ボク、運命の人です。 最終話 あらすじ・レビュー

息子・一郎と名乗る謎の男（山下智久）が誠（亀梨和也）の前から姿を消した。そのことで謎の男に関する記憶が誠から消えてしまう。

誠が出社すると、特別ボーナスが出ると社員たちが騒いでいた。今回もまた誠におごってもらうつもりのようだ。

娘がよそよそしくなったという烏田（田辺誠一）と飲みに行った誠。その帰りに烏田と関原（大倉孝二）がやってきた。

嫁と娘が実家へ泊りに行っているという烏田はそのまま誠の家に泊まる。

晴子（木村文乃）へプロポーズするつもりでいる誠は、どんな指輪がいいのか烏田に尋ね、アドバイスをもらう。

烏田からのアドバイスをもとに指輪を買いに行った誠は、店を出たところで心美という女の子から風船を持っていてほしいと頼まれる。

受け取ろうとしたその時、風船は空へと飛んで行ってしまった。大好きなゆるキャラ・アイビッキーからもらった風船だったようで、悲しそうな表情を浮かべる心美に誠は必死に謝る。

その時、ジュエリー店から、誠が指輪を購入した店員が出てきた。心美はその店員の娘だった。

謝る誠に店員は「気にしないでください」と笑顔で答えた。

スワローマーケティング社で模様替えが行われ、晴子の席も誠の真後ろではなくなってしまった。

誠が指輪を取りに行くと店が閉まっていて受け取れなかった。

晴子から電話がかかってきて、大阪に出張へ行くことになったと聞かされる。いつまでになるかはわからないという。

誠は近頃うまくいかない。

一郎は定岡（満島真之介）に会いに行き、仕事で旅立つことになったと告げる。そして、そのことを誠には話さないように、自分の話を誠には一切しないようにと頼んだ。

別れ際、30年後に一緒にゴルフへ行こうと一郎は定岡に告げた。

誠に会った定岡は、大阪へ行くと告げる。晴子と一緒に大阪へ行っている三恵（菜々緒）にプロポーズをするというのだ。

定岡に誘われ誠も一緒に行くことにした。

だが台風のせいで飛行機は飛ばず、誠は大阪へは行けなくなってしまい、陸路を選んだ定岡だけが大阪へ到着した。

三恵は定岡から連絡をもらい会いに行き、二人は結婚の約束をする。

心美が好きなゆるキャラから風船がもらえるというチラシを見た誠は心美のためにそのゆるキャラに会いに行き、風船をもらった。

その瞬間、晴子から東京へ戻れることになったと連絡が入り喜ぶ誠。

誠はジュエリー店を訪れ、心美の母親に風船を渡した。すると、以前誠と晴子が行った交響楽団のチケットをプレゼントされる。

ピアノをやっている心美が行くはずだったが国際コンクールに招待されたため行けなくなったという。

少女は自宅でピアノの練習をしていた。ピアノの近くには誠がプレゼントした風船が飾ってあった。

二人はコンサートへ行き、お互いに人生で一番つらい日に相手から声をかけられたことを思い返していた。

誠は、スタンディングオベーションのために席を立とうとした晴子の手を取って座らせると、晴子の耳元でプロポーズの言葉をささやく。晴子は快諾してくれた。

二人が外へ出ると虹が出ていた。

そして自宅の浴槽の底には「結婚おめでとう。誠のくせによくやったな」というメッセージが書かれていた。

心美がピアノで「愛の夢」を弾いている。

家の外柵に結ばれた風船に「30年後の演奏楽しみにしてるよ」とメッセージが書かれていた。