Oh, My Dad!!(オーマイダッド)あらすじ・レビュー(第1話)フジテレビ系列7月11日放送


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第1話 あらすじ 7月11日 午後10時~放送(フジテレビ系)

20年ほど前にすごい発明をし世界中を驚かせた新海元一(織田祐二)だったが、その後は研究に失敗し続け、全くぱっとしない。

子ども達の前で実験をし、みんな大喜びだった。息子の光太(田中奏生)は、隣に座っていた女の子に、あれは僕のパパだと自慢した。

家に帰ると、妻の紗世子(鈴木杏樹)から「子供の前でだけいい格好しないで」と責められる。家賃も保育料も、生活にかかる全てを自分が稼いでいると言う紗世子に、マグネシウム空気電池のプレゼンを明日する、今度こそ大丈夫だと話すが全部がうさん臭いと相手にされない。

18年かけてきて、明日成功するかも・・ってところまで来ているのに、今やめたら18年間が無駄になると元一は言うが、「私は一生あなたの犠牲になるの?」と言われてしまう。
「やるしかない」と家を出て行こうとしている元一に「明日は私も・・!」と言いかけるが元一はそのまま出て行ってしまった。

夢は長く見るものじゃないことも、家族を犠牲にしていることもわかっているけれど、今更引き返せない。だから自分を信じたい、バカな夢でも見続けていたいと思う元一。

小さなプレハブの研究室で実験をする元一。プレゼンだったことを思い出し帰宅する途中、光太を自転車に乗せた紗世子とすれ違う。
帰宅した元一は、あちこちの引き出しを開け、何かを探していた。そして家計簿の間に挟んであった封筒を見つける。それには家賃二か月分と書かれていた。悪いことだとわかっているが、元一はそれを持ち出してしまう。

バイト先に到着した紗世子は、同僚から「今日は面接だったんじゃないの?」と聞かれ、子供を保育園に送ったら少し遅刻してしまい、ダメだったと答える。

今回、プレゼンが出来るようにしてくれた岸田史顕(八嶋智人)の会社を訪れた元一。
ドバイの石油会社の開発担当者を相手に、自慢のマグネシウム空気電池について熱く語る元一だったが、肝心な電気がつかず、失敗に終わってしまった。

家に帰り、そのことを紗世子に報告した。
いつもの部品がなくて、ほかの部品を買ったと聞いた紗世子は、慌てて家計簿に挟んでいた封筒を確認し、元一がそのお金を持ち出したことを知る。

「もういい加減にして。あなたは18年間ずっと失敗し続けている。いい加減に認めて」と元一に言い、口論になった。「お前の不機嫌そうな顔は見飽きた。たまには笑ってくれよ」という元一に「だったら笑わせてよ!笑顔にさせなさいよ!」と詰め寄っているところに光太が起きてきて、「パパはすごい人だよ。そんなに怒ったらパパがかわいそう」だと元一をかばう。すると、「光太はママががんばってること、わかってくれてたんじゃないの?」と泣きながらせめてしまう。すぐに反省し「大声出してごめんね」と光太に謝り抱きしめた。

誰からも祝ってもらえない紗世子の誕生日はこうして終わってしまった。

次の日の朝、光太から起こされ、紗世子がいなくなったと言われる。カバンもないと聞いて慌てるが、「朝早く、用事があるって出て行った」ととっさにウソをつく。

普段は全て紗世子に任せきりだったので、子供を保育園に連れて行くだけでも大慌てだった。

元一は、岸田に電話をし、もう一度チャンスをもらえるように頼むが断られてしまう。

紗世子は夜になっても帰ってこない。電話にも出なかった。

夜ご飯はカップめんを食べ、「ママがいないっていいね」などと言いながら、お菓子を食べながらテレビを観てゴロゴロしていた光太だったが、次の日の朝には、「ママがいい!」と泣き叫んでいた。

紗世子の職場のスーパーへ行き、紗世子がお店を辞めたことを知る。
同僚から、紗世子が悩んでいたことも聞かされる。

家に戻ってから、紗世子の行き先の手がかりを見つけるため、引き出しを漁っていると、たくさんの督促状が出てきた。そして、家賃を滞納していたために退去の申し出をされていたことも、元一は初めて知った。

元一が知らないところで、紗世子は金銭的な苦労を一人で抱えていたのだ。自分が使ってしまった、家賃2か月分のお金の重さを改めて感じる元一。

ドーナツが食べたいと駄々をこねる光太が、自転車の荷台から落ちそうになったところを支えてくれたのは、元一の元カノの早坂美月(長谷川京子)だった。

一緒にドーナツ屋に入ったが、自分たちはお腹が一杯だと元一はウソをつき、りんごジュースだけを注文した。

「買いすぎちゃったから食べてくれる?」美月はそう言ってドーナツを光太にあげた。

元一は、美月に自分がやっている研究の話をした。

翌朝、大家さんがたずねてきた。いつまでも退去しないので裁判するという。出て行くから裁判はしないでほしいと元一は言い、今日中に出て行くから自分たちで荷造りさせて欲しいと申し出る。

光太は、ママが迷子になるから引越しはしないと言うが、そういうわけにはいかなかった。

元一は一人で荷造りをしていた。普段あまり使わないものとよく使うものに仕分けしていたが、紗世子が普段何を着ていたのか、何を使っていたのか全くわからない元一に、光太が教えて手伝ってくれた。

紗世子の荷物が少ないことに元一は驚いた。

行くところがないので、とりあえず研究所へ行くことにした。そして紗世子に謝罪のメールを送った。

岸田と同期の美月は、元一の話を岸田に聞かされていた。岸田は以前、元一のマグネシウム空気電池の開発ラボにいたのだ。いよいよ実用化に成功したと元一に聞かされ、使えそうなら独占契約してもいいかなと思い、プレゼンさせたのだ。だが、それは失敗に終わり、小さな豆電球さえつかなかった、せっかくのチャンスだったのに・・と嘆く岸田。美月に、「新海元一が成功するって今でも信じてるんだ?」と言われ、「所詮夢は夢だ。あの人だけがそれを認めていない」と岸田は言う。

美月は岸田を飲みに誘ったが断られ、一人で家に帰った。大きくてオシャレなマンションだ。買ってきた惣菜をキレイに盛り付け、ワインを飲みながらビデオを観る。
食べ終わると、お見合い相手の選別を始めた。

元一のところには、相変わらず紗世子から何の連絡もなかった。

光太の頭を洗おうとしていたところに、ショベルカーが入ってきて、いきなり研究所を壊そうとした。

持ち主である社長は、元一の夢を信じ応援し、投資してくれていた。だが、たくさんの借金を抱え、返済に困り、妻とも離婚し娘とも会えなくなってしまった。この土地を更地にして借金を返すことにしたのだ。

目の前で取り壊されていく研究所を見つめる元一と光太。

二人は本当に行くところを失ってしまった。

お金もなかった。

光太にお腹がすいたと言われる。いつも行っているドーナツ屋の前を通りかかったとき、店員がドーナツを捨てているのを見た二人。すると光太は、まだ食べられるからあれを貰おうと取りに行った。
食べてもいいかと光太に聞かれ、辛そうな顔をし「食え」と元一は言った。

光太がそのドーナツを食べようとした時、美月がそれをとりあげ、自分が持っていた弁当を「これ食べて」と渡した。
子供にこんなことをさせるのかと責められた元一は、まだ食べられるからと答えたが、勿論元一だってそんなのは本心じゃなかった。
まだ食べられるものを捨てずに食べようというのと、誰かが捨てたものを子供に拾わせて食べさせるのは意味が違う、見たくなかったと言い残し美月は帰っていった。

日が暮れた誰もいない公園で弁当を食べる光太。

どこか泊まれるところを探そうというと、星も見えるしキャンプみたいだからここで寝ようと光太は言った。

真っ暗な公園で怖がる光太。元一は自分が作ったマグネシウム空気電池で電気をつけた。
その明かりを見た光太は、パパが作った電池で明るくなってるんだよね、やっぱりパパはすごいよと喜ぶ。
それを聞いた元一は、すごくなんかない。すごいパパはこんなところで小さな息子を寝かせたりしない。すごいパパはママを追い詰めたりなんかしない。パパは最低だ、酷い男だ。家族を守ってやることも出来なかったと落ち込む。
ただ本当に家族を喜ばせたかったんだと謝った。
そんな元一に「ダメですよ、博士。新海博士に不可能はない」と言って笑顔を見せる光太。

元一は、働くことを決意した。

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プレビュー

面白かったけど、観ていて辛かったです。一番辛かったのは、子供がドーナツを拾いに行くシーン。あれはね~、観てられないです。親として辛すぎますよね。
研究のことしか頭になくて、生活費も家のことも全て奥さんにまかせきりだった元一。奥さんは相当きつかっただろうなあと思います。せめて相談だけでも出来るなら別ですが、あの時の元一には、多分何を言っても無駄だったでしょう。夢の中だけに生きる元一と、現実の世界に生きる紗世子。二人で、夢の世界に行ったり、現実の世界に戻ってきたり・・っていう風に出来るなら、一緒に夢を見れたのでしょうが、元一は現実の世界には来ないですからね。腹も立ちますよ。奥さんが普段どんな格好していたのかも知らなかったでしょうし、どんな友達がいるのかさえ知らない。奥さんのことなあんにも知らないなんてある意味びっくりしました。興味、なかったんでしょうね。研究以外のことには・・。
あれじゃあ、奥さんに出て行かれても仕方ありません。
子供がいないならまだしも、子供がいるのにあの生活はちょっと・・。

でも、紗世子がいなくなったことで、いろんなことが見えてきた元一。いろんなことに気づいた元一はきっとすごくいいお父さん、旦那さんになれますね。

また、光太が可愛い!あの笑顔、本当に癒されます。紗世子はあんなに可愛い子供を置いてどこへ行ってしまったのでしょう。精神的に限界だったのかな・・。

光太のためにも一日も早く戻ってきて欲しい。そして、元一のあの電池が認められる日が来るといいな・・。

2013年 夏ドラマ リスト

タイトル系列放送局
9時SUMMER NUDEフジ系列
9時救命病棟24時フジ系列
10時スターマン~この星の恋~フジ系列
9時警視庁捜査一課9係テレ朝系列
10時Woman日テレ系列
10時ショムニ2013フジ系列
9時ぴんとこなTBS系列
9時DOCTORS2 テレ朝系列
10時Oh, My Dad!!フジ系列
10時なるようになるさ。TBS系列
9時斉藤さん2日テレ系列
9時半沢直樹TBS系列

2013年 夏ドラマ

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