2017年春ドラマあらすじ(フジ・TBS・日テレ・テレ朝)

2017年春ドラマ あらすじ【Story】

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あらすじ掲載 ドラマ一覧

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貴族探偵

【最終話】

貴族探偵(相葉雅紀)の前で正しく事件を紐解くことができたら、喜多見切子(井川遥)の死の真相を教えると言われた高徳愛香(武井咲)は、依頼を受け、星見荘で行われる具同真希(矢作穂香)の誕生パーティーへと向かった。

玉村依子(木南晴夏)を介して真希が依頼してきており、1通の脅迫状を見せられる。それには「お前が緒方修を殺したことを知っている」と書かれていた。

緒方修という人物は、1年前の同じパーティで事故死しており、今回の参加者の有岡葉子(南沢奈央)の恋人だった。

そんな中、再び事件が起きた。貴族探偵の正体について知りたかった愛香が弘基(桐山漣)の部屋を訪ねるとすでに弘基は亡くなっていた。

その後、葉子も殺されていたことがわかる。

愛香が鼻形(生瀬勝久)に電話をしている最中、後ろから殴られ気を失ってしまった。

その後、貴族探偵が愛香を抱えて運び出す姿が…。

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【第10話】

高徳愛香(武井咲)は、貴族探偵(相葉雅紀)に、切子を殺したのはあなたではないかと詰め寄るが、証拠がないと一蹴される。

切子の死の真相を知りたいという愛香に、自分の前で正しく事件の推理をできたら教えると答えた。

貴族探偵は佐藤(滝藤賢一)田中(中山美穂)山本(松重豊)を呼び、鈴木(仲間由紀恵)の所在を尋ね、ケリをつけると告げた。

愛香の事務所に、シンガポールを拠点に武器商人として財を成している具同家からの依頼書が届く。

愛香は、政宗是正を思い浮かべる。もしかしたら貴族探偵のワナかもしれないと思いながらも具同家の別荘へ向かった。

そこでは、具同家の当主、次男の娘、真希(矢作穂香)の誕生会が行われようとしていた。その中には玉村依子(木南晴夏)もいた。依子が愛香を紹介したようだ。

依頼してきたのは真希だった。真希は一通の脅迫状を愛香に見せた。

昨年の同じパーティで参加者の一人が事故死した。脅迫状の送り主は、それが事故ではなく殺人だと訴えている。貴族探偵にも依頼したが断られたという。

そしてその夜、事件が起きる。

【第9話】

切子(井川遥)の死の真相と、貴族探偵(相葉雅紀)との関わりを追っている愛香(武井咲)は、政宗是正という人物について調べてほしいと鼻形雷雨(生瀬勝久)に頼んでいた。鼻形が調査した結果、シンガポールを拠点に黒い活動をしているということ以外、すべてが謎だと判明。

愛香は鼻形と、切子の遺体が発見された渓谷に花を供えに行った。切子は上流の山道から転落し流された事故死とされている。遺体には目立った外傷はないと言われていた。

鼻形は、近所の喫茶店に後輩の警官を呼び出し、当時の資料を持ち出してくれるよう頼んだ。

その喫茶店に、作家の大杉道雄(小市慢太郎)がいた。大杉の妻で元女優の本宮真知子(高岡早紀)のファンである鼻形は、愛香が止めるのも聞かずに、サインを求めるが断られる。

そんな中、鼻形の携帯に、貴族探偵の執事・山本(松重豊)から電話が入った。貴族探偵は愛香に事件のなぞ解きを依頼してきたのだ。

殺害されたのは、真知子の妹・水橋佐和子(田中千絵)だった。夫の洋一(山中崇)、大杉夫妻、そして友人の堂島尚樹(中村俊介)とキャンプしている時に殺害されたという。

その遺体はとても美しかった。

【第8話】

喜多見切子(井川遥)の死に貴族探偵(相葉雅紀)が関わっているのかを調べていた高徳愛香(武井咲)は、切子が愛用していた手帳から政宗是正という名前を見つけた。

この男を知ってしまったから殺されたのだろうか?

愛香は鼻形雷雨(生瀬勝久)を事務所に呼び、これまで調べたことについて話した。切子の死に貴族探偵が関わっているのではないかと言うと、政宗是正について調べてほしいと頼んだ。

その時、大学時代の先輩・韮山瞳(上原多香子)から電話が入った。

母校の准教授をしている瞳に会うため、久しぶりに大学を訪ねる。そこには、最近知り合ったという貴族探偵がいた。

貴族探偵は愛香に、自分のことを調べるのは命がけになると忠告する。

推理についてもバカにされた愛香が怒ると、貴族探偵は席を外した。

お茶を入れてくれた田中(中山美穂)に貴族探偵に仕えるようになった理由を尋ねるが田中は何も答えない。

そんな中、女性の悲鳴が聴こえてきた。愛香が慌てて駆けつけると、韮山研究室の大場和典(松川尚瑠輝)が殺されていた。

そしてなぜか愛香が重要容疑者として連行されてしまう。

【第7話】

高徳愛香(武井咲)は、師匠の喜多見切子(井川遥)の死に貴族探偵(相葉雅紀)が関わっているのかを知るために、亡くなる直前に扱っていた事件の報告書を読んでいた。

1年前、切子のクライアントの都倉電子社長・都倉健一(小木茂光)が亡くなった。自殺という報せを受けたが、切子は信じられなかった。

急いで都倉家へ行くと、都倉の妻・光恵(広末涼子)、都倉の前妻の息子・忠仁(藤原季節)、同じく娘の江梨子(唐田えりか)、秘書の旗手真佐子(森口瑤子)たちが迎えてくれた。

当時、現場の管理責任者で交番勤務だった鼻形雷雨(生瀬勝久)を説得し、都倉が死亡したという書斎に入った。

書斎は内側から鍵がかけられた密室状態で、睡眠薬を服用した都倉は、自ら手首を切って失血死したというのが警察の見解だった。

だが、切子が現場を検証してみると、密室が意図的に作られていたことがわかったため、都倉は殺されたのではないかと考えた。

そこにやってきた田中(中山美穂)は、主が待っていると言うと一同を貴族の天幕に誘った。

そこで待っていたのが貴族探偵。不可解な自殺があったと聞き、面白そうだから出向いたなどという。

都倉を殺害した犯人を切子と貴族探偵が推理することになった。

貴族探偵は今と同じように、推理を田中、佐藤(滝藤賢一)山本(松重豊)たちにまかせ、もう一人の使用人にあることを頼んだ。

【第6話】

桜川家で行われていた婿選びの儀式。桜川家当主・鷹亮(竜雷太)の孫娘・弥生(北香那)の婿を決めるもので、莫大な財産や権力を引き継ぐことになるはずだったが、婿候補が連続で殺されてしまった。

最初に被害に遭ったのは、婿の第一候補となった金山俊市(忍成修吾)。毒を盛られて病院に運ばれ意識不明の重体になっている。

ほかの3人もその夜、それぞれに刺殺、撲殺、絞殺されていた。

しかも彼らが宿泊していた建物は全て内側から鍵がかけられている。いわゆる密室状態にあった。

豊郷皐月(加藤あい)は、弥生のことを心配している。そして使用人である愛知川友也(白洲迅)も、彼女に寄り添っていた。

友也が足を引きずっていることが気になった愛香が、そのことを皐月に尋ねると、小さい頃、弥生を助けるために大けがを負ったという。

愛香は鷹亮の書斎に呼ばれ、事件捜査を依頼される。事件の真相を解いたら貴族探偵の正体を教えてもらうということを条件に愛香は引き受けた。

だが鷹亮は、貴族探偵にも捜査を依頼していた。

貴族探偵が、佐藤(滝藤賢一)田中(中山美穂)山本(松重豊)たちに調べさせる中、愛香は独自の捜査で犯人を突き止めるが…。

【第5話】

高徳愛香(武井咲)は、貴族探偵(相葉雅紀)の正体を知るため、玉村依子(木南晴夏)の紹介で、貴族探偵と親しいという桜川鷹亮(竜雷太)に会いに行くことになった。

愛香が桜川家を訪ねると、依子の姿がない。電話をしてみると、今日は桜川家で大事な行事があるから来るなと言われたという。

仕方なく帰ろうとすると、呼び止められた。鷹亮の外孫の豊郷皐月(加藤あい)だった。皐月からお茶でもと誘われ、お屋敷に入れてもらえた。

愛香がお茶を飲みながら話をしていると、猟銃を持った人たちがやってきた。皐月の話によると、大事な儀式があるという。それを見て行かないかと、皐月は愛香を誘う。

男たちが控えているところに鷹亮がやってきた。鷹亮の孫・弥生(北香那)の婿、つまり、次期当主を選ぶための儀式なのだという。

先ほどの男性たちは皆、婿候補だったのだ。今では形式的なものらしいが、昔は本当にキジを射止めたものが婿になり、いずれ当主になるというのが慣習だったらしい。

キジを射止めた金山俊市(忍成修吾)が弥生をエスコートし、ほかの参加者や使用人の愛知川友也(白洲迅)も弥生に付き添っている。

鷹亮から面会すると言われた愛香は、書斎に通された。

貴族探偵のことについて尋ねると、鷹亮が、本人に直接聞いてみようと言い出した。振り返るとそこには貴族探偵が立っていた。

この儀式の立会人として呼ばれていたようだ。愛香も鷹亮から立会人を依頼されることに。

【第4話】

愛香(武井咲)は、喜多見切子探偵事務所にやってきた数名のアイドルオタクの応対をしていた。

彼らがファンだったアイドル・有畑しずる(藤川千愛)がライブ後に自殺した。彼女の自殺に関係があると思われる田名部優という人物を探してほしいと言う依頼だった。

その人物に責任を取らせるというオタクたちに、復讐のためには力は貸せないと断る。

彼らが帰ると同時に玉村依子(木南晴夏)がやってきた。依子の誘いでパワースポットのある温泉に行くことに。

愛香たちは、山道の入り口で女将の浜梨久仁子(釈由美子)に迎えられる。今夜行われる予定のいづな様を迎える儀式について説明を受ける。

旅館へ着くと、赤川和美(柳ゆり菜)金谷沢広成(小松和重)がいた。挨拶をしていると鼻形雷雨(生瀬勝久)がやってくる。参加者リストには、ほかに下北香苗(草刈麻有)と田名部優の名前があった。

田名部はオタクたちが探してほしいと言っていた人物だ。

そこに香苗と貴族探偵、そして田名部(渋谷謙人)もやってくる。

いよいよいづな様の儀式が始まった。そして殺人事件も発生する。

山道から旅館へ続く唯一の通路でもあるつり橋まで落とされてしまう。逃げ場もなくなった旅館で、貴族探偵はどうするのか。

【第3話】

高徳愛香(武井咲)が所属する喜多見切子探偵事務所に、女子高生・垂水遥(橋本環奈)が怯えた様子でやってくる。

遥の話によると、1週間前に廃倉庫で女性の遺体が発見されたという。頭と腕が切断されており、遺留品もなかった。だが、そこから数キロ離れた河川敷で、頭部や腕、そして遺留品を埋めている男が目撃される。その男は遥の高校の教師・浜村康介(内野謙太)で連行されてしまった。

遥は浜村と結婚を前提に交際していたらしい。この事件により、二人の関係が公になってしまい、遥も周りから白い目で見られるようになったのだ。

遥は浜村の無実を信じているが、どうしたらいいかわからず愛香を頼ってきたようだった。

愛香は遥の依頼を引き受けることにした。二人は早速廃倉庫へ向かう。一通り現場を見て回り戻ってくると遥が貴族探偵の犬と遊んでいた。

執事の山本(松重豊)によると、狩りに出かけた帰り、現場を通りかかった貴族探偵は、この事件の謎を解いてみようと立ち寄ったらしい。そして、貴族探偵は勝手に依頼を引き受けてしまう。

【第2話】

高徳愛香(武井咲)は、編集者の日岡美咲(紺野まひる)に連れられ、探偵に取材したいというミステリー作家・厄神春柾(大和田伸也)の別荘を目指していた。

山道を車で走っている時、突然大きな石が落ちてきた。愛香が安全確保し、車へ戻るとそこに美咲はいなかった。

あたりを見回すと、貴族探偵(相葉雅紀)とお茶をしていた。

貴族探偵は、突然の落石に憤り、その場所の真上にある別荘へ文句を言いに行こうとする。そこは厄神春柾の別荘だった。

呼び鈴を鳴らすが誰も出てこない。

貴族探偵は勝手に別荘内へ入っていく。そして書斎のベッドで頭から血を流す遺体を発見。

警察もやってきた。管轄違いのの鼻形雷雨(生瀬勝久)常見慎吾(岡山天音)も現れる。

鼻形たちは、貴族探偵専任になったという。

愛香と鼻形は、厄神の妻・令子(横山めぐみ)、美咲と同じ編集者の松尾早織(豊田エリー)滝野光敏(丸山智己)からも事情を聴く。

厄神のファンだという、メイドの田中(中山美穂)も捜査に付き合うことに。

【第1話】

高徳愛香(武井咲)は、師匠である喜多見切子(井川遥)の事務所に勤める女性探偵。

ある日、愛香は玉村家の令嬢、依子(木南晴夏)の別荘、通称ガスコン荘で行われるパーティーに招かれていた。

愛香が到着すると、出迎えた依子がすでに集った友人たちと昨夜パーティーを行ったと言う。

その事を気にもとめない様子の愛香に、依子はガスコン荘の地下にある井戸の話をしてきた。

その古井戸は“鬼隠しの井戸”と呼ばれており、死体を投げ込むと消えてしまうという伝説があった。

愛香は半ば強引に依子に案内してもらうのだが、古井戸の側にパーティーの客の死体があり、その周囲には無数の血の足跡がついていた。

愛香は警察に連絡。しばらくすると、警部補の鼻形雷雨(生瀬勝久)が部下の常見(岡山天音)をともなって現れた。

殺害状況を確認すると、容疑者は昨夜からガスコン荘にいた者の誰かだと思わる。

昨晩からガスコン荘は密室状態だった。つまり容疑者はこの中にいる可能性が高い。

そこに、主人の使いで来た執事という山本(松重豊)が現れる。山本はそこにいた面々を庭に案内すると、そこには巨大な天幕が張られている。

唖然とする一同の前に悠然と貴族探偵(相葉雅紀)が現れる。

この貴族探偵は、上流階級の出らしいということ以外、本名、職業、年齢など全てが謎の紳士。

執事の山本に加え、運転手の佐藤(滝藤賢一)、メイドの田中(中山美穂)が事件解決に動き出す。

CRISIS 公安機動捜査隊特捜班

【最終話】

稲見(小栗旬)の自衛隊時代の同期で、特殊部隊員だった結城(金子ノブアキ)がテロを企てていることが判明する。

結城は大山(新木優子)を脅し特捜班に侵入すると、閣僚の個人情報を入手した。そして、パイプ爆弾を使って特捜班のオフィスごと吹き飛ばした。稲見は結城と戦うことを決意する。

大山が仕掛けたワナから、結城の居場所が特定された。現地へ向かった稲見は自分の命と引き換えに結城を止めようとするが、危機一髪のところで田丸(西島秀俊)に助けられた。

大山は結城のパソコン内からあるものを見つけた。それがテロの動機を解明するきっかけになるかもしれないと思った時、吉永(田中哲司)の元に結城が総理大臣の岸部(竜雷太)を狙撃したという情報が入る。

稲見と田丸が現場へ向かうが、現場には違和感があった。

二人が結城の狙いに気付いた直後、特捜班は鍛治から呼び出され、新しい任務があると告げられた。

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【第9話】

田丸(西島秀俊)はある男から「あなたの力でこの国を変えてみませんか」と声をかけられる。林(眞島秀和)のことで国家への信頼が薄れていた田丸の心は揺れる。

稲見(小栗 旬)は自衛隊時代の同期で仲が良かった結城雅(金子ノブアキ)が2週間前に姿を消し、捜査対象になっていることを知る。

鍛治(長塚京三)から結城を見つけたらすぐ連絡するよう命じられた稲見の前に、結城が姿を現した。

お互いの近況を話し再会を喜び合うが、結城の言葉でテロを計画していると察して警戒する。結城は手を組まないかと稲見を誘う。

翌日、結城のある行動により、特捜班は正式に結城の逮捕を命じられる。だが、相手は優秀な特殊部隊員だ。そう簡単にこちらの罠にはかからない。

稲見は、結城が自衛隊をやめた理由や標的を教えてほしいと鍛治に頼むが、鍛治は何も答えない。そして、もし結城が銃を向けて来たら迷わず射殺しろと命じる。

アメリカに留学している息子の大介が帰国したがっていると聞いた内閣総理大臣の岸部正臣(竜雷太)は、渋い表情を浮かべる。

【第8話】

新興宗教団体・神の光教団に潜入している林智史(眞島秀和)から妻の千種(石田ゆり子)を介して「重大な情報を手に入れた」と連絡があった。

数日後、田丸(西島秀俊)は林と会い、教団が計画しているテロの情報を教える代わりに、スパイを辞めたいと交換条件を出される。その申し出を聞いた田丸は動揺する。林がスパイをやめるということは、千種の元に帰ってくるということだからだ。

林はテロを阻止したあと、自分たち夫婦を保護すると約束してほしいとも要求した。田丸からその話を聞かされた青沼(飯田基祐)は承諾するが、田丸と千種の関係を危惧していた。

テロの決行予定日は2日後で、文部科学大臣を狙うという。鍛治(長塚京三)は特捜班に警備を一任することを決めた。

当日、稲見(小栗旬)は様子の違う田丸のことが気になっていた。

大臣が登壇予定のイベント会場には、神の光教団の元信者が潜んでいた。大臣が到着した時、警備の目をかいくぐって大臣に接近する。そしてカバンの中から何かを取り出そうとした時、稲見と田丸に拘束される。

その男からカバンを奪い中身を確認した田丸は、教団の本当の狙いに気付いて立ち尽くす。

【第7話】

平成維新軍がテロをほのめかす犯行予告を出した。

警視総監の乾(嶋田久作)鍛治(長塚京三)に、特捜班に阻止させるよう命じる。

だが、平成維新軍の標的はわからない。その上手がかりもない状態で、特捜班のメンバーもどうやって防げばいいのか案が浮かばない。

ハッカー時代に平成維新軍の前身と思われるグループに所属していた大山(新木優子)は、犯行予告の一節に目をとめた。以前、自分が仲間に教えた言葉だという。

“坂本”と名乗るその人物の素性はもちろん、性別さえわからないが、当時手に入れていたアドレスを元に居場所を特定できると話した。

大山の情報により、坂本(今井悠貴)を拘束した。普通の高校生に見えるが、吉永(田中哲司)が取り調べている間も、表情一つ変えない。

大山が“岡田”と名乗っていたかつての相棒だと知ると、少しずつ口を開き始め、坂本の中に、権力を持つ大人に対する強い憎悪があることも判明する。

だが、テロについては何も語らない。

大山は坂本の自宅から押収したパソコンから情報を抜き取ろうとするが、解析作業が進まない。諦めかけるが、稲見(小栗旬)のある言葉により、再びパソコンに向かう大山。

【第6話】

11年前に無差別爆弾テロを起こして指名手配されている里見修一(山口馬木也)が都内のコンビニに現れた。再びテロを計画しているのではないかと考えた警察は、逮捕するために躍起になる。

鍛治(長塚京三)も警視総監の乾 陽一(嶋田久作)から、特捜班をうまく使うように命じられる。

ある地下鉄の構内に、当時、テロを計画したとされるカルト教団の信者・羽田(山口翔悟)の姿があった。駅の様子を確認した羽田は、里見の潜伏先へと向かった。

大山(新木優子)は早くも里見の潜伏先を突き止めていた。

稲見(小栗旬)田丸(西島秀俊)は現場へ向かう。

車で出かけた里見を稲見たちが追う。だが、つけられていることに気付いた里見たちは大きなホームセンターへ逃げ込み、追いかけた稲見たちと羽田は激しい攻防を繰り広げる。

その間に里見は姿を消してしまう。

【第5話】

稲見(小栗旬)は暴行罪を装い、警察の留置所に潜入する。そこで暴力団員の沢田(杉本哲太)に近づき、興味を引く。

沢田が所属している仁愛工業は、政治家たちを恐喝しているという噂がある。特捜班はその証拠集めを命じられているのだ。

沢田に気に入られた稲見は、仁愛工業の幹部たちとも顔を合わせる。稲見は彼らがそんなことをするように思えなくなり、騙していることに罪の意識を感じ始める。

それに気づいた田丸(西島秀俊)が、自分の経験を話して聞かせる。

鍛治(長塚京三)は官房長官の神谷(石黒賢)から呼び出され、ある指示を受ける。

沢田から薬の取引があると聞かされた稲見はそのことを報告するが、警察上層部は直前で摘発を見送ってしまう。

稲見のことを心配した特捜班のメンバーは、稲見を尾行し現場へ向かう。

【第4話】

特捜班は、大学で航空宇宙学を専攻する有馬丈博教授(小市慢太郎)の身辺警護を命じられる。

命を狙われる危機的状況にあり、1週間後に出国するということ以外、詳しいことは聞かされていなかった。

有馬は特捜班に対して横柄な態度を取る。

石黒(近藤公園)は、護衛がついた有馬を険しい表情で見つめていた。

翌朝、有馬を連れて大学へ行った稲見(小栗旬)が、研究室の近くで怪しい雰囲気を感じ取る。樫井(野間口徹)が爆弾の匂いに気付き、研究室に爆弾が仕掛けられていると有馬に忠告するが、有馬はそれを無視して部屋のドアを開けてしまった。

その瞬間、激しい爆発音がし、研究室が破壊されてしまう。

その近くにあるエレベーターホールには、銃を構える石黒の姿があった。3人はなんとか建物の外に逃げ出すが、駐車場にはもう一人の暗殺者・石立(浜田学)が待っていて、稲見と攻防を繰り広げる。

吉永(田中哲司)鍛治(長塚京三)に、詳しい事情説明を求めた。

鍛治は、ミサイル実験に力を入れている国が、有馬の頭脳を狙い拉致しようとしていると話す。

その話を聞いても吉永は納得がいかない。

大山(新木優子)は、前科者をチェックし暗殺者を割り出そうとしていたが、稲見は暗殺のプロだと確信していた。

【第3話】

贈収賄事件に関与したと疑われている政治家が、3人組の男に襲われ、報道陣の目の前で射殺された。“平成維新軍”はその直後に声明文を出し、今後も権力を用いて私腹を肥やす者を排除すると宣言。特捜班は、犯人を逮捕しテロを防ぐよう命じられる。

稲見(小栗 旬)田丸(西島秀俊)は、班長の吉永(田中哲司)から、襲撃犯が使用した特殊な拳銃から犯人を洗い出すよう指示される。

二人は銃器マニアの暴力団組長が同じ型の銃を使っていたという情報を得る。

裏取りをしてみると、やはりその銃が使われたようだった。保管していた銃は全て組長の息子・譲(大和孔太)に盗まれていた。

譲は少年院を出たあと人が変わり、社会のシステムを変えてやると言っていたらしい。稲見は、何者かが譲をそそのかし、今回のテロを起こさせたと考える。

特捜班は譲の潜伏先を突き止め、現場へ向かう。吉永、樫井(野間口徹)大山(新木優子)の3人が建物を囲み、稲見と田丸が部屋へ近づく。

そこで外出しようとしていた譲に出くわしてしまった。譲は中にいる仲間に「逃げろ」と叫び、稲見と田丸に銃口を向けた。

【第2話】

ある日、田丸(西島秀俊)は、外事警察時代に知り合ったフリージャーナリストの男から、国家の危機に関することで話があると呼び出される。

待ち合わせ場所にやってきた男は、田丸の目の前で何者かに毒物を注射され亡くなってしまう。

男が前もって田丸に送っていた写真と、死ぬ直前に口にした「アリス」という言葉を手掛かりに、特捜班は捜査を開始する。

写真に写っていたのは一軒家だった。

樫井(野間口徹)大山(新木優子)は家の特定、田丸と稲見(小栗旬)は殺害された男の自宅を捜索していた。

田丸は稲見に見張りを頼み、一人で部屋へ入った。そこで男の遺留品を持ち去ろうとしていた犯人と遭遇し、取り逃がしてしまう。

田丸の異変に気付いた稲見が、侵入していた男が殺し屋だと察知する。

ジャーナリストの死因を隠蔽しようとしている何者かがいる。

特捜班は政府が関与しているのではないかと考えていた。

写真に写っていた家も判明するが、そこに人は住んでいないようだった。

吉永(田中哲司)が聞き込みをした結果、住んでいた家族は数日前に突然引っ越していたことが判明する。

【第1話】

政治的事件やテロといった国家的な危機を招く事件を、秘密裏に捜査・解決していくのが公安機動捜査隊特捜班。

警察庁警備局長・鍛冶大輝(長塚京三)が率いるこの秘密部隊に元自衛隊員の稲見朗(小栗 旬)と、元公安の捜査員・田丸三郎(西島秀俊)は所属していた。

公安機動捜査隊特捜班は、各分野のスペシャリスト5人が集結して捜査にあたっている。

ある日、高層ビル郡の中にある広場に、爆薬を首に巻きつけられた男・宇田川圭介(白洲迅)が現れその場はパニックに陥る。

この男は現職の外務大臣の息子で、これまで様々な罪を犯してきたが、親の権力でそれを握りつぶして罪を逃れてきた人物だった。

事件の犯人は、この外務大臣の息子が犯した罪を公にして公に謝罪することを外務大臣に要求してきた。

もし要求が通らない場合は、息子の圭介を公開処刑すると脅迫してきた。

特殊班のメンバーである稲見や田丸、樫井勇輔(野間口徹)大山玲(新木優子)は、警備局長・鍛冶からの指令を受け、この現場に急行した。

メンバーは圭介に反感を持ちつつも班長・吉永三成(田中哲司)の指示で実行犯の逮捕に向けて動き出す。

時間が迫るなか、稲見と田丸は事件の鍵を握る人物に接触し、ある驚きの事実を知ることになる。

さらに稲見は犯行が行われた現場にある疑問を抱く…。

あなたのことはそれほど

【最終話】

美都(波瑠)は、涼太(東出昌大)に妊娠していなかったことを報告する。涼太の返事はあっさりしたものだった。

有島(鈴木伸之)は、麗華(仲里依紗)が子供を連れて実家に戻ってしまったことで慌てていた。電話をかけるが、反応は冷たく一方的に切られてしまう。

そんな有島に、涼太から電話がかかってきた。今までのことを心から謝罪する有島に、涼太は真顔で詰め寄る。麗華が実家に帰ったことを楽しそうに笑う涼太。

涼太は離婚届の証人を香子(大政絢)に頼んでいた。離婚届に捺印した香子はあることに気付く。

涼太から離婚届を役所に送るという連絡をもらった美都は、涼太との最後の晩餐を楽しむ。

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【第9話】

美都(波瑠)を中傷するビラが、自宅マンションや職場、ネットに拡散された。だが、誰がやったのかはわからない。

好奇の目にさらされる美都を涼太(東出昌大)は必死に守ろうとする。その姿に美都の気持ちがあふれそうになる。

涼太に気付かれないうちに、小田原(山崎育三郎)に保証人になってもらったアパートへ引っ越す決意をする美都。

麗華(仲里依紗)有島(鈴木伸之)の間には相変わらず重苦しい空気が漂っていた。有島は明るく振舞っているが、麗華は冷ややかだ。

涼太が麗華を訪ねてきた。美都の置かれた状況を知った麗華はそれを有島に伝えるが、有島は会わないと言う。

皆美(中川翔子)は麗華を待ち伏せて強引に引き留めていた。ちょっとしたことで皆美の胸の内が露呈する。

【第8話】

涼太(東出昌大)との離婚を決意した美都(波瑠)は、引っ越すための家を探していた。だが、涼太は離婚届を書こうとしない。

有島(鈴木伸之)は、美都とのことをすべて麗華(仲里依紗)に話したが、罪悪感から自分の子供に触れられないでいた。

麗華から一緒に出掛けようと言われ喜ぶ有島。家を出た時、皆美(中川翔子)と鉢合わせしてしまう。何も知らない有島は一緒に出掛けようと提案する。皆美はその提案に食いつき、自分の夫と子供を連れて、有島家と一緒に休日を過ごす。

楽しく過ごす有島家とは反対で、皆美の夫は常に皆美をバカにしたような態度で接している。その態度にイライラした有島は、麗華と子供を連れて先に帰ると言い、その場を去った。

美都はある日、自分が妊娠している可能性に気付いた。そのことを有島に伝えるべきかどうか悩み…。

【第7話】

家出してきた美都(波瑠)にすがりつかれた有島(鈴木伸之)は、友達に戻ろうと言うが、美都は聞き入れない。そんな美都の様子を見ていた有島はなかなか決断できずにいたが、ふと妻・麗華(仲里依紗)の言葉を思い出し、決意する。

美都は涼太(東出昌大)がいる家に帰りたくなくて、悦子(麻生祐未)のところへ行き、スナックを手伝い始める。だが簡単に涼太に見つかってしまう。

どうしても一緒に帰りたい涼太。だが美都はどうしても帰りたくなくて、とうとう離婚を口にする。

麗華の助言で、1日だけでいいから夫婦でデートしたいと言った皆美(中川翔子)は、ドタキャンされて落ち込んでいた。

麗華と会った皆美が美都のことを詮索してきて麗華は強気で言い返すが、心のどこかには引っかかっていた。

麗華も有島から「ワガママを言うとしたら何?」と聞かれ、夫婦でのデートを提案する。久しぶりのデートで有島は良心が痛み…。

そんな中、美都の勤務先に小田原(山崎育三郎)がやって来る。

【第6話】

涼太(東出昌大)麗華(仲里依紗)有島(鈴木伸之)に接触し帰宅した。

有島を意識しているような服装や小物を身に着け、明るく笑いかけてくる涼太に美都(波瑠)は呆然とする。

夫婦関係についての疑問を投げかけても話が通じない。

有島を呼び出した美都は、別れないと告げるが、有島は麗華の勘の良さに恐れをなし、別れたいと言い出す。だが結局は、美都に押されて結論が出せなかった。

二人で楽しく暮らすためにと、涼太から押し付けられたルールに息苦しさを感じる美都。とうとう口論になった二人。美都は…。

【第5話】

美都(波瑠)は、何としても手元に置いておこうとする涼太(東出昌大)に恐怖を感じるようになっていた。

美都は、医師の花山(橋本じゅん)から全てを見透かされたことで、自分は嘘が下手なのだと気付く。

だが、香子(大政絢)から諭されても、有島(鈴木伸之)と別れることが出来ない。美都の誕生日を祝ってくれるはずだったが、すっぽかされて以来連絡がない。

涼太が待っている家に帰りたくない美都は、陶芸教室に避難した。夫からの歪んだ愛情を感じながらも、有島への想いを募らせていく。

麗華(仲里依紗)が教室に忘れて行った本を届けることを口実に有島の自宅へ行くことに。

涼太が小田原(山崎育三郎)と飲んでいる頃、美都は、涼太と話をするため家で待っていた。酔っぱらって帰ってきた涼太に、明日ちゃんと話すと美都が告げると、翌朝涼太はある行動を起こした。

【第4話】

美都(波瑠)は、涼太(東出昌大)に「友達と飲みに行く」と嘘をつき、有島(鈴木伸之)と会っていた。

有島と電話をしている姿を影から見つめる涼太。

一方、有島の方も、マンションの隣人・皆美(中川翔子)に会話を聞かれていた。有島はそれに気づかず、会話を続けながら通り過ぎていく。

ある日有島から、妻の麗華(仲里依紗)が、里帰りから帰ってくるため、会える機会が減ると言われた美都は、食い下がるが、有島からは“趣味を持てばいい”と言われる。同僚の森瑠美(黒川智花)から陶芸が面白いと聞いた美都は教室に通い始める。

するとある日、元生徒だという女性が教室にやってきた。それは麗華だった。

赤ちゃんを抱いた麗華を見て、美都の中に嫉妬が芽生える。

美都と涼太の結婚記念日が近づいていた。陶芸教室で作った作品をプレゼントしようとする美都に、涼太は特別なプレゼントを用意していた。

【第3話】

美都(波瑠)と温泉旅行へ行っていた有島(鈴木伸之)は、子供が生まれたという電話を受け、結婚していることを打ち明けて、美都を残したまま帰ってしまった。

運命の再会ではなかったんだと落ち込んでいる美都に、母の悦子(麻生祐未)が階段から落ちて病院へ運ばれたという連絡が入る。

慌てて病院へ向かったが、涼太(東出昌大)が先に迎えに行っていた。悦子の体調を心配した涼太が、しばらくマンションで同居しようと言い出す。

悦子の体調があまりよくないと知った美都も、しぶしぶその提案を受け入れた。

有島は、麗華(仲里依紗)と生まれた子供にかかりっきりで、美都からの着信を無視し続ける。

連絡がつかず苛立つ美都がやけ食いしていると突然吐き気に襲われる。それを見ていた涼太は妊娠したのではないかと疑う。

3人で暮らすうちに、涼太に対して罪悪感を感じるようになった美都は、涼太の同僚・小田原(山崎育三郎)を呼んで料理を振舞おうと提案。

有島との関係も終わりにしようと考え、誘いも断り続けるが…。

【第2話】

美都(波瑠)有島(鈴木伸之)も、幸せだけれど結婚生活に物足りなさを感じていた。

そしてお互いに結婚していることを相手に告げないまま、一線を越えてしまう。美都は、有島との再会を運命だと感じて浮かれていた。

美都は夫の涼太(東出昌大)に、小さな嘘を重ねていく。涼太が美都の携帯を細かくチェックしていることにさえ気づいていなかった。

涼太は美都の浮気に気付かないふりをし優しく接していたが、不安な気持ちが募り、美都の母親・悦子(麻生祐未)が経営するスナックを訪れる。

そこで、過去に美都が占い師から「二番目に好きな人と結婚したほうがいい」とアドバイスされていたことを知った涼太の顔色が変わる。

有島は、里帰り出産の準備をする麗華(仲里依紗)を気遣う。隣人の横山皆美(中川翔子)からも夫婦仲を羨ましがられるが、有島の言動に違和感を覚えていた麗華は、意味深な言葉を口にする。

麗華を送り出した有島と美都は温泉旅行へ行くことに。美都は親友の香子(大政絢)には正直に有島のことを話し、アリバイ作りに協力してほしいと申し出る。

【第1話】

眼科クリニックで医療事務の仕事をしている美都(波瑠)は、患者として通っていた涼太(東出昌大)に交際を申し込まれる。

涼太とは食の好みも合うし、穏やかで優しく、美都のことを1番に考えてくれるため、居心地の良さを感じている。

スナックを経営している母親のことも大事にしてくれ、仕事に対してもマジメな涼太は、結婚相手としては申し分ない。

だが、美都には忘れられない人がいる。

中学時代に好きだった有島光軌(鈴木伸之)だ。別れを告げることなく引っ越してしまった有島のことを、今でも忘れられず、街中で似た人を見かけると目で追ってしまう。

警視庁捜査一課9係

【最終話】

スナックの経営者・長峰(稲荷卓央)の遺体が店内で発見された。被害者のズボンには焼け焦げた痕があった。

ビルの所有者・正川(不破万作)の話によると、長峰は最近店を開けることなく、妻の乃梨子(藤田瞳子)をキャバクラで働かせていたという。

司法解剖の結果、刺し傷が8か所あったことが判明。犯人は被害者に対し、強い憎しみがあったのか?

捜査の結果、乃梨子はキャバクラ勤めを強制された上に、暴力まで振るわれていたことがわかった。そんな生活に耐えかねて逃亡し、救済施設に逃げ込んでいた。

男性は入ることが出来ない施設のことを調べるために、志保(羽田美智子)はわざと顔に痣を作り、DV被害者のふりをして施設に潜入した。

そこで乃梨子に近づこうとするが、アイリス(七瀬なつみ)と名乗る施設の管理者に怪しまれてしまう。

仕方なく身分を明かした志保に、アイリスは事件当夜の乃梨子のアリバイを証言した。

その頃直樹(井ノ原快彦)は、長峰の刺青について調べる中で、長峰が20年前に強盗殺人事件の犯人であった可能性を突き止める。

犯人は夫を殺害し、妻にも重傷を負わせて逃亡しており、今も解決していない。

その被害者の妻の名前は綾芽。英語名はアイリスだった。

20年前の復讐でアイリスが長峰を殺害したのか?

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【第8話】

夜の9時、直樹(井ノ原快彦)は走ってベルが鳴る電話ボックスに駆け込み、受話器を取る。

電話の相手である連続爆弾魔から、2番目のヒントを聞き出そうとしていた。

直樹が男から聞いていたヒントをもとに、一つ目の爆弾は矢沢(田口浩正)が回収し、志保(羽田美智子)村瀬(津田寛治)がその爆弾から犯人を割り出そうとしていた。

直樹が得た第2のヒントは『日本で一番大きな犯罪集団』だった。

暴力団だとするなら青柳(吹越満)に聞けばいいのだが、青柳は非番で妙子(遠藤久美子)のライブへ行っているのか連絡が取れない。

直樹は犯人が指定した次の公衆電話へ向かった。

矢沢は第2の爆弾が仕掛けられている『日本で一番大きな犯罪集団』を探していた。

その頃青柳は、小屋にいた。目を覚まし、後頭部に痛みを覚える。持っていた携帯電話もとられていて、手の届かない場所に時限爆弾のついた爆弾のようなものがセットされている。

公衆電話の発信源となっている携帯電話の契約者を割り出した志保たちは取り調べを始めていた。だが、契約者の久世(古野陽大)は、金欲しさに携帯を転売しただけだった。

【第7話】

男の他殺体が見つかった。

杉谷(笠兼三)という男性で、内ポケットには現金20万が残されていたため、物取りの犯行ではないと思われる。

村瀬(津田寛治)は、杉谷が過去に窃盗容疑で逮捕されていたことを突き止める。

その時は、証拠不十分で釈放され、主犯についても知らないと証言していた。

杉谷のことを調べていた志保(羽田美智子)と村瀬は、杉谷が通っていた食堂で壁に貼ってある介護施設の写真を眺めていたと聞かされる。

それには、矢沢(田口浩正)の妻・早苗(畑野ひろ子)も写っていた。

その情報を聞いた直樹(井ノ原快彦)は、その介護施設を訪れる。そこで、杉谷が看護師・理沙(下村愛)を訪ねていたことが判明する。

直樹は、理沙の訪問先の家で、青柳(吹越満)、矢沢と鉢合わせする。

現場に残されたサンダルの痕から、理沙が介護している春江(池田道枝)のものと突き止めていたが、春江の娘・静子(小林綾子)の話によると、そのサンダルは春江がなくしてしまったものだという。

勘違いなども多くなった春江は、長男の優一(小林健)を頼りきっているという。

杉谷の内ポケットに入っていた20万が入った封筒から、理沙の指紋が検出された。

取り調べを受けている理沙を見た村瀬は、理沙が、杉谷の部屋にあったAVに出演していたことを思い出す。杉谷は理沙に口止め料を要求したらしい。

その20万は静子が出していたことが分かった。志保は改めて静江から話を聞くことにする。

直樹は、矢沢の妻・早苗から驚くことを聞かされる。

【第6話】

公園の池で遺体が発見された。

ペットショップを経営している真奈美(山本南伊)で、死因は絞殺。防犯カメラの映像から、自宅で殺害されたと思われる。

その後の捜査で、真奈美が中堅の電気機器メーカーの佐野山社長の愛人だと判明する。

志保(羽田美智子)村瀬(津田寛治)は佐野山に会いに行き、事情を聞く。

金遣いの荒い真奈美と別れたくなった佐野山は、総務の宇野(朝倉伸二)と経理の津村(青山勝)に別れるための交渉を任せていたという。

直樹(井ノ原快彦)は真奈美が経営するペットショップへ行く。

店員・佳奈子(せんだるか)に話を聞くと、真奈美は動物をただの商品のように扱っていて、従業員からも嫌われていたようだった。

青柳(吹越満)矢沢(田口浩正)は、マンションの防犯カメラから、真奈美と腕を組んで部屋に入っていく津村を見つける。

二人は勝手に津村を任意で取り調べる。志保たちから、社長命令で真奈美に会っていたことを聞かされ、津村はそのまま帰される。

このことで村瀬に責められた二人は新たな証拠を手に入れるため、鑑識の猪狩(伊東四朗)に現場を再捜索してほしいと頼む。

そしてそれまでは見つからなかったスーツケースのキャスターが発見される。

それからは、津村の髪の毛と犬の毛が検出された。

津村は不倫と遺棄を認めるが、真奈美は自殺だったと証言。だが真澄はそれに反論し、猪狩も疑問を口にする。

【第5話】

ファッション通販サイト会社社長・影山(石田佳央)が殺害された。胸部を裁ちばさみで刺されている。真澄(原沙知絵)によると、裁ちバサミは左利き用だという。

専務の本橋(加藤虎ノ介)から話を聞き、影山が女性社員と不倫をしていたことがわかる。その女性・留未は、別れ話を苦にして自殺したという。

チーフデザイナーの詩織(万里紗)が左利きだと判明するが、はさみは二日前に盗まれたと詩織は主張する。

自殺した留未は過去、詩織の母・結子(根岸季衣)が経営する洋裁店で働いていた。結子は娘とは10年以上会っていない。

大手ファッションブランドの縫製をしていた結子は仕事を優先し、詩織の父の死に目にもあえなかった。詩織はそういう母親のことが許せないようだ。

広報部長の彩音(真瀬樹里)が影山が詩織に言い寄っている場面を目撃していた。母の結子がそのことを知っていたことも判明する。

元社員の留未を自殺に追い込み、娘にも手を出そうとした影山を恨んだ結子の犯行か?

その疑いが濃くなる証拠も見つかる。

だが、直樹(井ノ原快彦)は、現場にあったワンピースの刺繍に疑問を抱く。

【第4話】

遺体から発生したガスが原因で、監察医の真澄(原沙知絵)が意識不明の状態になってしまった。

遺体はIT企業の経理課長・柳沢(永井裕久)で、発生したガスは“コルセリン”という物質であることが判明する。

青柳(吹越満)矢沢(田口浩正)はその物質が盗まれたと思われる工場へ向かう。

現場の様子から考えると、工場の事情に詳しい人物であると考えられたが、コルセリンを管理していた担当の古川(河西健司)は犯人の心当たりはないという。

青柳達は古川の態度に不信感を抱くが、パートの弘美(松下恵)から、古川が最近生きがいを見つけたと話していたと聞かされる。

黛(竹中直人)が解剖した結果、柳沢の死因が刺殺だと判明する。コルセリンは死後に注射されている。

もしかしたら犯人は、遺体を調べる監察医を狙ったのではないか?

直樹(井ノ原快彦)は真澄が担当した過去の事件について調べ始める。

そんな中、次は古川が遺体で発見された。パソコンには遺書のようなものがあり、自殺の可能性が高い。

志保(羽田美智子)村瀬(津田寛治)は古川が柳沢を殺害したのではないかと考え、裏取りを始めるが、青柳には、生きがいが見つかったという古川が自殺するとは考えられない。

再びパートの弘美を訪ねて、古川の生きがいとは何だったのか聞いてみることに。

志保たちは捜査の結果、柳沢が勤務していた会社の社長秘書・(白洲迅)から、未公開株を巡って古川に殺害動機があったことを突き止める。

【第3話】

音楽出版社社長・良美(藤真利子)の他殺体が自宅で発見された。

良美は、目が不自由なピアニスト・響子(夢咲ねね)とその妹・真子(梶原ひかり)と同居していた。

事件があった日、良美はプライベート演奏会を開いていた。それが終わってから、若手ピアニストの子音(黒川芽以)は帰宅し、真子は料理で使った道具をバイト先へ返しに行って、響子は部屋で寝ていたという。

真子はそのままバイト先で寝てしまったため、響子が良美の遺体を発見した。

直樹(井ノ原快彦)はゴミ箱に、ブラームスのクラリネット三重奏曲のCDが捨てられているのを発見する。

響子の話によると、棚に戻すつもりだったものがゴミ箱に落ちてしまったのだろうという。

現場にはブルーチーズもあったが、被害者の胃からは発見されなかった。直樹はそれが気になって仕方ない。

ブラームスの三重奏曲は、良美が響子の才能を見つけるきっかけになった曲でもあるという。

その当時は響子がピアノ、真子がチェロをしていたが、真子は良美の勧めでチェロを辞めて料理の道へ進んだらしい。

その後の捜査で、事件の日、真子が店長からタクシー代を借りていたことが判明する。店で寝ていたというのは嘘なのか…?

良美は事件当日、深夜2時半過ぎに、子音を褒めるメールを送信していた。犯行時刻は2時半以降ということになる。真子がタクシーで帰宅したのなら間に合うということだ。

捜査をするうちに、かつて響子と交際していた元クラリネット奏者の桐野(村上剛基)も捜査線上に浮かんでくる。

【第2話】

黛(竹中直人)は、大学研究室の屋上にいた際、プールに浮かぶ男の死体を発見する。だが、プールへ行くとそこには死体がなかった。

黛の話では、服装からして、2日前に再会した友人・経済学部長の来栖(上杉祥三)だという。

妻(筒井真理子)との仲も良好で、トラブルに巻き込まれている様子などなかったというが…。

その後、来栖の遺体が埠頭で発見された。

黛と真澄(原沙知絵)が解剖した結果、海ではなくプールで溺死したことが判明する。

胃からは未消化の種のようなものが見つかり、炎症も見られるという。

来栖のことを調べていた志保(羽田美智子)村瀬(津田寛治)は、来栖が准教授の岡村(西ノ園達大)とトラブっていたことを突き止める。

岡村はゼミの合宿へ行っていたというが、完璧すぎるアリバイを、志保たちは不審に思う。

青柳(吹越満)矢沢(田口浩正)は、来栖が行きつけのクラブでアテモヤという珍しい果物を買いに行かせていたことを知る。

胃の中の種はその果物だったのか?

直樹(井ノ原快彦)と真澄が妻の杏子から話を聞くと、クラブに通っていたことも、アテモヤが好きだったということも知らない様子だった。

その後の捜査の結果、炎症の原因も判明し、岡村のアリバイも崩された…はずだったが…。

【第1話】

殺害して遺体を案山子に括りつけるという事件が3件も連続で発生している。

静香(野際陽子)が、花壇にある案山子に括りつけられたように見える男性を発見し、倫子(中越典子)へ連絡し、直樹(井ノ原快彦)を呼び出した。

9係メンバーが急行すると、遺体ではなく、絵をかくことに夢中になりすぎて空腹で倒れていた、倫子のかつてのルームメイト・俊介(中村俊介)だった。

ニューヨークで知り合った静香を訪ねて帰国したが、道に迷ってしまったのだという。

俊介のことを恋敵だと勘違いしたことがある直樹が戸惑っていると、俊介は直樹を親友呼ばわりして親し気に接してくる。

そんなことがあった直後、本当に4件目の事件が発生する。それまでと同様、遺体になった男が案山子に括りつけられていた。

ポケットにレシートが入っていたりと、今までの事件とは違う点があることに倫太郎(渡瀬恒彦)が気づく。

そのレシートから、被害者が清掃会社に勤める宮澤と判明。宮澤は環境保護にも強い関心があり、環境問題の評論家・小松原に夢中になっていた。

志保(羽田美智子)村瀬(津田寛治)は小松原を、青柳(吹越満)矢沢(田口浩正)は宮澤の別れた妻子を訪ねる。

宮澤の遺体を調べた真澄(原沙知絵)もそれまでの事件とは違うと感じていた。

そこへ真澄の大学時代の恩師・黛(竹中直人)がやってくる。黛は倫太郎とも旧知の仲だ。

母になる

【最終話】

麻子(小池栄子)が東京を去った。結衣(沢尻エリカ)は、陽一(藤木直人)に気持ちを切り替えると告げ、広(道枝駿佑)のマラソン大会の準備に張り切る。

莉沙子(板谷由夏)は、長期出張を断ったことを太治(浅野和之)繭(藤澤遥)に言えずにいた。繭は、自分のせいで莉沙子が夢を諦めたと感じ、参加できるように会社へ直談判しに行く。だが、その場にいた広の一言で変化が起きる。

結衣は、麻子への気持ちに踏ん切りがつかず、マラソン大会のお知らせを送ってしまう。

広は、桃に大学生の彼氏がいることを知りショックを受け、マラソン大会には誰も来ないでほしいと言い出す。そこで再び家族会議が行われることになった。

マラソン大会当日。応援もなく広一人でスタートする。結衣は家にいても落ち着かない。

そんな中、麻子がお知らせの紙を手に、ゴール地点に現れる。

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【第9話】

結衣(沢尻エリカ)は、広(道枝駿佑)が学校をサボって、女子高生の桃(清原果耶)と一緒にいたことを知りショックを受ける。

里恵(風吹ジュン)が家族会議を開くと言い出して、広に関係する人たちをみんな集めるが、そこには里恵のある思惑があった。

広は桃を花火大火に誘った。心配な結衣は木野(中島裕翔)に相談するが、それでも落ち着かず、麻子(小池栄子)にまで連絡してしまう。

二人は言い争いをしながらも、広を心配する気持ちは一緒だった。

就職先を見つけたという麻子は東京を離れると言う。お互いに連絡先を消すと約束して別れる。

心配する結衣とは違い、陽一(藤木直人)は広の恋を微笑ましく思っていた。

だが、約束の時間になっても帰ってこない広に今まで見せたことがない父親の一面を見せる。

【第8話】

麻子(小池栄子)から結衣(沢尻エリカ)に電話があった。自分と広(道枝駿佑)のことが記事になるかもしれないが、広が2年前の事件を知っても、今はまだ嘘をついてほしいという内容だった。

麻子は、取材目当てで愛美(大塚寧々)が柏崎オートに近づこうとしていることを知り、尾行する。そこで麻子が目にしたのは、育児放棄され、部屋に放置されている愛美の息子、リュウ(間中斗環)の姿だった。

そのことを聞かされた木野(中島裕翔)は、親友の母親の行動にショックを受ける。真奈美を問い詰めるが、本人は全く悪びれる様子もなかった。

結衣と陽一(藤木直人)は、2年前の事件のことを広に話すかどうか迷っていた。広が麻子と通っていたというお好み焼き屋を訪れた二人は、そこで自分たちの知らない広の話を聞く。

広は繭(藤澤遥)から好きだと告白されるが、広は別の女の子のことを想っていた。

【第7話】

麻子(小池栄子)と話せばわかりあえるかもしれないと、結衣(沢尻エリカ)は一緒に食事をすることにした。

陽一(藤木直人)広(道枝駿佑)が釣りに行っている間に、麻子を迎えた。

麻子は、里恵(風吹ジュン)から、結衣がどれほど苦労をしてきたか聞かされていたため、最初は低姿勢で謝罪していた。

結衣も、麻子の身に起こったことを考え、責める気持ちはないと謝罪を受け入れた。

だが、結衣が発した言葉で麻子が豹変し、バトルへと発展する。

その場に同席していた莉沙子(板谷由夏)も悩んでいた。

西原教授(浅野和之)から、自分が母親代わりをやるから、思う存分仕事をしていいと言われるのだが…。

広たちと釣りに行った木野(中島裕翔)は、柏崎オートで意外な人物と再会する。

【第6話】

麻子(小池栄子)が突然柏崎オートに現れ、ここで働くことになったと言い出し、結衣(沢尻エリカ)陽一(藤木直人)を驚かせる。

麻子が刑務所にいたと知った二人はさらに驚く。

木野(中島裕翔)の話によると、事件は2年前に起きたらしい。

付きまとう男の暴力から広(道枝駿佑)を守るために麻子が事件を起こしたという。

木野は広に託された手紙を読んで、麻子が本当の母親だと思い刑務所に会いに行った。

麻子の壮絶な過去、広との真実を知った結衣は…。

【第5話】

施設に戻ることになった広(道枝駿佑)が、途中で姿を消してしまった。

麻子(小池栄子)のところへ行ったのではないかと不安になっている結衣(沢尻エリカ)に、今偉(望月歩)とネットカフェにいるのを発見したと木野(中島裕翔)から連絡が入る。

木野からは、任せてほしいと言われたものの、結衣の不安は消えない。

広は、行方不明になっている今偉の母親がネットの地図に写っていたのを見つけ、母親を探そうとしていたのだ。木野も立ち合い、母親に会いに行く。

その頃麻子は、一緒に飲みに行った琴音(高橋メアリージュン)と意気投合し、仕事を紹介される。

柏崎オートの仕事とは知らずに里恵(風吹ジュン)に会って気に入られるが、可愛がっているという孫の写真を見せられ、それが広だったため驚く。

【第4話】

広(道枝駿佑)は、麻子(小池栄子)に捨てられたとショックを受け、結衣(沢尻エリカ)に対してよそよそしくなる。

陽一(藤木直人)里恵(風吹ジュン)には今までと変わらず明るく接する広。

学校からのお知らせのプリントが渡されていないことや、お弁当を食べていないことにも気付いた結衣。

広は、施設に戻りたいと本音をもらす。だが、結衣は何も答えることが出来ず、その場をただやり過ごしてしまい、広は陽一にも相談できず、一人で悩み始める。

木野(中島裕翔)は、広から助けてというメッセージが送られてきたと今偉(望月歩)に聞かされる。

莉沙子(板谷由夏)の海外出張が理由で、西原教授(浅野和之)と激しい夫婦喧嘩を始めた。

仲裁に入った結衣と陽一は、二人が本音でぶつかる様子を見てあることに気付いた。

【第3話】

結衣(沢尻エリカ)陽一(藤木直人)広(道枝駿佑)と一緒に暮らすと決めた。

木野(中島裕翔)は、すぐに広を届け出なかったことで麻子(小池栄子)を訴えることも出来るというが、結衣は広のことを考え、これ以上騒ぎを大きくしたくないと考えていた。

柏崎オートで広の誕生会が開かれた。みんなともすぐに打ち解ける広を見た里恵(風吹ジュン)は喜ぶが、麻子の手紙を読んだ結衣は複雑だった。

離婚はしてないとつい嘘をついてしまう。

里恵の勧めもあって、結衣は親子で暮らすために柏崎オートに引っ越す。陽一との距離の取り方に悩みながらも、新しい生活が始まった。

広は、誕生日プレゼントとして結衣からもらった携帯で、麻子に連絡を取る。柏崎家で暮らすことになったと報告する広に、麻子が会いに行くと告げる。

【第2話】

9年前に誘拐された息子・広(道枝駿佑)が生きていた。そのことが、一人で暮らしてきた結衣(沢尻エリカ)を明るい気持ちにしていた。

陽一(藤木直人)は、離婚してから大学教師をやめて実家の柏崎オートで引きこもりの生活を送っていた。

そこに、児童福祉司の木野愁平(中島裕翔)がやってくる。木野は、広が養護施設にいることを伝え、結衣もまだ知らない事実があると、広が持っていた手紙のことを話す。

その手紙には衝撃的な事実が書かれていた。

【第1話】

2001年。結衣(沢尻エリカ)は、勤務先の書店で、大学講師をしている柏崎陽一(藤木直人)と出会う。

二人は少しずつ距離を縮めていき、妊娠したことをきっかけに結婚することになった。

陽一の母・里恵(風吹ジュン) からも温かく迎えられる。

陽一の上司・ 西原太治教授(浅野和之)も、恋人の莉沙子(板谷由夏)と出来ちゃった結婚をすることに。

結衣と莉沙子は、お互い励まし合いながら、母親になる準備を始める。

2008年。結衣と陽一の息子・広(吉武歓)は3歳になっていた。

いつものように幼稚園へ迎えに行った時、目を離していた一瞬に、広が姿を消す。

その頃、アパートに暮らしていたOL・門倉麻子(小池栄子)は、隣の部屋を不審に思い、部屋を覗き、ある物音を耳にする。

緊急取調室

【最終話】

真壁有希子(天海祐希)が、刑事部長・磐城和久(大倉孝二)をかばって撃たれた。撃ったのは、警察官から拳銃を奪った2人組の一人・峰岸充彦(眞島秀和)で、有希子の亡くなった夫にそっくりだった。

峰岸はその後逃走した。

すべての発端と考えられる5年前の事件を再捜査するため、キントリメンバーが立ち上がる。

それは峰岸の息子が被疑者として逮捕されたストーカー放火殺人事件だ。その時、妻子の命を奪われたのは、今回の事件の共犯者・久保寺圭(鶴見辰吾)だった。

加害者と被害者の父親同士が共謀するとは考えられないことから、5年前の事件が冤罪だった可能性がある。

キントリメンバーはそう考えるが、磐城は再捜査の許可を出さない。

それでも諦めきれないキントリは、久保寺を取り調べる中で、5年前の事件についても聞き出そうと考える。

無事に退院した有希子が志願し、久保寺の取り調べを担当することに。だが、久保寺は何も語らない。

ようやく峰岸がつかまった。最後の事件としてキントリは取り調べに挑む。

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【第8話】

夜間警備をしていた警察官・池田肇(清水優)が喪服を着た二人組に襲われ、全弾装填済みの拳銃を奪われてしまった。

1人(鶴見辰吾)はすぐに現行犯逮捕されたが、氏名も年齢もわからない。もう一人は拳銃を持ったまま逃走。

真壁有希子(天海祐希)たちは犯人の居場所を特定するため、逮捕した犯人の取り調べを開始する。

だが何を質問しても答えない。黙秘を続ける犯人を前に途方に暮れる。

池田の証言を元にモンタージュ写真が作られた。それを見せられた有希子は驚く。

そんな中、盗まれた拳銃で弁護士の滝沢史子(渡辺真起子)が脚を撃たれたと連絡が入った。

【第7話】

通販会社の更衣室で立花理香(上野なつひ)の遺体が発見された。その後、現場近くの公園で理香のバッグが見つかり、現金が盗まれていることがわかる。

強盗かとも思われたが、会社の防犯カメラには外部からの侵入者は映っていない。

真壁有希子(天海祐希)たちは、内部の人間の犯行ではないかと考える。

早速、理香の部署でパートをしている3人、佐々木かずえ(田中美奈子)磯部聡子(阿知波悟美)森本愛美(西原亜希)から事情を聞くことになった。

3人はお互いに文句を言いながらも、被害者の理香のことは褒めたたえる。

理香のことをあまりにも褒める3人に、有希子は違和感を覚える。

3人は、理香と部長・野々村真一(久ヶ沢徹)の不確かな噂について、同じような捉え方をしていた。梶山勝利(田中哲司)は、そこに目を付ける。

全員にアリバイはあったが、口裏を合わせていることも考えて捜査を進めていく。

だが、この3人が死亡推定時刻に居酒屋でケンカをし、捜査一課の刑事・渡辺鉄次(速水もこみち)監物大二郎(鈴木浩介)が仲裁に入っていたことが判明する。

【第6話】

銀行員の大谷雅美(阿南敦子)が自宅のマンションから転落死した。多くの住人が「やめて」という声を聞いていた。だが、他殺の証拠は見つからず、自殺と断定された。

その後、雅美の携帯電話が飛び降りる前後につながっていたことが判明する。相手は雅美が通っていたネイルサロンの茂手木恭子(鶴田真由)

6年の間に、恭子に融資をしたあと、2人の顧客が自殺していることがわかった。捜査一課は、恭子が自殺を強要したのではないかと考え、緊急事案対応調査班に出動を要請した。

真壁有希子(天海祐希)は事情聴取さえ拒否し続ける恭子を訪ねる。すると有希子が担当するのなら協力するという。

早速取り調べが始まった。終始落ち着いており、手を見ただけで有希子がシングルマザーであることを言い当て、労いの言葉をかけてくる。

有希子はすっかりペースを乱されてしまう。

【第5話】

通勤時間帯に現れた血を浴びた男。捜査一課の刑事・渡辺鉄次(速水もこみち)監物大二郎(鈴木浩介)が職務質問をしていると、男は包丁を取り出し、誰かを殺してしまったかもしれないと言い出した。

男は、旅行会社の社員・水越辰也(塚本高史)で、朝起きたら包丁を握っていたという。夜の10時に退社してから朝までの記憶もないという。

被害者が誰なのかもわからない。

真壁有希子(天海祐希)たちが取り調べることになるが、渡辺と監物も取り調べを自分たちでやりたいと言い出す。

取り調べていると、水越の記憶が少しだけだが蘇ってきた。退社したあと、舵輪を見たという。

船に乗ったのかもしれないと聞き、渡辺たちはナイトクルーズを捜査する。

有希子たちは水越の勤務先を訪れた。新入社員の福永絵梨(入山杏奈)に話を聞くと…。

【第4話】

高校の教室で、担任の沢本愛(矢田亜希子)が授業をしていると、生徒の一人・春日俊介(平岡拓真)が突然倒れ、意識不明の重体になった。

俊介が青酸ソーダを服用していたことが判明するが、どうやって服用したのかはわからない。俊介は真面目な生徒で、自殺の理由も見つからない。

真壁有希子(天海祐希)たちはこの事件の捜査に参加することになり、クラスメイトの取り調べを開始するが、生徒を守るためという理由で担任の沢本愛が同席し、横やりを入れてくる。

有希子は沢本愛が何か隠していると感じ、俊介の家を訪ねる。そこで母親の春日愛(森尾由美)の言動に違和感を覚えた有希子。

有希子は沢本愛をマークすることにしたが、その行動を取調官・中田善次郎(大杉漣)に咎められる。

そんな中、俊介の意識が戻るが、有希子たちが良そうもしていなかったことが起こってしまう。

【第3話】

建築会社社長・小泉正隆(入江雅人)の自宅にあるプールで遺体が発見された。正隆も妻のマユミ(酒井美紀)もその男に見覚えはないという。

その話を聞いた直後、「死ね」という言葉が聞こえてきた。その言葉を発したのはリビングの窓辺で飼われているオウムだった。

玄関から血痕反応も出たため、小泉夫婦は死体遺棄容疑で連行され、オウムも緊急事案対応取調班に運ばれた。

いきなりオウムが運ばれてきたため、真壁有希子(天海祐希)たちは困惑する。

夫婦別々の取り調べが始まるが、マユミはストーカーを、正隆は街で因縁をつけてきた男を正当防衛で殺害したとそれぞれが供述した。

お互い、自分一人で遺体を遺棄したと証言。

そして殺害された男性の身元が判明する。夫婦の証言には大きな嘘があると考えた有希子たちはオウムに取り調べを始める。

【第2話】

大学病院に入院中で人工呼吸器につながれている高木直明(高桑満)の容態が急変した。

当直医の糸山恵太(福士誠治)が処置に当たり、看護師の桜井加代(和音美桜)が家族を呼びに行く。桜井が病室へ戻ると、人工呼吸器が外され、糸山が高木に靴下をはかせていた。

糸山は殺人容疑で逮捕されるが否認し続けている。桜井が病室を出てから9分。目撃者もいないため、何があったのかわからない。

真壁有希子(天海祐希)たちが取り調べを始めることに。

警視庁留置管理課の警察官・宮沢俊哉(村田雄浩)に連れられ糸山がやってくる。1回目の聴取を終えると、拳銃を手にした宮沢が、糸山を取調室に閉じ込め籠城し、自分が代わりに取り調べると言い出した。

【第1話】

宅配便の配送者から遺体が見つかった。

亡くなっていたのは、28歳の配達員・小牧修介(石田卓也)。死因は薬物による中毒死だ。

不可解なことは、小牧が運転席で傘を差した状態で亡くなっていたことだ。

天涯孤独の未亡人・白河民子(三田佳子)が自首してきた。だが民子は、数時間も経たないうちに、自首したことさえ忘れてしまった。

車内に残された指紋は、どれも民子のものとは一致せず、彼女の自宅からは毒物も発見されなかった。

この事件は重要案件となり、真壁有希子(天海祐希)たち緊急事案対応取調班が担当することになった。

有希子は、民子を前に苦戦を強いられる。

真実を追いかければ追いかけるほど、民子の闇に包まれていく。

人は見た目が100パーセント

【最終話】

榊(成田凌)とのデートを楽しみにしていた純(桐谷美玲)は、待ち合わせ場所で、榊が女性とキスしているところを見てショックを受ける。

しかも榊は、堂々とその女性のことも彼女だと答え、純のすべてを受け入れるつもりだから自分のことも受け入れてほしいと言い出した。

純は迷いながらも榊と距離を置くことにした。

報告を受けた満子(水川あさみ)聖良(ブルゾンちえみ)は、純の選択を知りホッとする。

だが純は、初めての失恋に、どうしたらいいのかわからず眠れなかったという。

満子と聖良は、友人として純の力になろうと、彼女のために弁当を作ったりして励ます。そのおかげで純も少し元気を取り戻した。

ある日、純の前に榊が現れた。逃げようとする純を榊が追いかけ、ずっと純のことを考えていたと告げる。

「城之内さんも同じ気持ちですよね?」と言われ、純は動揺する。

そして別の日、純は榊から食事に誘われる。満子と聖良は無神経な榊に腹を立てるが、純は榊の誘いを受けてしまう。

榊とよりを戻すという純を非難する満子たちに、この気持ちは二人にはわからないと純は反発する。

満子は怒って部屋から出ていく。

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【第9話】

突然榊(成田凌)にキスされ、告白された純(桐谷美玲)。翌日報告を受けた満子(水川あさみ)聖良(ブルゾンちえみ)は、まるで自分のことのように大喜びした。

だが、付き合うということがどうことなのかいまいちわからない純は、二人に本音を漏らす。満子と聖良が、デートをしたり電話をしたりするんじゃないかというが、経験がない純にはイメージするのも難しかった。

そんな中、榊からメールで、休憩時間を合わせて会えないかとメールが届く。

昼休みに榊と会った純は、あじさい祭りに誘われる。それを聞いた満子と聖良も祭りに行こうと、丸尾(町田啓太)三沢(堤下敦)を誘った。

純は満子たちに、どうすれば滞りなくデートをすすめられるのかと尋ねる。

新しい服を買おうという満子の提案で、丸の内でスマートにショッピングを楽しむ方法についての研究を始める。

純は初めてのことに戸惑いながらも、榊との関係に幸せをかみしめる。

【第8話】

榊(成田凌)香澄(足立梨花)がデートをすると思い込んでいた純(桐谷美玲)は、それが勘違いだったと知り、嬉しさを隠せない。

榊も、いつも一生懸命な純のことが気になりだしていた。

純、満子(水川あさみ)聖良(ブルゾンちえみ)が高級ファッション誌のインタビュー取材を受けることになった。

セルロースナノファイバーを化粧品に転用することに注目した雑誌社が八王子製紙から移ってきた3人を指名してきたらしい。

動揺する純たちに、國木田(鈴木浩介)は、この機会に成果を見せられれば、栄子(室井滋)にも認めてもらえると元気づける。

写真が苦手な3人は、香澄のアドバイスに従い、写真に慣れるため自撮りにチャレンジする。

そんな中、セルロースナノファイバーの機密データが社外に漏れていたことが判明し、純たちが疑われることに…。

仕事をさせてもらえない腹いせに研究員が情報を漏洩したという噂があると言う。

純たちは研究員仲間からも責められる。その様子を偶然見ていた榊は純のことが心配になって…。

【第7話】

純(桐谷美玲)榊(成田凌)に、お見舞いのお礼としてドーナツを差し入れた。

榊が業界関係者に頼んで海外アーティストの公演チケットを取っていたことを知るが、それが香澄(足立梨花)のためだったと知った純はショックを受ける。

聖良(ブルゾンちえみ)は突然ダイエットを始めた。もちろん丸尾(町田啓太)を意識してのことだ。

満子(水川あさみ)は週末に高校の同窓会へ出席することになっている。そこには当時好きだったサッカー部のキャプテン・守口も来るという。

そこで満子は純たちにリフトアップの研究に付き合ってもらうことにする。

3人はリフトアップ効果があるといわれる顔ヨガやグッズを試してみるが簡単に効果は出ない。國木田(鈴木浩介)が最も効果的なものを満子たちに教えようとした時、統括マネージャーの栄子(室井滋)の視線に気づき、慌てて部屋を出ていってしまう。

【第6話】

ベッドで勉強していた純(桐谷美玲)は、そのまま眠ってしまいメガネを壊してしまった。

メガネ店に寄るために早めに出勤した純は、偶然榊(成田凌)と出会う。純は動揺してしまい、メガネ店へ向けて走り去ったが、店の入り口でガラスにぶつかり、榊に助けられ、病院に運び込まれた。

その頃、満子(水川あさみ)聖良(ブルゾンちえみ)はパソコンのトラブルに見舞われていた。聖良は、データを届けにきた丸尾(町田啓太)に修理を頼む。

その様子を見ていた満子は…。

純は2,3日入院することになってしまった。その病院は、セレブも利用するという有名な病院で、女社長と同室になってしまう。

おしゃれな部屋着も持っていない純は、トイレにも行けない状態。純は満子と聖良に連絡し、おしゃれな部屋着を買ってきてほしいと頼む。

満子たちはルームウェアについての研究を始めた。

榊が純の見舞いに来てくれるかもしれないということになって…。

【第5話】

純(桐谷美玲)榊(成田凌)に髪の毛をカットしてもらうことになった。

だが翌日、純はボサボサの頭でやってきて、満子(水川あさみ)聖良(ブルゾンちえみ)を驚かせる。

榊にカットしたあと編み込みをしてもらったのだが、ほどくのがもったいないと思った純はそのまま眠ってしまったのだ。

朝起きたらほどけていて、自分でやってみたがうまく出来なかったという。

純は榊に近づきたいという想いから、それまで以上にビューティー研究に力を入れる。

だが、純たちにとって、ヘアアレンジはハードルが高かった。

その日の夜、帰宅途中雨に降られ、コンビニでビニール傘を買った純は、雨宿りしている榊を見かける。

声をかけるか迷った結果、恥ずかしさから声をかけることが出来なかった。

同じような失敗をしないために、今度は傘の研究を始める。國木田(鈴木浩介)にアドバイスをもらい、3人は傘を新調する。

【第4話】

人気美容室『ルーチェ』のイケメン美容師・榊(成田凌)に対する気持ちが恋だと気付いた純(桐谷美玲)は、そのことを満子(水川あさみ)聖良(ブルゾンちえみ)に報告する。

純は、どうせ叶うはずがないのだから地獄の苦しみに耐え続けるという。

満子が、諦める前に何か行動を起こしてはどうかとアドバイスすると、榊が褒めてくれた髪の毛を綺麗にしたいと口にする。

それがきっかけで、3人はシャンプーについての研究を始める。満子も、夫の芳彦(山崎樹範)から髪の毛が薄くなったと指摘され傷ついていたのだ。

純は、榊が庶務課のステキ女子・香澄(足立梨花)にもシャンプーのサンプルを渡しているところを見てしまったため、もらったものを使えずにいた。

シャンプーの成分、口コミなどを比較し、それぞれの髪の毛に合うと思われる高価なシャンプーを購入するが、これが満子と芳彦の間にトラブルを生むことに。

榊と香澄が親しそうにしているところを目撃した純と聖良。香澄と美優(岡崎紗絵)の会話を盗み聞きしていると、シャンプーの感想をメールで送ったところ、榊からすぐに返信があったという。

純は榊からもらった名刺を取り出し、メールを送ろうとするのだが…。

【第3話】

人気美容室『ルーチェ』の美容師・榊(成田凌)から髪の毛を褒められ貧血を起こし倒れた純(桐谷美玲)

そのことがあってから、なかなか眠れず動悸も止まらないという。その話を聞いていた満子(水川あさみ)は、それは恋なのではないかと指摘する。

純は慌てて否定し、精神的に弱っていた時に優しくされたために錯覚しただけだと弁解する。

そこにやってきた國木田(鈴木浩介)が、セルロースナノファイバーは、別のスタッフが研究を引き継いでいるため、純たちが新しいファンデーションの研究に携わることはないと告げる。

栄子(室井滋)は、データが欲しかっただけで純たちのように冴えない人間が嫌いなのだ。

國木田は、栄子に認めてもらわなければ居場所を失うと忠告し、お手本になるような人を見つけることが近道だとアドバイスする。

仕事を終えた純は、庶務課の香澄(足立梨花)美優(岡崎紗絵)に会い、食事に誘われる。男性4人との食事会らしいが、急に友人がこられなくなったという。

強引に連れて行かれた先にいたのは、『ルーチェ』のイケメン美容師たちだった。

【第2話】

所属していた第3研究室が大手化粧品メーカー・クレエラジャパンに吸収され、丸の内のオフィスで働くことになった城之内純(桐谷美玲)たち。

庶務課のステキ女子、岸根香澄(足立梨花)森村美優(岡崎紗絵)に研究室があるラボセンターを案内してもらうことに。

純たちはスタイリッシュな空間に圧倒される。それ以上に純たちを驚かせたのは、香澄のSNSだった。

有名レストランでの男性社員との食事、お花見のバーベキュー、ハロウィン、クリスマスなど社内で行われるイベントが多数載せられていた。

純はある一枚の画像に目をとめる。それは一軒家のフレンチレストランだった。

週末に出席する予定になっている親戚の結婚式が行われる予定の店だった。

純の親戚の結婚相手は美容外科医で、クレエラジャパンの凄腕統括マネージャー・松浦栄子(室井滋)も出席することになっている。

ドレスアップしていかないとまずいと言われた純は、満子(水川あさみ)聖良(ブルゾンちえみ)に協力してもらい、パーティファッションの勉強を始め、ドレスのレンタルショップを訪ねる。

人気美容室「ルーチェ」の美容師・榊圭一(成田凌)にヘアメイクをしてもらえることになったが…。

【第1話】

八王子製紙で製紙素材の分析をする研究員として働いている城之内純(桐谷美玲)は、小さい頃から、ファッションやメイクには全く興味がなかった。

自分に自信が持てない地味な女性。

ある日、純が所属する研究室が、大手化粧品メーカー・クレエラジャパンに吸収されることになったと発表される。

クレエラジャパンは、丸の内にオフィスがあり、1階には榊圭一(成田凌)たち、イケメン美容師が揃った人気美容室があるような会社だ。

クレエラジャパンは、純たちが研究していたセルロースナノファイバーを新しいファンデーションに応用させたいと考えている。

顔合わせに出席した純、前田満子(水川あさみ)佐藤聖良(ブルゾンちえみ)たちは、洗練された雰囲気に圧倒される。

くじ引きでクレエラ社の人気化粧品を当てた純は、使い方がわからず恥をかく。

慌ててステージからおりようとした時、階段を踏み外して気を失ってしまう。

丸の内研究センター長の國木田修(鈴木浩介)は、人は見た目が100%だから、もっと見た目に気を遣ったほうがいいと純に忠告する。

純たちはこれを機に、メイクについて学ぶことにする。

流行のメイクを研究し、うさぎ顔メイクというものを完成させた純たちが、同僚の研究員・丸尾拓馬(町田啓太)三沢基樹(堤下敦)の前に立つ。

リバース

【最終話】

広沢(小池徹平)が死んだことに自分も関係していたと知った深瀬(藤原竜也)は大きなショックを受ける。

浅見(玉森裕太)たちは、急に連絡が取れなくなった深瀬のことを心配する。

美穂子(戸田恵梨香)は、広沢の事件を忘れさせないようにするために今まで自分がしてきたことを浅見、村井(三浦貴大)谷原(市原隼人)、そして谷原の妻・明日香(門脇麦)に謝罪するため会いに行く。

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【第9話】

小笠原(武田鉄矢)が襲われたことで不安を募らせる深瀬(藤原竜也)に脅迫メールが送られてきた。

告発文を送ってきたのは美穂子(戸田恵梨香)のはずだが、脅迫メールは別の誰かなのだろうか?

ある日、村井(三浦貴大)がみんなの前で10年間隠してきたことを話し始めた。

深瀬は自分の知らなかった広沢の一面を知るたびに、もっと知りたいと思うようになっていた。

警察署に出頭してきた美穂子(戸田恵梨香)は、深瀬に思いがけない言葉を投げかける。

【第8話】

深瀬(藤原竜也)たちに告発文を送っていたのが、広沢(小池徹平)の恋人・美穂子(戸田恵梨香)だったことが判明。

深瀬だけじゃなく、浅見(玉森裕太)村井(三浦貴大)谷原(市原隼人)たちにも近づいていた。

美穂子が復讐で近づいてきたことに驚きを隠せない深瀬。

明日香(門脇麦)は、兄が何か隠しているのではないかと考え問い詰める。

そんな中、小笠原(武田鉄矢)が深瀬を呼び出した。

【第7話】

広沢(小池徹平)のことを知るために、愛媛へ行った深瀬(藤原竜也)は、広沢の親友だった古川(尾上寛之)という男と出会う。地味な古川に自分を重ね合わせて複雑な気持ちになる深瀬。

広沢が付き合っていた女性が東京で働いていると知った深瀬は、彼女を探すため愛媛をあとにした。

谷原(市原隼人)がようやく目を覚ました。浅見(玉森裕太)と一緒に見舞いに行った深瀬は、事故当時のことを谷原に尋ねるが、記憶が曖昧なようだった。そして何かを隠しているようでもあった。

【第6話】

深瀬(藤原竜也)が勤めていた会社が倒産した。

そして、浅見(玉森裕太)谷原(市原隼人)が何か隠蔽したのではないかと疑っていた村井(三浦貴大)も行方不明になってしまう。

谷原の意識も戻っていない。次々に不幸なことが続くことに不安を覚える明日香(門脇麦)は、広沢(小池徹平)の件について、兄にある疑惑を抱いていた。そのことを深瀬に話し始める。

ある日、深瀬は久しぶりに美穂子(戸田恵梨香)と顔を合わせた。美穂子は精神的に疲れており、実家のある大阪に帰るかもしれないと話す。それを知った深瀬は動揺する。

広沢のことをもっと詳しく知るため、浅見と一緒に広沢の故郷・愛媛へ行くことに。

広沢の母・昌子(片平なぎさ)と父・忠司(志賀廣太郎)は快く迎えてくれるが…。

【第5話】

10年前の事件について、浅見(玉森裕太)村井(三浦貴大)を疑っていた。そのことを知り、自分が何も知らなかったことに深瀬(藤原竜也)は落ち込む。

ダブル不倫をスクープされた村井は、マスコミから身を隠すために深瀬の家へ向かった。

深瀬は村井が突然やってきたことに戸惑うが、自分とは違って、学生時代、派手なグループに所属していた村井と過ごすうちに、親友・広沢(小池徹平)の意外な面を知ることになる。

深瀬は、恭子(YOU)から、美穂子(戸田恵梨香)が誰かにあとをつけられていると聞かされる。

ジャーナリスト・小笠原(武田鉄矢)の「次に誰が狙われるかわからない」という言葉や、谷原(市原隼人)が狙われたことを思い出し、深瀬は不安になる。

【第4話】

谷原(市原隼人)が何者かに突然駅のホームに落とされた。

深瀬(藤原竜也)美穂子(戸田恵梨香)は相変わらずぎこちなく、浅見(玉森裕太)は生徒の飲酒事件により高校での立場が危うくなっている。

そして村井(三浦貴大)は夫婦関係がうまくいっていない。みんな何かしら抱えている。

ある日、深瀬は浅見に呼び出され、村井と3人で集まった。腹の探り合いをしながら、谷原を突き落としたのは広沢(小池徹平)の事件に関わった全員を恨んでいる人物だと考える。

3人はある女性を思い浮かべていた。

谷原に付き添っている明日香(門脇麦)の元に小笠原(武田鉄矢)がやってくる。

【第3話】

10年前の事件について美穂子(戸田恵梨香)に秘密を打ち明けたことがきっかけで、深瀬(藤原竜也)と美穂子の間に溝が出来てしまった。

深瀬だけじゃなく、浅見(玉森裕太)村井(三浦貴大)谷原(市原隼人)にも告発文が届いていた。

みんなが広沢(小池徹平)の事件を思い出し、お互いを探り合う中、谷原だけはどこか呑気で深瀬は不快感を抱く。

ジャーナリストの小笠原(武田鉄矢)は、10年前の事件は事故ではなく殺人だと疑っていた。

本当に隠していることはないのかと執拗につきまとわれた深瀬はようやく口を開き始める。

【第2話】

深瀬和久(藤原竜也)越智美穂子(戸田恵梨香)とつきあうことになった直後、『深瀬和久は人殺しだ』と書かれた告発文が美穂子の元に届いた。

それを見せられた深瀬は、2007年冬に出来たことを思い出していた。

卒業前に、大学生活の思い出作りの一環として、ゼミ仲間の浅見康介(玉森裕太)谷原康生(市原隼人)広沢由樹(小池徹平)の4人でスノボへ行くことになった深瀬。

あとで参加することになっていた同じゼミ仲間・村井隆明(三浦貴大)の別荘に宿泊することになっていた。

夕食の際、深瀬と広沢がお酒を拒否すると谷原がヘソを曲げた。深瀬のことを気遣い、広沢がビールを飲むことに。

吹雪が強まってきた頃に、近くの駅まで迎えに来てほしいと村井から連絡が入る。

お酒を飲んでしまっていたため、誰が迎えに行くかでもめ始めた。結局、あまり酒を飲んでいなかった広沢が迎えに行くことになった。

免許を持っていない深瀬は何もできず悔しさや申し訳なさを感じながらも、広沢を送り出した。

【第1話】

深瀬和久(藤原竜也)は、有名大学出身でありながら、地味でごくごく普通の生活を送ってきた。

彼の唯一の取柄と言えば、美味しいコーヒーを淹れること。コーヒーを淹れるたび、彼は広沢由樹(小池徹平)に想いを馳せる。10年前のスノボ旅行で亡くなった深瀬の親友だ。

仕事帰りの深瀬が、行きつけのコーヒーショップへ立ち寄ると、そこにはいつもと変わらない乾恭子(YOU)圭介(バッファロー吾郎A)の笑顔があった。

深瀬はそこで越智美穂子(戸田恵梨香)という女性と出会う。常に明るく接してくれる彼女に深瀬はどんどん惹かれていく。

ある日、深瀬の自宅に「人殺し」という張り紙がされていた。驚きながらも、10年前、ゼミ仲間と交わした、ある秘密に関する約束を思い出す。

そんな中、深瀬が通っていた大学の教授の退官祝賀会の報せが届く。

深瀬が会場へ向かうと、ゼミ仲間も来ていた。

社会科教師の浅見康介(玉森裕太)、県議会議員秘書の村井隆明(三浦貴大)、村井の妹・明日香(門脇麦)の夫で大手商社マンの谷原康生(市原隼人)、そして広沢の母・昌子(片平なぎさ)もいた。

広沢がなくなってから8年ぶりに会う昌子に、深瀬たちは気まずさを感じる。

そんな深瀬たちを遠巻きに見ている男性がいた。それはジャーナリストの小笠原俊雄(武田鉄矢)だった。

ボク、運命の人です。

【最終話】

謎の男(山下智久)誠(亀梨和也)の前から姿を消した。そして誠の記憶からも謎の男の存在は消されてしまった。

誠は晴子(木村文乃)へのプロポーズを決意し、婚約指輪を用意した。だが、謎の男が姿を消したからなのか、会社での席も変わり、婚約指輪を受け取りに行くと臨時休業だったり、晴子が出張に行ってしまったりと、誠と晴子の運命が少しずつすれ違い始める。

だがいつも助けてくれていた謎の男はいない。

すると、謎の男が定岡(満島真之介)の前に現れた。

自分の力でプロポーズをする誠は、どんな言葉で想いを伝えるのか。

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【第9話】

晴子(木村文乃)から温泉に誘われた誠(亀梨和也)は、謎の男(山下智久)から、これが最終試験だと告げられる。

朝から晩までお互い気持ちよく過ごせるかどうかが、結婚生活を長く維持できるかどうかの基準となる。

そんな中、謎の男は、自分の正体を誠に明かす。そして、温泉へ行ったらお湯を抜けという謎の課題を出す。

誠は晴子との旅行へ向かった。

その頃謎の男は、部屋を掃除し、お風呂を磨き、部屋を見回していた。

【第8話】

誠(亀梨和也)晴子(木村文乃)の交際は順調に進んでいた。

誠が会社の仲間と呑んでいるとき大地(杉本哲太)と偶然会い、一緒に飲むことになった。

そこで和生(澤部佑)が、誠の元カノが美人局だと話したことから、大地は不機嫌になり、晴子と一切関わらないでほしいと言われてしまう。

謎の男(山下智久)は落ち込む誠に、チャンスだと告げる。最悪な状況の中、良い印象を与えられればあと3週間で結婚できるかもしれないという。

誠は、三恵(菜々緒)に協力してもらうことに。大地に気に入られている三恵も、かつては嫌われていたのだ。

【第7話】

誠(亀梨和也)は、ついに晴子(木村文乃)と交際をスタートさせた。だが謎の男(山下智久)からは、早く結婚まで話を進めるようにとせっつかれる。

誕生日プレゼントに贈った傘を返しただけで幸せそうにしている誠に、誕生日プレゼントをなぜそれだけで終わらせようとするのかと謎の男は怒り、1か月遅れの誕生日プレゼントとして、指輪を渡すことを提案する。

謎の男の指令は、ただのサプライズではなく、本人が全く気付かない間に、指にリングをはめるという究極のサプライズだった。

だが、指のサイズさえわからない。誠は定岡(満島真之介)にそのことを相談した。驚くことに定岡は、人の指を見ただけでサイズがわかるという特技を持っていた。

誠の自宅で特訓することになり、定岡が到着すると謎の男の声がしてきた。

【第6話】

謎の男(山下智久)から、晴子(木村文乃)を自宅へ呼ぼうと提案され、誠(亀梨和也)は動揺するが、女性を引っ張っていく男らしさが足りないんだと指摘される。

謎の男は、晴子との会話を4文字で済ませるよう、誠に指示する。

ある日、誠の部屋にやってきた関原(大倉孝二)が、誠以外の人間の痕跡に気付き、それを晴子に伝えてしまう。

そのことで誠が女性と同棲しているのではないかと言う疑惑が持ち上がる。晴子は傷つくが、二人には運命の奇跡が待っていた。

【第5話】

誠(亀梨和也)晴子(木村文乃)と、元同級生で力士の富田(あかつ)の店でちゃんこを食べていると、引退したばかりの元力士・大寒山(HIRO・安田大サーカス)がやってくる。

晴子は、大寒山の大ファンだった。晴子と誠は、断髪式へ行くことになる。

断髪式が行われるホテルは、晴子の両親が結婚式をあげたホテルだった。

【第4話】

晴子(木村文乃)は、恋愛のスイッチを切った人間だと、自分の気持ちを誠(亀梨和也)に打ち明ける。

謎の男(山下智久)は、フラれた誠を慰めて、二人の結婚を諦める。

だが晴子に本気で恋をした誠は、晴子への気持ちを諦めきれずアタックを続けると宣言した。

謎の男は、ニンジン嫌いの烏田部長(田辺誠一)にニンジンを食べてもらうという指令を出す。

それが何の役に立つのかわからないが、誠は必死に烏田部長にニンジンを食べてほしいとお願いする。

そして晴子の頑なな気持ちに光を射し…。

【第3話】

謎の男(山下智久)の話によると、ライバルの定岡(満島真之介)は人生最大のモテ期を迎えているという。

晴子(木村文乃)にとって同級生という安心感もあるため、誠(亀梨和也)が定岡に勝つのは難しそうだ。

定岡からの誘いで、晴子、三恵(菜々緒)と4人で飲むことになった誠。

誠は晴子と食べ物の好みも合わず、緊張していたため話を盛り上げることも出来なかった。

定岡は、高校時代に作詞作曲した「手品師の鳩は平和のホロッホー」を歌い場を盛り上げる。

謎の男から、晴子の好きなクラシックの名曲100曲と作者を覚えるよう指示された誠は必死に暗記する。

ある日、定岡から晴子に告白しようと思っていると聞かされた誠。諦めきれない誠に再び奇跡が…。

【第2話】

誠(亀梨和也)晴子(木村文乃)が運命の相手であるということを信じつつあった。

謎の男(山下智久)の忠告通り、晴子の前に、高校時代の同級生・定岡(満島真之介)が数年ぶりに現れる。

二人が親しそうにしているのを、誠はハラハラしながら見ていた。

どうすれば定岡に勝てるのか、謎の男に尋ねると、この恋に勝つためにはお金が必要だと言われる。

誠は、社内のボーナスキャンペーンでもらえる10万を手にしようと営業を頑張る。

ある会社を訪ねた誠は、応対してくれた男性とつい長話をする。その男性が運命に絡んでくるとも知らずに…。

その頃、定岡は晴子と飲みに行っていた。誠の知らない間に、二人は距離を縮めていく。

【第1話】

都内の会社に異動してきた正木誠(亀梨和也)は彼女運がない。

付き合う相手に何かしら大きな難があり、最後は別れを告げられる。

ある日、誠の前に謎の男(山下智久)が現れる。彼は自称“神”。誠の交際相手について「君は騙されている」と告げる。

突然そんなことを告げられた誠は怒るが、その男がテレビをつけると、美人局の容疑者としてその彼女が逮捕されていた。

彼女運のなさを嘆く誠に「それは君には本当の運命の人がいるからだよ」と神様は言い、一枚の写真を差し出した。

そこには湖月晴子(木村文乃)という女性が映っていた。運命の人だと言われても、誠は彼女のことを知らない。

神様の話によると、晴子とは知り合いではないが、海水浴場や大学の試験会場、初詣の神社で何度もすれ違っているという。

しかも彼女は今、誠が異動してきた会社のすぐ近くにいるという。

晴子もまた男運に恵まれていなかった。30という年齢もあり「次こそ最後の恋にしたい」と、堅実な人との恋愛を望んでいる。

誠は会社のビルのエレベーターで晴子と出会う。自称“神”から彼女が運命の人だと教えられている誠は、思い切って声をかけた。「あの…ボク、運命のヒトです。」

突然そんなことを言われた晴子は誠のことを気持ち悪い男性だと感じてしまう。

二人の出会いは最悪だったが、あとから考えれば運命だったのかもしれないと思えるようなたくさんの偶然が…。

小さな巨人

【最終話】

横沢裕一(井上芳雄)の身柄と早明学園の裏帳簿を小野田捜査一課長(香川照之)たち捜査一課に奪われてしまう。

17年前の事件について小野田を問い詰めた香坂(長谷川博己)は、金崎玲子(和田アキ子)から賄賂を受け取り、裏帳簿に名前を記されていたのは父親の敦史(木場勝己)だったと聞かされ驚く。

留置場に入れられ、山田(岡田将生)も逮捕されてしまった。

藤倉(駿河太郎)が事件の夜、富永(梅沢富美男)が電話をしていた相手を調べると…。

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【第9話】

香坂(長谷川博己)ら豊洲署員たちは、ようやく横沢祐一(井上芳雄)の身柄を確保したが、山田(岡田将生)とともに姿を消してしまった。

香坂も山田との共犯を疑われ、自宅謹慎を言い渡される。

山田は父親で内閣官房副長官・勲(高橋英樹)の家に乗り込む。

【第8話】

香坂(長谷川博己)は、江口(ユースケ・サンタマリア)を殺害したのが富永専務(梅沢富美男)だという確証をつかむ。

だが、任意同行した小野田捜査一課長(香川照之)があっさり釈放してしまった。新たな証拠が提出されたという。

現場の証拠からも、横沢(井上芳雄)が犯人として、捜査一課は捜査を再開し、所轄も捜査に加わることになった。

横沢が妻の亜美(中村アン)に接触してくる可能性もあるため、祐里(芳根京子)が見張り役を任される。

【第7話】

早明学園の不正を暴くために内偵捜査をしていた元刑事・江口(ユースケ・サンタマリア)が殺害された。

その現場から走り去ったとして山田(岡田将生)が容疑者として拘束される。

山田から情報を報告されていた香坂(長谷川博己)は、祐里(芳根京子)たちと捜査をすすめ、有力情報を手に入れる。

だが小野田一課長(香川照之)から忠告された渡部(安田顕)に妨害される。

【第6話】

香坂(長谷川博己)は、捜査情報を新聞社にリークしたことで豊洲署に異動になった。

そこで、横沢亜美(中村アン)から、失踪した夫の裕一(井上芳雄)を探してほしいと頼まれる。

横沢裕一は早明学園の事務局で経理課長を務めている。そこの専務・富永(梅沢富美男)は、元警視庁捜査一課長で、刑事部参事官にもなった男だ。退任後天下りで今の職についている。

富永は、小野田(香川照之)を捜査一課長に引き上げ、香坂の父・・敦史(木場勝己)を捜査一課から所轄へ異動させた本人だった。

早明学園へ出向いた香坂は、久しぶりに富永と再会した。そこで理事長の金崎玲子(和田アキ子)を紹介される。

横沢裕一の失踪について事情を聞くと、横沢が横領していたと聞かされる。だが学園の成長を支えてくれたし、プロジェクトが始まったばかりだから公にしたくないという。

これが警察を揺るがすような大事件へと発展することになる。

【第5話】

内通者をあぶりだすため、香坂(長谷川博己)は、山田(岡田将生)と一緒に罠を張った。そこに現れたのは、三笠署長(春風亭昇太)だった。

だが、100%の証拠がないため逮捕は出来ない。

真相を暴こうとするが、内通者が所轄のトップである以上、情報が洩れる可能性があると小野田捜査一課長(香川照之)に指摘され、指示があるまで待機しているように命じられる。

待機している間に、資料に目を通していると、自首してきたアリサ(佐々木希)が、隆一(加藤晴彦)から預かったというUSBを警察に提出していたことを知る。

それは亡くなった京子(富永沙織)のものだった。

曲がって端が欠けているUSBを見て、もしかしたら飛び降りた際に欠けたのかもしれないと考え、現場付近を探すが破片は出てこない。

香坂は、鑑識が入る前に三笠が持ち去ったのではないかと考えて捜査を開始する。

【第4話】

香坂(長谷川博己)山田(岡田将生)と手を組んで山本アリサ(佐々木希)の身柄を抑えようとしたが、店についた時は既にアリサの姿はなかった。

このことで、警察に内通者がいると気付き、それが小野田(香川照之)ではないかと香坂は考える。

それに対抗するため、菜穂(吉田羊)が供述を変えた一件を新聞社にリークした。その記事を見て憤慨した中田(桂文枝)が小野田に接触してくるところを抑えるためだった。

中田と小野田は香坂の読み通りの動きを取る。

チャンスはこれ一度きり。香坂は渡部(安田顕)たちと二人が会っている店に潜入する。

【第3話】

香坂(長谷川博己)は、渡部(安田顕)と捜査を続け、ようやく真犯人を知る池沢菜穂(吉田羊)にたどり着いたが、菜穂は供述を一転してしまう。

小野田(香川照之)は、事件解決のためなら何でも使うと言い、所轄との合同捜査本部を設置する。

この事件の最重要人物である隆一(加藤晴彦)の事件当日のアリバイは、バーのオーナー・山本アリサ(佐々木希)が証言している。

アリサの写真を見た香坂は、左遷させられる原因となったあの日、隆一が一緒にいた女性がアリサだったことを思い出す。

二人の関係によっては、アリバイを崩せるかもしれないと考えた香坂は、中村(竜星涼)から得た情報をもとに、アリサの店を訪れる。

【第2話】

香坂(長谷川博己)は所轄刑事として、捜査一課長の小野田(香川照之)に宣戦布告する。

香坂は、ゴーンバンク社社長・中田和正(桂文枝)の誘拐事件には裏があると考え、風見京子(富永沙織)の自殺の件についても捜査を続けていた。

渡部(安田顕)と二人で、現場のビルを訪れた香坂。

そこは、京子の元恋人で、中田の息子・隆一(加藤晴彦)が経営しているナカタエレクトロニクスのビルだった。そこにはゴーンバンク社が開発した防犯カメラが使われていた。

香坂は、ビルの防犯管理担当・菜穂(吉田羊)から話を聞くことにしたが、何の情報も得られない。

小野田の指示で香坂と一緒に捜査をしていた山田(岡田将生)に、香坂はある頼みごとをする。

【第1話】

香坂(長谷川博己)は、警視庁捜査一課強行班1係長として、今年3度目になる捜査本部事件を解決する。

前捜査一課長で、今は所轄の所長をしている三笠(春風亭昇太)と料亭で食事をしているところに、現捜査一課長・小野田(香川照之)がやってくる。

三笠と小野田は、優秀な部下である香坂のことを共に評価しているが、腹の底ではいがみあっている。

食事を終えた香坂は、料亭の前で、中小企業の社長・中田隆一の飲酒運転を疑い取り調べる。その時、偶然隆一の車を傷つけてしまう。

翌朝、『飲酒状態の刑事が車を破損』というとんでもない記事が掲載されてしまう。

香坂は、監察官・柳沢(手塚とおる)に呼び出され、飲みの席の直後に取り調べをしたのではないかと問いただされる。

香坂が黙秘を続けていると、上司の小野田が呼び出され、日本酒を飲んだことを暴露され、所轄へ異動させられてしまう。

香坂が異動してすぐ、日本経済のトップに立つIT企業ゴーンバンク社の社長・中田和正が誘拐されるという事件が起きる。

香坂は、捜査一課の時のように事件を解決しようとするが、それまで部下だった警視庁捜査一課長付運転担当・山田(岡田将生)から、所轄は後方支援で現場は本庁に任せるようにと言われてしまう。

櫻子さんの足下には死体が埋まっている

【最終話】

櫻子(観月ありさ)正太郎(藤ヶ谷太輔)に、青葉英世(林泰文)の旧姓が「間宮優」であること、青葉が「蝶形骨事件」の真犯人である可能性が高いことを告げた。

山路輝彦(髙嶋政宏)も同じ考えで、近藤卓也(細田善彦)に青葉の身辺を捜査させていた。だが、証拠がなく逮捕はできない。必ず正体を暴くからこれ以上動くなと櫻子と正太郎に忠告する。

その頃、磯崎齋(上川隆也)がオーストラリアに赴任することを知った谷上和裕(近藤公園)は、それを正太郎と愛理(新川優愛)に話す。

櫻子は設楽眞理(柴俊夫)のお見舞いに行き、青葉の事件について尋ねた。設楽の記憶が戻っていることに気付いている櫻子が知っていることを話してほしいと頼むが、設楽は答えない。

櫻子は、青葉の研究室を訪ね、目的は何だと詰め寄る。

櫻子が邸宅へ戻ると、正太郎が来ていた。櫻子が正太郎に、自分は家族に必要とされていなかったと話すと正太郎がそれを否定し、自分にとって大きな存在だと伝えた。

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【第9話】

臼渕沙月(櫻井淳子)館脇正太郎(藤ヶ谷太輔)が刺された。櫻子(観月ありさ)は止血をし、救急車を呼ぶが正太郎の意識は戻らない。

博物館スタッフが通常通り働いていると、磯崎齋(上川隆也)にオーストラリアの博物館への引き抜き話が持ち上がる。

櫻子は、アトリエにこもりっきりで食事もとろうとしない。沢梅(鷲尾真知子)設楽眞理(柴俊夫)宛ての書類を持ってきた。それには、山路輝彦(髙嶋政宏)の弟・陽介から設楽に宛てた手紙もあり、30年前、神奈川県藤浦市で見つかった「頭部のない白骨遺体」についての新聞記事も同封されていた。

山路は20年前、沙月の姉・日和が殺害された事件の再捜査を申し出るが、許可は下りない。近藤卓也(細田善彦)は、事件に介入させないように何かの力が動いているのではないかと考える。

沙月は、日和や仁村聡を殺したのは自分だと言い出す。黒幕がいると感じた山路はそれについて聞き出そうとするが、沙月は一人でやったと言い張る。

櫻子の邸宅にやってきた山路に、陽介が設楽に託した資料や手紙を見せた。陽介は20年前の事件と30年前の事件が同一犯によるものだと訴えたが取り合ってもらえなかったのだろうと櫻子は話した。

【第8話】

櫻子(観月ありさ)は入院中の叔父・設楽眞理(柴俊夫)に、20年前に担当した事件について尋ねるが、事故で記憶をなくしている設楽は覚えていないと答える。

骨の勉強をしている志倉愛理(新川優愛)館脇正太郎(藤ヶ谷太輔)は、櫻子を誘って山に骨を拾いに行くことになった。

小動物の骨を探していた3人は、人間の骨を発見する。骨を見た櫻子は、それが高齢の女性のものであると指摘する。

その頃、「蝶形骨」の事件から外された山路輝彦(髙嶋政宏)近藤卓也(細田善彦)は独自捜査を続けていた。

博物館に、正太郎の同級生・鴻上百合子(小林涼子)がやってくる。驚く正太郎に、祖母を見つけてくれたとお礼を言いだす百合子。

櫻子と一緒に発見した白骨化した女性は百合子の祖母だったのだ。

その後、百合子は櫻子の自宅へ来て、祖母が自殺を図っていたと警察から言われたと打ち明ける。祖母は一人で認知症の祖父の介護をしていたが、家族は全てを祖母任せにしていたという。百合子は自分のせいだと落ち込んでいた。

そんな彼女に櫻子は、後悔など無意味だと告げ忘れるのが一番だとアドバイスする。

それを聞いた正太郎は、櫻子の力になりたいと思いを伝える。

【第7話】

ある日の夜、櫻子(観月ありさ)の邸宅で、館脇正太郎(藤ヶ谷太輔)磯崎齋(上川隆也)志倉愛理(新川優愛)谷上和裕(近藤公園)山路輝彦(髙嶋政宏)近藤卓也(細田善彦)が食卓を囲んでいた。

各々、櫻子に相談があったのだが、櫻子が許可する前に沢梅(鷲尾真知子)が全員を食事に誘ってしまったのだ。

食事を終え、近藤が作曲家・藤岡毅(裵ジョンミョン)と同級生だったということが話題になった。

最近になって、20年ぶりに再会したのだが、その時藤岡が、自分はもうすぐ呪いで死ぬと言っていたことが気になっているという。

翌日藤岡を訪ねることになっている近藤は櫻子にも一緒に来てほしいと思っていた。

頼まれた正太郎は、櫻子にうそをついて藤岡の自宅へ連れて行った。

櫻子の突然の訪問をマネージャーの新谷(隈部洋平)は不審がるが、藤岡は話だけでも聞いてもらいたいと言い、半年前に亡くなった叔父について語りだした。

話の途中、藤岡が突然せき込んだ。妻の美幸(高嶋香帆)が背中をさすっていると、九官鳥が「のろいだ」と言い出した。

それは叔父が飼っていたものらしく、藤岡の体調が悪くなった頃くらいから話すようになったのだという。

病院で検査をしても何も悪いところはないため、呪いに違いないと藤岡は思い込んでいるようだった。

【第6話】

九条櫻子(観月ありさ)は、入院している叔父・設楽の自宅へ行って、書斎に置かれていたノートを手に取った。それには、法医学者の設楽が担当した事件に関することが書かれていた。だが、山路輝彦(髙嶋政宏)の弟の事件に該当する月だけが抜け落ちていた。

山路は、西沢二葉(三浦透子)を殺害した圓一重(中村ゆりか)を取り調べる。一重が付き合っていた男が絡んでいると考えていた山路は、男のことについて尋ねるが、一重は何も話そうとしない。

翌日、磯崎齋(上川隆也)は仕事復帰した。館脇正太郎(藤ヶ谷太輔)志倉愛理(新川優愛)たちはさりげなく磯崎を元気づける。

津々見三奈美(山谷花純)は、死体遺棄罪が時効を過ぎていたために釈放された。正太郎と愛理は、会いに行く。

事件を思い出していた三奈美は、精神的に不安定になっていた二葉が、死んでドロドロになったら新しく生まれ変われると言っていたと証言する。

一重も磯崎との面会の際に、二葉が望んだ通り、肉体をドロドロにとかしてやっただけで悪いことはしてないと主張していた。

正太郎と愛理は、九条家の夕食に招待された。愛理はテーブルの上の豪華な食事にテンションが上がる。

沢梅(鷲尾真知子)は、その日が年に一度の特別な日だと説明する。

正太郎は、デザートのプリンを食べ、亡くなった祖母が大好きだったプリンに似ていると話した。すると、櫻子は思いもよらないことを口にした。

【第5話】

磯崎(上川隆也)は、元教え子の圓一重(中村ゆりか)から、怪しい電話をもらった。心配して自宅へ行くと、娘がいなくなっているにも関わらず、一重の両親は警察にも届けて居ない。

翌日、磯崎は休暇届を出した。館脇正太郎(藤ヶ谷太輔)志倉愛理(新川優愛)は、九条櫻子(観月ありさ)を訪ね、磯崎の代わりに、1週間後に開かれるシンポジウムの資料を確認してほしいと頼む。

しぶしぶだったが櫻子は協力してくれることになる。

愛理は、シンポジウムの日まで櫻子の家に泊まり込むことにする。

正太郎は、街中で一重の行方を聞いている磯崎を見かける。声をかけると磯崎は慌てて、何でもないと言い残しその場を立ち去った。

心配になった正太郎は、櫻子になら何か話してくれるのではないかと考え、一緒に磯崎の自宅を訪ねることにした。

磯崎は二人を部屋に招き入れ、高校で教師をしていた頃のことを話し始めた。

当時磯崎は、一重の担任をしていた。一重には西沢二葉(三浦透子)津々見三奈美(山谷花純)という仲良しの女友達がいた。

ある日、二葉が突然失踪し、磯崎も警察と一緒に行方を探したが、結局見つからなかった。

磯崎は責任を感じ、教師を辞めた。

それから5年が経った今、一重からの電話を受けた磯崎は、同じ過ちを繰り返したくないと思い、必死に彼女を探していたのだ。

磯崎の話を聞いた櫻子は、三奈美の家に連れていけと言い出す。

【第4話】

自然の森博物館に、オーナーの東藤(佐々木勝彦)とその娘で代表を務めている千代田薔子(富田靖子)がやってきた。

東藤は、死後、自分の骨を標本にして博物館に飾りたいと考えており、その参考にと、ナウマンゾウの標本を見に来たという。

薔子は、九条櫻子(観月ありさ)の幼なじみだった。薔子に父親を押し付けられた櫻子は、一緒に骨格標本展示コーナーを見て回る。

薔子はその間、近々開かれることになっている東藤の誕生日を盛り上げるため人を集めていた。

館脇正太郎(藤ヶ谷太輔)志倉愛理(新川優愛)谷上和裕(近藤公園)が櫻子と一緒に出席することになった。

パーティの日、櫻子たちはディナーに参加する。

その席で東藤は、明日事業に関するプレゼンをしろと子供たちに命じた。その結果によって遺産の配分を決めると言う。

その頃、刑事の山路輝彦(髙嶋政宏)は、櫻子に渡したファイルの原本を見ていた。それは山路がずっと追い続けている弟の事件だった。

翌朝、東藤が自宅で死亡しているのが発見された。子供たちはお互いを疑い、言い争いを始める。

【第3話】

櫻子(観月ありさ)の高校時代の恩師・佐々木(モロ師岡)が急死した。遺品を託された櫻子は、多くの標本を自然の森博物館に寄贈することにし、仕分け作業を始める。

館長・杉森重男(渡辺憲吉)の指示で、館脇正太郎(藤ヶ谷太輔)磯崎齋(上川隆也)谷上和裕(近藤公園)たちも手伝うことに。

珍しい骨格や植物の標本に、櫻子と磯崎は目を輝かせる。

その頃、志倉愛理(新川優愛)は博物館で客を案内していた。柱の陰から怪しい男がその様子を見つめている。

愛理がスタッフルームに戻ると、弁当屋のスタッフが大量の弁当を持ってきた。櫻子から注文があったというが、櫻子には心当たりがない。その後も、博物館に櫻子に関するクレームが相次ぐ。

櫻子の手伝いをしていた正太郎は、小さな棺のようなものを見つける。中には人骨が入っていて、玲子という人物が書いた和歌が入れられていた。

佐々木はずっと独身で、恋人がいた様子もなかった。なぜこんなものを持っているのか…?櫻子はその理由を考える。

到着した刑事の山路輝彦(髙嶋政宏)近藤卓也(細田善彦)が捜査を始めた。

そこに愛理から連絡が入り、怪しい男を捕まえたところ、櫻子を呼べと騒いでいると聞かされる。

その男は、入山勇人(浦上晟周)という高校生だった。入山は櫻子を見た瞬間、にらみつけた。

【第2話】

九条櫻子(観月ありさ)の邸宅に招待された館脇正太郎(藤ヶ谷太輔)は、食事を終えてコンビニに立ち寄った。

その店の前で幼い少女を見かける。深夜なのにパジャマ姿に素足で、何を聞いてもはっきりしない。

傍に親もいないし、交番も遠かったため、正太郎は山路輝彦(髙嶋政宏)に連絡を取り、櫻子の邸宅に連れて戻った。

しばらくして山路と近藤卓也(細田善彦)がやってくる。山路は合コンをしていたようで酒臭く、少女は嫌がり、なぜか櫻子になついた。

櫻子は、少女が小さい頃、腕を骨折して、その際に適切な処置が施されていなかったことを見抜いた。背中にはひっかいたような傷跡もある。

翌朝、櫻子と少女を連れて出勤した正太郎は、磯崎齋(上川隆也)志倉愛理(新川優愛)たちに、身元が判明するまでここに置いてほしいと頼む。

博物館を見て回っていた少女は、クジラの標本に興味をひかれる。櫻子は骨のすばらしさについて力説し、少女も興味を示した。

近藤が少女の身元を突き止めた。正太郎や櫻子たちは少女の自宅へ向かう。

山路を待った方がいいという正太郎を無視し、櫻子はさっさと呼び鈴を押す。だが反応はない。

ドアノブを回すと、ドアが開き、異臭がしてきた。櫻子は血の匂いだという。

【第1話】

日本に数名しかいない骨格標本を組み立てる「標本士」をしている九条櫻子(観月ありさ)は、日々動物の組み立てを行っている。

櫻子は家政婦のばあや(鷲尾真知子)と暮らしている。

そこに、博物館の技術補佐員・館脇正太郎(藤ヶ谷太輔)がやってくる。

櫻子に挨拶をするが、スルーされる。櫻子は、骨を入れたトレイを持って戻ってきた。

たじろぐ正太郎に櫻子は、骨の発見場所に案内しろと言い出す。

正太郎は、博物館のスタッフ・志倉愛理(新川優愛)から場所を聞き、学芸員・磯崎齋(上川隆也)からは、珍しい草花の写真を撮ってくるように命じられる。

櫻子の運転で現場へ向かう。

骨が発見された山中に到着すると、櫻子は歩き回り何かを探し始めた。その先にあったのは人骨だった。

驚く正太郎をよそに、櫻子は「素晴らしい」とうっとりした表情で眺めている。

正太郎が通報し、刑事の山路輝彦(髙嶋政宏)近藤卓也(細田善彦)と、鑑識がやってくる。

完全に白骨化しているため、詳しく調べないと細かいことはわからないと言うが、櫻子は、白骨化した遺体を見ただけで、死亡推定時期、年齢や性別、利き手まで答え始める。

驚く刑事たちに、遺体の歯が気になると告げる。

フランケンシュタインの恋

【最終話】

昏睡状態だった津軽(二階堂ふみ)の手に深志研(綾野剛)が触れると目を覚ました。彼が持っていた菌が遺伝子に何らかの影響を与えて奇跡が起きたのだ。

精密検査の結果、脳の出血が少なくなっていることが分かり、これには医師も驚く。津軽は長い間苦しめられた病気から解放された。

深志研は、120年前に起こったことを津軽に話して聞かせ、お互いの気持ちを確かめ合った。

深志研がラジオで語った内容については賛否がわかれた。深志研が持っている菌を心配する声、深志研を支持する声がラジオ局に寄せられる。

稲庭工務店のみんなは深志研を温かく迎え入れ、深志研もこれからも職人として生きていきたいと告げる。だが、深志研のことを不安視する顧客が続出し、稲庭工務店への注文が次々とキャンセルされていた。

翌日、深志研たちが仕事へ出かけようとすると、工務店の周りがマスクをした人々で囲まれていた。

近所の住民が深志研の持っている菌におびえて通報したため、保健所の職員と警察官が来ていたのだ。

そして彼は保健所へ連行されてしまう。

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【第9話】

深志研(綾野剛)は120年前の記憶を取り戻し、自分の過去についてラジオで話し始める。

120年前、山部呼六(綾野・二役)は貧しい農家に生まれた。医師になる夢をかなえるため、独学で学び、医師の資格を取った。医師として働くうちに、細菌学を学びたいと思うようになった呼六は、富嶽伝染病研究所で細菌の研究を続ける医学博士・深志研太郎(斎藤工)に弟子入りする。

研太郎は人と接するのが苦手だったが、呼六を受け入れ、研究所に入院している患者の世話をさせることにした。

患者に新鮮な野菜を食べさせたいと考えた呼六は、研究所の周りの農地を借りて野菜作りを始めようと考える。

農地の所有者を訪ねた際、地主の娘・サキ(二階堂ふみ)と出会う。津軽(二階堂・二役)の先祖だ。

呼六はサキに、自分の計画を話すが、サキの父親は研究所の建設に反対していたため、土地は貸してくれないだろうとサキは言う。

だが、呼六の熱意にうたれたサキは一緒に父親を説得し、畑を借りられることになった。

サキも農作業を手伝い、二人は心惹かれていく。

研太郎は、森の奥で新しい菌を生み出そうとしていた。不老不死の研究だった。

サキは人嫌いな研太郎を心配し、彼に近づく。サキの優しさに触れるうちに研太郎も心を開くようになる。

【第8話】

ラジオの公開生放送で、菌をまき散らした深志研(綾野剛)は、自分の中の菌を殺すために殺菌剤を飲もうとする。

稲庭(柳楽優弥)は、深志研をラジオに出演させたのも追い詰めたのも津軽(二階堂ふみ)と引き離すためだったと告白する。

それを聞いた深志研は、自分もみんなに本当のことを話すと言い出す。恵治郎(光石研)たち稲庭工務店のみんなの前で、自分が本当の怪物だと打ち明ける。

公開生放送で深志研の菌に触れたことで体調を崩した人が続出し、ラジオ局には抗議が殺到していた。

天草(新井浩文)十勝(山内圭哉)たちラジオスタッフに、深志研の真実を話すと、警察に通報すると言い出した。

天草はそれを止め、公開生放送の時に起こったことをラジオで深志研自身に話してもらおうという。

スタッフは、すべての責任を深志研に押し付けることができて話題にもなると考え、出演を認める。

鶴丸(柄本明)に呼ばれた深志研は、津軽たちと一緒に研究室を訪れる。

そこには天草がいた。天草は深志研に謝罪し、ラジオで本当のことを話してほしいと頭を下げる。

深志研は了承するが、これ以上彼を傷つけたくない津軽は反対する。

ラジオ出演を阻止するため、二人で一緒に森に逃げようという津軽の言葉で、深志研の奥に眠っていた120年前の記憶がよみがえる。

【第7話】

十勝(山内圭哉)に対して怒りを感じた深志研(綾野剛)が菌を放出し、深志研に触られた十勝の顔には見たこともないキノコが発生し、失神。すぐに病院へ運ばれた。

稲庭(柳楽優弥)は、十勝に生えたキノコを採取し、鶴丸(柄本明)と一緒に特効薬を作った。

深志研が今まで持っていなかった感情を持ったため、これまでにないキノコが生まれたと鶴丸は言う。

津軽(二階堂ふみ)は、どんなことがあっても怒ってはいけないと深志研を諭す。

深志研は鶴丸に、自分の体がどうなっているのか尋ねる。深志研の体は無数の菌を外の世界から取り込んでいて、感情が高まると放出されると鶴丸は説明する。

人間と一緒に生活していく中で、複雑な感情が生まれるたびに、危険なものを生み出すことになると告げる。

津軽と一緒にいると同じようなことがまた起きてしまうのではないかと深志研は不安に感じていた。

十勝は一命をとりとめた。

鶴丸は、研究室を訪ねてきた天草(新井浩文)に深志研の秘密を話し、繊細でなにが起こるかわからない深志研の心を見世物にしないでほしいと頼む。

十勝の代わりに天草がメインパーソナリティを任されることになった。

湯河原(黒田大輔)から、公開生放送にフランケンシュタインを出演させるよう命じられた天草は断ろうとするが聞き入れてもらえない。

そして深志研は、大勢の人の前に出る公開生放送への出演を承諾する。

【第6話】

深志研(綾野剛)は、天草(新井浩文)に誘われ『フランケンシュタイン』としてラジオ番組に出演することになった。

深志研は、パーソナリティの十勝(山内圭哉)大宮(水沢エレナ)と顔を合わせた際、自分が人間じゃないことを打ち明け、一度死んで120年前によみがえった話や、津軽(二階堂ふみ)への恋心も素直に話した。

ラジオを聞いた鶴丸(柄本明)は、深志研の適応能力は認めながらも、社会とのかかわりを増やしていくのは危険だと感じていた。

感情が高ぶると菌を放出してしまう深志研は、多くの人と関わることで感情が複雑になり、どんな菌をばらまくかもしれないというのだ。

ラジオに出演することで深志研がどうなっていくのか津軽も心配していた。放送後の反響が大きく、深志研は引き続きラジオに出てほしいとオファーされ、出演を続ける。だが十勝は自分の番組に深志研が出演することを快く思っていなかった。

天草は深志研を連れ、メッセージを送ってきたリスナーを訪ねる。

深志研はコンビニ店員の仕事を手伝ったり、離婚調停中の夫婦の話し合いに立ち会ったりと、リスナーと触れ合っていく。

人間の感情のぶつかりあいを冷静に受け止め、菌を放出するようなこともなかった。

放送も好評で深志研の人気は高まっていくが…。

【第5話】

稲庭(柳楽優弥)は、天草(新井浩文)に会うためにラジオ局を訪ねる。フランケンシュタインをネタにしてほしくないと告げると、天草は、フランケンシュタインに会いたいと言い出す。

津軽(二階堂ふみ)は、深志研(綾野剛)との関係を心配している晴果(田島ゆみか)を安心させるために、二人を会わせてみることにした。

津軽は、自身の年齢などについて嘘をついてほしいと申し出るが、深志研は嘘をつきたくないとそれを拒否。

津軽は、生きていくためには嘘を着かなければならない時もあると諭す。

本当のことを言うと人を困らせることになると言われた深志研は、納得し、嘘をつくことに。

稲庭は、天草が会いたがっていることを深志研に伝える。天草に会えることを喜び、会える日を心待ちにする。

ある日、飯塚(葉山奨之)が部屋を訪ねてきた。母親が病気だから金を貸してほしいと言われた深志研は、稲庭工務店でもらった給料を全て渡してしまう。

だが、母親が病気というのは嘘だった。その後これが、稲庭工務店の人たちを巻き込む騒動となる。

そして、いよいよ天草との対面の日がやってきた。

【第4話】

「私と一緒に人間の世界で生きていきましょう」と津軽(二階堂ふみ)から言われた深志研(綾野剛)。そんな二人の会話を稲庭(柳楽優弥)が聞いていた。

津軽は深志研を大学に連れて行き、120年前に先祖が近くに住んでいたことを話し始める。

そして母親と同じ難病にかかっていて長くは生きられないことを告白する。

深志研は、フランケンシュタイン”のラジオネームで、再び天草(新井浩文)の悩み相談に投稿する。

恋をした相手が治らない病気で悩んでいる。その人の命を守るにはどうしたらいいのか…という内容だった。

生放送で十勝(山内圭哉)に直撃して激怒され、クビを言い渡された天草。だがその放送の反響が良かったため、なんとかクビにならずに済んだ。

フランケンシュタインから、2通目の投稿を受け取った天草は、生放送中に鶴丸(柄本明)を訪ねる。

フランケンシュタインの悩みを聞いた鶴丸は、好きな人の生命力を引き出すために恋をするようにとアドバイスする。

その放送を聞いていた深志研は「恋をした」と津軽に告白するが、津軽はそれを拒絶する。

深志研は津軽を救うためにはどうすればいいのか、真剣に考えていた。

そんな中、深志研は仕事中、事故に遭ってしまう。

【第3話】

深志研(綾野剛)は稲庭工務店に戻ってきた。工務店の社員たちにも温かく迎え入れられる。

深志研は、稲庭(柳楽優弥)に助けてもらいながら、いつも聴いているラジオ番組で天草(新井浩文)が担当している悩み相談に投稿することにした。

フランケンシュタインというラジオネームで、人間を殺すかもしれない怪物は人間に恋をしてはいけないのでしょうか?という相談をした。

津軽(二階堂ふみ)は祖母の叶枝(木野花)から、叶枝の祖母・キクとその妹・サキについての話を聞く。

120年前、サキは、津軽の通っている大学近くにある山で倒れていた。半透明のキノコに覆われ、原因不明の病気で亡くなってしまったという。

津軽が調べたところ、そこには伝染病の研究所があったことが判明する。

深志研は建設現場で働き始めた。ある朝、深志研が寝ていた布団に、ナメコのような黄色くて小さいキノコが生えていた。

稲庭はそれを大学の研究室へもっていき、鶴丸(柄本明)に分析してもらう。

その結果、深志研が食べた納豆の菌の影響を受け、新しい菌を生み出したということがわかる。

深志研たちが現場へ行くと、建築中の家の壁に“殺”と落書きされていた。それを見た室園(川栄李奈)は激しく動揺する。

彼女の前に町田という男が現れ、一緒に帰ろうと言い出す。

【第2話】

津軽(二階堂ふみ)稲庭(柳楽優弥)に抱きしめられているところを見た深志研(綾野剛)は、嫉妬からか変異してしまう。

その体で津軽の姉・晴果(田島ゆみか)に触れてしまったため、晴果の顔の半分が白いキノコに覆われ、意識不明の状態になる。

津軽から何者なのかと尋ねられたが深志研は何も答えられなかった。

医師の診断によると、晴果はアナフィラキシーショックを受けているようだった。

だが晴果には特別アレルギーはなく、原因はわからないまま。津軽は、深志研が関係していると考え、稲庭に深志研を探してきてほしいと頼む。

だがその時は既に深志研は姿を消していた。工務店の人々に話を聞くと、深志研が使った布団にたくさんのシメジが生えていたと聞かされる。

稲庭はそれを研究室へもっていき、鶴丸(柄本明)に相談する。

津軽と晴果の祖母・叶枝(木野花)が病院へやってきた。そこで津軽は、叶枝の祖母の妹が同じような症状に陥り命を落としたと聞かされる。

森に戻っていた深志研は、120年前に起きた出来事を思い出していた。そこに津軽が現れた。

何があったのか話してほしいという津軽に、深志研は、自分を見つけないでほしいと言い残し、森の中へ消えていく。

【第1話】

津軽継実(二階堂ふみ)は、国立富嶽大学農学部の学生で生命科学が専門の鶴丸教授(柄本明)の研究室に所属している。

ある夜、津軽は、知り合った男たちに無理やり酔わされ、車で連れ去られてしまう。

男たちの隙をついて車を飛び出し、山の中の森へ逃げ込む津軽。追われる津軽の前に何者かが現れて、男たちを倒し津軽は救われる。

山の入り口のバス停で津軽が目を覚ますと、彼女の服には、小さな赤いキノコ・アカナリカミタケという珍しい種類のキノコが付いていた。

アカナリカミタケを探して森に入った津軽は、怪物(綾野剛)と出会う。彼は「僕は人間じゃない」と謎めいた言葉を口にして去っていく。津軽は、森の奥深くまで怪物を追ううち、怪物の家にたどり着く。

2017年 春ドラマ(4月スタート)リスト

タイトル系列放送局
9時貴族探偵フジ系
9時CRISIS 公安機動捜査隊特捜班フジ系
10時あなたのことはそれほどTBS系
9時警視庁捜査一課9係テレ朝系
10時母になる日テレ系
9時緊急取調室テレ朝系
10時人は見た目が100パーセントフジ系
10時リバースTBS系
10時ボク、運命の人です。日テレ系
9時小さな巨人TBS系
9時櫻子さんの足下には死体が埋まっているフジ系
10時半フランケンシュタインの恋日テレ系
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