年後、一人の男が殺された。その男の腕には「MISEBAYANA」というタトゥーが入っている。かつて佳織と交際していた会社員・与田秀樹(深水元基)だった。

二つの事件に関連性があるのか?

矢代朋(波瑠)は現場へ向かい、捜査を開始する。文書捜査の域を超えていると古賀清成(沢村一樹)には文句を言われるが、朋は気にせず捜査を続ける。

朋は、佳織が持っていた百人一首の箱に間違ったものが入っていたという情報を得る。それと彼女の日記によく出てくる言葉を分析した鳴海理沙(鈴木京香)は、佳織のある一面に気付く。

そして箱の中にあるはずの1枚がないことにも気づいた。

朋と理沙は手掛かりを求めて塚本のもとへ向かうが、何の手掛かりもつかめない。だが、佳織の同級生の証言で、これまでの捜査を覆す記憶が朋の脳裏によみがえる。

【第2話】

大手IT企業の社長令嬢が誘拐され、犯人は1億円もの身代金を要求してきた。捜査本部は素早い解決を目指し、各部署から人員をかき集める。

「特命捜査対策室」からは矢代朋(波瑠)が応援に行くことになった。

誘拐されたのは中学生の幸田遥花(畑芽育)。犯人から電話がかかってきた際、遥花は父親・幸田雅也(戸次重幸)に「かもめ」とだけ伝えた。朋には意味が分からなかったが、文字フェチの同僚・鳴海理沙(鈴木京香)は、12年前のある未解決事件を思い出す。

それは主婦・坂下菜々美(高岡早紀)の娘・芽衣が誘拐された事件だ。その時も今回と同様「かもめ」という言葉を口にしていた。

朋が身代金の受け渡し役を命じられた。雅也の秘書になりすまし、犯人から指定された場所へ向かう。犯人は朋に指示を出し、あちこちを走らせるが、体力がある朋は本物の秘書ではないと見抜かれてしまう。身代金は誘拐犯の手に渡り、人質も解放されないという最悪の結果になってしまった。

理沙は古賀清成(沢村一樹)から、犯人と雅也の通話解析を命じられる。朋は草加慎司(遠藤憲一)から12年前の事件の詳細を聞かされる。

【第1話】

警視庁捜査一課強行犯係の刑事・矢代朋(波瑠)が昏睡状態から目覚めた。無鉄砲な捜査をし負傷したのだ。

朋は復帰早々、「特命捜査対策室」第6係に異動を命じられる。そこは未解決の文書捜査を担当する「文書解読係」と言われる部署だった。

文書解読のエキスパートと言われている不愛想な先輩刑事・鳴海理沙(鈴木京香)たちと新しい部署で働き始める朋だが、実際の業務は倉庫番のようなものだった。

そんな中、強行犯係の刑事から遺書が持ち込まれた。それは連続変死事件の被害者である2人の女性のものだった。それを読んだ理沙は、すぐに犯人像と動機を解析。強行犯係の刑事たちはその解析に疑いをもつ。

新しい情報が6係に入ってくる。被害者女性2人の部屋に、10年前の日付が入ったミステリー作家・嶋野泉水のサイン入りの自署があったという。泉水は10年前、自宅マンションで腹部を刺されて死亡している。密室状態であったが、その謎も解き明かされておらず、犯人の見当さえついていなかった。

朋は、強行犯係に10年前の事件の合同再捜査を提案する。理沙はそんな朋を冷めた目で見ていたが、朋の直感の推理を聞いた途端興味を示しだす。

モンテ・クリスト伯

【最終話】

幸男(大倉忠義)神楽(新井浩文)入間(高橋克典)の家族を巻き込んだモンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカ)の復讐も、終盤にさしかかっていた。

真海が守尾信一朗(高杉真宙)に渡した薬を飲んだ未蘭(岸井ゆきの)は昏睡状態で面会謝絶。

信一朗は入間からも言われ真海の別荘を訪れた。詰め寄る信一朗にもうすぐ死んで償うと詫びた。

瑛理奈(山口紗弥加)は未蘭の次に貞吉(伊武雅刀)を殺害しようとするが、そこに入間が帰ってくる。貞吉は話があることを目で合図して入間と二人きりになり、真海が残していったボードを使って会話を始めた。

倉庫に閉じ込められている神楽は、議員と自分に闇金疑惑がかけられて東京地検特捜部が捜査を開始したと知る。そこにやってきた天野満(栁俊太郎)は、手下たちと拷問を始める。暖が受けたような過酷なものだった。

幸男とすみれ(山本美月)が真海に会いに行く途中、愛梨(桜井ユキ)から明日花(鎌田英怜奈)と一緒にいると連絡が入る。

それを知った幸男はすみれを帰して一人で真海に会いに行く。

真海は入間と会っていた。入間に留美(稲森いずみ)安堂完治(葉山奨之)と一緒に逃げていると教える。

【第8話】

モンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカ)の復讐で南条家は崩壊した。江田愛梨(桜井ユキ)幸男(大倉忠義)に自分がエデルヴァだと告げ、遺書を書いて自害するよう迫った。幸男は愛梨の言う通り、自ら命を絶とうとしたが、幸男の娘・明日花(鎌田英怜奈)の存在が愛梨を惑わせてしまう。

真海が暖だと気づいたすみれ(山本美月)の存在もまた大きなものとなる。

自分の気持ちが揺れていることに気付いた真海は呆然としながら釣りをしていた。そこに守尾信一朗(高杉真宙)がやってくる。彼と話すことで気分転換になったが、信一朗の交際相手が入間未蘭(岸井ゆきの)だと聞かされ、真海の気持ちがまた曇っていく。

未蘭は、父の入間公平(高橋克典)に信一朗と会ってほしいと頼む。だが入間は聞き入れようとしない。瑛理奈(山口紗弥加)は時間をかけて説得しようと未蘭を慰め、貞吉(伊武雅刀)の部屋へ連れていく。

瑛理奈の殺害計画を知っている貞吉は未蘭に危険を伝えようとするが、会話用のタッチパネルは瑛理奈に操作されているため、うまく伝えることが出来ないでいた。そこに真海が貞吉に会いにやってくる。

神楽清(新井浩文)は入間と会い、幸男の自殺も寺角類(渋川清彦)の殺害も真海の仕業だと話した。そして自分も入間も真海のターゲットであることを伝える。

真海は何者だと思うかと問う入間と神楽の脳裏には一人の人物が浮かんでいた。

入間は真海を呼び出した。入間が話す場所に選んだのは、15年前、暖を陥れた取調室だった。

【第7話】

モンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカ)は、自分を陥れたメンバーの一人、寺角類(渋川清彦)を抹殺した。

次は南条幸男(大倉忠義)の番だ。

幸男の自宅に、裏組織のダニー・ウォン(葉山豪)サム・ユンロン(ジョン・リ)がやってきて、すみれ(山本美月)明日花(鎌田英怜奈)を人質に取られる。

ダニーは、ショーン・リー(ジョー ナカムラ)事件の目撃者が香港警察と接触すると告げる。目撃者とはショーンの娘、エデルヴァだ。彼女はダニー達が人身売買で売り飛ばし、日本語を話す男が買い取っていた。

ダニーは、誰かが幸男を狙っていると告げ、その男を探し出せと命じる。

幸男は江田愛梨(桜井ユキ)に仕事をキャンセルすると連絡し、神楽清(新井浩文)にも電話をするがつながらない。

その頃、神楽は真海と会っていた。真海は、留美(稲森いずみ)に紹介した安藤完治(葉山奨之)が詐欺師だったことを伝えて謝る。

そして、幸男がショーンの事件に関係していることを香港警察が知ることになると教える。

匿名の電話があったことで寺門の遺体が見つかった。寺門が暖の関係者であることを国見悠馬(森岡龍)入間公平(高橋克典)に報告すると、入間はラデル共和国から死亡報告が届いている暖のことを調べ始めた。

【第6話】

モンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカ)の計画通り、出口文矢(尾上寛之)が殺害された。それは入間公平(高橋克典)家族の崩壊の始まりだった。

十数年前に失踪した有名俳優、ショーン・リー家族が裏組織ヴァンパに殺害されたという新証言が香港のタブロイド紙に掲載された。もちろんそれは真海が手をまわして書かせたものだ。これには幸男(大倉忠義)の弱点を探っている神楽(新井浩文)も食いついた。

ショーン・リーが失踪した当時、幸男が付き人をしていたからだ。

幸男は一人バーで飲みながら、あの時のことを思い出していた。当時幸男はヴァンパに多額の借金をしていた。

宝飾品を盗み出し借金をチャラにしようと考えた幸男は、ショーンたちの留守中にヴァンパを招き入れた。だが途中でショーン夫妻が帰ってきてしまい、ヴァンパのメンバーたちは二人を殴り倒した。

幸男がふと気付くと両隣に男が座っていた。ヴァンパのメンバーだ。裏切者を始末しにきた男たちに幸男は、自宅に脅し文句が書かれたファックスが届いたことを伝えた。

最近、香港で幸男の過去を調べている男がいるという。それは神楽の秘書・牛山直紀(久保田悠来)だった。男たちは牛山の動きを止めるよう幸男に指示する。

だが事件の真相を知っている人間はほかにもいた。それは目の前で両親を殺されたショーンの娘だ。

【第5話】

モンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカ)の計画通り、神楽清(新井浩文)の妻・留美(稲森いずみ)安藤完治(葉山奨之)が関係を持った。完治は、留美が不倫の末に産んだ息子だった。

真海は、入間公平(高橋克典)を次のターゲットにした。入間が娘・未蘭(岸井ゆきの)の婚約者に選んだ外務省勤務の出口文矢(尾上寛之)を駐在先のマレーシアから呼び出し、自分の別荘に招待する。日本に戻れたことを喜ぶ出口に真海は、入間の父・貞吉(伊武雅刀)を殺してほしいと頼む。驚く出口に冗談だと告げながらも、入間家が貞吉の莫大な遺産相続でもめていることを吹き込んだ。

未蘭は、富永水産に頼んでいたダボハゼを取りに行き、守尾信一朗(高杉真宙)から受け取った。ランチに出かけ、貞吉の反対で結婚がなくなったことを伝える。二人の未来に明るい光が見えたかのように思えたが…。

未蘭が帰宅すると出口が来ていた。入間は出口に貞吉の遺言書について話をする。未蘭が出口と結婚したら遺産は全て寄付するというもの。入間はそれでも未蘭と結婚してほしいと出口に頼んだ。

出口が真海にそれを報告すると、未蘭との結婚前に貞吉を殺して遺産を相続すればいいと囁く。戸惑う出口に、貞吉がかつて人を殺していると話し出した。

【第4話】

モンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカ)は、復讐相手たちとの顔合わせを終えた。真海の目的は、ターゲットたちの大切なものを全て壊すこと。

土地開発プロジェクトの地鎮祭に、留美(稲森いずみ)と共に出席した神楽清(新井浩文)は、つながりのある政治家・木島義国(嶋田久作)の協力で次の国有地の取引を有利に運ぼうと計画していた。木島は神楽に、ほかの建設業者も動いていると伝える。神楽は留美を会場に残したままその場を去った。

そこに真海が現れる。入間公平(高橋克典)から真海には近づくなと釘を刺されていた留美は驚く。

真海は、神楽にテナントの相談に来たのだと説明し、アパレルブランドを立ち上げようとしている青年・安堂完治(葉山奨之)を紹介する。安堂の相談に乗ってやって欲しいというと、留美を別荘でのランチに誘う。

留美は安堂の明るい人柄を気に入った様子で、神楽に頼んで力になりたいと話した。

入間は娘・未蘭(岸井ゆきの)の結婚式の日取りを勝手に決めた。困った未蘭が、貞吉(伊武雅刀)に相談したいと言い出した。入間は未蘭と妻の瑛理奈(山口紗弥加)を連れ貞吉の部屋へ向かう。

会話もままならず、介護を必要とする貞吉に未蘭が、結婚はまだ早いと言ってほしいと頼む。

言葉がうまく出てこない貞吉をバカにするように入間は勝手に結婚の準備を進めていく。

【第3話】

ファリア真海(田中泯)の莫大な隠し財産を譲り受けた柴門暖(ディーン・フジオカ)は、素性を隠すため、モンテ・クリスト・真海と改名し、世界屈指の投資家となった。

大金を手にしても暖の気持ちは満たされず、復讐心だけが支えだった。

ある日、江田愛梨(桜井ユキ)南条明日花(鎌田恵怜奈)が2人乗りのカヤックで遊んでいる時、バトルを落としてしまった。手で漕いで浜辺に戻ろうとするものの、潮の流れも速くなかなか進めずにいた。そこに一台のクルーザーが通りかかる。助けを求める二人に気付き戻ってきたクルーザーに乗っていた真海と秘書の土屋慈(三浦誠己)が彼女たちを助ける。

愛梨は明日香の両親が挨拶をしたいと言っているから家に寄ってほしいと真海に伝える。

真海が明日香の自宅を訪れると、そこに幸男(大倉忠義)が帰ってきた。明日香は幸男とすみれ(山本美月)の娘で、愛梨は幸男のマネージャーだったのだ。

まもなくすみれも帰ってきた。幸男は有名俳優、すみれは著名な料理研究家になっている。

帰り際、真海は、自分の別荘でホームパーティーをしたいと二人を招待する。

別荘に戻ると、神楽清(新井浩文)が秘書とやってきた。この別荘は神楽から購入したものだった。真海は神楽にも夫婦で来てほしいとパーティーの招待状を渡した。

真海は入間公平(高橋克典)にも接近する。

【第2話】

柴門暖(ディーン・フジオカ)は、無実の罪を着せられて異国の地に投獄されてしまった。船長がテロリストとつながりがあったことで暖まで疑われ、つながりを白状しろと激しい拷問を受ける。身に覚えのない暖にはどうしようもない。無実だという証明も出来ず、そのまま地下にある独房に幽閉されてしまうことに。

与えられるのはわずかな食事と水だけ。そんな環境で8年も過ごさなければならなかった。孤独と戦い続けた暖に、命の限界が訪れそうになり…。

そんな時、地下牢の床から1人の男が顔を出す。その男は日本語を話し、看守へ告げ口しないよう暖を脅してきた。男は再び穴に戻っていった。暖が彼のあとを追うと、その穴は男の独房に通じていた。

その男の名前はファリア真海(田中泯)。投獄されている国の元大統領だという。暖は、なぜ自分が投獄されたのか理由を尋ね、入間公平(高橋克典)神楽清(新井浩文)たちにハメられたことを知る。暖は手製の道具で脱獄用の穴掘りを手伝った。その間、ファリアからは様々な知識や教養を得ることが出来た。ただ生きているというだけじゃなく、目的を見つけた暖は次第に輝きを取り戻していく。日本へ戻り自分を陥れた人間へ復讐することを誓う。

トンネルを掘り続けて数年後、ようやく脱獄可能な場所にたどり着いた。その時ファリアは力尽きようとしていた。そしてファリアは暖にあるものを託す。

【第1話】

2003年の春。小さな漁師町で漁業の仕事をしている紫門暖(ディーン・フジオカ)は、その町で喫茶店「シンドバッド」を経営する目黒すみれ(山本美月)にプロポーズした。すみれは快諾し、結婚式へ向けた幸せな時間を過ごしていた。

そんな矢先、暖が乗っている遠洋漁船「海進丸」が遭難してしまった。暖の後輩・南条幸男(大倉忠義)が心配してシンドバッドへやってくる。すみれは暖が帰ってくることを信じて明るく振舞う。

「海進丸」が所属する守尾漁業の社長・守尾英一朗(木下ほうか)、船員の神楽清(新井浩文)たちも暖たちが無事に帰ってくることを祈っていた。

漁協の組合長・遠藤勝也(仁科貴)が守尾の事務所にやってきた。2週間に及ぶ遭難で捜索費がかさんでいることを伝えるが、守尾は、船長のバラジ・イスワラン(ベヘナム)は優秀だからきっとみんな無事に帰ってくると主張する。

だが遠藤はバラジを不安視していた。テロ組織のメンバーではないかと疑われていたからだ。それでも守尾は船員たちを信じている。

暖の実家では、母・恵(風吹ジュン)が地上げ屋の寺門類(渋川清彦)と対峙していた。そこに海進丸が帰ってきたと連絡が入る。

恵はすぐにすみれと港へ向かった。

暖もケガはしていたが無事だった。亡くなったのは船長のバラジだけだ。そして警察がバラジの遺体を調べ始めた。その中には刑事・入間公平(高橋克典)の姿もあった。

あなたには帰る家がある

【最終話】

真弓(中谷美紀)綾子(木村多江)に、太郎(ユースケ・サンタマリア)慎吾(萩原利久)麗奈(桜田ひより)の4人で幸せになると宣言した。

綾子は自分を太郎の元へ戻すための作戦だと見抜き、「太郎さんをお願いします」と告げて、自分は秀明(玉木宏)と幸せになると宣言する。

綾子の読み通り、真弓の作戦だったのだが、弥生や圭介(駿河太郎)から「秀明が本当に綾子との将来を真剣に考えたらどうするの?」「茄子田が本当に真弓を好きになったらどうするんだ」と聞かれ、この作戦の弱点に気付く。

秀明は綾子と暮らし始めた。後輩の桃(高橋メアリージュン)が上司にすべてを話したことで左遷されることに。

それでも綾子は秀明と幸せになるという。

圭介が心配していた通り、太郎は真弓との将来を真剣に考え始めたようだ。家族で毎年行っていた海に、慎吾と麗奈の4人で行こうと真弓を誘う。真弓は綾子の勤務先の食堂へ行き、そのことを伝える。

週末。4人が海で楽しく過ごしていると、綾子が何も知らない秀明を連れてやってきた。

【第10話】

真弓(中谷美紀)太郎(ユースケ・サンタマリア)がレストランで食事をしている様子を見た秀明(玉木宏)は不安を隠せない。それを聞いた圭介(駿河太郎)からその可能性を否定されホッとしていたが、カレーショップにやってきた真弓と太郎の楽しそうな姿を見て二人とも動揺する。

翌日、麗奈(桜田ひより)が学校へ行っていなかったことが判明。綾子(木村多江)が何かしたのではないかと考えた真弓が問いただすが、綾子も麗奈の行き先は知らなかった。

そこに麗奈から連絡が入る。慎吾(萩原利久)と栃木へ向かっていることがわかる。栃木は綾子の故郷だ。二人は一緒に栃木へ向かった。

2人の子供たちを心配した太郎と秀明も栃木へ行くことに。

綾子が葬儀に慎吾を連れてきたのだと勘違いした姉の咲子(森口瑤子)は、綾子へ怒りをぶつける。

思わず間に真弓が間に入ると、綾子はその場から立ち去ってしまった。

茄子田家の秘密とは何なのか。綾子の隠された過去とは?

【第9話】

秀明(玉木宏)の忘れ物を届けた真弓(中谷美紀)は、部屋から綾子(木村多江)が出てきたことで、二人が一緒に住んでいると誤解してしまう。平静を装ってその場を去ったが、太郎(ユースケ・サンタマリア)もまた、その様子を見ていた。

圭介(駿河太郎)が経営するカレーショップこまちは10周年を迎えるにあたり、パーティを行うことになっている。由紀(笛木優子)こはる(福地桃子)にけしかけられて、圭介の真弓への思いは膨らんでいく。

真弓はあるレストランから予約確認の電話を受ける。自分の誕生日のために家族で食事をしようと予約していたのだ。麗奈(桜田ひより)と行こうと予約を二人に変更。

その後、男性から食事に誘われたり、後輩からも優しく励まされたりするなど真弓にモテ期が到来する。

カレーショップこまちの10周年パーティー当日。真弓に言い訳をするために秀明もやってくるが、当たり前のように綾子まで現れる。そして茄子田太郎もやってきて…。

【第8話】

秀明(玉木宏)と離婚した真弓(中谷美紀)は、娘・麗奈(桜田ひより)と二人暮らしを開始。

ある日、突然麗奈が「学校を辞めたい」と言い出した。理由がわからず秀明に相談することも考えたが、一人で解決しようと決める。

仕事で太郎(ユースケ・サンタマリア)に会った際、思わず麗奈のことを話してしまう。相変わらず上から目線の太郎に腹を立てた真弓は、いつか綾子(木村多江)が戻ってくると信じている太郎に、「そうやってたかをくくっているうちは、帰ってこないと思いますよ」と言ってしまう。

秀明は、アパートに押しかけてくる綾子を強く突き放すことが出来ず、相変わらず優柔不断な態度を取っていた。

綾子は秀明を支えたいと、ハローワークで勤め先を探し始める。その際綾子は、離婚して実家には戻れないが結婚が決まっていると説明する。

綾子の勤務先が決まったことを知った太郎は、綾子の自立に焦りを感じ「過去から逃れられると思うなよ」と脅すような言葉をぶつけてしまう。

麗奈が陸上県予選に出場することになった。真弓と弥生、そして秀明も応援に駆け付ける。目前で逃げ出した麗奈は、もう頑張れないと泣き出してしまう。そこで真弓は麗奈の本心を知ることになる。

麗奈が傷つき悩んでいるのは自分のせいだと知った秀明は、真弓とは違った形で麗奈と向き合おうとするが…。

【第7話】

真弓(中谷美紀)は子供のために、家族のためにと頑張ってきたが、自分の気持ちと向き合って、秀明(玉木宏)との離婚を決めた。突然真弓の気持ちを聞かされた秀明はその現実をなかなか受け入れられないでいた。

真弓は早速、離婚までにするべきことをこなしていくが、秀明は何とか真弓の気持ちを変えられないかとそればかり考え、後輩の桃(高橋メアリージュン)にも気づかれてしまう。

茄子田家では、綾子(木村多江)太郎(ユースケ・サンタマリア)に離婚を迫っていた。太郎は受け入れることが出来ず、綾子が家を出ていかないように監視するようになる。

ある朝、いつものように台所で働いていた綾子が目を離したすきに姿を消した。

秀明は離婚のために真弓と麗奈(桜田ひより)にマンションを渡し、自分は小さなアパートで独り暮らしを始める。

そこへ綾子が現れて…。

【第6話】

真弓(中谷美紀)は、娘・麗奈(桜田ひより)のためにも秀明(玉木宏)とやり直そうと決めたが、太郎(ユースケ・サンタマリア)の「一度壊れたものは元には戻らない」という言葉が離れない。

秀明と綾子(木村多江)の関係に気付いた太郎が、秀明や麗奈に何か仕掛けてくるのではないかと警戒を強める。話し合いで解決しようと連絡するが返事はない。

ある日、学校から帰宅した麗奈が綾子と会ったと言い出した。真弓は茄子田家を訪れるが綾子はいなかった。そして海辺に隠れるようにして佇む太郎を見かける。

真弓は自分の家族を守りたいと太郎に訴えるが、内心では浮気をされてしまった者として太郎の気持ちを理解する。

秀明は、自分に出来ることが何かないかと綾子に連絡を取っていた。誰もいない渚ホームで秀明と会った綾子は、家族を捨てても一緒になりたいと話す。すると秀明は、土下座をして「あなたを愛していない」と本心を告げる。

翌朝、佐藤家に突然綾子がやってきた。リビングに入ってきた綾子は麗奈に「秀明さんと私は愛し合っている。これからママと呼んで」などと言い出した。

その言葉に麗奈はショックを受ける。そこに太郎までやってきて…。

【第5話】

真弓(中谷美紀)は茄子田家に行き「二度とうちの家族に近づかないで」と綾子(木村多江)に釘を刺した。

怒りがおさまらないまま自宅へ戻った真弓は、秀明(玉木宏)に綾子の危険性を訴える。

だが、控えめで悲しげな綾子の姿しか見ていない秀明は、真弓の話を信じることが出来ない。もう茄子田家とは関わらないし、何かあったら自分が守ると話すが、真弓はそんな秀明の言葉を素直に信じられずにいた。

茄子田家から飛び出した真弓の姿を目撃した太郎(ユースケ・サンタマリア)は、今までの出来事を思い返していた。そして、秀明の不倫相手が綾子なのではないかと気付き始める。

麗奈(桜田ひより)は、秀明と真弓の様子がぎくしゃくしていることに不安を感じていた。麗奈に心配かけないためにと、家族旅行に出かけようと秀明が提案する。

旅行する間に、秀明と真弓は歩み寄っていくのだが…。そこに偶然を装った茄子田たちが現れて…。

【第4話】

バーベキューへ行き、秀明(玉木宏)の不倫相手が綾子(木村多江)であることに気付いた真弓(中谷美紀)。問い詰められた秀明はあっさり認めて謝罪する。

その日から秀明は、何とか真弓に許してもらおうと家事も進んで手伝うようになる。

太郎(ユースケ・サンタマリア)は、秀明の浮気相手が自分の妻・綾子であることに全く気付いていない。修学旅行の打ち合わせにやってきた真弓に、浮気される方にも原因があるなどと偉そうに説教する。真弓は嫌味をこめてあえて復唱するが太郎はそれでも全く気付かない。

その日の夜、リビングにいた秀明の携帯が鳴った。相手は綾子だ。秀明はその電話に出ず、ただ切れるのを待っていた。すると真弓が綾子に電話をかけるように言い出し…。

翌日、綾子との関係を終わらせるために会う約束をした秀明を真弓が尾行。二人の関係はこれで終わるかと思いきや、綾子は後日、真弓の会社に大量のメンチカツを持って現れた。

【第3話】

秀明(玉木宏)の日々の行動の変化に浮気を疑いながらも信じようとしていた真弓(中谷美紀)だが、クレジットカードの明細書を見て秀明の浮気を確信する。

秀明の帰宅が遅かった二人の結婚記念日、ホテルへ宿泊していたことが明らかになったのだ。しかも48,000円という高額な料金。

その頃秀明は、綾子(木村多江)との恋に浮かれていて、真弓がカードの明細を見たことなど知る由もなかった。

真弓は秀明の浮気相手は、同じ会社の後輩・森永桃(高橋メアリージュン)ではないかと疑っていた。由紀(笛木優子)のアドバイス通り、渚ホームズに乗り込む。

何かを企んでいる様子の太郎(ユースケ・サンタマリア)は、真弓を茄子田家に呼び出す。するとそこには秀明もいた。

太郎のペースに乗せられた二人は、佐藤家、茄子田家でバーベキューへ出かけることになるのだが…。

【第2話】

真弓(中谷美紀)秀明(玉木宏)の13回目の結婚記念日。真弓は秀明の好物であるメンチカツを作って待っていたが、その頃秀明は綾子(木村多江)とホテルにいた。

夫の帰りが遅いことに腹を立ててはいたが、まさか自分を裏切っていたとは想像もしていなかった。だが罪悪感からなのか、誤魔化したいからなのか、秀明は普段はやらない家事を手伝ったり、真弓の手料理を褒めたりと、様子がおかしい。その様子を見た真弓も違和感を覚える。

真弓は同僚の希望(トリンドル玲奈)が取引先の中学校教師からしつこいセクハラを受けていると知り、担当を代わることにした。修学旅行の企画を提案するため待ち合わせた喫茶店に現れたのは茄子田太郎(ユースケ・サンタマリア)だった。

綾子とホテルへ行って以来、秀明はそのことばかり思い出してはぼんやりしていた。ふらっと立ち寄ったカレーショップで、圭介(駿河太郎)から「恋でもしているのか?」と聞かれ動揺する。これ以上深入りはしないでおこうと自分に言い聞かせるが、仕事でどうしても綾子と顔を合わせなければならなくて…。

結婚記念日以来、不安になっていた真弓は、上司の由紀(笛木優子)に相談。浮気しているのではないかと指摘された真弓は、スマホで見つけた浮気チェックリストで秀明の行動をチェックし始める。

【第1話】

佐藤真弓(中谷美紀)は、住宅販売会社に勤務する夫・秀明(玉木宏)と中学受験を終えた娘・麗奈と3人で暮らす専業主婦。

雑で大雑把な真弓とは違い、秀明はシャツのシワや食品の賞味期限が気になる性格。共通の友人・圭介がやっているカレーカフェで相手への愚痴を吐き出していた。

麗奈の中学の入学式に行った帰り道、真弓が結婚前に働いていた旅行代理店の同期・由紀と偶然会い職場復帰を勧められる。

秀明は、モデルハウスにやってきた茄子田太郎(ユースケ・サンタマリア)と妻の綾子(木村多江)の接客をしていた。建て替えを勧める秀明に対する太郎の態度は横柄で、なかなか難しい客だった。

その日の夜、真弓が職場復帰を勧められたことを話すと秀明は気が進まない様子。真弓は反発心から職場復帰を決める。

秀明は営業のために茄子田家を訪れた。太郎の態度は相変わらず横柄だった。帰ろうとしていると綾子に呼び止められ、夫の失礼な態度について謝罪される。秀明のことまで気遣う綾子にすっかり心を奪われてしまう。

真弓は職場復帰をしたものの、以前働いていた頃とはすっかり環境も代わり、戸惑うことも多かった。

年下の社員で指導係をしてくれている小島希望からはお荷物扱いされ、その上に大きなミスまでしてしまう。

落ち込んで帰宅した真弓は家事に協力的ではない秀明と口論になってしまい…。

Missデビル

【最終話】

ホテルアックスの火災事故の際、偽装していたことをみとめた大沢(船越英一郎)に、眞子(菜々緒)は、偽装している証拠写真を渡す代わりに、父親の行方を教えてほしいと持ち掛けた。

大沢は、16年前、縣(大高洋夫)が眞子の父親を殺してホテルの敷地に埋めたことを話す。博史(佐藤勝利)は眞子とその場所を探すが、父親は見つからない。

喜多村(西田敏行)は意識を取り戻したが、共亜火災では多くの退職者が出て混乱していた。投資会社・グッドマンキャピタルの曽我部(堀部圭亮)が出資を申し出るが、眞子は曾我部は信用できない相手だと千紘(木村佳乃)に助言する。

喜多村が父親だと知り動揺していた千紘は、母と別れることになった経緯を聞き和解。そんな中、ホテルアックスの事件が週刊誌に掲載されてしまう。

博史は、修(鶴見辰吾)から大沢との関係を聞かされる。眞子は大沢が自らホテルアックスの件を雑誌にリークしたと気付く。千紘は、会社を危機にさらしてまでホテルアックスの事件を公にするべきか悩んでいた。

【第9話】

ホテルアックスの火災事故の時、保険金支払いを逃れるために共亜火災は偽装工作をしていた。その証拠写真を取り戻すため眞子(菜々緒)の元にやってきた調査会社の縣(大高洋夫)が遺体で発見される。

縣が眞子に襲い掛かってきたところに居合わせていた博史(佐藤勝利)は胸騒ぎを覚える。

千紘(木村佳乃)は、自分を捨てた父親が喜多村(西田敏行)だったと知り動揺を隠せない。

縣の事件を調べるために、共亜火災に刑事がやってきた。大沢(船越英一郎)や喜多村、そして脅迫めいたメールを受け取っていた修(鶴見辰吾)も事情聴取を受ける。

修と共亜火災をつないでいる博史もまた話を聞かれることになった。

博史は眞子の無実を信じながら、縣が殺害された夜に眞子と会っていたことを警察に話す。

眞子は、自分の正体を知った喜多村に共亜火災にきた目的を話す。

警察に呼び出された場で、眞子は思ってもいない証言をする。

【第8話】

博史(佐藤勝利)眞子(菜々緒)からの指示で社長室で秘書としての研修をすることになった。

眞子から、修(鶴見辰吾)大沢(船越英一郎)と面識があると聞かされた博史は、大沢に父親との関係を聞こうとするがなかなか口に出せない。

茜(関屋利歩)が修とケンカをして家出をしてきた。妹の面倒まで見なければならなくなった博史は、仕事でも家でも気が休まらなくなる。

千紘(木村佳乃)は、大沢がホテルアックスの火災事故の件で何かを隠しているのではないかと疑っていた。

喜多村(西田敏行)は、眞子がホテルアックスの支配人の娘だと突き止めていた。

ある日突然、真冬(白石聖)が会社を辞めると言い出した。父親が倒れて介護が必要になったのだという。

眞子が、会社から逃げるために父親を利用していると指摘し、会社を辞める権利はないと言い放つ。

博史が真冬を慰めようとした時、突然茜がやってきた。

【第7話】

博史(佐藤勝利)の次の研修先がCFDに決まった。昨年設立されたばかりの部署で、各部署のエリートが集められている。今回は彼らの働きぶりを学ぶというのが博史の仕事だ。

千紘(木村佳乃)は、膨大な仕事をこなしながらも定時で退社していく彼らを見ていて裏に何かあるのではないかと考えていた。

ある日、博史の指導を担当していた里中(永岡佑)が突然倒れた。彼と同期入社の沖津(和田正人)は、定時に退社している里中がほとんど自宅へ帰っていないということに疑問を感じていた。博史は、彼らが隠れて仕事をしている残業アジトを探るよう命じられる。

喜多村(西田敏行)は、ホテルの火災事件以降、支配人が姿を消していることを当時の担当だった大沢(船越英一郎)に伝える。

その頃博史は、修(鶴見慎吾)と電話で話していて、父が何かを隠しているのではないかと感じていた。

残業アジトの所在が判明。博史が荷物のふりをしてアジトに潜入すると、千紘と眞子がリーダーの甘露路(袴田吉彦)に拘束されてしまう。

【第6話】

眞子(菜々緒)に命じられ、博史(佐藤勝利)は宣伝広報部に研修に行くことになった。今回はリストラのことは考えず、研修を楽しむように言われる。

そんな中、共亜火災の「子育て支援制度」がテレビ番組で取り上げられることに。妊娠中の宣伝広報部員・唯香(篠田麻里子)が取材を受けることになった。部長の寺田(湯江タケユキ)は張り切るが、唯香のフォローをしなければならない女子社員たちは苛立ちを隠せない。寺田が妊婦にも優しい職場だということをアピールしようとすればするほど、唯香が女性社員の中で孤立していくことに。

そんな様子を見ていた博史は、唯香に対する女性社員たちの態度がマタハラにあたるのではないかと眞子に相談するがとりあってもらえない。

喜多村(西田敏行)大沢(船越英一郎)はそれぞれ、眞子が共亜火災に来た理由を探ろうとする。眞子が宣伝広報部を見守っていると、唯香がストレスによる貧血で倒れてしまう。

同僚の湊(坂本三佳)はこれ以上無理をさせるべきではないと主張するが、テレビ取材を優先したい寺田は逆切れする。そんな寺田の態度を見た博史は、寺田をリストラ対象者として眞子に報告する。

【第5話】

南雲(前田航基)大沢(船越英一郎)をナイフで刺してしまった。現場へ駆けつけた眞子(菜々緒)博史(佐藤勝利)のおかげで大沢は一命をとりとめる。そして千紘(木村佳乃)に、社内に事件のことが広まらないようにしろと指示をする。

南雲が大沢を刺した理由を考えていた博史は、眞子が事件を予想していたことや、ある化学工場での事故が関係していると知り、南雲に話を聞こうとするが、南雲は博史を拒絶し話を聞ける状態ではない。

そんな中、博史の次の研修先が審査部に決まった。博史は、懸命に仕事をしている瀬登(小林隆)をリストラする理由を探るよう命じられるが、南雲のことが気になって仕事に身が入らない。

博史の様子を見ていた眞子が、20年前に南雲の父親が経営していた「明新ゴム化学工業」で起きた事故について語りだす。

工場で火災が起きた時、工場側に重大な過失があるとして保険金は支払われなかった。家庭が崩壊したのはそのせいだと考えた南雲が、当時担当者だった大沢を逆恨みしているという。千紘は事件を再調査するが不正の証拠は見つからない。

友人のために出来ることはないのかと悩む博史。博史から話を聞いた修(鶴見慎吾)は何かを考えているようで…。

【第4話】

博史(佐藤勝利)眞子(菜々緒)から総務部での研修を命じられる。今回はリストラ候補を選ぶのではなく、ある女性と恋に落ちるというのが目的だった。

眞子が指定した相手は、社内合コンで博史にアタックをしてきた花憐(筧美和子)だった。

花憐からのアプローチを受け入れることになり、真冬(白石聖)たち女性社員からは白い目で見られることになってしまった。

ある日、ライバル会社であるユニオンセイフティ社に社内の極秘情報が漏れていることが判明する。眞子を疑った千紘(木村佳乃)は独自に調査を開始。

博史は花憐に本命の相手がいることを突き止める。

相手を探るため、博史は沖津(和田正人)と一緒に花憐を尾行。その結果、課長の梨木(水橋研二)が彼女の本命ではないかと推察する。

その頃眞子は、ユニオンセイフティ社と関係している証拠を千紘に突きつけられていた。

【第3話】

社内では眞子(菜々緒)に関する様々な噂が広まっていた。そんな中、博史(佐藤勝利)の次の研修先が決まる。そこは、顧客のクレームに対応する「損害サービス部」だった。

ストレスの多い部署かと思いきや、部長の尾上(おかやまはじめ)、課長の簑島(金子貴俊)や若手社員・吉田(前田公輝)たちの雰囲気は明るかった。彼らの中からリストラ候補を選ばなければならないことを考えると博史の気持ちは重たくなる一方だった。

一見、何も問題なさそうな損害サービス部にも大きな問題があった。千紘(木村佳乃)たち人事部が推奨している「働き方改革」が、この部署では表面的に実行されているだけで、口だけの部長と、好き勝手に振舞う吉田にはさまれ、簑島は苦しんでいた。

沖津(和田正人)の話によると、簑島は昔、バリバリの営業マンだったという。博史は、簑島を苦しめている吉田をリストラの候補にあげるが、眞子からはあっさり却下されてしまう。

以前、簑島は千紘の部下だった。そんなこともあり、千紘が心配する中、眞子は簑島に残業などについての現状を問いただす。反発する千紘に、眞子は働き方改革の進め方について痛いところをついてくる。

そして追い詰められた簑島は意外な行動に出る。

【第2話】

博史(佐藤勝利)は、眞子(菜々緒)が室長を務める「人材活用ラボ」に配属された。営業部のエースが集まる第2営業部へ研修に行くよう命じられるが、その目的はただの研修ではなく、リストラ対象者を一人選ぶためのものだった。

期間は2週間。その間に会社に必要ない人材を見極め、眞子に報告するのが博史の仕事だ。

第2営業部には、部長の浅岡(神保悟志)、面倒見が良い夏月(中越典子)、お荷物的存在の児島(チャンカワイ)たちがいる。

博史はまず児島をリストラの候補にあげるが、リサーチしてから意思決定するという会社員の基本がなってないと眞子に見抜かれる。

眞子のやり方に納得できない千紘(木村佳乃)は本人に問いただすが、眞子は自分のやり方を変えるつもりはないようだ。

そんな中、博史に「浅岡が夏月にセクハラしている」という密告メモが届く。博史は早速夏月に話を聞きに行くが、笑ってはぐらかされてしまう。

沖津(和田正人)から自分が信じる道を行けと言われた博史は、第2営業部にリストラは必要ないというレポートを作って眞子に提出する。だが眞子は、浅岡のセクハラ証拠動画を入手していた。

【第1話】

家族からめいっぱい愛されて育ってきた優しい性格の博史(佐藤勝利)。就職活動中に知り合った真冬(白石聖)南雲(前田航基)関内(山本直寛)たちと一緒に損害保険会社「共亜火災」に入社することになった。

会長の喜多村(西田敏行)は「社員は家族」をモットーとしている。何を考えているかわからない社長の大沢(船越英一郎)や、切れ者で優しい人事部長・千紘(木村佳乃)などがいる。

そこに大沢が人事コンサルタントの椿眞子(菜々緒)を引っ張ってきた。博史たちは入社翌日から眞子の新人研修を受けることに。

2週間の新人研修が始まった。研修初日、眞子は新入社員に退職届を書かせ、50人いる新入社員を10人まで絞ると宣言。10組のチームにわけられ順位を競うことになった。

その内容は、ランニング、穴掘り、チームの仲間の欠点をあげるというようなものだった。新入社員には次第に疲れが見えてきて、初日に書かされた退職願を提出するものも出始める。博史は、事故で足が不自由になった父・修(鶴見辰吾)や家族のために必死に耐えていた。

財務省にコネがある日下部(森永悠希)と同じチームになった南雲は、日下部やその取り巻きに精神的に追い詰められていく。

そして30人以上の社員が退職願を提出。眞子のやり方に疑問を持った千紘は研修中止を申し入れる。

ブラックペアン

【最終話】

佐伯教授(内野聖陽)が倒れ、渡海(二宮和也)が手術を行うことに。

しかしそれは応急処置で、完治させるための手術をする条件として、自分が探している飯沼達次の居場所を教えるよう佐伯に迫る。

だが佐伯は、命より大事なものがあると要求を拒否。外科学会に出席するため、無理して東京へ向かった。

東城大では、藤原師長(神野三鈴)に命じられ、美和(葵わかな)が秘密裏に担当していた患者の容態が急変。

高階(小泉孝太郎)香織(加藤綾子)にも知られてしまう。

【第9話】

佐伯教授(内野聖陽)が倒れた。検査の結果、心臓に疾患が見つかった。早急に対応しなければならないが、このオペが出来るのは東城大には渡海(二宮和也)しかいない。

その頃、渡海はある患者を探すため、さくら病院にいた。だが探している患者はそこにはいなかった。鍵を握っているのは佐伯だけだ。

渡海は、佐伯を助けたあとに目的を達成すると世良(竹内涼真)に告げる。だが佐伯は渡海のオペを拒否し、手術支援ロボット・カエサルでの手術を希望する。

しかし、帝華大の西崎教授(市川猿之助)の指示でデータはすべて持ち去られているため、黒崎(橋本さとし)たちは頭を悩ませる。

【第8話】

外科学会理事会でカエサルのお披露目をすることになった。西崎教授(市川猿之助)は、治験を重ねてきた東城大ではなく、帝華大主導でお披露目の手術をしたいと言い出す。

佐伯教授(内野聖陽)は、東城大に何のメリットもないと判断し、西崎が執刀医になることを提案し、東城大と帝華大の合同チームが誕生する。

渡海(二宮和也)高階(小泉孝太郎)世良(竹内涼真)の3名がそれに参加することになった。意気込んでやってきた帝華大のスタッフたちは、手術のシミュレーションを仕切る渡海の姿に圧倒される。

学内では佐伯が大学を不在にすることが増えたと話題になっていた。怪しむ世良にあとをつけてみるよう渡海がけしかける。

【第7話】

渡海(二宮和也)は帝華大に引き抜かれ、東城大を去ることになった。高階(小泉孝太郎)にも西崎教授(市川猿之助)の狙いがわからなかった。

国産ダーウィン=カエサルを推している厚労省の富沢(福澤朗)が、山本祥子(相武紗季)をカエサルの治験者にしてはどうかと言い出した。

富沢はどうやって患者の情報を知ったのか?東城大の患者リストを誰かが持ち出したとしか思えない。

佐伯教授(内野聖陽)は、富沢の後ろに西崎教授がいるのではないかと考えていた。

東城大は、祥子を治験者にすべく、黒崎(橋本さとし)を担当医を指名し、木下香織(加藤綾子)から祥子に治験についての説明をさせるが…。

【第6話】

ある日、渡海(二宮和也)の母・春江(倍賞美津子)が東城大に搬送されてきた。黒崎(橋本さとし)が緊急手術をし腫瘍を取り除くが、術後の検査でまだ腫瘍が残っていることが判明する。

渡海は医療過誤だと責め立て、佐伯教授(内野聖陽)が執刀するという案を拒絶し、和解金を要求する。

日本外科学会理事長選の戦いの場が、スナイプからダーウィンに移っていた。ダーウィンはアメリカで開発されたもので、超精密な作業が出来る上、小さな穴を開けるだけで手術が行えるため患者の負担が少なくて済むというメリットがある。

厚生労働省主導のもと、カサエルという日本版ダーウィンも開発されている。カサエルを治験扱いで東城大に導入することになり、佐伯教授は高階(小泉孝太郎)を責任者に指名した。

治験第一号となる患者を探していた高階は春江に目をつける。

【第5話】

外科学会理事長選を控え、佐伯教授(内野聖陽)西崎教授(市川猿之助)は、高階(小泉孝太郎)のスナイプに関する論文で駆け引きを続けていた。

師である西崎を選んだ高階は、東城大を去って帝華大に戻る準備を始める。

渡海(二宮和也)は、患者・島野小春(稲垣来泉)に関する心配事を佐伯教授に伝える。スナイプ論文の撤回をも視野に入れた渡海の助言に、西崎と高階は慌てる。

検査の結果、小春にスナイプ手術を行ったことで別の問題が発生していることが判明。高階は、開胸手術が出来ない小春に内視鏡下手術支援ロボットによる手術を提案する。

【第4話】

スナイプ手術が成功し、東城大はスナイプを大量に導入することになった。論文を書き進めていた高階(小泉孝太郎)は、最後に記す研究の最高責任者の名前を誰にするか悩んでいた。

この論文が外科学会理事長選の行方を握っているということもあり、論文が掲載される予定の日本外科ジャーナルとのパイプを持つ佐伯教授(内野聖陽)と、帝華大・西崎教授(市川猿之助)の戦いは最終局面を迎えていた。

高階は、帝華大にいる頃に担当していた僧帽弁閉鎖不全を患う子供を東城大に転院させることに。

血液が固まりにくく出血を伴う手術は不可能であるため、佐伯教授にスナイプ手術を頼む。佐伯は渡海(二宮和也)を執刀医に指名するが、渡海はそれを拒否し、スナイプ手術に方向を変えた佐伯を容赦なく非難する。佐伯は激怒し、今後一切手術に関わるなと告げる。

【第3話】

外科学会理事選を控えた西崎教授(市川猿之助)がインパクトファクターを欲しがることで、スナイプ手術の結果を出せない高階(小泉孝太郎)は焦っていた。

そんな中、東城大に心臓に疾患を持った患者が二人入院してくる。渡海(二宮和也)世良(竹内涼真)楠木秀雄(田崎真也)の担当をすることになり、佐伯教授(内野聖陽)による手術も決まる。

もう一人は、治験コーディネーター・木下香織(加藤綾子)に紹介された患者で、厚生労働省の次期事務次官候補である田村浩司(依田司)の息子・田村隼人(髙地優吾)だ。

隼人は音大生でピアノコンクールを控えているため、短期間で治療ができるスナイプ手術を望んでいた。VIP患者ということもあり高階の気合も入る。

だが、検査の結果、隼人の心臓の構造には問題があり、スナイプ手術が不可能であることが判明。スナイプ手術を諦めると佐伯に伝えると、佐伯は渡海に隼人のスナイプ手術を行うよう命じる。

【第2話】

高階(小泉孝太郎)は、最新医療機器・スナイプを東城大に持ち込んだが、術後のトラブルにより、2度目の手術を行えないでいた。

研修医の世良(竹内涼真)は、自分が想像していた医者と自分の今の姿のギャップに苦しんでいる。

ある日、小山(島田洋七)という男性患者が運ばれてきた。渡海(二宮和也)が手術を行い、一命はとりとめるが、さらに僧帽弁置換手術を行う必要がある。その手術に難色を示す夫婦に、渡海はある言葉を投げかける。

その結果、夫婦は佐伯教授(内野聖陽)による手術を希望。だが順番待ちしている患者が多く、手術をしてもらうには時間がかかる。

そこで高階が、スナイプ手術を提案。佐伯は了承しながらもある条件を出す。

【第1話】

東城大学医学部付属病院では、心臓外科医・佐伯清剛教授(内野聖陽)による難しい心臓手術が行われようとしていた。佐伯は神の手を持つと言われるほど優秀な医師で彼の手術を受けるために全国から患者が集まってくる。

三か月後、日本外科学会理事長選を控えている。佐伯教授と一騎打ちと噂される帝華大学の西崎教授(市川猿之助)もこの手術を見学することになっていて、治験コーディネーターの木下香織(加藤綾子)や医療ジャーナル誌の編集長も注目している手術だ。

手術の最中、佐伯が受け持っているほかの患者の容態が急変した。対応に当たった医師たちも成す術がない中、手術室に一人の男が現れた。オペ室の悪魔とも呼ばれている外科医・渡海征司郎(二宮和也)だ。渡海は同僚医師たちも驚くようなオペをみせる。

東城大にやってきた新人講師・高階権太(小泉孝太郎)は、最新医療用機器「スナイプ」を取り入れようとしていた。高階は西崎教授が送り込んだ刺客だった。

崖っぷちホテル!

【最終話】

宇海(岩田剛典)の夢だった花火大会が、スタッフの協力もあり無事大成功に終わった。

そんな中、グランデ・インヴルサにバリストンホテルの支配人がやってきて、佐那(戸田恵梨香)に宇海を連れ戻したいと言い出す。

密着番組の放送内容を事前に確認できなくなったことも佐那を不安な気持ちにさせていた。

連日満室続きのグランデ・インヴルサに、川北久美(谷村美月)率いる11人の団体客がやってきた。業務見学目的で来たと言い、厨房や清掃の様子を見て回る。実は久美は、経営危機に陥っているホテル・スイーヴルの支配人だった。

崖っぷちから大逆転したインヴルサに学びたいという相談を宇海が聞き入れていたのだ。

だが、スイーヴルのスタッフは若い久美に反発したり、強面のフロントや手癖の悪い清掃員など曲者揃いだった。それはまるで、3か月前の佐那とやる気のなかったスタッフたちのようだった。

それに気づいた裕子(川栄李奈)は、宇海のあることが気になり時貞(渡辺いっけい)たちに相談する。その頃、佐那も宇海の行動に胸騒ぎを覚えていた。

それは、宇海が新たなホテルを大逆転させるワクワクを求めてそのホテルへ行ってしまうのではないかという予感だった。

佐那は話をしたいという宇海に連れられ、二人の始まりの場所のプールに向かう。そこで宇海は、このホテルに来た本当の理由を語りだす。

崖っぷちからホテルを救った宇海と、夢の場所を守り続ける佐那の下した決断とは。

【第9話】

マナヒラ王国の王女たちが滞在したことで話題になり、お客も増え、テレビの密着取材まで組まれることになったグランデ・インヴルサ。

時貞(渡辺いっけい)は浮かれていたが、やってきたディレクターの藤井は宇海(岩田剛典)の正体に気付き、バリストンホテルを追い出されたという悪い噂について聞き出そうとする。

創立50周年を目前にして、宇海は花火大会をやりたいと佐那(戸田恵梨香)に提案する。天候に関する不安はあるものの、ホテルの危機を何度も救ってくれた宇海の夢を叶えるために佐那はスタッフと一緒に準備を始める。

テレビの取材内容が、当初聞いていたものではなく、「グランデ・インヴルサの真相」というスキャンダラスなタイトルに変わっていることに気付いた裕子(川栄李奈)は、それを佐那に報告する。

厨房で、ハル(浜辺美波)からバリストンで花火大会は企画しなかったのかと聞かれた宇海が珍しく口ごもる。

宇海についてしつこく探ってくる藤井に、佐那は毅然とした態度で応じるが、裕子から話を聞かされた長吉(宮川大輔)が取材を中止にした方がいいと助言したことで、藤井が宇海のことについて嗅ぎまわっていることをみんなが知ることになった。

佐那は放送内容を事前に確認する約束を取り付けたと説明するが、みんなが自分を守ろうとしてくれていることを知った宇海は、噂の真相をみんなに話そうと決意する。

それは花火大会の失敗が原因のようで…。

イベント当日の天候は大荒れの予報。果たして花火大会は成功するのか?

【第8話】

マナヒラ王国という国の7人の王女様たちがホテル・グランデ・インヴルサにやってきた。

ニュースでも取り上げられるような人々がなぜこのインヴルサに宿泊するのか…。

時貞(渡辺いっけい)は、何か失礼なことをして国交に支障が出たら大変だと騒ぎだす。

一方で宇海(岩田剛典)は、ホテルを知ってもらえる大きなチャンスだとはりきっていた。

7人の王女たちは、時期王位継承の件で争っている最中で非常に不機嫌だった。ベッドメイクに関して文句を言ったり、イケメンを頼みたいなどと言い出したり…。

佐那(戸田恵梨香)が彼女たちを部屋に案内し、このホテルに滞在した目的がわかった。以前、王が経験した「忘れられないディナー」を体験してこいと命じられたためだった。

ハル(浜辺美波)江口(中村倫也)が「忘れられないディナー」を制作し、ほかの従業員たちもそれぞれの持ち場で全力を出して応対していた。

だが大田原(くっきー)だけ様子がおかしい。実は、一人の王女に一目ぼれをしてしまったのだ。

【第7話】

ホテルに告発状を送ってきたのは佐那(戸田恵梨香)の兄で元総支配人の誠一(佐藤隆太)だった。誠一は多額の借金を作った挙句、2年前にお金を持ち出して行方不明となっていた。

かつての身勝手な支配人ぶりを知る従業員たちは、再びホテルに現れた誠一を警戒するが、初対面の宇海(岩田剛典)は意気投合。

誠一はいつの間にか、ホテルの株の過半数を手に入れており、今日から自分が総支配人になると宣言。ホテルのためにも何とか誠一を追い出す方法はないかと従業員たちは頭を悩ませるが、宇海だけは「ホテルのために生きる」という誠一を受け入れようとする。

ある日、誠一がポジションを大シャッフルすると言い出した。従業員たちは猛反発するが、誠一は宇海以外の従業員を配置換えすることに。

反発する佐那に誠一は、放っておいてもつぶれるホテルを売って金にすると告げる。

何も知らない従業員たちは、配置換えされてもホテルのためと一生懸命働いていた。

【第6話】

ブライダルイベントを乗り越えたことでスタッフ同士の結束がより強くなった。そんな矢先、差出人不明の告発状がホテルに届く。

暴力をふるった時貞(渡辺いっけい)に厳正な処分を下さなければ訴えるというものだった。

驚く宇海(岩田剛典)佐那(戸田恵梨香)に、時貞は何かのイタズラだと否認する。裕子(川栄李奈)がその告発状を見たことで、あっという間にホテル中に噂が広まることに。

かつての常連で自治会長の後藤(でんでん)がホテルに乗り込んできて時貞を出せと騒ぎ始めた。時貞に部屋を用意しておけと言い残しその場を去った後藤は顔にケガをしていた。告発状は後藤が出したものだとみんなが確信する中、宇海だけは昔の常連を呼び戻してくれたと喜び、時貞に感謝する。

時貞は後藤の宿泊には反対しなかった。

娘を連れて戻ってきた後藤は、用意された部屋ではなく、いつも泊まっていたという屋根裏部屋に通せと騒ぎだした。

かつては客に貸すこともあったというが、今は荒れ放題で人が寝泊まりできる状態ではない。宇海も手伝って屋根裏部屋を清掃することになるが、時貞の個人的なもめ事に巻き込まれたスタッフは時貞への不満を募らせていく。

時貞はスタッフに礼を言うどころか、相変わらず傲慢な態度を続けるため余計に孤立していく。佐那は、暴力をふるっていないという時貞の言葉を信じ、いつも通りに接する。そんな佐那に時貞は何か言いたげだったが…。

清掃された屋根裏部屋に通された後藤は、全然掃除が出来ていないと怒鳴り散らす。後藤の目的は何なのか、時貞は何を隠しているのか…。

【第5話】

清掃部に小山内裕子(川栄李奈)が加わることになった。

宇海(岩田剛典)が知人からホテルでの挙式を頼まれたことがきっかけとなり、ブライダル事業へ参入することに。

佐那(戸田恵梨香)丹沢(鈴木浩介)は賛成し、従業員たちは新しい目標に一丸となる。だが、宇海に敵対心を持っている時貞(渡辺いっけい)だけはその輪の中に入れずにいた。

挙式は5日後。依頼人は海外を飛び回っており、まともに打ち合わせも出来ない。宇海からウエディングプランナーをしてほしいと言われた枝川(りょう)はなぜかすんなり引き受けた。

宇海が古巣のバリストンホテルの人と怪しい電話をしていたと裕子から聞かされた佐那は、このホテルを見捨てる気かもしれないという裕子の言葉に不安になる。

枝川は寝る間も惜しんでプランを考えるが、宇海は依頼人からの無理難題な発注を枝川に次々と伝えていく。

全ての要望を叶えることは出来ないと考える枝川に宇海は「大人が夢をかなえるにはどうしたらいいか」と問う。

ウエディングプランナーを引き受けた枝川には、佐那も知らないある思いがあった。

【第4話】

丹沢(鈴木浩介)がホテルを辞めると言い出し佐那(戸田恵梨香)は驚く。近くに建設予定のホテルに転職するというのだ。何とか引き留めようとする佐那とは違い、宇海(岩田剛典)は引き留める様子もなく、後任の採用面接をすると言い出す。

着服という共通の秘密を抱える丹沢を仲間だと思っていた時貞(渡辺いっけい)もショックを受ける。

すると尚美(西尾まり)大田原(くっきー)までもが丹沢についていくと言い出した。

それでも宇海は引き留めようとせず、3人分の面接をすると言い、ほかの従業員を驚かせる。

江口(中村倫也)は、お金で3人を引き留めようと考え、ホテルに伝わる「幸運の食材」にあやかろうと考える。

採用面接の日。やってきたのはホテルマンとしては使い物にならない人材ばかりだった。

今のメンバーで仕事を続けたいと考える佐那に、愛を持って送り出すのも支配人の役目だと宇海は告げる。

【第3話】

宇海(岩田剛典)から言い渡された降格人事に納得がいかない時貞(渡辺いっけい)江口(中村倫也)は、元の役職に戻さないとホテルをやめると佐那(戸田恵梨香)に直談判する。それを知った宇海は、新規客獲得のための企画対決を二人にやらせることに。勝った方は元に戻すというのだ。

佐那は人事を競争に使うことに抵抗感を示すが、宇海はそんな佐那にジャッジしろという。

宇海が全体ミーティングで企画対決について発表すると長吉(宮川大輔)も、前々からやってみたかった企画があると言い出す。

3人は企画の準備を進めていき、時貞は従業員たちを自分の味方につけようとし始める。江口は、自分が勝てば総料理長を降りることになると知りながらも明るい態度で協力してくれるハル(浜辺美波)を見ていて複雑な心境になる。

それぞれのプランの客が宿泊する日がやってきた。時貞が企画したのは「究極のセレブ体験プラン」。客は大事な商談のためにやってきた富田(羽場裕一)だ。江口は「一流フレンチの調理体験プラン」を企画し、大村敬三(渋川清彦)と息子の裕司(田中奏生)が父子で参加する。長吉は「プロのベッドメイク講習プラン」を企画し、将来ホテルで働きたいと思っている小山内裕子(川栄李奈)が参加することに。

企画対決の結果は?ジャッジを佐那に任せた宇海の狙いとは?

【第2話】

このホテルで一緒に働いてほしいという佐那(戸田恵梨香)の申し出を宇海(岩田剛典)はあっさり快諾。人気ホテルの副支配人という肩書を捨て、崖っぷちホテル「グランデ・インヴルサ」で働くことになった。

宇海は早速社員全員を集めミーティングを行った。そこで宇海は、時貞(渡辺いっけい)に代わり自分が副支配人に就くと宣言し、江口(中村倫也)の代わりに、パティシエのハル(浜辺美波)を総料理長に任命した。

さらに、数日間ホテルを閉めて古い設備を改修すると告げる。戸惑う社員たちに、今までインヴルサを訪れた顧客名簿全てに目を通すよう命じる。

社員たちがざわつく中、空気の読めないハルは顧客名簿から、過去に「幻のケーキ」と呼ばれていたメニューを見つけ、作ってみたいと言い出す。

宇海は改修後の最初のイベントにケーキフェアを開催しようと提案する。ありきたりなイベントをなぜ選んだのか、宇海の真意がわからず社員たちは不思議に思っていた。

宇海の急な人事変更により、従業員たちが戸惑って一層まとまりがなくなっていくのを佐那が心配している頃、時貞、枝川(りょう)丹沢(鈴木浩介)はイベントの失敗を企てていた。

クセの強い従業員たちの様々な思いが交錯する中、宇海はただ一人楽しそうな表情を浮かべていた。小さなイベントがやがて大きな何かを生み出すことになるとはまだ誰も気づいていない。

宇海が仕掛ける逆転劇とは…。

【第1話】

かつては高級ホテルとして賑わっていたホテル『グランデ・インヴルサ』も今は大借金を抱え倒産寸前。総支配人を務める桜井佐那(戸田恵梨香)は、プライドだけ高くやる気のない従業員たちに悩まされていた。

少しでも売り上げをあげるため佐那が受け入れた団体客はマナーがなっておらず、浴衣姿でロビーをうろついたり、好き勝手な注文をするなどやりたい放題だった。

ひそかにホテルの身売りを目論んでいる副支配人・時貞(渡辺いっけい)からも小言を言われ、ロビーで眠り込んでいる超ラフな格好をした男を、格式に合わないという理由で摘まみだすよう言われる。その謎の男・宇海直哉(岩田剛典)は突然起き上がり、佐那が文句を言う前に宿泊したいと申し出る。宇海が宿泊したいという部屋はこのホテルで一番高価なスイートルームだった。

佐那は思わず宿泊を了承してしまうが、次々と面倒な注文を出してくる。肌寒い4月にプールで泳ぎたいとまで言い出し佐那を困らせる。

クセの強いスタッフたちは誰も対応しないため、佐那がすべてを引き受けなければならなくなった。

5年に一度宿泊にやってくる客・笹川加奈子が孫の奈菜美を連れてやってきた。時貞は態度を変え、得意げに応対する。

佐那は宇海の希望を叶えるためにつなぎを着てプール掃除へ向かう。控室で雑誌を読んでいた事務責任者・丹沢(鈴木浩介)は宇海の正体に気付き驚く。

宇海の目的は何なのか。無理難題ともいえる注文の意味は?

彼が現れたことで崖っぷちホテルの大逆転劇が始まる。

2018年 春ドラマ(4月スタート)リスト

タイトル系列放送局
9時コンフィデンスマンJPフジ系
9時シグナルフジ系
10時花のち晴れTBS系
9時特捜9テレ朝系
10時正義のセ日テレ系
9時未解決の女テレ朝系
10時モンテ・クリスト伯フジ系
10時あなたには帰る家があるTBS系
10時Missデビル日テレ系
9時ブラックペアンTBS系
10時半崖っぷちホテル!日テレ系
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