Woman(ウーマン)あらすじ・レビュー(第1話)日本テレビ系列7月3日放送


ネタバレ注意

第1話 あらすじ 7月3日 午後10時~放送

小春(満島ひかり)と信(小栗旬)の二人は駅のホームで出逢った。流れてきた歌を小春が口ずさんでいると、「この曲って、歌詞あったんですか?」と信が話しかけてきた。「もう一度歌ってください。小学校の下校の歌ですよね?歌詞、あったんですか?」「・・あります。」と小春は答えて、恥ずかしそうに歌い始める。

このときのことを思い出しながら、「こうやってお父さんとお母さんは出逢ったのよ。」と長女の望海に話して聞かせていた。お父さんは、1年働いてそのあとの半年、世界中の山を登ってまた1年働いて・・そんな暮らしをしていたんだということも伝えた。

だが、結婚し、一緒に暮らし始めてから、信は山へ行くのをやめた。家族のために生きると決めたからだった。「望海が産まれた時、人生で一番いい日だと、お父さんもお母さんも話したんだよ」そう告げた。
「お父さんを好きだという気持ちは死なない。お父さんは隠れてるだけでそばにいる。いっつも笑っていたら、お父さんが来る。だからお母さんは泣かない。」自分に言い聞かせるように小春は望海にそう言った。そして信の写真を見ながら、「絶対この子達を幸せにする」と誓う。

二人の子供を連れて満員電車に乗り、子ども達を保育園や託児所に送り届け、小春はバイトをいくつも掛け持ちし、子供たちを一生懸命育てていた。クリーニング屋のバイト先で、もう一人のシングルマザー蒲田由季(臼田あさみ)と出会う。若いが気さくな女性だった。

ある日、望海が絵を描いて見せてくれた。いつも何かの用事をしながら子ども達の話を聞いているため、後姿の小春が描かれていた。その絵を見て、少し切なそうな顔をする小春。

いくつもバイトを掛け持ちして働いても、金銭的に厳しかった。そんな時、子供の急な発熱などで遅刻が続いた小春は、ガソリンスタンドのアルバイトをクビになってしまう。

それから1年後・・。
小春は保育園に呼ばれた。望海がほかの子供と揉めたからだった。私は悪くない!という望海に、「もう保育園に行けなくなるんだよ!お母さんが働かないと食べていけないんだよ!」と理由も聞かず、強く叱ってしまう。すぐに反省し、望海に謝るが、日々の生活に追われ、精神的な余裕がなくなっていた。家賃も払えなくなり、信の思い出の本も売り払った。

小春は、生活保護の申請のために役所をおとずれたが、収入があるなら難しいと言われてしまう。家に子供を残して働きに出ていると説明しても、託児所はどうかと聞かれる。バイトの時給が900円で、託児所が1時間800円だと説明し、貸してもらうだけでもいいと懇願する小春。旦那がなくなった理由を聞かれ、「駅で・・電車に・・」と辛そうに答える。両親からの援助はしてもらえないのかと聞かれて、父が死んだこと、母親とは20年以上会っていないことを伝えるが、お役所のお決まりのセリフを聞かされただけだった。

次に役所を訪れた時、今の状態なら生活保護の対象になり得るといわれるが、三親等以内の親族がいる場合は、申請が厳しくなると言われる。小春は「親族はいない」と答えたが、実母である紗千(田中裕子)が援助の意志を示したために、申請は受理されなかったと結局断られてしまった。
小春のことを気にかけていた職員があとを追うと、500円でもいいからお金を貸して欲しいと小春にお願いされ、ポケットの中にあった500円を渡すが、手からこぼれてしまう。「わざと落としたわけじゃありません」と職員が慌てて言うと、ありがとうございますと言いながら、それを小春は拾った。だがそのまま倒れてしまう。
運ばれた病院で診てくれた女医は、職員の妻だった。「血液検査の結果はおって連絡します」といわれ病院をあとにした小春。
長女の望海がちょっとしたいたずら心で、長男の陸に「いいって言うまで動いちゃダメだよ」と言い、小春を驚かせようとしたのだが、仕事から帰ってきて、動かない陸を見てあせってしまった小春は、その後いたずらだと分かっても、涙が止まらなくなってしまった。そんな小春を見て、何度も謝る望海。それでも泣き止まない小春に、「お父さんが来なくなるよ!」と望海は言う。
「お父さんはもういない」と泣きながら言う小春。「もう会えないの?」と悲しい顔をしながらも、望海は玄関にあったお父さんの靴を押入れの中にしまう。

小春は子ども達と一緒に、母親の紗千に会いに行くことにした。小さな洋裁店。そこにいたのは、かつて母親が一緒に逃げた植杉健太郎(小林薫)だった。
母親は仕事に出ており留守だったが、母親を待っている間、男性からいろんな話を聞かされる。ほぼ一方的に話す男性。子ども達を見て「お父さんに似ている」という。信は、小春に内緒で、母親にいろんなことを報告していたのだ。結婚の報告もし、子ども達が生まれたことも報告していた。信が、小春とお母さんの仲を取り持つ気でいたことを知り、驚く小春。そして、小春の大好きな梨をたくさん持って帰ったことがあっただろうと話し出す健太郎。小春が梨を好きだったことを覚えていた母親がたくさん持たせたのだという。その瞬間、小春の顔色が変わった。

帰ってきた母親と二人になった部屋で、生活保護を受けるために、援助を取り下げて欲しいと話す小春。その話をしてすぐに帰ろうとすると、そうめんを食べていくように言われた。そして、旦那の信について、元気かと聞かれ「今は一緒にいません」とだけ答える小春。「離婚?だから生活保護?大変ね」と言われて小春は黙り込んだ。

「母子家庭は大変でしょ」と言う紗千に、「母親だから当たり前。子供が大事だから負担などと思ったことはない」と答える小春。子供を育てることは難しいことじゃないが、全てを一人ですることは大変だと話す。電車で隣の駅まで行くだけでも大変だと言い、そこから様々な愚痴を一気に話し出した。
「今は子ども達にいなり寿司やぶどうパンも食べさせられない。子供を残して出かけることが一番辛い、怖いことばかり想像する」と話す小春の言葉を黙って受け止める母親。「お金がないって人に言うと、母親の愛情があれば大丈夫だといわれるが、お金で買えない幸せがあるなんていう人は、お金を持っている人。私はとにかくお金で買える幸せが欲しい。お金があったら不幸になることはない。そう思っていること、彼に聞こえてるだろうか。聞こえていたら怒るだろうな。父親の仕事は子供に希望を伝えること、母親の仕事は子供に愛を伝えることだといわれていたから・・。でも私は母親に愛情なんてもらったことはない。母性を本当に欲しがっているのは女のほうだ」と涙声で訴えた。

そして信が、3年前に、転がった梨を拾おうとして線路に落ちて死んだことを告げた。
「今でも信を愛しているし、愛されていると思う。でもいてくれたらなあって思う。なぜ信が梨を拾おうとしたのかずっとわからなかったけれど、さっきようやくわかった」と母親に言った。それを聞いた母親は、自分があげた梨のせいだと悟り、お金を包んで「何も買えないだろうけど持っていって」と渡そうとした。しかし小春はそれを受け取らなかった。

小春たちが帰ったあと、「生活の援助をすると役所に言ったのはあなたでしょう?」と健太郎に聞く紗千。そして「私があの子を捨てたんじゃない。私が捨てられたんだ」と言った。

帰り道、子ども達の前で「お父さんに会いたい」と突然小春が泣き出した。望海は「お父さんいるよ!」と一生懸命励ますが、どうしたらいいかわからなくなり、「お父さん来てよ!すぐ来てよ!お願いだから!」と泣き出してしまう。そんな望海を小春はただ泣きながら抱きしめた。

後日、信のカメラを売りに言った小春。47000円という値が付けられた。信の大事な遺品だったが、子ども達との生活を守るためには、仕方なかった。

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プレビュー

これを観た時、号泣してしまいました・・。そして旦那とケンカまでしてしまいました。このドラマを観ていて、あっちこっちに感情移入してしまい、自分でもわけがわからなくなってしまいました。
まず、自分が小春だったら・・と考えると、辛くて辛くて、いろんなことが辛くて号泣してしまったのです。母親に捨てられたと思っている小春が、ようやく愛する人に出会えて、子供を授かったのに、愛する人はいなくなってしまった。残された子ども達を大事に育てたいと思う気持ちはありながらも、金銭的にはどんどん追い詰められていき、精神的にも余裕がなくなってくる。大切な子ども達に不自由な暮らしはさせたくないけれど、どうしてもうまくいかない。もし自分がその立場だったら・・って考えると、やはり子ども達だけを置いて仕事に行くことがどれほど不安か、子ども達を満足させられるほどの暮らしが出来ないことで自分を責めるのもわかるのです。そしてもし、自分が子供の立場だったら・・って考えても泣けてきます。お母さんが一生懸命なのは子ども達も十分わかっているのです。お母さんを助けたい気持ちだってあります。子供ながらに・・。でもやはりたまにはわがままも言ってしまう。それは当たり前ですよね、子供なんだから・・。お母さんが悲しそうにしているのは私も辛い・・って、そう思う長女の気持ちもよくわかるんです。そして、そんな大事な愛する家族を残して先立つことになってしまった信の気持ちもわかります。おそらく信は見ているでしょう。愛する小春と子ども達の姿を・・。抱きしめてあげたいって、悔しくて仕方がないと思います。自分がいたら、こんな想いどちらにもさせなくて済んだのに・・って、悔しくて仕方ないだろうと思うのです。
そんなことをあれやこれや考えていたら、もう涙が止まりませんでした・・。テレビのあとお風呂に入ってからも涙が止まらず・・。いや、ヤバイです。このドラマ、楽しみにしていたんですが、あまりに辛すぎます。
ですが、どうしても、どう考えても共感できない相手が一人・・。それは母親である紗千です。「私が捨てたんじゃない」などと言っていますが、結局は捨てたのです。だって、子供との生活よりも、ほかの男との生活を選んだんでしょ?うちの旦那には、「何か事情があったのかもしれないじゃん。まだわかんないじゃん。」って言われましたが、私はどういう事情があっても、子供を捨てるなんてありえないと思ってしまいます。離婚で離れ離れ・・ってことなら仕方ありません。それはありえます。ですが、好きな男が出来た・・っていうのだけはどうしても受け入れられない。子供より男性を選ぶっていう意味が理解出来ないのです。あ、このくらいにしとかないと、旦那からまた叱られそうです。ヤバイ、ヤバイ。来週観るの辛そうだなあ・・ってちょっと尻込みしております。
結構精神的に強いときじゃないと観れそうにないですね。辛すぎます。
ですが、この家族に精神的にも金銭的にも余裕が生まれてくることを望んでいます。
脚本家さん!お願いしますよ!!

2013年 夏ドラマ リスト

タイトル系列放送局
9時SUMMER NUDEフジ系列
9時救命病棟24時フジ系列
10時スターマン~この星の恋~フジ系列
9時警視庁捜査一課9係テレ朝系列
10時Woman日テレ系列
10時ショムニ2013フジ系列
9時ぴんとこなTBS系列
9時DOCTORS2 テレ朝系列
10時Oh, My Dad!!フジ系列
10時なるようになるさ。TBS系列
9時斉藤さん2日テレ系列
9時半沢直樹TBS系列

2013年 夏ドラマ

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