2017年秋ドラマあらすじ(フジ・TBS・日テレ・テレ朝)

2017年秋ドラマ あらすじ【Story】

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民衆の敵

【最終話】

犬崎(古田新太)により、身に覚えのない不正献金疑惑をかけられ、ニューポート建設に反対したことで市長としての智子(篠原涼子)の人気が急落してしまった。民衆の敵とまで言われるハメに…。

和美(石田ゆり子)は、前市長・河原田晶子市長(余貴美子)や智子が追いやられたのはあおば市に吹く奇妙な風のせいだと告げる。

和美は、ニューポートを建設したがっているのは犬崎ではなく、藤堂家ではないのかと疑い始めていた。だが智子は、藤堂誠(高橋一生)は味方だと信じている。

誠に呼び出された和美は、犬崎会派の政務活動費の領収書のコピーを見せられる。誠は、犬崎を不正流用で告発し、富田(渡辺いっけい)の証言を引き出そうと考えていた。和美は領収書の裏どりを始める。

智子は富田に連絡を撮り続けるが一切電話にも出てもらえない。富田は犬崎の事務所にいた。犬崎は若宮寛(若旦那)に、智子のリコールに足りない署名を金で解決するよう指示する。

翌日、智子のところに富田がやってきた。証言してほしいと頼む智子に、富田は自分に何の得もないと答える。子供の教育費が必要なのだと訴え、自分を責める前に世の中を責めてくれと言い放つ。

智子のリコール署名が規定人数に達し住民投票の日程も決まった。井上(菅原大吉)とニューポート建設予定地を歩いていた智子はあるものに目を留める。

【第9話】

藤堂誠(高橋一生)が副市長になってくれることになった。だが市議会の承認を得たわけではないし、何より犬崎(古田新太)が認めるはずもなく、市長リコールに向けて動き出した。

智子は、小出未亜(前田敦子)園田龍太郎(斎藤司)と居酒屋で藤堂の副市長就任承諾の祝杯をあげる。

そこで藤堂たちは智子の政治姿勢について考える。

智子は一人ずつを幸せにしていくことで数を増やしていくというが…。

翌朝。智子は未亜から、市のキャラクター、あおバッタ君がおかしなチラシを配っていると聞かされる。あおバッタ君が配っていたのはアミューズメントパーク「あおばランド」建設計画のチラシだった。

和美(石田ゆり子)は藤堂が副市長になったことに疑問を感じていた。政治家一家の息子が議員を辞めて副市長になる意味があるのかと考える。

藤堂の兄・明(山中崇史)が地元のあおば市に頻繁に戻ってきていることも気にしていた。

前田(大澄賢也)が会見を開いた。ニューポート建設に伴う地区開発であおばランドを作るという内容。智子も藤堂も知らないことだった。

【第8話】

智子(篠原涼子)が行ったクーデーターにより市民の人気は高まった。和美(石田ゆり子)に協力してもらい、秘書選定などを進めていくが、犬崎(古田新太)は次の策を考えていた。

まず最初に市役所職員が仕事放棄を始めた。前田康(大澄賢也)は、智子が精神的に不安定になっているという噂を流し、人気を下げようとする。

智子を蹴落とすために犬崎派の幹部たちが集められた。藤堂(高橋一生)は智子から副市長の打診があったと打ち明ける。誠は、自分が副市長になれば今の姿勢の混乱をおさえられると主張する。

小出未亜(前田敦子)に副市長になるのかと聞かれた藤堂は、そのつもりはないと返す。智子の味方なのかという質問に藤堂は、民衆の味方だと答えた。

新人研修室に顔を出した智子が、園田(斎藤司)から職員に土下座をしたらどうかと提案されているところで、未亜が「幸せになりましょう」という政策がよくわからないと言いだした。そのことで、全て犬崎に動いてもらっていたと気づいた智子は、地道に解決するしかないという結論を出す。

そんな中、智子の夫・公平(田中圭)の不倫疑惑が報じられた。相手は和美だった。

【第7話】

佐藤智子(篠原涼子)は市長になった。副市長は前田康(大澄賢也)、秘書は富田恭一(渡辺いっけい)。これは犬崎(古田新太)の決めた人事だ。結果、あおば市議会は犬崎が牛耳ることになったのだ。

智子の人気はどんどんあがり、ドキュメンタリー番組にも取り上げられる。この人気を利用して、犬崎は元市長・河原田晶子市長(余貴美子)が中止したニューポート開発を勧めようと委員会を設置する。だが智子はその委員会に出席することが出来なかった。

智子が市長選に出たことで和美(石田ゆり子)との関係はぎくしゃくしたままだ。あおば市議会から資料としてもらったニューポート開発委員会議事録について智子に聞きたいことがあるがそれも出来ない。

そこで犬崎に質問をすることに。だがこれがきっかけで和美は犬崎に目を付けられてしまう。

智子は藤堂誠(高橋一生)に相談を持ち掛けられる。それは、非行少年、非行少女を立ち直らせ、子供たちの相談を受け入れられる仕組みを作りたいというものだった。

犬崎がニューポート開発に反対する市民の強制排除を始める。そのことで智子が記者に囲まれるが何も答えることができない。犬崎に真相を尋ねると、市長にできないことを代わりにやっただけだと言われてしまう。

智子は市民から得た人気をあっという間になくしてしまうような窮地に立たされる。

【第6話】

智子(篠原涼子)がほかの新人議員たちと一緒に、あおば市議会の汚職疑惑について調査していく中で、疑惑の目が河原田晶子市長(余貴美子)へ向けられ、秘書の望月守(細田善彦)が自殺してしまった。望月は動画で、自分一人がやったことで市長は関係ないと断言していたが、望月は市長の身代わりに命を落としたのではないかと騒ぎになる。そこで河原田は、市長を辞めて市長選に出ると宣言。

市民は、河原田の対立候補に犬崎和久(古田新太)派が誰を立ててくるのかということに関心を持っている。

智子は犬崎から「市長にならないか」と打診されていた。そのことを聞かされた和美(石田ゆり子)が犬崎の操り人形にされると忠告する。さすがの智子も、何か裏があるのだろうと考え、断ったと話した。

市民の陳情を解決するべく動いていた智子だが、なかなかはかどらない。役所のやり方に悩む智子に、藤堂誠(高橋一生)は市長になればいいと話す。智子は、藤堂に市長になってほしいと頼むが、智子の方がいいと断られる。

智子は、犬崎から担当職員より話が通りやすいという理由で福祉課の部長・富田恭一(渡辺いっけい)を紹介され、一緒に陳情先を回り始める。

そんな中、前田康(大澄賢也)が市長選への出馬を表明する。和美も新人議員たちもそれに疑問を感じる。

富田と一緒に回った陳情は、普段より早くまとめられて実行に移されていく。自分のためにここまでやってくれることを不思議に思った智子がその理由を尋ねると、犬崎は智子を市長にすることをまだ諦めてないと言われる。智子には犬崎の本心がわからない。

【第5話】

智子(篠原涼子)は、子ども食堂を実現させるため、犬崎和久(古田新太)の力を借り、新人議員たちと協力し議決に持ち込んだ。

智子は藤堂誠(高橋一生)から「ワーク・ライフ・バランス」という言葉を教えられる。日本人は仕事ばかりして休暇を取りにくい状況にあることだという。智子と平田和美(石田ゆり子)は息子の遠足に参加できず、まさにそれを実感していた。

誠に「実践してみたら?」と言われた智子は、SNSに長期休暇を取ると書いてアップした。

そんな時、名前も知らない男から智子に電話が入った。男は、手紙を読んでもらえたかとだけ言って電話を切った。

智子はバッグから1通の手紙を取り出し目を通す。それには、市議会に汚職議員がいると書かれていた。小出未亜(前田敦子)園田龍太郎(斎藤司)にも聞いてみるが、二人ともさっさとその場を立ち去ってしまった。

和美とランチをした際にもそれについて尋ねたが、変に首を突っ込むと智子にまで火の粉が降りかかるのではないかと心配される。智子は和美に汚職について調べてほしいと頼んだ。

智子がSNSに長期休暇を取ると書き込んだことで炎上していた。公平(田中圭)からは、議員として大した仕事もしてないのだから当たり前、SNSには市議として何がしたいのかを書き込んだ方がいいと諭される。

すると智子は何を思ったのか、汚職まみれの議員がいるという告発がありそれについて調べていると書き込んでしまう。

【第4話】

佐藤智子(篠原涼子)が帰宅すると、公平(田中圭)がいつも以上に甲斐甲斐しく世話を焼いてくる。智子が不思議に思っていると公平が智子に通帳を差し出した。記帳してきたというその通帳には、議員報酬が振り込まれていたのだ。その額を見て智子は改めて驚く。

公平が焼肉パーティーをやろうと言い出した。あかね(野澤しおり)を迎えにきた和美(石田ゆり子)も一緒に食事をする。

すっかり浮かれまくっている智子たちに、来年は税金もあがるということを和美が伝える。

あおば市では、河原田晶子市長(余貴美子)が公約通り、新しい港の建設、ニューポート計画の中止を宣言する。もともとその計画を進めていたのは犬崎和久(古田新太)の派閥だった。和美は犬埼たちがおとなしくしていることが気になっていた。

それを聞いた智子も、市長と犬埼が和解などするはずないと同調する。

小出未亜(前田敦子)岡本遼(千葉雄大)の地元商店街でランチをすることに。商店街はさびれていて、電気店をやっていた遼の実家も夜逃げしてしまったという。

二人がファミリーレストランに入って席へつこうとすると、商店街のおばちゃんたちが声をかけてきた。

【第3話】

佐藤智子(篠原涼子)は望み通り、あおば市議会の教育こども委員会に所属することができた。

自宅では辞書を引きながら必死に資料を読むが、会議に出ると議員たちが何を話しているのかさえ理解できない。

そんな中、小出未亜(前田敦子)が断った市民からの陳情が智子に持ち込まれた。議会事務局職員の安部(久保田悠来)から話を聞くだけでいいと言われ引き受ける。

陳情を提出してきたのは富子(梅沢昌代)という女性だ。富子は、誘拐犯として逮捕されたかつての隣人・今井一馬(渋谷謙人)が冤罪だと訴える。

話を聞いた智子は、その事件について平田和美(石田ゆり子)に詳しく調べてほしいと頼み、和美は当時の担当警察官に話を聞きに行く。

その事件は、不審な男が少女を連れて歩いているという通報から始まった。捜査の結果、小川かのん(白鳥玉季)という少女であることが判明。

自宅を訪れると、少女はまだ帰宅していなかった。母親の裕子(安藤玉恵)はかのんに携帯電話を持たせていなかったため、連絡も取れない。その上、母親の携帯も料金未払いで止められていた。

警察は仕方なく、付近の家を調べ始めた。すると一馬のアパートでかんのんが発見され、逮捕に至ったという。

富子に一馬の冤罪を晴らすと約束してしまった智子は藤堂誠(高橋一生)に相談するが、弁護士を紹介するというだけで話に乗ってくる様子はない。

【第2話】

佐藤智子(篠原涼子)はあおば市議会議員となった。新人議員のために用意された部屋へ向かうと、中から怒鳴り声が聞こえてきた。

ベテラン市議の前田康(大澄賢也)河原田晶子市長(余貴美子)の秘書・望月守(細田善彦)に文句を言っていたのだ。犬崎和久(古田新太)派の前田は市長が新人議員を囲い込むために研修室を用意したのではないかと怒っていた。

智子には文句を言っている理由もよくわからない。

しばらくして本会議が始まった。そこで智子は、前田が居眠りをしているのを目にする。丸めた資料で前田の頭を叩き、起こそうとする智子。その行動に傍聴席が湧く。本会議を見に来ていた平田和美(石田ゆり子)も思わず笑ってしまう。

会議を終えた智子が研修室に戻ると、小出未亜(前田敦子)岡本遼(千葉雄大)園田龍太郎(斎藤司)たちが話をしていた。智子が入ってきた途端、3人は前田を叩いたことを非難し始めた。

寝ていた議員を起こして何が悪いと反論するが、犬崎派の控室に呼び出される。

犬崎は、前田に謝罪して自分の会派に入るよう告げ、入りたい委員会も考えておくようにと智子に伝える。

【第1話】

佐藤智子(篠原涼子)は、夫の公平(田中圭)と息子の駿平(鳥越壮真)と3人で団地に暮らしていた。

平凡な暮らしで幸せは感じているものの、智子はもっと幸せになりたい、息子においしいものを食べさせたい、電動自転車が欲しいなどというささやかな願いを持っていた。

だが夫婦そろってあまり仕事が長く続かない。理不尽なことを言われるとつい逆らってしまい、すぐに解雇されてしまう。

ある日、二人同時に仕事を失ってしまうことに…。

智子はパソコンで新しい職場を探している時、ふと市議会議員と検索した。ニュースで市議会議員の不正のニュースを目にしたからだった。

検索した結果、智子が暮らしているあおば市の当選確率は8割以上で、議員年俸は智子にとって夢のような額だと知り、公平に立候補すると宣言する。

供託金を用意するために貯金を引き出し、選挙管理委員会で立候補の手続きをする。だがその時すでに選挙戦は始まっていた。

智子は公平と現市議会議員・磯部真蔵(笹野高史)の選挙演説を見学に行くことに。

演説を聞いていた駿平の保育園のママ友・平田和美(石田ゆり子)が磯部の発言はウソばかりだと憤る。そんな和美に、立候補することにしたと智子が告げるが、和美は呆れてその場を去った。

磯部のほかには、政治家一家の藤堂誠(高橋一生)などが立候補していた。

明日の約束

【最終話】

圭吾(遠藤健慎)の自殺でいろんな憶測が飛び交ったが、未だ真相はわからず、クラスメイトも教師たちも日常を取り戻せない。

スクールカウンセラーの日向(井上真央)は、みんなの心のケアをしながらも、ずっと心に引っかかっていることがあった。それは圭吾が亡くなる前日に告白してきたことだ。

もしかしたらあれはSOSだったのかもしれないと考える日向は、答え次第では状況も変わっていたかもしれないと自分を責めていた。だが前に進むためにけじめをつけようと決意する。

圭吾がクラスで孤立するきっかけをつくった霧島(及川光博)の取った行動を学校に報告し、真紀子(仲間由紀恵)にも真実を話すため自宅を訪れる。

真紀子は亡くなった息子の気持ちがわからないと絶望していた。二人の関係に自分と母親・尚子(手塚理美)を重ねた日向は、自分と母親の関係について話し、苦しんできたことを告白する。

その話を真紀子はどう受け止めるのか。

日向は生徒や教師たちの前で、今回の出来事で一番許せないと思っている人がいると切り出す。

【第9話】

圭吾(遠藤健慎)が謎の死を遂げたあと、バスケ部の関係者が続けて襲われるという事件が起きた。犯人は圭吾の幼なじみの香澄(佐久間由衣)だと判明。圭吾を死に追いやった犯人への復讐だった。

香澄が口にしていたもう一人のターゲットとは担任の霧島(及川光博)のことだった。香澄は霧島のノートパソコンを盗み、日向(井上真央)に託した。

その中身を確認した日向は、圭吾の死に霧島が深くかかわっていたことを知り愕然とする。本来生徒を守るべき立場にある霧島がとった行動について日向はその真意を問いただす。

恋人の本庄(工藤阿須加)から暴力を振るわれた日向はショックから立ち直れず、結婚に対しても消極的になる。長い間、母親・尚子(手塚理美)から支配されて生きてきたため、結婚して母親になる覚悟が出来ていないことにも気付く。

尚子も、娘に暴力をふるった本庄を許す気持ちにはなれず、日向の見合い相手を見つけてくる。そんな尚子に対して「私はお母さんの所有物ではない」と日向ははっきり自分の気持ちを伝えた。そして本庄との今後についてもある結論を出す。

圭吾の妹の英美里(竹内愛紗)が、母親・真紀子(仲間由紀恵)が息子の部屋を盗聴していた証拠をマスコミに流した。テレビでもネットでもその異様な行動が報じられ、真紀子は責められる側に立つことに。

最愛の息子を失い、自分の息子への愛情も否定され、その上家族にまで見放された真紀子は…。

【第8話】

圭吾(遠藤健慎)が謎の死を遂げた原因がいじめによる自殺だと報じられる中、バスケ部の関係者が何者かに襲われるという事件が起きる。

圭吾は過去、幼馴染の香澄(佐久間由衣)をいじめていた人間に仕返しをしたことがあり、バスケ部襲撃事件は香澄による犯行だった。そのことを問いただした日向(井上真央)にもう一人の襲撃を予告して姿を消す。

本庄(工藤阿須加)と婚約した日向は、両家顔合わせへ向かっていた。その途中で圭吾の妹・英美里(竹内愛紗)が援助交際している現場に遭遇してしまう。そのため、顔合わせに間に合わず、尚子(手塚理美)から恥をかかされたと怒鳴られる。

そのことを本庄に愚痴っていると、本庄の態度が豹変し、親を悪く言うなと手を挙げられてしまう。

日向は逃げるように本庄の元から去ったが家にも帰れない。偶然通りかかった霧島(及川光博)と学校へ向かう。そこに警察に追われている香澄から「学校にいる」という連絡が入る。2人は急いであたりを探して回るが香澄はどこにもいない。2人が探している間、香澄は霧島のカバンからあるものを盗み出していた。

恋人から暴力を振るわれたことにショックを受けている日向の元を本庄が訪ねてきた。そして尚子にも事実を知られてしまうことに。

その頃、ジャーナリストの小嶋(青柳翔)のところに、吉岡圭吾が死んだ理由を教えるという電話がかかってくる。

日向は、圭吾が自分と同じように、親から支配されて息苦しさを感じていたのではないかと考えていた。ネットでも真紀子(仲間由紀恵)の毒親ぶりが暴露され、誹謗中傷の的となっていた。学校を攻め立てていた世論は一転して今度は真紀子を糾弾し始める。

【第7話】

圭吾(遠藤健慎)が謎の死を遂げ、学校やバスケ部でのイジメが原因などと報道された。圭吾の母・真紀子(仲間由紀恵)も学校や担任の霧島(及川光博)、スクールカウンセラーの日向(井上真央)を相手に訴訟を起こすとまで言い出す。

バスケ部顧問・辻(神尾佑)とキャプテンの大翔(金子大地)が何者かに襲われた。犯人らしい人物を目撃したという生徒の話を聞いた日向は、その犯人が圭吾の幼なじみの香澄(佐久間由衣)だと気づく。香澄は2年前に学校を辞めていて、退学後、自分をイジメた人間に復讐する計画を立てていた。そのことを知った圭吾が代わりに実行してくれたという。

日向は犯行を認めた香澄を説得しようとするが、まだやり残したことがあると言い姿を消す。

香澄のことを嗅ぎつけた記者・小嶋(青柳翔)が日向の前に現れる。小嶋は香澄が圭吾の母・真紀子を狙っているのではないかと考えていた。

ネットには真紀子の毒親っぷりが載っており、それが原因で圭吾が自殺したのではないkと書き込まれていたのだ。

それを目にした真紀子は怒って弁護士に相談する。

日向は結婚の挨拶をするために本庄(工藤阿須加)の実家を訪れる。そこで、本庄には兄がいて、11年前になくなっていたことを知る。

本庄は結婚を機に、日向と母親・尚子(手塚理美)の関係を修復しようと考えていた。日向は自分の本心をうまく本庄に伝えられない。

何度か本庄に会った尚子は「ああいうタイプには気を付けた方がいい」と日向に忠告し始める。

【第6話】

不登校だった圭吾(遠藤健慎)の突然の死を、マスコミはいじめが原因だと報じた。圭吾の母・真紀子(仲間由紀恵)がバスケ部内の暴力を告発したこともあり、学校へのバッシングは日に日に大きくなる。

日向(井上真央)は、圭吾がタバコを吸っていた先輩・大翔(金子大地)を脅迫していたことを知る。日向は圭吾自身の意思ではなく、真紀子の指示だったのではないかと疑い始める。

だが、穏便に済ませたい圭吾の担任の霧島(及川光博)からは憶測で騒ぐなとくぎを刺される。そんな中、真紀子が「一度二人だけで話がしたかった」と日向に会いに来た。

真紀子はカウンセラーである日向にも責任があると言い出し、訴訟の準備をしていると伝える。

学校で、大翔が襲われ重傷を負った。第一発見者の希美香(山口まゆ)は現場から逃げていく人物を見たという。それを聞いた日向の脳裏にある人物が浮かんだ。

日向は本庄(工藤阿須加)からプロポーズされる。その時日向が真っ先に考えたのは母・尚子(手塚理美)のことだった。日向は母親に結婚の話を伝えようと決心する。

【第5話】

マスコミは圭吾(遠藤健慎)の死はイジメによる自殺だと報じ、バスケ部のキャプテン・大翔(金子大地)が加害者だと世間から中傷されていた。

圭吾の母・真紀子(仲間由紀恵)は弁護士を連れて抗議にやってきた。

さらに大翔が喫煙していることを暴露する。

日向(井上真央)が大翔に確認すると、喫煙のことを周りに知られたくなかったら自分をベンチ入りさせろと圭吾に脅されていたと話した。

「先輩のせいで死にます」というメールをもらっていた大翔は自分を責め続けていた。そんな大翔を救いたい日向は、脅迫していたのも圭吾の意思ではなかったのではないかと考え始める。

そんな中、中学から同じバスケ部だった勝(渡邉剣)から、圭吾が中学で嫌われるようになったきっかけを聞かされる。

日向の恋人・本庄(工藤阿須加)は結婚の意思を両親に伝える。日向は母・尚子(手塚理美)が怒鳴る姿を想像していた。

真紀子は弁護士と共に記者会見を開く決心をする。そして学校では、大翔の動画を流出させた犯人探しが始まってしまった。

【第4話】

息子の圭吾(遠藤健慎)が自殺したことで、母親の真紀子(仲間由紀恵)は学校でのトラブルが原因だと主張。

マスコミや世間はイジメが原因だと決めつけていた。

スクールカウンセラーの日向(井上真央)は報道に恐怖を感じ、恋人の本庄(工藤阿須加)に助けを求める。

本庄が母親の尚子(手塚理美)と隠れて会っていたことを知った日向は、幼い頃から母親に支配されて生きてきたことを正直に打ち明け、もう会ってほしくないと伝える。

霧島(及川光博)から、バスケ部の顧問・辻(神尾佑)が夜道で何者かに襲われたと連絡が入る。

辻は生徒に体罰を与えたことがあり、圭吾の件も部内の暴力が原因だったのではないかと疑われ、辞表を出したばかりだった。

そして次は、キャプテン・大翔(金子大地)の動画が流出する。

尚子は日向に内緒で本庄と会ったことを謝る。心配だったからだと弁解する尚子の話を日向は表情も変えずに聞いていた。

すると尚子が突然感情的になり、日向を責め始める。

真紀子は、謝罪をしない学校に腹を立て、ある行動を起こす。

【第3話】

日向(井上真央)が不登校の生徒・圭吾(遠藤健慎)から告白された次の日、圭吾は不可解な死を遂げた。遺書は残されておらず、理由はわからない。

母の真紀子(仲間由紀恵)は学校の責任だと主張するが、校長・轟木(羽場裕一)は記者会見を開き、適切な対応だったと説明する。

だが、マスコミや世間の犯人捜しはその後も続き、学校は非難を浴びる。

日向は学校だけじゃなく、家庭でも過干渉の母親・尚子(手塚理美)に悩まされていた。恋人・本庄(工藤阿須加)の存在を知ってしまった尚子が、これからどんな支配を始めていくのか、日向の気分は落ち込む。

テレビでは真紀子へのインタビューが放送された。部活でいじめがあったのではないかとバスケ部へ疑惑の目が向く。

顧問の辻(神尾佑)はそれを否定するが、日向はマネージャー・希美香(山口まゆ)から聞いた話で、何らかのトラブルがあったのではないかと推測していた。

担任の霧島(及川光博)と部員たちから事情を聴くことに。

放課後、本庄から急用が出来たと連絡をもらった日向は、帰り道で待っていた香澄(佐久間由衣)から、ネットの書き込みを見せられる。

それには、バスケ部顧問の辻が体罰で生徒にケガを負わせていたなどと書かれていた。

その頃尚子は、日向に内緒で本庄と接触しようとしていた。

【第2話】

1年生で不登校だった生徒・圭吾(遠藤健慎)が突然死亡した。日向(井上真央)と担任の霧島(及川光博)が家庭訪問した矢先のことだった。

噂を聞いた生徒たちにも動揺が広がる。

日向は圭吾から言われた「先生のこと、好きになりました」という言葉の意味について考えていた。

そんな中、圭吾のクラスメイト・那美(井頭愛海)から、圭吾がクラスでトラブルを抱えていたと教えられる。日向はすぐに霧島に報告するが、アンケート調査の結果、誰もそんなことを言っていなかったと、それについて真剣に受け止めようとしなかった。

通夜では、圭吾の遺族が学校側に責任があると主張し、弔問を拒否する。霧島は何とか焼香させてほしいと頭を下げるが…。

日向が帰宅すると、心配した恋人・本庄(工藤阿須加)がきていた。娘に恋人がいることを初めて知った母の尚子(手塚理美)は、本庄のことも気に入り上機嫌だった。

だが、本庄が帰宅すると急に態度が豹変する。

【第1話】

藍沢日向(井上真央)は、高校でスクールカウンセラーをしている。家族でも教師でもない立場から生徒たちをケアすることに尽力している。

プライベートでは、ブライダル会社に勤める本庄和彦(工藤阿須加)と3年の交際を続けている。結婚を意識している和彦は、実家に挨拶へ行きたいと申し出ているが、日向は承諾していない。というのも、日向の母親はいわゆる“毒親”で、小さい頃から干渉されすぎて良好な関係ではないからだ。

1年生に不登校の男子生徒・吉岡圭吾(遠藤健慎)がいる。日向は彼のことを気にして担任の霧島直樹(及川光博)と家庭訪問をすることにした。

母親の真紀子(仲間由紀恵)とともに、2人を出迎えた圭吾は一見元気そうに見えたが、日向はずっと笑顔を作っている圭吾のことが気になった。

その後、真紀子が二人に診断書を見せてきた。真紀子の話によると学校でのイジメが原因で圭吾が軽いうつになっているという。真紀子はいじめに気付かなかった学校を非難するが、日向には学校だけじゃなく家庭にも問題があるように思えた。

ある日、2年生のバスケ部マネージャー・増田希美香(山口まゆ)が万引きをしたと騒ぎになった。彼女の母親・麗美(青山倫子)は離婚しており、男性関係も派手のようだ。希美香の誕生日にも男と出かけたため、邪魔をしようと考え万引きをしたという。

日向は、自分の気持ちを正直に吐き出してみたら?とアドバイスする。その日の放課後、母親を殺したと希美香から連絡が入った。

霧島は、本当にイジメがあったのかを調査するため、クラスメイトや圭吾が所属しているバスケ部の顧問から話を聞く。

顧問はイジメなどないと言うが、日向は部員からも話を聞きたいと主張する。そこに真紀子から、圭吾が家出をしたと連絡が入る。

監獄のお姫さま

【最終話】

吾郎(伊勢谷友介)のプレ裁判中に何かが引っかかった検事の長谷川(塚本高史)はそれを確かめるため、助手の今池(上川周作)と急遽沖縄へ向かった。

そして長谷川たちは、しのぶ(夏帆)と吾郎がパラセーリングを申し込んだボートハウスで驚きの事実を知る。

アジトでは実行犯のプリンス(ナリット)が尋問を受けていた。だが何度聞いても同じ言葉しか答えないため、カヨ(小泉今日子)たちもお手上げだ。

吾郎は、拉致したことは罪には問わない、被害届も出さないから解放してくれと言い出す。

エドミルク社長誘拐事件は吾郎を解放して終わりを告げ、テレビでも大きく報道される。吾郎がすぐに被害届を出したため、カヨたちはみんな拘束されてしまった。

カヨが逮捕されてから22日が経ったある日。

沖縄から戻ってきた長谷川が面会にやってきた。そして晴海(乙葉)の説得で被害届が取り下げられたことを伝える。喜ばないカヨに、長谷川はある情報を伝える。

【第9話】

出所したカヨ(小泉今日子)千夏(菅野美穂)たちと連絡を取るためにスマホを購入しメールアドレスを登録した。そして美容院で働き始める。

カヨがいなくなったあと、しのぶ(夏帆)はイジメを受けるようになっていた。それでも黙々と美容教室で修業をする。

若井(満島ひかり)はそんなしのぶを見守るうちに、息子の勇介 (前田虎徹) に会わせてあげたいと思うようになっていた。しのぶの母・民世 (筒井真理子) に吾郎には内緒で勇介を面会に連れてきてほしいと手紙を送る。だが、それがしのぶをさらに追い詰めることになる。

2017年。

カヨは悠里 (猫背椿) が店長を勤める美容院で働いていた。そこに突然若井がやってくる。カヨが担当したが、カットを終えると若井は何も言わずに店を出ていく。

2017年12月25日。

晴海 (乙葉) も見守る中、プレ裁判が開廷した。

【第8話】

2014年。

カヨ(小泉今日子)は美容資格国家試験に見事合格し、刑務所内にあるつぐない美容院で働き始めた。

ある日、長谷川(塚本高史)が店にやってきた。二人が幸せな時間を過ごしていると、そこに突然若井(満島ひかり)が入ってきて復讐ノートについて問い詰められる。カヨは動揺しながらも復讐ノートを探すが、そのノートは若井の手にあった。

カヨは懲罰房に入れられる。しのぶ(夏帆)の冤罪を晴らすためだと必死に訴えるが、ふたばは刑務官として激しく批判する。

千夏 (菅野美穂)明美 (森下愛子)リン (江井エステファニー) が仮釈放になり、カヨにしのぶのことを頼んで出所していく。

2017年。

カヨたちが買い物に出ている間に、吾郎(伊勢谷友介)が思い出話をして、結束バンドを外すよう千夏に頼んでいた。

カヨたちはその様子を遠巻きに見ていたが、洋子(坂井真紀)が仕掛けた爆弾の爆破時間が迫っていることに気付き、慌て始める。

するとそこに、若井が晴海(乙葉)を連れてガレージに戻ってきた。

若井の目的とは何なのか?

【第7話】

若井(満島ひかり)は社長室で刑事・池畑(米村亮太朗)から吾郎(伊勢谷友介)誘拐 の尋問を受けていた。その中で古井わかばという刑務官は存在しないと言われる。

2014年。

長谷川(塚本高史)カヨ(小泉今日子)の面会にやってきた。長谷川はタキシード姿でカヨに結婚を前提とした交際を申し込む。

それを聞いたカヨは動揺しながらもドキドキしていた。

雑居房で、吾郎への復讐の策を練っていた。だが話が脱線してしまい、なかなか計画が立てられない。吾郎の復讐計画を実行に移すために、カヨたちはいろんな資格を取ろうと猛勉強を始める。

ある日、スポーツ大会が開催された。カヨは千夏(菅野美穂)とペアを組み、バドミントンで優勝する。卓球では洋子(坂井真紀)しのぶ(夏帆)がペアを組み、悠里(猫背椿)オバケ(あびる優)と対決。

そんな中、刑務官の北見(河井青葉)から洋子の刑期終了が伝えられる。

2017年。

洋子が自分が服役した理由、そして刑期満了までの話を吾郎に聞かせていた。洋子の過去について詳しく知らないカヨたちも耳を傾ける。

【第6話】

しのぶ (夏帆)は、勇介を母の民世(筒井真理子)に託し、吾郎(伊勢谷友介)には絶対に渡さないよう頼んだのだが、民世はなぜか吾郎と一緒に勇介を迎えに来た。

カヨ(小泉今日子)たちは勇介ロスに陥っていた。そんな中、千夏(菅野美穂)のマネージャーから送られてきた週刊誌に、吾郎が晴海(乙葉)と極秘入籍し、1歳半の子供がいるという記事が載っているのを発見。

そして、釈放されたはずの悠里(背椿)が刑務所に戻ってくる。

2017年12月24日。

吾郎が誘拐されたあとから連絡が取れなくなっている若井(満島ひかり)が疑われていた。晴海から連絡を受けた若井は社長と一緒に誘拐されていると説明した。

電話を切ったあと、一度社長室に戻ると言い始め…。

【第5話】

板橋吾郎(伊勢谷友介)カヨ(小泉今日子)たちに拉致されてから3時間が経とうとしていた。

そんな中、弁護士が動画サイトに映っている吾郎の姿を発見。爆笑ヨーグルト姫事件の裁判のやり直しを要求するため、カヨたちが吾郎にその文章を読ませているものだった。

長谷川(塚本高史)が再審の難しさを訴えると若井(満島ひかり)がそれに食って掛かった。

2012年。

出産が近づいてきたしのぶ(夏帆)悠里(猫背椿)の仮釈放が決定した。それを聞かされたカヨたちは喜びもあるものの、同時に寂しさも感じていた。

美容資格取得のガイダンスが行われることになった。受刑期間が長いカヨは受けることが可能だが、受刑期間が短い洋子(坂井真紀)明美(森下愛子)はそれを諦めて、ベビーシッターに興味を持つ。

美容免許を持っている若井が担当することになっている。そこでカヨは若井が美容師の資格を取得した経緯を知る。

出産を終えたしのぶが赤ちゃん(勇介)を連れて戻ってきた。カヨたちはしのぶと勇介を守れるのだろうか?

【第4話】

カヨ (小泉今日子) の夫・武彦 (赤堀雅秋) が面会に来た。カヨがやったことに対しては怒りも恨みもないと言い、自業自得だったとカヨに謝罪もした。息子に逢いたいと伝えるカヨの前で、武彦は離婚届を取り出した。

カヨだけがしのぶ(夏帆)の妊娠に気付いていた。カヨは刑務官のふたば (満島ひかり) に相談しようと考えるが、なかなか二人きりになれない。そんなことをしているうちにしのぶが倒れて救急車で搬送されてしまう。

2017年のクリスマスイブ。拘束した板橋吾郎 (伊勢谷友介) に、爆笑ヨーグルト事件についての関与を認めさせようとする中、一人の男が現れた。

【第3話】

警視庁前で、板橋吾郎 (伊勢谷友介) の長男・勇介 (前田虎徹)が爆笑ヨーグルト事件の裁判のやり直しを求める声明文を読み上げた。

池畑刑事 (米村亮太郎) は無事保護された勇介から事情を聴く。

―2012年の自立と更生の女子刑務所―。

江戸川しのぶ (夏帆) が、 カヨ (小泉今日子)たちがいる南2号棟雑居に新人寮からやってきた。

ネットで“爆笑ヨーグルト姫”と騒がれた本人を目の前にして、洋子 (坂井真紀)たちは興味津々だ。

洋裁工場では、カヨが教育係に指名され、しのぶにバッグの作り方を教える。すると突然しのぶが体調不良で倒れてしまった。

カヨがしのぶをいじめたのではないかと、調査が行われる。所長の護摩 (池田成志) は、カヨに懲罰を課せばいいと判断するが、若井ふたば (満島ひかり) はしのぶを独房に移して様子を見ようと主張する。

しのぶが独房にいると千夏 (菅野美穂) がやってくる。

担当検事の 長谷川 (塚本高史) がカヨに面会にやって来る。夫から預かった離婚届や息子へ手紙を持ってきたのだ。

カヨは、離婚届を見て愕然とする。

そこに警報のベルが鳴り響く。独居房にいたしのぶが姿を消したという。

【第2話】

2011年の秋、馬場カヨ (小泉今日子) は浮気した夫を思わず刺してしまい、5年の実刑判決を受け、「自立と再生の女子刑務所」 に収監された。

刑務官の若井ふたば (満島ひかり) は非常に厳しく、カヨはその威圧感に負けそうになる。カヨは刑務所内で69番と呼ばれていた。

雑居房に移ると、そこには24番・足立明美 (森下愛子)、31番・大門洋子 (坂井真紀)、56番・小島悠里 (猫背椿)、106番・リン (ステファニー・エイ) がおり、洋裁工場に配属される。

ある日カヨは、カリスマ経済アナリストとして有名な勝田千夏 (菅野美穂) とすれ違い驚く。千夏は脱税の罪で収監されていたのだ。

運動場でたまたま千夏と話す機会があり、千夏が書いた本のことで盛り上がったかのように思えたが、その後、カヨへの嫌がらせが始まった。

2017年のクリスマスイブ。イケメン社長の板橋吾郎 (伊勢谷友介) はカヨたちに誘拐され、拘束されていた。その理由について自分では全く気付いていない。

【第1話】

クリスマスイブ。カリスマ経済アナリストの勝田千夏 (菅野美穂) とイケメン社長として人気の板橋吾郎 (伊勢谷友介)がテレビ番組にゲスト出演していた。

千夏と吾郎は以前からの知り合いで、久しぶりの再会だった。

収録中、ADが出したカンペに『息子が誘拐された』と書かれているのを見て驚く吾郎。それは スタジオにこっそり忍び込んだ馬場カヨ (小泉今日子) がすり替えたものだった。

カヨはその後、大門洋子 (坂井真紀)足立明美 (森下愛子) と連絡を取り合いながら吾郎と家族の行動を見張り、郊外のアウトレットへ向かった。

カヨたちはあることをきっかけに吾郎の息子の誘拐を計画していた。だが、洋子が間違って関係のない子供を連れてきたことでカヨたちは大混乱。どうにか計画を立て直そうとするが、どうすればいいかわからない。そこでカヨは若井ふたば (満島ひかり) に泣き付く。

相棒16

【第10話】

クリスマスイベントの会場で発砲事件が発生したが、加害者だけじゃなく被害者までも姿を消してしまった。残された銃弾から制服警察官に支給されている銃が使用されたことが判明。

その直後、ある交番の制服警察官が自殺し、銃が持ち去られてしまう。

報課長の美彌子(仲間由紀恵)は、混乱しないようにと発表を控えようとする。そんな中「QTES689」というハンドルネームの人物が緊急災害速報メールの発信元をハッキングし、その銃が盗難された証拠となる映像を拡散してしまった。

自殺した警察官は元所轄刑事で、3か月前に事故で処理された内閣人事局長の死を一人で追っていたことを右京(水谷豊)が突き止める。

右京は峯秋(石坂浩二)に呼び出され、その局長と親しかった官房副長官・折口(篠井英介)に会うことに。捜査状況を気にしている様子からも、今回の発砲事件と何か繋がりがありそうだ。

亘(反町隆史)が、発砲事件後姿を消していた被害者を探していると向こうの方から接触してきた。その男は安田(梶原善)と名乗り、ある話を亘に持ち掛ける。

特命係はある情報により、半年前に失踪していた上条喬樹(健太郎)を含む3人の男子高校生が今回の事件と関係している可能性に気付くが、捜査本部は全く違う考えの元捜査していた。内閣情報調査室の審議官・有馬(鶴見辰吾)が副総監・衣笠(大杉漣)を通じて強硬な手段に出た。

【第9話】

スナック店主の男性が殺害された。捜査一課は強盗殺人として捜査を開始する。

亘(反町隆史)の顔見知りでもあるキッチンカーの店主・芽依(朝倉あき)が犯人と思われる二人組の男を目撃していた。だが、証言に不自然な点も見られ、伊丹(川原和久)は彼女のことも疑う。

二人組の男たちは被害者から奪えなかったあるものについて芽依が何か知っているのではないかと接触を試みる。だが芽依は、その男たちが接触してきても、何も見てなかったかのように自然に振舞う。

亘と捜査をしていた右京(水谷豊)は彼女が何か問題を抱えていると気付く。

捜査を進めるうちに、殺害された男性が不動産詐欺グループと繋がりがあったことが判明。右京と亘は、犯人たちが捜しているものが殺人のきっかけになったと思い、独自の捜査を進めていく。

芽依に危険が迫っていることに気付いた亘は彼女を守るために…。

【第8話】

中央アジア系テロ組織のメンバーが日本に潜入したという情報が警視庁公安部に入ってきたため、緊急手配が敷かれた。

そんな中、右京(水谷豊)亘(反町隆史)は、ジゴクバチという外来生物を発見する。駆除の作業中、民家で中年女性の遺体を発見。その遺体は腐乱していて、ジコクバチに刺された跡があった。

右京はその女性が写った1枚の集合写真に目をつける。それは中央アジアに出かけた時に撮ったものらしく、撮影者は藤本(岩井秀人)というカメラマンだった。藤本によると、女性と一緒に写っているのは大手商社の社員たちだという。

その中の一人もジゴクバチに刺されて死亡していた。右京は連続殺人を疑うが、公安部の外事課と法務事務次官の日下部(榎木孝明)からなぜか圧力を受ける。

外事課の中央アジア担当官は、右京と同じような経歴や正義感を持つ人物だった。

【第7話】

派遣社員の男性の遺体が発見された。近くに落ちていた携帯電話には、犯人と思われる人物が映った動画が残されていて、ダークウェブと呼ばれるネットの裏社会にアクセスされた痕跡があった。

その携帯から、ほかの殺人に関与したと思われる動画も見つかったため、持ち主が犯人ではないかということで捜査が進められていた。

右京(水谷豊)亘(反町隆史)も捜査を開始。元スコットランドヤードの刑事で、右京の相棒だったという南井(伊武雅刀)もその事件に興味を持っていた。

的確にプロファイリングしてみせ、亘を驚かせる。

動画に映っていた男性の身元が判明し、自宅からは大麻も発見された。その男はダークウェブで大麻や拳銃を売っていたようだが、どこから仕入れたのかはわからない。

右京と亘は、ちょっとした手掛かりからその男のアジトを見つけ、そこで驚くべき光景を目の当たりにする。

【第6話】

元捜査二課の刑事・早見(山田純大)が警視庁を訴え、世間の注目を集めている。

半年前、早見の妻・幹子(宮本裕子)が歩道橋から転落死した。警察は自殺と断定し捜査を打ち切ったが、早見は殺人の可能性があると主張していた。その後、知人に嘘の目撃証言をさせた疑いで懲戒免職になった。早見は処分不当として損害賠償を請求しているのだ。

早見の代理人を務めるのは、過去に快楽殺人犯の弁護を担当した連城(松尾諭)

衣笠副総監(大杉漣)は、妥当な処分だったと印象付けるために嘘の目撃証言をした男を探すよう指示する。

右京(水谷豊)亘(反町隆史)は幹子が本当に自殺をしたのかどうか、警察代表として裁判に出廷した大河内(神保悟志)と共同で捜査を開始。

普通ではありえないが、争っている相手である早見とも接触する。

早見は、幹子が誰からか脅迫されていたと話し、その当時幹子が仕事で関わっていた大規模な経営戦略プロジェクトに関して何らかの事実を知ってしまったために事件に巻き込まれたのではないかという。

右京と亘は早速その企業を調べ、経理データ改ざんの痕跡を見つける。

【第5話】

右京(水谷豊)亘(反町隆史)の元に、現在警察学校で教官を務めている元鑑識の米沢守(六角精児)から、校内で転落事故が起きたと連絡が入り現場へ向かった。

転落したのは樋口(佐戸井けん太)というベテラン教官。意識不明の重体だった。亘も樋口から指導を受けたことがある。

右京たちは樋口の入院先で、娘で所轄の刑事でもある真紀(南沢奈央)と会った。真紀は今、電機メーカーの機密データを盗んだあとに死亡した男の事件を追っているという。

その事件の手掛かりが見つかったと言い、意識が戻らない樋口を残し、捜査に戻っていった。

娘である真紀のその態度に亘は違和感を覚える。

右京は、教官の転落事件とデータの漏洩、その二つの事件には何か関連があるのではないかと考えていた。

捜査を進めていくうちに、樋口が23年前に関わった事件との共通点が見つかる。

【第4話】

亘(反町隆史)の顔見知りのコンビニ店員・森山健次郎(西井幸人)が殺害された。現場近くでは、2年前に健次郎の証言で逮捕された窃盗犯・宍戸(菅原卓磨)が目撃されていて、逆恨みの犯行ではないかと考えられていた。

捜査に乗り出した右京(水谷豊)は、健次郎の遺体の手に「中」と書かれているのが気になる。

右京と亘は、金融コンサルタントをしている健次郎の兄・(内田朝陽)から話を聞くことに。

そこで働く事務員・中井小百合(久保陽香)に健次郎が一方的に思いを寄せていたことが判明する。

勉強が苦手だった健次郎は、最近大学で数学の講義を受けていたという。

数学の指導をしていた教授の中垣(山中敦史)と講師の服部(池田良)は、健次郎のことを逸材だと評価していた。

【第3話】

大手商社の専務・瀬川(川野太郎)の家の前に灯油がまかれた。これ以上エスカレートする前に犯人を捕まえてほしいと峯秋(石坂浩二)から頼まれた亘(反町隆史)は、右京(水谷豊)と一緒に瀬川家へ。

その途中、車いすが大破している事故現場に遭遇する。車いすに乗っていたのは瀬川の妻・楓(菊池桃子)だった。瀬川が目を離した間に坂道を滑り下りてしまったという。

楓は軽いけがで済んだが、車いすに何か細工がされていたのではないかと右京は考え調べ始める。

その後、楓が銀婚式の招待状配りを急にやめたこと、顧問弁護士の事務所を訪れていたことなどがわかる。

もし楓が離婚を考えているのだとしたら、瀬川が妻を殺そうとしているのだろうか?瀬川は娘婿として今の地位を手に入れていた。

【第2話】

3人の妻を殺害したと思われる平井(中村俊介)は、強要されて自白をしたと無実を主張している。

検察官の田臥(田辺誠一)は、特命係の右京(水谷豊)亘(反町隆史)を捜査から閉め出す。その狙いは、捜査権を持たない特命係が捜査をした場合、違法行為として立件するためだった。

田臥は捜査一課の伊丹(川原和久)芹沢(山中崇史)にも近づき、特命係を追い詰めていく。

平井の犯行だという決定的な証拠がつかめない右京と亘は、弁護士の慶子(中村ゆり)と連絡を取る。一緒に平井宅を見て回っているところに伊丹たちがやってくる。

【第1話】

自分の妻を次々に殺害した罪で逮捕されていた大富豪の平井(中村俊介)が、弁護士・慶子(中村ゆり)を通じ、警視庁を告訴した。

無実を訴えており、右京(水谷豊)亘(反町隆史)に脅迫されて自供したと主張していた。

特命係に敵意を抱いている法務事務次官の日下部(榎木孝明)は検察官・の田臥(田辺誠一)に、東京地検で告訴状を受理するよう命じる。

脅迫罪ではなく、違法捜査で立件するという。

田臥は、特命係を訪れ、美彌子(仲間由紀恵)幸子(鈴木杏樹)からも事情を聴く。

そのことを知った副総監の衣笠(大杉漣)は、以前から敵視していた峯秋(石坂浩二)を特命係と一緒に葬ろうと画策する。

奥様は、取り扱い注意

【最終話】

菜美(綾瀬はるか)は、小雪(西尾まり)から勇輝(西島秀俊)の正体を聞きだした。その夜、夫婦喧嘩が勃発。その中で、お互いへの愛を改めて確認することになった二人は、一時休戦する。

勇輝は、任務のために菜美に近づいたこと、本気で愛してしまったことを打ち明け、普通の主婦としてドイツで暮らそうと告げる。だが菜美は、それを受け入れることができない。

久しぶりに啓輔(石黒賢)の思いやりに触れた優里(広末涼子)は、横溝(玉山鉄二)に立ち向かうことを決意する。だが横溝は、自分に服従している主婦たちへの見せしめのように優里に暴力をふるう。優里は重傷を負い入院。

勇輝は、自分たちが今後も夫婦として生きていくために、優里の事件には手を出さないよう菜美にくぎを刺すが、京子(本田翼)から、優里が佳子(宮下今日子)と接触していたと聞かされ、事件の真相を探るために動き出す。

優里は菜美に自分の全てを告白。菜美は親友の幸せを守るために横溝への復讐を決意する。だがそれは勇輝との関係の終わりを意味することでもあった。

【第9話】

菜美(綾瀬はるか)たちが暮らす街で、一人の主婦が自殺をした。横溝(玉山鉄二)に弱みを握られ、主婦売春を続けていくことに耐えられなくなったからだ。

だが、菜美はその正体も証拠も掴めず、真相は表ざたにならなかった。

突然勇輝(西島秀俊)に海外赴任の話が持ち上がった。そのことで彼への疑いを深めた菜美は、小雪(西尾まり)に調査を依頼する。

優里(広末涼子)啓輔(石黒賢)との結婚生活に限界を感じ、次第に安西(小関裕太)に安らぎを求めるようになっていく。

渉(中尾明慶)の不倫を怪しんでいた京子(本田翼)はその問題と向き合う決意をする。渉を尾行した京子は、同僚の女性とホテルに入るところを目撃してしまう。

小雪は、勇輝の指示に従い、菜美に嘘の報告をする。その報告を受け、菜美は勇輝の海外赴任へ同行しようと決意する。だが、お互いに相手への猜疑心や罪悪感で心の中はいっぱいになっていた。

夫への愛を確認した京子、その京子の言葉に心を動かされた優里も夫婦の関係を修復しようとするが、事態は思わぬ方向へ動き出す。

【第8話】

ある日曜日、菜美(綾瀬はるか)優里(広末涼子)京子(本田翼)は、近所に住む妙子が開いたホームパーティに出席することになった。

妙子の夫は大物政治家で、1年前の収賄疑惑のイメージを払しょくするために時々パーティを開いているという。

3人も渋々出かけて行くが、料理も雰囲気も楽しめず、早々に引き上げる。

菜美はそのパーティで目にした主婦・藍子(笛木優子)の行動を不審に感じていた。

その数日後、菜美の自宅の近所で立て続けに空き巣事件が発生。優里の夫・啓輔(石黒賢)は、妻のことを心配する様子など全くない。そんな啓輔に失望した優里は合コンで知り合った安西(小関裕太)から誘われお茶に出かける。

京子もまた、自分と距離を置こうとしている不倫夫・(中尾明慶)にいらだっていた。

菜美は、勇輝(西島秀俊)が何か嘘をついていると感じ尾行をしてみるが何もつかめずにいた。

菜美の家に空き巣が入り、偶然その場にいた勇輝が犯人に殴られてけがを負う。金目のものは盗まれておらず、狙われているのは妙子のホームパーティに参加した家ばかり。

そのことに気付いた菜美は真犯人を探し出す。

【第7話】

菜美(綾瀬はるか)たちは、主婦仲間の友恵(霧島れいか)から人を探してほしいと頼まれる。菜美たち3人が探偵のようなことをしているという噂を聞きつけてのことだった。

友恵は余命半年と宣告されていて、死ぬ前に大学時代の恋人に会いたいのだという。女としての自分を取り戻したいという友恵の気持ちに共感した3人はその依頼を引き受けることに。

早速菜美は、昔の仕事仲間・小雪(西尾まり)に調査を頼んだ。

そんな中、京子(本田翼)の夫・渉(中尾明慶)の浮気疑惑が浮上する。事実を確かめるのも怖いが、今のままの状態でいるのも耐えられない京子は悩んでいた。

そして京子が選択したのは、見てみぬふりをすることだった。

夫・啓輔(石黒賢)との関係に悩む優里(広末涼子)は、ママ友に誘われ合コンに参加することにした。

勇輝(西島秀俊)が出張に行ってる間、久しぶりの一人暮らしを楽しんでいる菜美に、友恵の元恋人・幸平(渋川清彦)が見つかったと連絡が入る。

幸平が前科持ちだと知った菜美は、一人で会いに行くことにした。

自分が思い描いた人生とはまるで違う道を歩んでいる幸平だが、菜美から友恵の余命が僅かだと聞かされ…。

【第6話】

生け花のセンスがある姑を見返したいという京子(本田翼)に付き合って、菜美(綾瀬はるか)優里(広末涼子)もフラワーアレンジメント教室に通い始める。

菜美は不器用ながらも女性らしさを発揮する。

その教室で知り合った冴月(酒井美紀)から町の広報誌の取材を申し込まれた菜美は、取材当日、約束の時間に冴月の家を訪れる。そこに冴月の友達の靖子(芦名星)千尋(原田佳奈)もやってきた。

二人は冴月から帰宅が遅れると連絡を貰ったという。二人に促されリビングへ入るとそこには冴月の夫・達郎の死体が転がっていた。

現場の状況を見た菜美は、何者かが計画的に達郎を殺害し、菜美をアリバイ作りに利用したことに気付く。

翌日から菜美は、第一発見者であり容疑者の一人として警察の取り調べに協力することになった。

開業医である達郎の資産を狙った犯行かと思われていたが、冴月に愛人がいた可能性が浮上し、マスコミは痴情のもつれだと報じた。

菜美は冴月以外に真犯人がいると確信していた。その後冴月のアリバイは証明されるが、憶測が憶測を呼び、菜美たちが暮らす街に嫌な雰囲気が漂い始める。

菜美は真犯人の目星をつけ、自分の手で事件を解決しようとする。

【第5話】

菜美(綾瀬はるか)は、優里(広末涼子)に誘われて太極拳を習うことになった。優里の様子がいつもと違うため、菜美と京子(本田翼)は心配する。

日曜日。菜美との約束を忘れているかのように、休日をのんびり過ごしたそうにしている勇輝(西島秀俊)に菜美は少しイライラしていた。

京子もまた、姑の嫌味に限界を感じ、渉(中尾明慶)に子作りについて真剣に話をするが、ちゃんと聞いてもらえず逃げられてしまう。

優里は仕事をしたいと言っても聞いてもらえず、それどころか、家事も育児も協力してくれない啓輔(石黒賢)の一言に不満を爆発させ家出を決行。

菜美と京子も誘って夕食の支度を放り出す。

妻の家出に気付いた夫たちは、今後の対策を話し合う。その頃菜美たちは優里に連れられ、クラブに来ていた。優里と京子が久しぶりの自由を満喫する中、彼女たちに怪しい視線を投げかけている男たちがいた。

菜美はそれにすぐに気づくが、菜美が目を離したすきに、酔いつぶれた京子がVIPルームに連れていかれてしまう。

周りを見渡すが優里の姿もなく、菜美は不安に襲われる。

【第4話】

菜美(綾瀬はるか)優里(広末涼子)京子(本田翼)は、町内に住む主婦・美佐子(星野真里)が開いている「読書会」に参加することになった。

菜美は美佐子の息子・悠斗の可愛らしさにすっかりやられてしまい、子供が欲しいと思うようになる。それとなく勇輝(西島秀俊)に伝えようとするが、はぐらかされた。

数日後、悠斗が誘拐された。犯人の要求は1億円。翌日までに用意すること、そして警察に通報したら息子を殺すと脅迫される。

読書会に参加し事情を知った菜美は、警察に通報せず、自分たちだけで解決しようとする美佐子の夫・光雄(古屋隆太)に違和感を覚える。

悠斗の家庭教師・真純(佐野ひなこ)が美佐子の家にやってきたその直後、犯人は、身代金の受け渡しに真純を指定してきた。その文面を見て疑問に思った菜美は美佐子の家に泊まり込むことに。

翌朝になると光雄は、かき集めてきた7000万円で犯人と交渉を始める。だが、悠斗を誘拐した大学生・秀人(柾木玲弥)が悠斗に顔を見られたという理由から事態は急変する。

【第3話】

菜美(綾瀬はるか)は、カツアゲの現場に遭遇し、いつものように事件を解決する。しかしそこにいた主婦・理沙(小野ゆり子)にその様子を動画で撮影されていた。

後日、理沙はその動画を持って菜美の前に現れ、幼稚園のママ友からいじめられていると告白する。ボスママ・貴子(青木さやか)は元プロレスラー。彼女に立ち向かう強さを手に入れるべく、ケンカの作法を教えてほしいと菜美に頼む。

優里(広末涼子)は、働きたいと夫に訴えるがすぐに却下される。京子(本田翼)も、帰りの遅い夫への不信感、姑の嫌味にストレスをためていた。

菜美は、貴子が仕切っているという公園に偵察へ行く。様子を観察していた菜美は、貴子のやり方に反感を抱く。

そのことを相談した勇輝(西島秀俊)からも、力になってあげたらと言われ、ケンカをしないことを条件に理沙とトレーニングを始める。

理沙は、菜美の指導で少しずつ強さや軟らかさを手に入れていく。

優里と京子も、ストレス発散になるとトレーニングに参加する。

そしていつしか貴子の取り巻きまでもが参加し始め、貴子が孤立していく。

貴子にも誰にも言えない悩みがあった。それに気づいた菜美は、貴子のことも救おうとするのだが…。

【第2話】

誰にも言えない過去を捨て、主婦として暮らし始めた伊佐山菜美(綾瀬はるか)は、主婦仲間の優里(広末涼子)京子(本田翼)と料理教室などに通いながら過ごしている。

着物で夫を迎えたらその気にさせられるのではないかと考え、3人は着付け教室に通い始めた。そこで菜美は受講生・夏希(高岡早紀)から、着付けだけじゃなく、所作までいろいろと教えてもらう。

夏希から教えてもらったことを早速いかそうとするが、勇輝(西島秀俊)には伝わらない。優里も京子も生かせなかったようだ。

ある日、夏希の前に彼女の過去を知る男・的場が現れる。その数日後、夏希が元有名AV女優だったことが町中の人に知られてしまう。

菜美たちは夏希の自宅を訪れ事情を聴く。

夏希は夫に自分の過去を打ち明けられなかったという。菜美は時間が過ぎるのを待とうとするが、夏希の自宅の壁に落書きをされ、夏希の過去を知った夫は家を出て行ってしまう。

夏希を町から追い出そうとする人たちに菜美たちは反発し、自分たちで問題解決を図ろうとする。

【第1話】

専業主婦の伊佐山菜美(綾瀬はるか)は、合コンで知り合って結婚したIT企業経営者・勇輝(西島秀俊)と、閑静な高級住宅街で暮らしている。

菜美には料理センスがなく、夫が自宅で食事をしてくれないことに悩んでいた。

そして菜美には、夫にも内緒にしている過去がある。温かい家庭を作ることが菜美の念願だったが、結婚後半年経った頃には、そんな生活にも物足りなさを感じるようになっていた。

ある日、菜美は、隣人の主婦・優里(広末涼子)京子(本田翼)から料理教室に誘われ通い始める。いろんなことを知っているお姉さんのような優里と、人懐っこい妹のような存在の京子からアドバイスを受けるなど、初めての女友達との友情をはぐくんでいく。

同じ料理教室に通う知花(倉科カナ)が夫からDVを受けていると気付いた菜美は、優里と京子に相談し、DVされていることを打ち明けようとしない知花の本音を聞き出すために親友になることにする。

少しずつ菜美たちに心を開いてきた知花は、夫・喬史(近藤公園)との生活について話し始める。菜美たちは知花のことを救うため、喬史と直接話をしようとするが…。

果たして菜美は問題を解決できるのか。

ドクターX

【最終話】

城之内博美(内田有紀)との買い物中に突然大門未知子(米倉涼子)が倒れた。神原晶(岸部一徳)も未知子の身体のことを心配する。

食道がんを患っている内神田景信(草刈正雄)が東帝大学病院で手術を受けることになった。未知子以外にこのオペをできるものはいないが、内神田は未知子の執刀を拒否する。ほかの医師たちは失敗を恐れて誰も手を上げない。

そこに、未知子も認める外科医・加地秀樹(勝村政信)がやってくる。加地はある条件を出し執刀医に手を挙げる。

蛭間(西田敏行)はある考えの元、内神田の息子・西山(永山絢斗)を執刀医に指名するが、未知子は自分じゃなければこのオペはできないと断言する。

未知子は内神田の命を救えるのか?そして未知子の病状は?!

【第9話】

城之内博美(内田有紀)の娘も通っていたバレエ教室の生徒・九重遥(井本彩花)が祖父の九重節郎(大友康平)と一緒に東帝大学病院にやってきた。

もうすぐバレエの選考会があるのだが、足の痛みがおさまらないという。検査の結果、炎症だと判明するが、未知子(米倉涼子)はそのまま放置すると運動能力に支障が出る舟状骨骨折かもしれないという。

博美は心配し、遥の母・九重比佐子(原沙知絵)に再検査を受けた方がいいとアドバイスする。だがその後、比佐子は節郎と一緒に病院へ行った遥を責めだす。

整形外科医の木元(きたろう)が遥を再検査したところ、やはり舟状骨骨折だと判明。完治させるためには2回の手術が必要で治るまでに半年ほどかかってしまう。選考会は諦めるしかないが、そのことを聞かされた遥はショックを受ける。

未知子が1回の手術で選考会までに完治できる術式を考えるが、未知子の前に高い壁が立ちはだかる。

日本医師倶楽部の会長・内神田景信(草刈正雄)は未知子を日本の医学界から追い出そうと画策していた。

未知子は窮地に立たされることになる。

【第8話】

元大臣秘書官・八雲拓哉(林家正蔵)が記者会見を開いて告発した。その内容は、ある大学病院の補助金不正使用を厚生労働省が隠蔽したというものだった。

八雲は肝外発育型肝細胞がんと診断され、死ぬ前に正義を貫こうと考えて告発したのだ。

蛭間重勝(西田敏行)は八雲を広告塔にしようと画策し、東帝大学病院に入院させる。八雲のオペは大変難しく、大門未知子(米倉涼子)にしかできないと思われる。そんな中、西山直之(永山絢斗)が執刀医に立候補した。だが、未知子でさえ、実際に切ってみないとわからない部分もあり、このオペには豊富な経験や臨機応変さが必要とされる。未知子もほかの医師たちも、このオペは西山には無理だと判断し、結局は未知子が執刀医に指名される。

その後、八雲が告発した人物が、内神田景信(草刈正雄)の友人だったことがわかる。内神田に指示された蛭間は、執刀医を未知子から海老名(遠藤憲一)に変更。その上、未知子は病院を解雇される。

納得がいかない未知子に西山は自分の思いをぶつける。

【第7話】

内神田景信(草刈正雄)の妻・小百合(戸田菜穂)蛭間重勝(西田敏行)のもとへやってきた。従妹の萌々香(小飯塚貴世江)の見合い相手を医局の中から探してほしいという。

選ばれたのは原守(鈴木浩介)。意気込んで見合いの場へ行くと、未知子(米倉涼子)がそこに外国人女性を連れてきた。その女性・ナナーシャ・ナジンスキー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、原と同じ時期にロシアの病院に勤務していた外科医で、原の元恋人だった。

ナナーシャは超一流の外科医だが、原に会うために外科医を辞めて日本へ来たという。

その状況に蛭間夫妻は激怒し、ナナーシャと縁を切るよう命じる。原はナナーシャ本人に事情を話すが、滞在予定の3か月だけでいいから自分と一緒にいてほしいと懇願されてしまい、原の気持ちは揺れる。

そんな中、未知子はナナーシャの異変に気付く。検査の結果、脳腫瘍を患っていることが判明。このまま放置すれば3カ月ほどしかもたない。

未知子は自分に手術をさせてほしいと申し出るが、ナナーシャはこのオペは無理だと拒否する。

【第6話】

猪又孝(陣内孝則)のオペを受けた患者が術後の経過についてクレームを入れてきた。猪又は麻酔科医・城之内博美(内田有紀)のせいで時間がかかったと罪をなすりつけ言い逃れする。

もちろん博美には何の落ち度もないため、正々堂々と文句を言うが、猪又が根回しをしていたことで東帝大学病院へ出入り禁止となってしまう。

これにより浮上したある事実をきっかけに、博美は大門未知子(米倉涼子)とも険悪な雰囲気に陥る。

未知子が博美と一緒に担当するはずだった手術の日が近づいていた。患者は、未知子や博美が親しくしている中華料理店の店主・六浦良夫(平泉成)の妻・敦子(松金よね子)だ。

敦子の手術前に、良夫の膵臓に複数の腫瘍があることが判明。根治するには全摘しかない。リスクは高いが命を助けるために未知子は全摘を主張する。だが良夫のオペは猪又が担当することに…。

良夫を助けるにはどうしても博美の腕が必要だった。諦めきれない未知子は神原晶(岸部一徳)の力を借りて博美の出入り禁止をとこうとするのだが、博美は手術はやらないと拒否する。

【第5話】

日本医師倶楽部会長の内神田景信(草刈正雄)は、「東帝大学病院」に最先端の人工知能診断システム「ヒポクラテス」を使った症例をあげるよう指示する。それにはある思惑があった。

蛭間重勝(西田敏行)は早速それに従おうとするが外科副部長・鳥井高(段田安則)は、懐疑的だった。

世界最強と言われる将棋ロボットと対局していた天才棋士・五反田五郎(間宮祥太朗)がけいれんを起こして意識を失い、東帝大学病院に搬送されてきた。

脳しゅようが疑われるが、MRI画像では判断がつかない。

意識を取り戻した五反田は、病名をはっきり告げない鳥井に腹を立て自宅へ帰ろうとする。だが今度は足に力が入らなくなってしまう。

緊急カンファレンスが行われる。五反田の血液検査の結果にも異常はなく診断できずにいると、鳥井が「ヒポクラテス」の診断結果を出してきた。その結果をもとに、脳しゅようと特定。

何か違うと反論する未知子(米倉涼子)だが、病名まではわからない。

その後、五反田が意識障害に陥り、脳しゅようの可能性はますます高まる。

五反田には、「ヒポクラテス」が示した手順に従い、脳膿瘍の手術が行われることになった。どうしても手術を成功させたい蛭間は、未知子を執刀医に指名する。未知子はそれを拒否するが…。

【第4話】

森本光(田中圭)が参加した婚活パーティーで、一人の女性と出会い婚約をした。

その女性が勤務中の森本を訪ねてきて結婚式場を予約できたことを報告。だがその直後、突然目の前で倒れてしまう。

そこにいた大門未知子(米倉涼子)が処置をし、その女性が肝臓がんを患っていることが判明。

「東帝大学病院」で手術することになるが、どう頑張っても自己再生できるギリギリの肝臓しか残せない。

術前カンファレンスで内神田四織(仲里依紗)という彼女の名前を目にした海老名敬(遠藤憲一)は驚く。「日本医師倶楽部」会長・内神田景信(草刈正雄)と同じ珍しい苗字だったからだ。

海老名がそれとなく四織に確認すると、四織は内神田の前妻の娘であると告白。

海老名から報告を受けた蛭間は慌てて、海老名と猪又孝(陣内孝則)鳥井高(段田安則)3人でのオペを指示。

だが四織は森本以外の手術は絶対に受けないと突っぱねる。

四織の命を救いたいという思いは強くあるが、自分の腕に自信がない森本は、未知子を助手に指名する。

だが未知子はそれを拒否。

手術中、思わぬ事態が発生する。

【第3話】

「東帝大学付属幼稚園」の園長・三鴨寿(平田満)が倒れ、偶然その場にいた大門未知子(米倉涼子)が「東帝大学病院」へ搬送した。

肺に腫瘍があることがわかり、未知子はすぐにオペするべきだと主張するが、三鴨は気が進まない様子。

もともと三鴨は外科副部長・猪又孝(陣内孝則)の患者だった。猪又から、薬で腫瘍を小さくしなければオペはできないと言われていたのだ。猪又が反対する中、未知子は自分ならできると断言。

三鴨がセカンドオピニオンを希望し、その数日後、なぜか名医紹介所へやってきた。事情を聞いた所長の神原晶(岸部一徳)は、東帝大学病院の院長・蛭間重勝(西田敏行)を訪れる。蛭間は、セカンドオピニオンを望んだ患者の受け入れを渋るが、何とか説得し、三鴨を入院させた。

誰が執刀するかということで未知子と猪又が揉め始める。蛭間は猪又を執刀医に、未知子に第一助手を命じる。

プライドが高い猪又はフリーランスの未知子と一緒にオペをすることに難色を示す。すると蛭間が猪又にあることを囁く。

三鴨を慕っている園児たちからある話を聞いた未知子はそれが引っかかる。

【第2話】

「東帝大学病院」の院長を解任されていた蛭間重勝(西田敏行)が院長として戻ってきた。だが、西山直之(永山絢斗)伊東亮治(野村周平)などゆとり世代と言われる年代の医師は大学病院のいわゆる“組織”のことなど自分たちには関係ないという態度で、院長回診もすっぽかす。

大門未知子(米倉涼子)は、院内でみぞおちを押さえて苦しがっている女性を見かける。その女性は、伊東の母親・不二子(中田喜子)だった。

未知子はすぐに検査が必要だと考えるが、伊東はまるで関心がないかのように、その場から離れ、母親を残したまま病院を出て行ってしまう。

翌日、蛭間を訪ねてきた不二子が倒れた。不二子は進行胆のうがん肉腫を患っていた。東帝大学病院で手術を受けることになり、術前カンファレンスが行われる。そこで、伊東が高度な術式を提案。

世間の注目を集められると考えた蛭間は、伊東を執刀医に指名する。だが不二子は手術を拒否。伊東も説得まではしようとしない。未知子がなんとか説得しようとするが…。

【第1話】

フリーランスの天才外科医・大門未知子(米倉涼子)は、絶景の露天風呂へ行くために路線バスに乗る。

峠を走行中、運転手の車田一久(松澤一之)が突然意識を失った。心肺停止に陥ったため、未知子は慌ててバスを停車させる。

蘇生を試みるが反応はない。そこに偶然通りかかった女性の手を借りて、麓の病院へと運び込んだ。そこにいた医師は、過去に未知子に憧れ、医局を離れて行った外科医の森本光(田中圭)だった。

森本に助手を頼み、未知子はオペを始めた。だが手術室さえない小さな病院で根治手術をするのは不可能。未知子は、近いうちに必ずもう一度オペをすると言って病院をあとにした。

「東帝大学病院」では、志村まどか(大地真央)が初の女性院長として大改革を行っていた。そこに突然未知子が現れる。バスの運転手を蘇生していた時に偶然通りかった女性はまどかだった。

車田のオペは設備の整った東帝大学病院で行うのが最善だと考えたまどかは、車田を転院させ、未知子を雇うことも決意する。

車田の術前カンファレンスが行われたが、まどかはなぜか執刀医から未知子を除外する。そして、アメリカの心臓外科医・ジャイケル・マクソン教授に、手術支援ロボットを遠隔操作し手術をするよう依頼したと言い出す。

その後、とんかつ屋で食事をしていた未知子の前で、有名ジャーナリスト・一色辰雄(升毅)が倒れた。東帝大学病院に搬送するのだが、これがある事件を引き起こす。

刑事ゆがみ

【最終話】

ヒズミ(山本美月)が意識不明で病院に搬送された。慌ててかけつけた弓神(浅野忠信)の顔を見たヒズミは、声にならない声で「人殺し」と訴える。その後、弓神は羽生(神木隆之介)たちの前から姿を消した。

犯人が書いたと思われるメッセージから、死んでいるはずの作家・横島不二実(オダギリジョー)の指紋が検出された。ドライブレコーダーの映像にも横島の姿がはっきり映っている。資産家の元医師・薮田恒男(渡辺哲)を殺害したのは横島だと断定し捜査が進められることになった。

横島は7年前、自分の小説「ロイコ」のように河合武(渋川清彦)伊代(酒井美紀)夫妻を殺害した。その時生き残ったのがヒズミだ。

逮捕される寸前に焼身自殺したと考えられていたが、弓神が偽装した可能性が浮上。

数日後、ヒズミが病院から姿を消した。筆談用のボードには「もう元気になりました」というメッセージと、ロイコ事件で殺害現場に残されていたものと同じカタツムリのマークが描かれていた。

その頃弓神は漫画喫茶で「ロイコの部屋」というサイトを見ていた。そこで「空飛ぶサンタを見たい人募集。豪傑で強靭な男性優遇」という告知を見つける。

薮田殺害事件の元になったと考えられる小説「聖なる夜空にサンタが舞う」の中に、「豪傑で強靭な男たちがやってきて、その刑事を襲った」という一文がある。

漫画喫茶で弓神を拘束した羽生に、横島が犯行を続けるつもりであること、次は自分か羽生が狙われていることを伝える。

【第9話】

資産家の元医師・薮田恒男(渡辺哲)の遺体が自宅の風呂場で発見された。弓神(浅野忠信)羽生(神木隆之介)は現場へ向かう。

風呂には熱湯が張ってあり、薮田の体にはいくつもの傷やあざがあった。金庫の中身や高価な美術品は盗まれていない。「積年の恨み、ここに晴らす」と書かれたノートの切れ端が薮田の着ていた上着から見つかったこともあり、捜査は怨恨の線で進められることに。

第一発見者は薮田家の家政婦・石崎春菜(二階堂ふみ)だった。彼女の話によると、薮田は随分前に妻・波江(仁科亜季子)と離婚しており、息子も他界しているという。友人もおらず、家にこもっていたらしい。

菅能(稲森いずみ)は、今回と同じような事件を捜査したような気がしていた。そしてそれが横島不二実の未完小説「聖なる夜空にサンタが舞う」に酷似しているのだと気づく。横島は過去、小説にそっくりの殺人事件を起こしたロイコ事件の犯人だ。焼身自殺を遂げている。

「聖なる夜空にサンタが舞う」は、親の虐待に苦しんだ息子が失踪し、その後復讐するという内容で、その小説の中でも父親は風呂場で死んでいる。

薮田の息子・晴男(鹿間康秀)は、医学部受験に失敗したことで薮田に厳しく責められ家出しており、戸籍上は認定死亡となっていた。

息子の復讐なのだろうか。菅能や羽生はこの一致に興奮するが、弓神は興味がないのかやる気を見せない。

【第8話】

弓神(浅野忠信)は、お気に入りの競走馬が引退することで落ち込んでいた。そして気分転換にと羽生(神木隆之介)を連れてキャバクラへ行く。

弓神はそこでも馬の話ばかりして呆れられ、キャバクラ嬢のキララ(久松郁実)たちからおだてられた羽生は調子に乗って酒を飲みまくる。

そこに猿渡愛実(市川由衣)がやってくる。愛実は過去に弓神が窃盗容疑で逮捕した女性だった。

愛実は児童養護施設にいる一人息子・実(吉沢太陽)と一緒に暮らすため、キャバクラで働きながら昼の仕事を探しているという。

その数日後、愛実の遺体が発見された。彼女の遺体は高級マンションの敷地内で見つかり、手には180万もの現金が握られていた。

このマンションで一人暮らしをしている元銀行員で資産家・沼田徹(小林隆)の部屋に侵入して現金を盗み、逃げようとした際にベランダから転落したとみられる。沼田は、現金が戻ってきたということもあり被害届は出さないという。そのため、ただの事故扱いになるはずだった。

だが弓神は、彼女の手口との違い、そしてすでに足を洗っており、弓神に窃盗には手を染めないと誓った彼女の様子から、その死に疑問を抱く。

うきよ署強行犯係は、高齢者を狙った詐欺事件の捜査に協力することになった。おとり捜査をする中、現金の受け渡しで現場に現れたのは…。

【第7話】

菅能(稲森いずみ)の親友・近江絵里子(りょう)が服毒死した。

前の日の夜、菅能は大学時代の同窓会に参加し、そこで絵里子と再会。絵里子は一流デザイン会社の管理職で、来年年下のイケメン実業家と結婚する予定だと話していた。

SNSにも幸せそうな写真がアップされていた。

絵里子が死亡したのは菅能と別れて間もなくのことだった。

1カ月ほど前、絵里子は300万もの大金をひったくられており、その件で確認に来た警察官が第一発見者だった。

死因は青酸カリによる服毒死と考えられる。

菅能は自殺などするはずがないと主張し、交友関係を徹底的に洗うよう、弓神(浅野忠信)たちに命じる。

捜査を勧めるうちに、絵里子が左遷されたことをきっかけに3か月前会社を辞めていたことが判明。

最近絵里子と親しくしていたという三枝優里(早見あかり)によると、絵里子には誰にも言えない秘密があったことが明らかになる。

【第6話】

弓神(浅野忠信)羽生(神木隆之介)たちは、総資産が300億円を超えるIT企業家の貝取勝平(新田真剣佑)を狙ったにした傷害事件を捜査していた。

オープン予定だったプラネタリウムで事件は起きた。運転手がそこまで貝取を送り、予定時間の深夜0時に迎えに行くと、貝取が血を流して倒れていたのだ。

貝取はプラネタリウムへ行くことをSNSに投稿していた。

貝取が意識を取り戻したため、弓神たちが会いに行った。事件当時、イヤホンで音楽を聴いていて振り向いたところを刺されたらしく、顔は覚えていないらしい。

今までに強引な企業買収を繰り返していた貝取を恨む人間は多くいると思われる。そのうちの一人が望遠鏡メーカー・スタームーンの創業者・星月亘(辻萬長)だ。貝取が作ったプラネタリウムにもこの会社は関わっていたが、貝取が急に出資を取りやめたため、倒産してしまい、星月の息子で社長だった晃介は自殺している。

貝取が襲われた時間、星月は酒を飲み自宅で寝ていたという。孫娘・光希(新井美羽)もそう証言している。

羽生は、ゲームアプリ「モンコレ」をきっかけに光希と親しくなる。

弓神たちは、貝取がモンコレで急成長したテンドーカンパニーも買収しようとしていたと知る。

【第5話】

花道署からの要請を受け、弓神(浅野忠信)羽生(神木隆之介)は誘拐事件の捜査に協力することになった。

誘拐されたのは、前花道市長の娘・宇津巻京子(板谷由夏)とその婿で市会議員をしている誠治(丸山智己)のひとり娘・真利奈(後藤由依良)だ。

弓神に協力要請があったのには理由がある。それは現場にカタツムリのマークが残されていたからだった。

7年前、花道署管内である夫婦が殺害され、娘だけが生き残るという殺人事件が起きた。事件内容が「ロイコ」という小説に似ていたためその事件はロイコ事件と呼ばれていた。ロイコというのはカタツムリに寄生し、脳まで支配していく寄生虫のことで、その小説は主人公が殺人鬼に寄生され殺人を犯していくという内容だった。その現場にカタツムリのマークが残されていたのだ。

犯人はその小説の作者・横島不二実で、逮捕される前に焼身自殺している。その犯人を追い詰めたのが弓神だった。

弓神は羽生に、ヒズミ(山本美月)が麻薬の売人だと嘘をつき、マークさせている間に、自分一人で宇津巻邸へ向かった。花道署の刑事・久松(木下ほうか)と合流し、「ロイコ」の発禁運動を行ったのが前市長・宇津巻喜平だと知る。

喫茶店でテレビを見ていたヒズミは、事件の報道でカタツムリの絵を見た途端店を飛び出していった。

誘拐犯から、京子と誠治に身代金を持ってくるようにと連絡が入る。

【第4話】

完成間近のデザイナーズビルで男性が転落死した。亡くなったのはそのビルの設計を手掛けた建築士の大山昇(姜暢雄)だ。

弓神(浅野忠信)羽生(神木隆之介)はすぐに捜査を開始する。

警備員(前野朋哉)の話によると、言い争う声を聞き、外階段に様子を見に行くと高遠建設の社員・堤祥子(高梨臨)高遠玲奈(池端レイナ)がいて、大山は階段下に倒れていたという。

祥子と玲奈は会社の同期だ。玲奈は大山の婚約者で高遠建設の社長令嬢でもある。二人の証言も警備員と一致していた。

玲奈と大山が二人でこっそりビルの完成祝いをしようとしていたところに祥子が現れたらしい。祥子は玲奈たちが付き合いだす前に、一度だけ大山と関係を持ったことがあり、それ以来大山からのストーカー行為に悩んでいたという。

相談しても信じなかった玲奈にわかってほしくて、ホテルでの写真を見せストーカー行為をやめさせようと考えたらしい。

大山は祥子と二人で話したいといい、玲奈に上の方で待つように指示。その後、言い争う声が聞こえ、慌てて玲奈が現場へ戻ると、踊り場で大山が祥子を押さえつけており、振り払おうとした時にバランスを崩して大山が転落したという。

祥子は正当防衛を主張するが弓神はこの段階ではまだ判断できないと答えた。すると祥子は、ストーカー被害について警察に相談したのに取り合ってもらえなかったと怒りだした。

その時対応したのは交番勤務をしていた羽生だった。

【第3話】

弓神(浅野忠信)たちは、今月末で定年を迎える真下誠(寺脇康文)巡査部長の退職辞令交付式に出席していた。

誠実な真下は地元住民からも慕われており、交番勤務の際に世話になっていた羽生(神木隆之介)も、警察官の鏡だと真下のことを尊敬している。

その数日後、山菜取りで裏山に登った老夫婦が、頭から血を流している男性を発見する。それはなんと真下だった。何者かに頭を殴られ、意識不明で病院に搬送されていた。

事件現場には、無数の足跡とトラックがUターンした時についたと思われるタイヤ痕が遺されていて、耐寒用の手袋が片方だけ落ちていた。

真下の病院を訪れた羽生は必ず自分の手で犯人を捕まえると誓った。

一緒に病院に来ていた弓神は真下のリュックから、大きな絵が描かれたスケッチブックを見つける。

そこに真下の娘・唯香(佐藤玲)がやってきた。真下の妻は、唯香が小学生の時に他界していて、唯香の7つ上の姉は高校中退後、音信不通になっているため、唯香だけが真下の家族だった。

そんな中、真下の容態をしつこく尋ねる男が不審な男が現れた。病院の防犯カメラには作業服を着た男が映っている。

菅能(稲森いずみ)たちは、その映像を元に、犯行時間に山に出入りしたトラックを絞り込む。

羽生はその中の1台に目をつけ、病院に現れた作業服の男・堀田剛(柳俊太郎)にたどり着いてその男の身柄を拘束した。

【第2話】

弓神(浅野忠信)たちは、中学校の国語教師・早杉千里(水野美紀)が襲われた強姦未遂事件の捜査を始めた。

自宅のアパートで就寝中、窓から入ってきた男に襲われそうになったのだ。

そこに、千里が勤務する中学校で教育実習をしていた大学生・打越将也(中川大志)が訪ねてきて犯人と争いになった。

千里は犯人が振り回した花瓶で右腕をケガし、打越は犯人を追いかけようとして花瓶の水で足を滑らせ頭部を殴打。意識不明の重体で病院に搬送された。

だが千里は被害届を出そうとしない。菅能(稲森いずみ)は、法改正で強制性交等罪の非親告罪化が決定したと伝え、捜査を開始する。

千里の立場を考え、不法侵入と傷害事件として捜査をすることになった。

千里と打越の経歴を調べていた弓神は、二人が教師と教え子という関係にあったと知る。

現場に残された足跡から、犯人としてある人物が浮上する。

【第1話】

うきよ署強行犯係の刑事・弓神適当(浅野忠信)は、適当でだらしない性格で、人と行動するのが苦手な変わり者だが、捜査となると常識などにとらわれることなく、ただひたすら真実を追い求める。

そんな弓神とバディを組んでいるのは若手刑事の羽生虎夫(神木隆之介)。上昇志向も正義感も強い羽生にとって、弓神は面倒な存在でもある。

弓神と同期の強行犯係係長の菅能理香(稲森いずみ)も、弓神の勝手な行動には手を焼いている。

ある日、歩道橋の下であおむけになって死んでいる女子大生・押田マイが発見される。死亡推定時刻は夜中の1時で、酒を飲んで帰宅する途中、誤って階段から転落したとみられていた。だが、弓神は彼女の死体を見て違和感を感じ、羽生まで巻き込んで勝手に捜査を開始する。

ハッカーの“ヒズミ”こと氷川和美からも情報を得た弓神は、事件当日マイと一緒に飲んでいたという友人・倉間藍子に会いに行くことに。

そこで、1週間ほど前に、マイが電車内で痴漢を捕まえたこと、その男から金を受け取って警察には届けなかったこと、その後、嫌がらせをされるようになったことなどを聞かされる。

痴漢騒動があった駅を訪れた弓神たちは、当日勤務していた駅員・坂木望からも話を聞く。

偶然にも、坂木は羽生の中学時代の同級生だった。坂木に協力してもらい、痴漢疑惑をかけられた男・沢谷を発見する。

コウノドリ

【最終話】

透子(初音映莉子)は出産前診断でお腹の赤ちゃんがダウン症候群だと診断された。悩んだ結果、産むことを決意したものの、不安が消えたわけではない。サクラ(綾野剛)今橋(大森南朋)も、透子に寄り添う。

父親・晃志郎(塩見三省)が亡くなり、地元に帰った四宮(星野源)は自分の今後について悩んでいた。

サクラは四宮の様子に気付き、ある人物と会わせることに。

白川(坂口健太郎)に新しい研修先が見つかり、ペルソナを離れることになった。学生時代からずっと一緒に過ごしてきた下屋(松岡茉優)はさみしくないと強がる。そんな下屋に白川がある言葉をかけた。

小松(吉田羊)の同期の武田(須藤理沙)がいよいよ出産の日を迎えた。そして出産の途中に思っても見ない出来事が起こる。

【第10話】

妊婦の高山透子(初音映莉子)が夫の光弘(石田卓也)と一緒にやってきた。透子は別の病院で出産前診断を受け、21トリソミー陽性の結果が出ていた。

サクラ(綾野剛)は、羊水検査について説明し、お腹にいる赤ちゃんについては、二人で話し合い決めていかなければならないと言い、二人を支える。

サクラと今橋(大森南朋)は、出生前診断を受けたもう一組の夫婦・明代(りょう)信英(近藤公園)のカウンセリングをすることに。

羊水検査の結果、ダウン症候群という診断を受けている明代はサクラたちにある決意を伝えた。

【第9話】

サクラ(綾野 剛)の元に篠原沙月がやってきた。彼女は妊娠しているが、過去に2度流産したことがあり不安そうに診察を受ける。エコー検査をすると、今度も胎児に心拍はなかった。

3度目ということもあり、沙月は不育症を疑う。

四宮(星野源)は父親・晃志郎(塩見三省)が再び倒れたと聞き、石川県能登に帰省する。すると晃志郎が診察していた妊婦に早剥の疑いが。

自分が執刀するしかないという晃志郎を見ていた四宮は、父親に代わって自分が緊急カイザーを行う。

下屋(松岡茉優)が救命の現場で対応できずに悔しい思いをしている中、36週の妊婦が救急搬送されてきた。下屋は産婦人科医として緊急カイザーを提案する。

【第8話】

風間真帆(芦名星)は、吸引分娩での出産を控えている。サクラ(綾野剛)小松(吉田羊)、そして白川(坂口健太郎)も傍にいた。

新生児科医としての経験を積み自信も持てるようになってきた白川は、全ての赤ちゃんを救うためにも医者としてももっと上を目指すべきだと同期の下屋(松岡茉優)に熱く語る。

だが最近の白川の様子を見ていた今橋(大森南朋)は自信を持ち始めたことで周りが見えなくなるのではないかと心配していた。

そんな中、重大なことが起きる。

ある日、四宮(星野源)の妹・夏実(相楽樹)から能登の町で唯一の産科医である父親(塩見三省)が倒れたと連絡が入る。

【第7話】

サクラ(綾野剛)たちの前で小松(吉田羊)が突然倒れた。子宮筋腫があるのはわかっていたけれど、忙しくて検査に行けなかったと、小松は明るく答えた。

詳しく検査した結果、子宮腺筋症と卵巣チョコレート嚢胞だと判明。ガンになる可能性もあるため、サクラは子宮を全摘するのが一番の方法だと考える。

小松もそれが一番の方法だとわかっているが躊躇していた。

彼女の決断を見守るサクラたち。その中で小松が出した結論とは。

【第6話】

下屋(松岡茉優)は、こはる産婦人科で神谷カエという女性と出会う。カエは切迫早産で入院しているこの病院唯一の入院患者だ。

不安を募らせているカエの力になりたい下屋は積極的にコミュニケーションを取り、少しでも不安を和らげようと努めていた。

年齢も名前も同じ二人は徐々に親しくなっていく。

白川(坂口健太郎)は下屋が患者と近くなりすぎていることを心配していたが、サクラ(綾野剛)四宮(星野源)に頼ってばかりじゃ一人前にはなれない、判断力をつけるにも大事なんだと反論する。

カエの様子を見て違和感を感じた下屋は産婦人科の院長にそのことを伝えるが、週明けに検査をすると言われ病院をあとにした。

下屋がペルソナに戻ると産婦人科から緊急搬送の連絡が入り、カエが運ばれてきた。

【第5話】

妊娠27週の妊婦・西山瑞希がサクラ(綾野剛)の元にやってきた。

検査の結果、切迫早産の可能性があるということで急遽入院することに。

妊婦・七村ひかるも切迫早産で入院している。同室になった二人はすぐに意気投合し仲良くなった。だが、瑞希の赤ちゃんに予測不能な出来事が起こる。

白川(坂口健太郎)は、3日前に下屋(松岡茉優)が急遽帝王切開した超低出生体重児の翔太くんを担当している。翔太くんは早期に手術をしなければならないが、両親は帝王切開になってしまったことに納得しておらず、手術を拒否する。

【第4話】

サクラ(綾野剛)の元へ一人の妊婦・蓮(安めぐみ)がやってきた。彼女はトーラックを望んでいる。トーラックというのは、帝王切開の経験がある妊婦が自然分娩をすることを言う。

蓮は、帝王切開で出産したために自分の子供を愛せないのではないかと考えており、次はどうしても自然分娩で産みたいと主張する。

サクラは彼女の意思を尊重したいと考えるが、四宮(星野源)は子宮破裂の危険もあるため、リスクが高すぎると反対する。

産婦人科医にはならないと言っていた研修医の吾郎(宮沢氷魚)は、蓮の出産に関わることで自分の中の変化に気付く。

【第3話】

サクラ(綾野剛)の健診を受けた妊娠36週の山崎麗子(川栄李奈)は心臓病を抱えている。素直な性格のため、人から言われたことを真に受けてしまい、サクラを困らせる。

麗子の体への負担を考え、サクラは無痛分娩を勧めるが、麗子は周りの意見に左右されてばかり。

無事出産したキャリアウーマンの佐野彩加(高橋メアリージュン)は、生後2か月を迎えるみなみの心室中隔欠損の診察を受けるため病院を訪れる。

彩加は診察中もみなみの顔を見ず、仕事復帰の話をしていた。その様子を見た白川(坂口健太郎)は違和感を感じる。

サクラと小松(吉田羊)は、診察を終えた彩加と偶然出くわす。みなみが泣いていてもあやそうとしない彩加を見たサクラはある妊婦のことを思い出す。

みなみを預ける保育園が見つからずに思いつめた彩加は、赤ちゃんを病院の受付に残し姿を消してしまった。

【第2話】

妊娠19週の妊婦・佐和子(土村芳)は、サクラ(綾野剛)から子宮頸部腺がんと診断された。

がんの進行が早いため、どれくらいまで赤ちゃんを成長させるのか、佐和子の治療をどうするのか、夫婦は厳しい決断を迫られる。

今回手術をするとなれば子宮が全摘出されると知った佐和子は、どうしても赤ちゃんを産みたいという気持ちを強めていく。

だが、がんは進行していく。サクラ、四宮(星野源)下屋(松岡茉優)、新生児科の今橋(大森南朋)白川(坂口健太郎)の意見も異なる。

夫婦は一体どんな決断を下すのか。

【第1話】

ベテランの産婦人科医となった鴻鳥サクラ(綾野剛)は、恩師・荻島勝秀(佐々木蔵之介)が働く離島の病院を訪れた。

島の人たちと接する荻島を見たサクラはあることを考える。

研修医だった下屋(松岡茉優)や新生児科の白川(坂口健太郎)も専門医として懸命に働いている。

離島から戻ったサクラは助産師の小松(吉田羊)と、耳が聞こえない妊婦の早見マナを診察。付き添いで来ていた夫の健治も耳が聞こえない。

医療用語を手話で伝えるには限界があるため、ホワイトボードを使い、筆談で内容を伝える。

産婦人科医・四宮(星野源)は、キャリアウーマンの妊婦・佐野彩加を診察していた。仕事に早く復帰したい彩加は、予定通りに生まれてくるのかを気にしていたが、四宮はその質問に答えず、診察を続ける。その結果、赤ちゃんが心室中隔欠損という病気で心臓に小さな穴が開いていることが発覚。動揺する彩加と夫の康孝に、丁寧に状況を伝える。

マナも、出産を前に不安な気持ちをサクラに打ち明ける。

先に生まれただけの僕

【最終話】

鳴海(櫻井翔)聡子(多部未華子)から別れを告げられた。その上、加賀谷(高嶋政伸)からは、京明館の校長を続けたいなら会社を辞めて転籍しろと迫られる。

ちひろ(蒼井優)たちは、新入生を増やすために活動しているが、なかなか希望者は増えない。

定年割れになった場合自分が責任を取ると鳴海が話したため、ちひろは鳴海が京明館を辞めるのではないかと不安になる。

そんな鳴海に柏木(風間杜夫)は、樫松物産に戻って聡子と結婚することを勧める。京明館への愛情を感じながらも、樫松物産に戻る決意をするが…。

【第9話】

河原崎(池田鉄洋)が、バスケ部に所属する生徒の保護者たちが怒っていると鳴海(櫻井翔)に報告。

部活を強化するために雇ったコーチ・熱川(松田悟志)が遠征試合を組んだのだが、保護者が負担しなければならない費用が高額だったためだ。

河原崎は何も聞かされていなかったため抗議するが、バスケ部を強くするためには遠征試合は必要だと熱川も一歩も引かない。鳴海は板挟みになってしまう。

職員会議で来年度の入学試験について話し合われる。目標人数を獲得するためには、1000人ほどの受験生に個別相談に来てもらう必要があると聞かされ、鳴海は驚きを隠せない。

現在、滑り止めにされている京明館が受験生を増やすにはどうしたらいいのか。教師たちはアイディアを出し合う。

鳴海と聡子(多部未華子)は相変わらずすれ違っていた。二人の関係に悩む聡子は仕事でミスを犯してしまう。

鳴海はそんな聡子の気持ちにも気づいておらず、ちひろ(蒼井優)にどのようにして指輪を渡したらいいか相談するが、それを尋ねられたちひろは複雑だった。

【第8話】

学校改革に手ごたえを感じていた鳴海(櫻井翔)は、2年3組の生徒・大和田達也(伊能佑之介)の成績が落ちたことで父親の和宏(升毅)が怒っているとちひろ(蒼井優)から聞かされる。

クラスでも成績は上位だったが、今は最下位で、3年へ進級する際には進学クラスから普通クラスに移ることになる。

和宏は子供の成績が下がったの学校のせいだと決めつけていた。

だが、再び学校を訪れた和宏の態度は一変していて鳴海たちを戸惑わせる。実は、塾に行くと言いながら将棋教室に通っていたというのだ。自宅でも勉強をするふりをして将棋の勉強をしていたらしい。

しかも、達也はすでにアマチュア5段の腕前で、プロ棋士になるために全ての時間を使いたい、学校を辞めてもいいとまで言い始める。

将棋に詳しくない鳴海やちひろは後日に話し合いの場を設けることにした。

その頃聡子(多部未華子)はロンドン出張中だった。そこで後藤田(平山浩行)からある告白をされる。

【第7話】

鳴海(櫻井翔)は学校説明会を成功させ手ごたえを感じていた。学校の経営に夢中で、聡子(多部未華子)と会った時もその話ばかりしてしまう。

ちひろ(蒼井優)は受け持っている生徒・三田ほのか(山田佳奈実)の母親・真咲美(神野三鈴)から、ほのかが卒業後すぐに結婚したいと言って困っていると聞かされる。相手はほのかの12歳も年上の男性だった。

ちひろはそのことを鳴海と柏木(風間杜夫)に報告する。鳴海と一緒にほのかから話を聞くが、本人の決意は固い。相手の男性も結婚を考えているという。だが鳴海は、二人が結婚することは間違っていると考えていた。

鳴海が邪魔でしかない加賀谷(高嶋政伸)は、鳴海と聡子を別れさせようと策を練っていた。そんな加賀谷の企みに気付いた聡子は鳴海に伝えようとするが、街で偶然ちひろを見かけ…。

【第6話】

オープンキャンパスが成功に終わり、鳴海(櫻井翔)は京明館の評判が高まったと感じていた。学校説明会でも学校をアピールし、多くの受験生を獲得し入学者を増やさなければならない。

だが受験生にとっては依然として、公立の滑り止めでしかない。そう考える鳴海の焦りは募っていく。

オープンキャンパスを見に来た聡子(多部未華子)は、鳴海とちひろ(蒼井優)の関係を気にしていた。鳴海はそんな気持ちには全く気づいておらず、学校説明会の準備に追われるあまり、聡子からのデートの誘いを断り続けていた。

一方、ちひろの心境にも変化が…。一生懸命な鳴海の姿を間近で見て鳴海を慕う気持ちが芽生え始めていた。

学校説明会当日。鳴海は得意のプレゼンで京明館をアピールするが…。

【第5話】

受験生に京明館高校の魅力を伝えたいと考える鳴海(櫻井翔)は、生徒たちに協力してもらいオープンキャンパスを行うことを提案する。

ちひろ(蒼井優)は自分のクラスの生徒たちにオープンキャンパスのイベントを考えてほしいと相談。

ちひろが最近知った「ペップトーク」という話術のおかげで3組の生徒たちはやる気になる。

一生懸命知恵を絞る生徒たちを見たちひろは教師としての喜びをかみしめていた。

鳴海は、樫松物産社長の原(小林勝也)にもオープンキャンパスに来てほしいと直訴する。そこには鳴海の狙いが隠されていた。

だが、鳴海のそのような行動を知った加賀谷(高嶋政伸)沙織(井川遥)に接触し、鳴海に反発している教師たちの名前を聞き出そうとする。

【第4話】

鳴海(櫻井翔)は、生徒たちの勉強への意欲を上げるため、アクティブラーニングを導入したいと教師たちに提案する。

アクティブラーニングのノウハウを身に着けていた英語教師の島津(瀬戸康史)だけではなく、薫(木南晴夏)日菜子(森川葵)もそれに賛成する。

だが、文恵(秋山菜津子)郷原(荒川良々)河原崎(池田鉄洋)は、自分たちには自分たちのやり方があると主張し反対。ちひろ(蒼井優)は、アクティブラーニングに興味は示しながらも賛成できずにいた。

生徒たちにアクティブラーニングは好評で、鳴海は手ごたえを感じていた。だが、鳴海が予想もしていなかった問題が出てくる。

加賀谷(高嶋政伸)に呼び出された鳴海は、経営の立て直しを命じただけで教育理念を変えろなどとは言ってないと叱責される。

その態度を見た聡子(多部未華子)は鳴海を心配し…。

【第3話】

鳴海(櫻井翔)は、退職した及川(木下ほうか)の代わりに自分が教壇に立つことにした。

自分の想像以上に数学のレベルが高いことに驚き、自信を失ってしまう。

そんな中、京明館高校の生徒が、スマホで漫画を盗み撮りしているとコンビニから連絡が入る。

鳴海が初めて教壇に立つ日がやってきた。校長自ら授業をすると聞かされた生徒たちは驚く。ほかの教師たちも鳴海がどんな授業をするのか見学しにやってくる。

みんなが見ている中、鳴海はアクティブラーニング型授業を行うことに。

授業も終わりに近づき、一人の生徒から「関数や微分積分は社会で役に立ちますか?」と質問され、鳴海は返答に困る。さらに、社会人になって仕事で使わないことを勉強して意味はあるのかと問われ、返す言葉がない。

それをきっかけに、生徒たちはほかの授業でも同じ質問をするようになり、鳴海はほかの教師たちから責められることに…。

【第2話】

教師経験がない鳴海(櫻井翔)に反発する教師は多かった。

その上、鳴海が奨学金を受給することについての覚悟を説いた生徒が学校を休んでいると知り、不登校になったのではないかと不安になる。

沙織(井川遥)からは、腹痛を訴えて毎日保健室に通っている生徒の話を聞かされる。その生徒の担任・及川(木下ほうか)にケアをしてほしいというが、取り合ってもらえない。

この生徒の悩みには、学校内の問題が隠されていた。

【第1話】

鳴海涼介(櫻井翔)は、総合商社・樫松物産に勤めている。営業力に長けている鳴海は、赤字を抱える青森の子会社を立て直した。

ある日、東京へ戻ってくるよう命じられた鳴海は、高校の校長を務めるよう言い渡される。

毎年赤字を出している私立京明館高校の経営再建が彼の仕事だ。突然のことで戸惑うものの、サラリーマンとしては会社の決定に従うしかない。

校長に就任した鳴海は、副校長の柏木文夫(風間杜夫)と一緒に教員たちの面談を行った。だが、みんな危機感を持っていない。

教員たちもまた、教師経験もない鳴海が校長になったことに不信感を抱く。ビジネスで培った理論で再建を目指すが、彼の前には様々な壁が立ちはだかる。

陸王

【最終話】

買収を提案してきた御園社長(松岡修造)に、悩みに悩んだ宮沢(役所広司)は業務提携を持ち掛けた。だがそれを御園社長が受け入れることはなく、交渉は決裂してしまう。

こはぜ屋は相変わらず窮地に立たされていた。大地(山﨑賢人)飯山(寺尾聰)は、シルクレイの売り込み先を探し回る。

茂木(竹内涼真)は、アトランティスのサポート選手となり、R2を履く決意をしていた。豊橋国際マラソンにも出場できることになった。

大地と村野(市川右團次)は、「ずっと応援している証」として茂木に最後の陸王を渡したいと城戸監督(音尾琢真)に掛け合うが、これ以上茂木を悩ませたくない城戸はその申し出を断る。

応援している気持ちを茂木に伝えることも出来ず、陸王開発の目途も立たない。悩む宮沢に御園からある提案が…。

【第9話】

シルクレイ製造機が故障し、作り直すためには1億円もの資金が必要となってしまい、宮沢(役所広司)は追い込まれていた。

そんな中、米国企業「フェリックス」の御園社長(松岡修造)から買収話が持ち掛けられる。前向きに考えるとは言ったものの宮沢は悩んでいた。従業員たちの意見も二つにわかれる。

大地(山﨑賢人)はこはぜ屋が他人の手に渡ることを心配し、あけみ(阿川佐和子)は泣きながら反対を訴える。

従業員たちの士気は下がり足袋造りにも影響が出るほどだった。

茂木(竹内涼真)はアトランティスから「RⅡを履いてくれればダイワ食品の陸上部を援助する」と言われ、本意ではないながらも履くことを決める。

東日本チャンピオンズカップで良い成績が出たら豊橋国際マラソンに出場したいと城戸監督(音尾琢真)に申し出る。

御園は自分の会社のことを知ってほしいと宮沢を釣りに誘う。そこで御園の身の上話を聞かされた宮沢は…。

御園は宮沢と心を通わせたように思えたが、ある日小原(ピエール瀧)から会食に誘われる。

【第8話】

陸王を作るためには欠かせないシルクレイ製造機が壊れてしまい、こはぜ屋は窮地に立たされる。

そんな時、坂本(風間俊介)から会社を売らないかと提案された宮沢(役所広司)は怒りを隠せない。

陸王を作るにはシルクレイ製造機を作り直さなければならないが、高額な資金を用意できず打つ手がない。

そんな中、こはぜ屋に出入りしているドライバー・江幡(天野義久)が市民駅伝に参加しないかと持ち掛ける。みんなが陸王を履いて走れば宣伝になるというのだ。

宮沢はそんな場合じゃないと断るが、少しでも興味を持ってくれる人がいれば…と思いなおし、宮沢、江幡、大地(山﨑賢人)安田(内村遥)、そしてあけみ(阿川佐和子)で参加することに。

こはぜ屋を買収しようとしているフェリックスの御園社長(松岡修造)の真意とは。

【第7話】

タチバナラッセルとの取引が白紙になり、取引が終了する3カ月後までにアッパー素材を探さなければならなくなってしまった。

大地(山﨑賢人)があちこち奔走するが素材は見つからない。

茂木(竹内涼真)に世界一のシューズを届けるためにも一日も早く見つけなければならない。

そんな中、今度はシルクレイの機械にトラブルが…。

絶望の中、宮沢(役所広司)坂本(風間俊介)からある提案を受ける。

【第6話】

ニューイヤー駅伝に出場することになった茂木(竹内涼真)は、陸王を履いてレースに出る決意をした。

スタートして順調に順位を上げていくダイワ食品は3位で4区の立原(宇野けんたろう)にタスキを渡す。

スタートは良かったが、徐々に順位を落としてしまい、先頭から大きく差をつけられてしまう。

その後、6区の茂木にタスキが渡った。6区を走るメンバーの中には毛塚(佐野岳)もいる。火花を散らしながら力走する茂木をこはぜ屋のメンバーたちも必死に応援する。

【第5話】

陸王の開発資金がかさんできていた。このままでは足袋の利益まで使い切ってしまうことになる。

銀行からは、あと数カ月は様子を見るがそれで改善しなければ覚悟をしてほしいと宣告される。

資金繰りに頭を悩ませていた宮沢(役所広司)は、大地(山﨑賢人)茜(上白石萌音)のなんてことない会話から、新製品の案を思いつく。それはシルクレイのソール技術を応用した地下足袋の開発だった。

その後、製品化に成功したその商品は「足軽大将」と名付けられた。あっという間にヒット商品となり、資金繰りにも希望が見えてきた。

そんな矢先、シルクレイの製造に暗雲が立ち込める。

陸王を履いて練習に励む茂木(竹内涼真)の元にやってきたアトランティスの佐山(小籔千豊)から、新しいRⅡを提供したいという申し出があった。

一方的に切り捨てられアトランティスに不信感を抱いている茂木は拒否するが、佐山にあることを聞かされ…。

【第4話】

飯山(寺尾聰)大地(山﨑賢人)が昼夜問わず研究を続けた結果、ようやくソールに適した硬さのシルクレイが完成した。

まだ問題は山積みだが、宮沢(役所広司)は社員たちを連れ、居酒屋「そらまめ」で完成祝いを行った。

後日宮沢は、茂木(竹内涼真)の足形を取らせてもらうために、ダイワ食品陸上部を訪ねる。

茂木は労務課で担当者との面談に臨む。そこで陸上を引退し社業に専念してはどうかと提案される。年齢的にも方向転換するには良いタイミングだと言われるが….

【第3話】

ランニングシューズ「陸王」を開発するにあたり、どうしても欠かせない素材・シルクレイが宮沢(役所広司)の説得により使えることになった。

飯山(寺尾聰)は使用する条件として、自分自身も開発チームに加わりたいと申し出る。

だが富島(志賀廣太郎)は、一度自分の会社をつぶした経験がある飯山をチームに加えることには懐疑的だった。

茂木(竹内涼真)は、アトランティスから契約を打ち切られてしまった。ケガを治すために、宮沢が送ってきた陸王を試してみることにした茂木は、その履き心地に驚くがやはりソールが問題点だった。

【第2話】

宮沢(役所広司)はこはぜ屋を守るため、取引先の銀行から勧められた提言を断り、ランニングシューズ開発の覚悟を決めた。

一番の問題は、ソール部分だった。生ゴムのソールでは耐久性は望めない。

以前、坂本(風間俊介)から紹介された、繭で作られた特殊素材「シルクレイ」を思い出した宮沢は、特許を持つ飯山(寺尾聰)と会うことになった。

【第1話】

宮沢紘一(役所広司)は、埼玉県行田市にある足袋製造会社「こはぜ屋」の4代目社長。現在、足袋を使用する人が減ってきたこともあり、資金繰りに頭を悩ませている。

宮沢は追加融資の相談をするためメインバンクである埼玉中央銀行を訪れた。何とか受け付けてもらえたが、担当の坂本(風間俊介)から、新規事業の提案を受ける。

新規事業について思案していた宮沢は、ある時、ランニングシューズの開発を思いつく。それなら今までの技術を活かせると考え、早速動き出した。

坂本から、スポーツ用品店の店主であり、ランニングインストラクターの資格を持つ有村融(光石研)を紹介してもらった。

宮沢は有村から、愛知県豊橋市で行われる国際マラソン選手権を見に行こうと誘われる。

学生時代にライバルとして切磋琢磨していた実業団ランナー・茂木(竹内涼真)毛塚(佐野岳)が出場することもあって話題になっている国際マラソンだ。

宮沢は息子の大地(山﨑賢人)を連れ、豊橋市へ向かう。

今からあなたを脅迫します

【最終話】

轟(近藤正臣)から雨垂れの会の最深部に潜入できるカードを預かった澪(武井咲)は、それを千川(ディーン・フジオカ)に渡した。千川は澪が止めるのも聞かず、恋人・稚奈(松下奈緒)の復讐へ向かってしまったため、背中を押してしまったのではないかと澪は自分を責める。

雨垂れの会は千川を消すため、代表の富永(真野響子)の指示で千川探しを始めていた。千川を心配するスナオ(間宮祥太朗)目黒(三宅弘城)は、復讐をやめさせようと雨垂れの会本部へ向かう。

澪のアパートにやってきた栃乙女(島崎遥香)は、千川を人殺しにしたくないと訴える。澪は改めて千川を止める決意をする。

千川はクリスマスパーティーが行われている雨垂れの会のコントロール室に忍び込んでいた。アラートを誤作動させ会場が混乱している時に富永を撃とうと考えていたのだ。

スナオと目黒が会場で千川を見つけた時、千川は引き金を引こうとしているところだった。

その時、千川は突然催眠スプレーをかけられその場に倒れる。そこには栃乙女からもらった催眠スプレーを手にした澪が立っていた。

目を覚ました千川は澪から、人を傷つけない脅迫をしてほしいと説得される。その姿を見た千川は稚奈を思い出していた。

澪から富永に罪を認めさせてほしいと脅迫を依頼された千川は、仲間と一緒に富永に立ち向かう。

雨垂れの会はクリスマスパーティーを再開していた。千川を警戒した富永は厳重な警備が敷かれたところに姿を隠していた。着ぐるみを着て会場に潜入した千川とスナオの前に高ノ森(笠原秀幸)李(後藤亜実)が立ちはだかる。

澪はアジトでみんなの無事を祈りながらも、嫌な予感がしていた。

【第8話】

千川(ディーン・フジオカ)は、レストランでの感電死事件の背後で大きな力が動いていると考えていた。そんな矢先、医師の高ノ森(笠原秀幸)に背後から襲われる。

スナオ(間宮祥太朗)は、千川の亡き恋人・来栖稚奈(松下奈緒)の弟だった。そのことを聞かされた澪(武井咲)は、千川が今でもその恋人の不審な死の真相を探っていると知る。稚奈が営んでいたアトリエを訪ねた澪は、高ノ森から逃げてきて血まみれで倒れている千川を発見する。

アトリエで千川を看病していた澪は、稚奈が雨垂れの会の富永(真野響子)と一緒に写っている写真を見つける。

その頃、目黒(三宅弘城)栃乙女(島崎遥香)がいるアジトでは、スナオが自分の正体と姉から聞いた千川の過去について話していた。

【第7話】

シングルマザーのあかね(佐伯日菜子)を助けるために千川(ディーン・フジオカ)が脅迫した蔵井(飯塚悟志)がレストランで死亡した。死因は感電死だ。

父親が脅迫される現場を目撃していた息子の証言から、千川とスナオ(間宮祥太朗)目黒めぐろ(三宅弘城)は容疑者となる。

入院している澪(武井咲)も千川を心配するが、千川の冷たい態度に素直になれずにいた。

千川たちは疑いを晴らすため、レストランの店員・桃花(阿部純子)に聞き込みをする。そこで、いろんな偶然が重なって店に置かれていたクリスマスのイルミネーションに触れて感電したということが判明。

偶然が重なりすぎていることに不自然さを覚えた千川は、事故に見せかけた殺人と考え、その場にいた全員を脅迫し真実を究明しようとするが…。

退院を控えた澪は、ボランティア活動をする「雨垂れの会」の富永(真野響子)と距離を縮めていた。澪を心配する轟(近藤正臣)から脅迫のような頼み事をされた千川が見舞いにやってくる。そこで栃乙女(島崎遥香)考案の退院パーティに誘われる。澪は素直になれず憎まれ口を叩きながらもパーティの日を楽しみにしていた。

ナンパテクニックで桃花の心を掴んだスナオは、店長・若林(橋本じゅん)の脅迫材料を探っていた。そして若林の妻が7年前に事故で亡くなっていることを知る。だが今回の蔵井の死との共通点は見つからない。

スナオはレストランにいた全員がグルなのではないかと考える。それに同調した千川は、スナオに全員を集めて脅迫するよう仕向ける。だがその裏にはある目的があった。

事件の裏の巨大な悪に気付いた千川に危険が迫っていた。

そしてスナオは、パーティを楽しみにしている澪に、亡くなった千川の恋人・来栖稚奈(松下奈緒)との意外な過去を告白し始める。

【第6話】

誘拐・監禁されていた澪(武井咲)は、千川(ディーン・フジオカ)たちに救出され病院へ運ばれた。

澪が目を覚ました時、傍には祖父の轟(近藤正臣)がいた。無事な姿を見てほっとする澪は祖父と和解する。

その頃千川は、4年前に亡くなった女性・来栖稚奈との思い出の地を訪れていた。

帰り道、いじめられている小学生の女の子・北条愛梨(横溝菜帆)を見かける。空腹そうだったため、焼き芋をごちそうしようとするが受け取ってもらえない。千川が困った人を助ける仕事をしていると知った愛梨は、お母さんを助けてほしいと頼むが、その時母親のあかね(佐伯日菜子)が迎えに来てそのまま行ってしまった。

澪は、病院で会った“ナンパ師”と名乗る男・スナオ(間宮祥太朗)に運命の人だと口説かれていた。

翌日、千川は愛梨の通っている小学校を訪ね、愛梨が入院していると聞かされ病院へ向かう。シングルマザーで愛梨を育てているあかねは、元交際相手で取り立て屋をしている佐々木貴也(髙橋洋)からつきまとわれており、愛梨のケガもその男がやったと知る。

その病院で、スナオに口説かれている澪を見かける。千川のよそよそしい態度と愛梨のことが気になる澪。

栃乙女(島崎遥香)はあかねの生活保護受給記録を調べていた。そしてあかねが担当ケースワーカーの蔵井武志(飯塚悟志)の目を盗み、ヤミ金の佐々木と交際し借金をしたことで生活保護を止められていることがわかる。その上、借金の取り立てにも追われていた。

千川はスナオから弟子にしてほしいと頼まれる。

再び佐々木からの取り立ての脅迫を受けた愛梨は千川に連絡する。

佐々木が詐欺のような手口であかねに借金させたことを知った千川は、スナオを連れてケースワーカーの蔵井に扮装して佐々木のヤミ金事務所へ向かった。だがすぐにその変装は見破られる。

千川は目黒(三宅弘城)に佐々木の尾行を頼む。そこで目黒は思いがけない人物を目撃する。

そして千川の過去についても明らかになっていく。

【第5話】

千川(ディーン・フジオカ)は、澪(武井咲)の祖父・轟雄之助(近藤正臣)から呼び出され、自分の代わりに澪を守らなければ脅迫屋の仲間ごと消すという脅迫を受ける。

脅迫屋が脅迫されたと知った栃乙女(島崎遥香)目黒(三宅弘城)は呆れる。

澪と急に連絡が取れなくなってしまった千川は目黒と一緒に澪のアパートへ向かう。鍵が開いたままで姿はなかった。

千川は澪の部屋にあったぬいぐるみに盗聴器が仕掛けられていることに気付く。栃乙女に解析してもらい、隣の部屋のカオル(鈴木伸之)が盗聴犯であることを突き止める。だがカオルもすでに姿を消していた。

その頃カオルは、気を失った澪をある実験室に運び込んでいた。

アパートの防犯カメラを確認した千川は、カオルがプロの監視屋だと気付く。裏社会に詳しい不破組の組長・不破(小沢仁志)からの情報で、カオルの雇い主が人気政治家の新戸部(袴田吉彦)と判明。

2年前、あるホテルで爆発事件があった。その時新戸部は、危険を顧みず人命救助したとして注目を集めた。

新戸部は事前に情報を知っていて、自分の名声をあげるためその事件を利用したのだということが発覚する。

新戸部は大物政治家である轟の唯一の弱点である孫の澪を利用し脅迫しようとしていた。

それに気づいた千川たちは必死で澪の行方を追う。

実験室で目を覚ました澪は、カオルから渡されたスマホで、新戸部が轟と交渉している様子を見せられていた。

新戸部はその後に行われるトークイベントで轟を狙撃するプロを雇ったと告げる。轟の全財産が新戸部に渡るような遺言書を書いて死ななければ澪が今いる実験室の酸素濃度を下げると脅迫する。祖父のことを心配する澪の声は届かない。

轟邸に盗聴器を仕掛けていた千川もこの会話を聞いていた。栃乙女が澪が大学の実験室にいることを突き止める。慌てて現場へ向かうが、トークイベントが始まる時間が迫っていた。

【第4話】

7年前に交通事故で亡くなった両親の墓参りに行った澪(武井咲)は、そこで、教師をしていた母・七海(石田ひかり)の教え子・國枝友基(森田甘路)に会う。

國枝は、問題児だった自分を救ってくれた七海に恩を感じていると話し、7年前の交通事故に関して「本当に悪い奴はほかにいる」と澪に告げる。

事故の真相が気になる澪は脅迫屋を訪ね、栃乙女(島崎遥香)に事故の調査を依頼した。

澪のアパートの隣人・カオル(鈴木伸之)は澪の部屋を盗聴し、行動も監視していた。

そんな中、國枝が性が事件を起こし逃走。メールのやり取りをしていた澪も警察に呼ばれ事情聴取を受ける。

そこで澪は、國枝が襲った相手が、7年前に澪の両親を轢いた車に同乗していた人物・添島邦昭(前田公輝)だと聞かされる。

澪の不幸な生い立ちを知った千川(ディーン・フジオカ)は、澪の力になりたいと思うが素直になれずにいた。

新戸部(袴田吉彦)が警察に澪を迎えに来る。久しぶりに祖父の轟雄之助(近藤正臣)と顔を合わせた澪は、余計なことに首を突っ込むなとくぎを刺される。

栃乙女の調査の結果、7年前の犯人は服役を終えたあと、添島の父親が経営する会社で異例の出世を果たしていたことが判明する。

これを知った千川は、この男が添島の身代わりで服役したのではないかと考え、澪に添島の脅迫を持ち掛ける。

だがそれを拒否した澪は、直接添島に話を聞きに行き、飲酒運転で両親を轢いてしまったと告げられる。

添島には反省している様子はなかった。千川はショックを受けた澪を連れ、添島のあとを追った。そこで二人は、待ち伏せしていた國枝がナイフで襲い掛かろうとしている現場に遭遇。澪は國枝を止めようとしなかった自分にショックを受ける。

千川は、改めて添島を脅迫しようと澪に提案するが、澪は人を恨みたくないという。千川は、憎しみを閉じ込めておくのは不健康だと主張。澪は添島を許したいと思いながらも千川の言葉が頭から離れない。

【第3話】

澪(武井咲)のアパートに、人気国会議員の新戸部文夫(袴田吉彦)が訪ねてきた。新戸部は澪の祖父・轟雄之助(近藤正臣)の門下生だった。

唯一の家族である祖父と縁を切って一人で暮らしている澪を心配した新戸部は、困ったことがあったら何でも話してほしいと伝える。

新戸部の人間性は信頼しているが、彼は祖父と繋がりがあるため、澪は複雑だった。

澪は大学で、千川(ディーン・フジオカ)が学生の益子孝行(浅香航大)を脅迫している現場に出くわす。脅迫内容は、1週間以内に500万を用意しなければ亡くなった母親が結婚詐欺師だったことを公にするというものだった。

母親の被害に遭った人からの依頼なら自分が支払うのは当然だと益子は脅迫を受け入れる。彼を助けたいと思う澪は、なぜか益子が千川に別件の脅迫依頼をするのを手伝うことになる。

依頼内容は、バイト先のホテルで経理を担当している萩沼真希(南沢奈央)が支配人・戸田雄介(東幹久)と別れるのを助けたいというものだった。50万で戸田を脅迫してほしいと益子が言い出した。

千川はその依頼を引き受けるが、真希こそが、益子を脅迫してほしいと依頼してきた本人だった。

お節介をしすぎた澪は、二度と姿を現さないで欲しいと益子に言われてしまう。落ち込む澪は、カオル(鈴木伸之)のアドバイスにより、ある秘策を考える。

その秘策とは、脅迫屋に加わり益子を助けるというもの。

千川は真希を助けるため戸田を脅迫。だが今度は戸田から「真希がホテルを辞めないように脅迫してほしい」と依頼されてしまう。

戸田が提示した報酬が高額だったため、千川はその依頼まで引き受けてしまう。

それぞれから脅迫を依頼されることになった状況を見て仲間たちは呆れるが、千川は全てうまく解決して報酬を得ると息巻く。だが、解決策は見つからない。

澪は、益子と真希の関係が気になっていた。

千川たちが戸田のことを調査するとホテルの横領疑惑にたどり着く。

【第2話】

澪(武井咲)千川(ディーン・フジオカ)に弱みを握られ、脅迫屋の仕事を手伝うことになった。

依頼してきたのは、笠谷沙和子(大後寿々花)。彼女は、1年前に自殺したシンガーソングライター・ERu(高月彩良)の親友だ。“ゴーストライターがいる”などという嘘の記事を書かれたことが原因で自殺したERuのために編集長の茂木琢磨(小木茂光)を脅迫し、彼女の名誉を回復したいと考えていた。

澪は脅迫することには反対するが、千川は、茂木の欲しがるスクープを提供すれば脅迫にならないと言い張った。

その言葉を信じた澪は、若手人気俳優とのスキャンダル写真を撮るために利用される。だが、茂木には偽物のスキャンダルだとバレてしまう。

澪は中間報告をするために、沙和子のもとへ向かう。そこで、沙和子とERuの深い友情を知ってしまい、お人よし心に火をつけられる。

千川は、お金を使って茂木を脅す作戦を思いつく。茂木に再取材させる費用として300万渡すよう澪を説得するが、澪はそれを拒否。お金以外で何とかできないかと考えるが、いいアイディアは浮かばない。

アパートの隣人・カオル(鈴木伸之)から、人助けのためなら怖がらずに自分にできることをすればいいとアドバイスされた澪は、茂木に取材費用として300万渡し、記事を書いてほしいと頼みに行く。

すると、そこに千川が現れ、その300万を指さして「茂木にERuのガセネタを流したネタ元を脅して得たお金だ」とはったりをかました。

茂木が慌ててネタ元に連絡をすると考えた千川は、澪を連れてその場を去る。茂木が電話をしたのは、ERuが所属していた事務所社長・土浦君枝(片岡礼子)だった。

1年前の君枝と茂木のやり取りを栃乙女(島崎遥香)がハッキングし、自分の弱みを握られた君枝がERuのネタを渡し、自分に関する記事をもみ消していたことがわかった。

君枝がヤクザの不破組と薬物取引をしている現場も目撃。

千川と澪は、君枝が茂木に送った画像にあるものを発見する。

【第1話】

金坂澪(武井咲)は、善人でお人好しなお嬢様。そんな澪にある日突然、差出人不明のDVDと電話番号が送られてくる。

そのDVDには、脅迫屋と名乗る男が「振り込め詐欺でだまし取った金を返さないと恋人を殺す」と言い、恋人の佐藤に銃を突き付けている映像がおさめられていた。

澪は振り込め詐欺に加担したことなどないし、恋人さえいたことがない。澪は人違いであることを脅迫屋の千川完二(ディーン・フジオカ)に電話で伝えた。

千川の脅迫相手は、澪の部屋に以前住んでいた葛城菜緒子だったのだ。

今回のことを忘れてほしいと千川に言われたお人好しの澪は、自分が600万を払うから佐藤を助けてほしいと言い出す。

翌日、近所で殺人事件が起きる。被害者は葛城菜緒子だった。驚く澪の前に千川が現れ、脅迫相手が殺されてしまったから佐藤も解放したと伝える。これ以上仕事の邪魔をしたら命はないと脅して去っていった。

自宅へ戻った澪は、隣に引っ越してきたという京田カオル(鈴木伸之)からリンゴのおすそ分けを貰った。そして老紳士(近藤正臣)から300万円の現金書留が届く。

澪はそのお金を押し入れのスーツケースにしまった。そこには大量の札束が詰められている。

千川は、振込詐欺の被害に遭った老夫婦を助けられなかったことで落ち込んでいた。仲間の目黒(三宅弘城)は佐藤の部屋へ侵入。佐藤のGPSを見張っていたハッキングのプロ・栃乙女(島崎遥香)は、佐藤が澪のアパートを訪れていることに気付く。

佐藤は、今回の件を詫びながら、殺害された恋人・菜緒子のギャンブルの借金3000万円を返済するために振り込め詐欺をやってしまったと澪に告げる。

自分を責めながらも恋人を殺害した犯人への復讐を誓う佐藤に澪は、借金を肩代わりするから復讐はやめてほしいと言い出す。

目黒から、詐欺グループの元締め・不破組が佐藤の行方を捜していると聞かされた千川は、葛城菜緒子を殺害したのは不破組だと考え、組長の不破鉄男(小沢仁志)を脅迫しようと画策する。

脅迫をしている最中に澪から電話が入る。目黒は、佐藤の部屋であるものを見つけた。

2017年 秋ドラマ(10月スタート)リスト

タイトル系列放送局
9時民衆の敵フジ系
9時明日の約束フジ系
10時監獄のお姫さまTBS系
9時相棒16テレ朝系
10時奥様は、取り扱い注意日テレ系
9時ドクターXテレ朝系
10時刑事ゆがみフジ系
10時コウノドリTBS系
10時先に生まれただけの僕日テレ系
9時陸王TBS系
10時半今からあなたを脅迫します日テレ系
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