【第三話】
第3話 あらすじ 7月23日 午後9時~放送(フジテレビ系)
奈良(芦名星)の指導医が楓(松嶋菜々子)に、広瀬(風間俊介)の指導医が夏目(時任三郎)に変更になった。
広瀬の指導医を外された本庄(佐々木蔵之介)はそのことでまた不機嫌だった。
奈良は、自分が何かやらかしたから医局長の楓が指導医になったのかなと気にしていた。
そして、楓が全然休まないことについても不満を言う。
医局員たちは、夏目がどういう人なのか、なぜこの病院へ来たのかみんな不思議に思っていた。
自宅で倒れ背中を強く打って動けなくなったという67歳の男性、桑田章一(花王おさむ)という患者と、認知症の女性、小野寺節子(茅島成美)が運ばれてくる。
夏目と広瀬が桑田を、楓と奈良が小野寺を診ることになった。
夏目は、桑田にレントゲンの写真を見せ、歩行が困難になるということを告げた。桑田には仙台に住む娘がいるが、連絡をしないでくれと医者たちに頼んだ。
老後の介護や相続について書いた書面はもう既に残してあるという。今度の治療や急変した時に必要な書類には、事前に自分でサインをしたいという申し出までした。
夏目は、3時間おきに足首をホットタオルで暖めるよう、広瀬に指示した。
広瀬は指示通り、3時間おきに患者の足首を暖めた。
小野寺が肩が痛いと訴えていたのは、心筋梗塞からくる症状だった。息子も心臓が悪いとは思っていなかったようで、楓に感謝する。
奈良は、楓よりも早く症状を察知したことに自信を持ち、楓への不満はますます強くなる。
広瀬がいつものように、足首を暖めようと桑田のところへ行くと寝ていた。すると、感覚がないはずの足首に温かいタオルを置いた瞬間、桑田が声を発し、広瀬は驚いた。
奈良が小野寺の様子を見に行くと、「後ろが怖い」と言う。このとき奈良は、この言葉の意味をわかっていなかった。
その後楓に、小野寺の様子を聞かれた奈良は、問題ないと答える。そして、「担当医は私です。任せてください」と言った。
当直だから何かあったら相談してという楓に、この病院に来て一日も休んでいないのは、自分たちを信頼していないからじゃないかという。
全部自分で何もかもしてしまうことも、よくないことだと思わないのか。そんなんだからみんなついていかないんだと不満をぶつけてしまう。
そのあと、小野寺の容態が急変した。楓が診察している時に、「後ろが怖い。前も怖い」と呟いた。楓に「前にも、“怖い“という言葉を聞いてましたか?」と聞かれた奈良が「昨日の夜8時にも聞いていた」と言った。それを聞き、大動脈解離の疑いがあると楓は言った。奈良は驚いてその場に立ち尽くしていた。
東北や北海道では、疲れたとか痛いということを“怖い”というのだそうだ。
オペが行われている間、奈良は必死で縫合の練習をしていた。すると、広瀬がコーヒーを持ってきて、手術が無事に終わったことを伝えた。
奈良は、自分のせいで患者が死ぬところだったと落ち込んでいた。広瀬はかける言葉が見つからず、その場から立ち去った。
楓も、心配そうに奈良を見つめていた。
広瀬が桑田の足首を暖めていると、夏目が桑田の娘を連れてやってきた。
夏目は自分の勝手な判断で娘に連絡をしたという。
夏目の父は開業医で、当時では治療法がない病気になった。でもそのことを父親は家族に隠し続けた。発作を起こし倒れた時には、既に手の施しようがない状態だったという。
病気と闘う姿を見られたくなかったんだろうと夏目は言った。父親は自分の人生に満足していたかもしれないが、残された家族は違う。父親と一緒に闘いたかったし、生きているうちにもっと話がしたかった。そういう経験をしているから、同じような後悔をして欲しくなくて、勝手に娘に病気のことを伝えたという。
桑田は、夏目の話を聞いて、娘に謝った。
広瀬が一生懸命窓をふいているところに奈良が通りかかった。夏目先生の指示かと聞かれ、「違うよ、やれることがあったら何でもやっておこうと思って」と広瀬はいった。
そこに患者が立て続けに運ばれてくる。奈良が帰ろうとしていると、楓から患者を診るように言われる。
奈良が担当した患者は、薬を包みごと飲み込んだのだという。
この前、患者の症状を見落としたことで、すっかり自信を失くしてしまった奈良は、患者を前にして動けなくなり、自分には無理だと言ってしまう。
すると楓が「逃げるんですか?一度逃げたら逃げ癖がついてしまう。経験こそが救命医を育てるんです」と言う。
その言葉で、奈良は患者と向き合うことにした。
誤飲してしまった薬を取り出している途中で、奈良の動きが止まった。そして、「出来ません」と言い出した。
楓はそんな奈良に、目を閉じるように言った。「目を閉じていつもの練習をイメージしてください。あなたの努力を私は信じます」と・・。
楓は、毎晩練習を続けていた奈良をちゃんと見ていた。
言われた通り、目をつむる奈良。毎晩の練習を思い出したあと、目を開け、どこも傷つけることなく無事薬を取り出すことに成功した。
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プレビュー
楓、ちゃんとみんなのことを見ているのに、それが全く伝わってないんですね。
一生懸命働く姿勢を見せてても、確かに上司が休みも取らなければ、下は取りにくいってのもわかりますしね。
クールな感じがして近寄りがたいんでしょうね。損してますねえ。まるで昔の新藤先生みたいです。
早くみんな仲良くなってチームワークがとれてくるといいですねえ。
しかし、やっぱり人の命を救う仕事って、大変ですね。
オペが怖くなったりする人もたくさんいるんじゃないでしょうか。
私にはきっと耐えられないなあ。あんな重圧感・・。
2013年 夏ドラマ リスト
枠 | タイトル | 系列放送局 | |
---|---|---|---|
月 | 9時 | SUMMER NUDE | フジ系列 |
火 | 9時 | 救命病棟24時 | フジ系列 |
10時 | スターマン~この星の恋~ | フジ系列 | |
水 | 9時 | 警視庁捜査一課9係 | テレ朝系列 |
10時 | Woman | 日テレ系列 | |
10時 | ショムニ2013 | フジ系列 | |
木 | 9時 | ぴんとこな | TBS系列 |
9時 | DOCTORS2 | テレ朝系列 | |
10時 | Oh, My Dad!! | フジ系列 | |
金 | 10時 | なるようになるさ。 | TBS系列 |
土 | 9時 | 斉藤さん2 | 日テレ系列 |
日 | 9時 | 半沢直樹 | TBS系列 |