相棒12-あらすじ・レビュー(第5話)テレビ朝日系列11月13日放送


【第5話】
ネタバレ注意

第5話 あらすじ 11月13日 午後9時~放送(テレビ朝日系)

就職活動中の女子大学生・奈月(岩田さゆり)の遺体が発見された。奈月の手帳によると、事件当日は夕方に一流商社の面接を受けていたが、午前中に出かけてから面接の時間までの行動がわからない。

右京(水谷豊)は、奈月のリクルートスーツに仕付け糸がついたままになっていたことが引っかかっていた。享(成宮寛貴)は、奈月の携帯に非通知の着信が何度もあっていたことが気になっていた。

捜査一課の伊丹(川原和久)らは、奈月の友人に会いに行った。奈月とは志望している会社が違うため、就活を始めてから会っていないと言う。伊丹は彼女にある男の写真を見せる。友人によると、その写真の男は奈月の元カレらしい。

右京は、その友人に、奈月がスーツを新しく購入したことについて話を聞くが、最初に同じスーツを買いに行ったけど、その後のことはわからないという。

その友人と話をしているとき、彼女の携帯に非通知の電話がかかってきたことで、右京はそれを気にして質問した。すると、面接についての合否は非通知でかかってくることが多いのだという。

伊丹たちは、元カレ、紀平(斉藤祥太)がアルバイトしている喫茶店へ行った。紀平は喫茶店でアルバイトしながら俳優を目指していた。

奈月とはすれ違いが原因で別れたという。別れてからは一度も会っていないらしい。紀平から、奈月の第一志望が四菱商事だと聞かされた右京たちは会社を訪れた。

奈月が殺された直前に面接をした二人の話によると、特に変わった様子はなかったという。好印象で次に進んでもらう予定だった。面接では、国際フォーラム立ち上げのことについて奈月は話した。

合否の判断について右京にたずねられた担当者は、もちろん志望動機などを聞くが、一番重要なのは学生時代に何をし、何を得たかだという。

もう一人の面接担当者は、学生時代に海外で井戸掘りのボランティアをしたことについて話をして合格したと言った。ここでもスーツの仕付け糸について右京が聞いたが、気づかなかったと言われる。

四菱商事の監視カメラに、奈月がほかの人と言い争っている姿が映っていたと、伊丹たちがやってきた。その映像を確認すると、相手は奈月の友人だった。

その後友人に確認を取ったところ、その友人が行きたいと思っていた東山証券から奈月は内定をもらっていたが、そこを断ると聞いたため、行く気がないなら試験を受けないでと文句を言ったのだという。

そこで奈月に、内定をもらえないのは3年間何もしてこなかったからじゃないかと指摘されたという。疑われるのが怖くて、そのことを話せなかったらしい。

奈月が内定を辞退した会社に聞き込みに行った右京たちだが、その担当者は変わったことは何もなかったという。ほかにも内定をもらったと言い、明るい感じだったと答えた。

亨はその言葉がひっかかっていた。内定を断るなら、申し訳ない気持ちになるはずなのに、明るかったと担当者が言ったことが引っかかっていたのだ。

会社を出ると右京はすぐ近くにある紳士服店へ寄った。右京の予想通り、奈月はそこでスーツを買っており、そのまま着て帰ったということがわかった。

それまで着ていたスーツはコインロッカーに入れたのではないかと予想した右京は近くの駅へ向かった。右京の連絡を受け、鑑識の米沢(六角精児)がやってきた。

そのロッカーは鍵が要らないタイプのもので、携帯が鍵になるというものだった。奈月の携帯でロッカーを開け中身を確認すると、右京の予想通りそこからスーツが出てきた。

そのスーツにはなにやらシミがついていた。匂いを嗅いでみると、カフェオレらしき匂いがした。

右京たちは再び、奈月が内定を辞退した会社へ行き、何かトラブルがなかったかと担当者に聞いたが担当者は何もなかったという。

コーヒーのシミについても、最初は否定していたが、内定を辞退されたことで担当者は怒ってコーヒーをかけたといことが判明。面接の時には第一志望だと言っていたのに、ウソだったのかとコーヒーをかけたらしい。

上司から優秀な学生をとれと圧力をかけられていたという担当者に、立派な暴行罪だと右京は言った。

その後、奈月のスーツのポケットから、ミナガワ就職面接所というところのお守りが出てきた。
米沢からの話で、奈月の爪から衣服の繊維が検出された。争った際についたのだろうという。

右京たちは、ミナガワ就職面接所を訪れた。そこでは内定をもらうためのテクニックを教えているようだった。

実際に指導した人に話を聞くと、四菱商事の面接の前日に、アドバイスが欲しいとここへやってきた。その際に、四菱商事には、ボランティアの話をするのがいいと薦めたという。

社長がボランティアに積極的らしく、以前にも絶対落ちるだろうと思われた人が面接でボランティアの話をして受かったらしい。

奈月も、高校生の頃に海外ボランティアに参加していた。だが、奈月は面接でその話をしなかった。それを不思議に思った右京は、奈月の実家を訪れた。姉にも、そのボランティア活動のことを「いい経験が出来た」と語っていたらしい。

奈月の部屋で、右京は海外の子としていた文通の手紙を見つけた。そして亨が見つけたボランティアの時の写真には、元カレの紀平と、ほかにもある人物がうつっていた。

奈月の携帯に残っていたたくさんの非通知の電話をかけたのが紀平だということがわかった。伊丹たちは、紀平の元を訪ねた。

紀平の話によると、舞台を見に来て欲しいと言った紀平に、奈月は「そんな余裕はない」と答え口論になったという。紀平を疑う伊丹たちに、犯人は別にいると右京が言った。そして紀平に写真を見せ、そこに映っている人物について話を聞いた。

右京たちは四菱商事の面接時、奈月を担当した人物に再び会いにいった。海外で井戸掘りのボランティアをしたと面接で話したという人物だ。

奈月や紀平と一緒に写真にうつっていたのはその男だった。写真を見ると、ボランティアに参加した人は全員バンダナをしているが、その男だけはしていなかった。

なぜなら、その男はボランティアでそこへ行ったのではなく、たまたま旅行でその地を訪れ、ボランティアをしていた子たちから詳しく内容を聞いただけだったのだ。それをまるで自分がボランティアに参加したかのように面接の時に話したことで四菱商事に受かった。

その男は社長の娘と結婚することになっていた。奈月が面接に来たため、いずれ自分のウソがばれ、社長の娘に失望されるのではないかと焦った男は、面接後の奈月を追いかけ、別の会社へ行くよう説得したのだ。

だが奈月は、今後もボランティアの話をするつもりはないし、別の会社へ行くつもりもないと答えた。だから橋から突き落としたのだ。「アイツがいる限り、ずっとビクビクしながら生きていかなきゃいけない」という男に「人の命をなんだと思ってる!」と亨がつかみかかった。

犯人は捕まったが、奈月がなぜボランティアの話をしなかったのかと、亨が不思議がっていると、海外の文通相手の手紙を読んだ右京が、その手紙には水道もなく飲み水も困っていると書かれていたと話し出した。

大学時代は就職のためにいろんな活動をしていた奈月だが、その時のボランティアは、ただその女の子の役に立ちたい、助けたいという純粋な気持ちで参加したものだったのだろうと推測した。だからこそ、就職のためにその話をしたくなかったのではないかと右京は言った。

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レビュー(感想)

今回の相棒を観ていて、まさかあの人が犯人だとは思わなかったのでびっくりしました。

ウソは後々自分を苦しめるってことですね。その時はうそをついてうまく切り抜けられてもね・・。でも、あれで人殺しをするっていうのは亨が怒るのも無理はない。

刑事って仕事いやですね。人の醜いところもたくさん見なくちゃいけないわけだし、気が滅入ってしまいそうです。ドラマ見ていても、ああいうシーンってすごく嫌な気分になるのに、目の前にいたらと考えると・・。

相棒はそういう内容のドラマなのでしょうがないんですけどね。さすがに若い女の子が殺されるっていう内容はちょっときついですね。

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